JR東日本 地上20階、高さ約95mの「さいたま新都心ビル(仮称)」 概要を正式発表!
-さいたま新都心ビル(仮称)-
2014年8月に、JR東日本は、WTO(世界貿易機関)対象の「さいたま新都心ビル(仮称)新築事業」を一般競争入札した結果、「大和ハウス工業」と基本合意しました。
2014年11月5日に、JR東日本から「さいたま新都心ビル(仮称)」の概要の正式発表がありました。
引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/11/05)
地域活性化を目的としたホテルの開発・改装について
オフィスフロアのうち2フロアを「大和ハウス工業」が区分所有します。施工会社も「大和ハウス工業」となっています。
ゼネコンではない「大和ハウス工業」の施工での高層ビルの建設は初めてではないでしょうか?
設計者の「清水建設」に施工を委託するのでしょうか? それとも「大和ハウス工業」が100%子会社化した準大手ゼネコンの「フジタ」が施工を行うのでしょうか?
● やっとWTO政府調達協定から外れる
2001年に日本は、JR本州3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)がJR会社法の適用除外となったことを受け、JR本州3社を「WTO政府調達協定」の対象から除外するための修正通報を行いました。
当初は、EUのみならず、米国及びカナダも異議を申し立てていましたが、米国及びカナダは2006年までに順次異議を撤回したのに対し、EUのみ異議を継続していました。
2014年10月28日にEUは、JR本州3社を「WTO政府調達協定」の対象から除外することに関する異議撤回をWTO政府調達委員会に通報しました。
これによりJR本州3社は、「WTO政府調達協定」から外れる事になりました。JR本州3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)が、世界から民間企業だとやっと認められたことになります。
さいたま新都心ビル(仮称)の概要
◆ 所在地-埼玉県さいたま市中央区新都心11番地
◆ 階数-地上20階、地下2階
◆ 高さ-約95m
◆ 敷地面積-約2,750㎡
◆ 延床面積-約28,500㎡
◆ 用途-ホテル(5階~10階に約160室)、商業施設(2階~4階)、オフィス(11階~18階)、ブライダル施設(19階・20階)、子育て支援施設(1階)
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-大和ハウス工業
◆ 準備工事-2014年12月予定
◆ 着工-2015年05月予定
◆ 開業-2017年初夏予定
「外観イメージ」です。
「計画断面図」です。地下2階・地下1階が「駐車場・機械室」、1階が「子育て支援施設」、2階~4階が「商業施設」、5階~10階が約160室の「ホテル」、11階~18階が「オフィス」、19階・20階が「ブライダル施設」となります。
「さいたま新都心」のペデストリアンデッキから見た「さいたま新都心ビル(仮称)」の建設予定地です。「さいたまスーパーアリーナ」のすぐ南側になります。
「さいたま新都心ビル(仮称)」の建設予定地を北東側から見た様子です。
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