さようなら 幻の「京浜急行線」の遺構 遂に解体工事始まる!
-京浜急行線の遺構-
JR線に乗っていると田町駅と品川駅の間に途中で途切れた謎の高架橋が見えます。戦前に計画されたものの実現しなかった「京浜急行線」の遺構です。
「京浜急行線」は、現在の京浜東北線快速電車に相当する速達運行系統です。「レスポンス」によると、東京駅~品川駅間は、戦前に在来線の線路を6本敷くことが計画され、東側の2本を東海道線が使用、西側の4線は外側2線を山手線と京浜緩行線が共用し、内側2線は横須賀線と京浜急行線が共用する計画になっていたようです。
しかし、戦時中の資材不足で工事は中断し、戦後は山手線と京浜東北線の走行線路を分離するための計画に変更され、京浜急行線の計画は幻に終わりました。
田町駅~品川駅間に一部残っていた「京浜急行線」の遺構ですが、大規模再開発の準備のために遂に解体工事が始まったそうです。
レスポンス(2014/12/15) 解体工事中の写真あり
幻の「京浜急行線」高架橋、解体工事始まる
戦前の高架橋と言っても見た目は現代の「ラーメン高架橋」とほとんど変わらない立派な構造ですね。
南側部分は、樹木が大きく育ち、ツタが生えていて、いかにも幻の遺構という雰囲気を醸し出していました。
| 固定リンク
« 港区 地上32階、高さ約155mの巨大なオフィスビル「品川シーズンテラス」 2014年秋の建設状況 | トップページ | JR東日本 2014年10月から「南武線」への大量投入が行われている「E233系電車(8000番台)」 »
「122 東京都・港区②」カテゴリの記事
- 麻布台ヒルズ ビルの正式名称が、A街区が「森JPタワー」、B-1街区が「レジデンスB」、B-2街区が「レジデンスA」に決定!(2023.01.26)
- 「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化 地上49階、高さ約266mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」 2023年秋開業!(2023.01.25)
- 巨大プロジェクト 計画地面積約174,700㎡、延床面積約565,000㎡の「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」 環境影響評価書の縦覧!(2023.01.23)
- 「愛宕グリーンヒルズ」の北側 地上43階、高さ約160mの「愛宕地区第一種市街地再開発事業」 事業計画認可のお知らせ!(2023.01.22)
- 三田小山町地区再開発の第3弾 高さ約165m、総延床面積約177,700㎡の「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」 事後調査計画書の縦覧!(2023.01.15)
「104 鉄道(新線・高架化・複々線化、その他)」カテゴリの記事
- 川崎市 「JR東日本南武線連続立体交差事業(矢向駅~武蔵小杉駅間)に係る条例環境影響評価準備書及び要約書」の縦覧!(2023.01.21)
- JR中野駅の駅ビル 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業「(仮称)中野駅西口開発」 2022年12月中旬の建設状況(2022.12.22)
- 東京都が「都心部・臨海地域地下鉄」を整備 「東京駅、新銀座駅、新築地駅、勝どき駅、晴海駅、豊洲市場駅、有明・東京ビッグサイト駅」の正確な場所が判明!(2022.11.27)
- 東京都 総延長約6kmの「臨海地下鉄」を整備 新駅は「東京駅、新銀座駅、新築地駅、勝どき駅、晴海駅、豊洲市場駅、有明・東京ビッグサイト駅」(2022.11.25)