港区 田町駅東口北地区地区計画の「愛育病院 新築整備工事」 2014年秋の建設状況
-田町駅東口北地区地区計画-
JR田町駅東口では、「田町駅東口北地区地区計画」が行われています。旧東京ガス研究所跡地を中心とした約7.7haを再開発する大規模プロジェクトです。
その中で最大規模のプロジェクトが「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」です。そのまま再開発するのではなく、「芝浦小学校・幼稚園」と「港区スポーツセンター」を移転させて、空いた部分を大規模に再開発します。
「芝浦小学校・幼稚園」は、芝浦四丁目に移転が完了しています。「港区スポーツセンター」の機能は、「東京ガス研究所」跡地に移転します。
引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2014/10/03)
東京ガス・三井不動産・三菱地所によるJR田町駅直結の大規模複合開発 「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」始動 ~「田町駅東口北地区地区計画」都市計画決定~
「東京ガス研究所」跡地では、「田町駅東口北地区公共公益施設 新築工事」と「愛育病院 新築整備工事」の建設が行われました。
「田町駅東口北地区公共公益施設 新築工事」は、「みなとパーク芝浦」として2014年12月22日にオープンしています。
「愛育病院 新築整備工事」は、「愛育病院」として、2015年2月2日に港区南麻布五丁目から移転して開院予定です。
愛育病院
「愛育病院」は、皇室とつながりが深い由緒ある病院です。現在は港区南麻布五丁目にあります。
新病院の建設工事は、東日本大震災を踏まえた防災機能の向上の見直しもあり、工事着工も遅れましたが、2014年10月31日に竣工しました。開院は2015年2月2日の予定です。
現在は、医療機器・備品・什器等の設置・移設、電子カルテ等医療情報システムの設置・動作確認、病院スタッフの運営リハーサルなどの準備を進めています。
愛育病院 → 愛育病院移転整備について
詳細な資料 → 新病院パンフレット(PDF)
現病院施設は、改修後「愛育クリニック(仮称)」として、産婦人科・母子保健科などの外来を中心に引き続き診療を継続する予定です。
愛育病院の概要
◆ 計画名-愛育病院 新築整備工事
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目16番10号
◆ 交通-JR「田町」駅徒歩7分、都営三田線・浅草線「三田」駅徒歩6分
◆ 階数-地上10階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-50.8m
◆ 敷地面積-4,500.45㎡
◆ 建築面積-2,933.13㎡
◆ 延床面積-17,586.05㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院
◆ ベッド数-160床(NICU12床、GCU24床、MFICU9床、PICU12床含)
◆ 診療科目-産婦人科、小児科、小児外科、女性内科、女性外科、麻酔科、放射線科、児童精神科
◆ 施設設備-MRI、CT、超音波診断装置、手術室3室、LDR9室、救急処置室、女性ドック、売店、レストラン
◆ 建築主-社会福祉法人 恩賜財団母子愛育会
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2012年06月01日
◆ 竣工-2014年10月31日
◆ 開院-2015年02月02日予定
下層階の様子です。高級感が漂っています。
「車寄せ」部分です。病院とは思えないような豪華な造りです。
北側から見た様子です。
隣りの「みなとパーク芝浦」とは歩行者デッキで結ばれています。最終的にはJR田町駅まで歩行者デッキで直結します。
南側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
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