さようなら 幻の「京浜急行線」の遺構 遂に解体工事始まる!
-京浜急行線の遺構-
JR線に乗っていると田町駅と品川駅の間に途中で途切れた謎の高架橋が見えます。戦前に計画されたものの実現しなかった「京浜急行線」の遺構です。
「京浜急行線」は、現在の京浜東北線快速電車に相当する速達運行系統です。「レスポンス」によると、東京駅~品川駅間は、戦前に在来線の線路を6本敷くことが計画され、東側の2本を東海道線が使用、西側の4線は外側2線を山手線と京浜緩行線が共用し、内側2線は横須賀線と京浜急行線が共用する計画になっていたようです。
しかし、戦時中の資材不足で工事は中断し、戦後は山手線と京浜東北線の走行線路を分離するための計画に変更され、京浜急行線の計画は幻に終わりました。
田町駅~品川駅間に一部残っていた「京浜急行線」の遺構ですが、大規模再開発の準備のために遂に解体工事が始まったそうです。
レスポンス(2014/12/15) 解体工事中の写真あり
幻の「京浜急行線」高架橋、解体工事始まる
戦前の高架橋と言っても見た目は現代の「ラーメン高架橋」とほとんど変わらない立派な構造ですね。
南側部分は、樹木が大きく育ち、ツタが生えていて、いかにも幻の遺構という雰囲気を醸し出していました。
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