江東区 豊洲新市場(築地市場の豊洲移転) Part2:6街区 2014年秋の建設状況
-豊洲新市場(築地市場の豊洲移転)-
東京都は、築地市場の移転先として「豊洲地区、晴海地区、有明北地区、石川島播磨重工業造船所跡地、中央防波堤内側」の5地区を移転候補地として、比較検討をしました。
その結果、「敷地の広さ、交通、商圏」の全ての条件を満たす場所として、「豊洲地区」が移転先として選ばれました。「豊洲地区」に移転先が決定した後も、土壌汚染の問題など難問山積でした。
やっと動き出そうとした時に、全国的に東京オリンピックによる建設需要や東日本大震災の復興需要などにより、技能者不足、資材費や人件費の高騰が深刻化しました。
「豊洲新市場」も影響をもろに受けました。入札不調を受け、予定価格を当初公告から上積みしてやっと動き出しました。
引用資料 公式HP → 豊洲新市場
紆余曲折の後に動き出した「豊洲新市場」ですが、建設現場を見ると思わず笑ってしまうくらい大規模に工事が行われています。Part2として「6街区」の建設状況をUPします。
豊洲新市場の街区図です。「6街区」には施設群で最大規模となる「水産仲卸売場棟」や「千客万来施設棟」などが建設される予定です。
ゆりかもめ「市場前駅」から見た「6街区」です。手前の東側に「千客万来施設棟」が建設されます。
2014年3月2日(日)に開通した都市計画道路(補助第315号線)から見た「6街区」の東側です。東端に「千客万来施設棟」が建設されます。
大規模に工事が行われています。地盤改良のマシンも見えます。
「豊洲新市場」の施設群で最大規模となる「水産仲卸売場棟」の建設現場です。都市計画道路(補助第315号線)は高い場所を走っているので「6街区」の建設現場がよく見えます。
「水産仲卸売場棟」の基礎工法は、「鋼管杭」となっています。
「三点式パイルドライバ」で、「鋼管杭」を建込んでいる様子です。
建込まれる前の「鋼管杭」です。表面がスパイラル状になっています。
掘り出された「鋼管杭」の頭部分です。
「豊洲新市場」の中で、「水産仲卸売場棟」の建設が一番速く進んでおり、撮影時にすでに地上に姿を現していました。
更に西側です。
「プレキャストコンクリート」の部材です。奥にコンクリート型枠が見えるので、「プレキャストコンクリート」の部材を現地で製作している事が分かります。
更に西側です。
西端部分です。この部分は「豊洲新市場」には含まれません。
この謎の塔は、東京ガスのガバナステーションの「放散塔」です。ガスホルダーやガバナステーションなどガス供給設備に設置され、地震などの緊急時にガスを安全に上空に放散するための塔です。
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