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2015年1月19日 (月)

川崎市 キヤノン川崎事業所「(仮称)キヤノン柳町プロジェクト」 地上17階、高さ約91mの「研究・開発棟」

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-(仮称)キヤノン柳町プロジェクト-

 「キヤノン」は2015年までに自社製品の国内生産比率を現在の42%から50%へ引き上げる方針です。
 円安基調が長期化すると判断し、海外への移管を進めてきた従来の戦略から、円安メリットを享受できる態勢へカジを切り直します。

 「キヤノン」は、本社がある「東京都大田区下丸子」から多摩川を挟んだ対岸の川崎市を拠点にしています。
 川崎市内には「川崎事業所、矢向事業所、玉川事業所、小杉事業所」の4拠点が存在します。

 「キヤノン」の一大拠点」として整備が進められているのが、JR川崎駅近くの「キヤノン川崎事業所」です。
 この土地はかつて東芝の「柳町事業所」でした。キヤノンが東芝から240億円で取得し、生産技術部門の拠点として整備しています。

 敷地面積約114,755㎡に複数棟の建物を建設し、延床面積約227,930㎡、工期が2006年6月15日~2017年10月31日(予定)と10年以上の非常に息の長いプロジェクトです。
 当初は、2006年4月~2009年7月の3年ちょっとで一気に整備する計画でした。リーマンショックとその後の超円高が日本の製造業に与えた影響の深刻さがこの現場を見ても分かります。

 この現場を撮影するのは5年ぶりくらいです。このプロジェクトはほとんど忘れていましたが、「JR南武線」から高層の「研究・開発棟」がほとんど完成した状態で見えたので大急ぎで撮影に行きました。

(仮称)キヤノン柳町プロジェクトの概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市幸区柳町70番1
◆ 階数-地上17階、地下2階(研究・開発棟)
◆ 高さ-最高部約91m、建築物87.488m
◆ 敷地面積-約114,755㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約46,900㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約227,930㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 用途-事務所(研究所・厚生開発施設)、その他(工場または事業所)
◆ 建築主-キヤノン
◆ 設計者-大林組(研究・開発棟)
◆ 施工者-大林組(研究・開発棟)
◆ 着工-2006年06月15日(施設全体)
◆ 竣工-2017年10月31日予定(施設全体)


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(仮称)キヤノン柳町プロジェクトの「研究・開発棟」です。地上17階、地下2階、高さ87.488mです。

 川崎市の「環境アセスメント」では、最高高さ約91mとなっていたので、高さは、最高部約91m、建築物87.488mだと思われます。

 「研究・開発棟」単体の延床面積は不明ですが、かなり前の「環境アセスメント」では、約69,000㎡となっていたので大体それくらいだと思われます。


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かなり幅が広いです。本社でもない事業所にこんな立派な「研究・開発棟」を建設する「Canon」は凄いです。

 さすが、株式時価総額が日本で10位の5兆円(5,011,616百万円/2015年1月16日終値)の企業は違いますね・・・


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北東側の歩道橋から見た様子です。この歩道橋までJR川崎駅から500mくらいです。


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「(仮称)キヤノン柳町プロジェクト」の事業計画のお知らせです。

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