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2015年2月

2015年2月28日 (土)

江東区 竣工した地上43階、高さ約159mの「パークタワー東雲」

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-パークタワー東雲-
 二輪車メーカーの「ヤマハ発動機」が遂に四輪車を発売する方針を決めたそうです。私は前から「YAMAHA」ブランドの四輪車を発売すればいいのにと思っていたので楽しみです。

 ただ、残念ながら数百億円を投じる専用工場は、欧州に建設するようで、当面は日本の雇用増にはほとんど結びつきません。

 本題に戻って、「(仮称)江東区東雲一丁目計画」は、ツインタワーの「Wコンフォートタワーズ」の西隣に建設されました。

 敷地は、「日本エア・リキード」の本社があった場所ですが、「日本エア・リキード」は本社を東京都港区の「グランパークタワー」に移転したため敷地が売却されました。

 概要は、地上43階、地下0階、高さ158.90m、総戸数585戸(他に集会室1区画、ゲストルーム2区画、保育所1区画等あり)の超高層タワーマンションです。正式名称は「パークタワー東雲」となっています。

パークタワー東雲の概要
◆ 計画名-(仮称)江東区東雲一丁目計画
◆ 所在地-東京都江東区東雲一丁目1番6(地番)
◆ 交通-東京臨海高速鉄道「東雲」駅徒歩7分、東京メトロ有楽町線「辰巳」駅徒歩10分、東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩16分
◆ 階数-地上43階、地下0階
◆ 高さ-最高部158.90m、軒高150.4m
◆ 敷地面積-7,541.44㎡
◆ 建築面積-3,457.95㎡
◆ 延床面積-61,418.26㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(59本)
◆ 地震対策-免震構造(建物と地面の間に免震装置とオイルダンパーを設置)
◆ 用途-共同住宅、保育所
◆ 総戸数-585戸(他に集会室1区画、ゲストルーム2区画、保育所1区画等あり)
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2011年07月29日
◆ 竣工-2014年01月14日(工事完了)
◆ 入居開始-2014年04月下旬

(注意) 上記の数値は、完売前の公式ホームページの数値です。東京都環境局の竣工後の数値は、建築面積3,440.56㎡、延床面積61,418.04㎡となっています。


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南西側から見た様子です。


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南西側から見た下層階の様子です。


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北西側から見た様子です。


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北西側から見た下層階の様子です。


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敷地北側の植栽です。


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メインエントランスは建物の北東側にあります。


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南東側から見上げた様子です。


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敷地南東側の植栽は密度が濃いです。


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「Wコンフォートタワーズ」との間には、南北に抜ける歩道が設けられています。

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2015年2月27日 (金)

2015年3月14日に開業する「上野東京ライン(東北縦貫線)」 Part3・秋葉原駅

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-上野東京ライン(東北縦貫線)-
 JR東日本は、「宇都宮線・高崎線・常磐線」と「東海道線」の直通運転を行う「上野東京ライン(東北縦貫線)」を2015年3月14日に開業します。
 「宇都宮線、高崎線」は「東海道線」との相互直通運転を実施します。「常磐線」は「品川駅」まで直通します。

 JR東日本では、2015年3月に「北陸新幹線金沢開業、上野東京ライン開業」などのダイヤ改正を実施します。

 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/12/19)
 2015年3月ダイヤ改正について

宇都宮線
◆ 南行7時~10時頃の全20本中13本が東海道線に直通運転
◆ 南行10時~17時頃の全29本中21本が東海道線に直通運転(上野駅発を除く)
◆ 北行17時~23時頃の全35本中19本が東海道線から直通運転(東京駅発除く)

高崎線
◆ 南行7時~10時頃の全21本中13本が東海道線に直通運転
◆ 南行10時~17時頃の全26本中21本が東海道線に直通運転
◆ 北行17時~23時頃の全34本中20本は東海道線から直通運転

常磐線
◆ 南行8時頃の全9本中5本が品川駅まで直通運転
◆ 南行10時~17時頃の全41本中28本が品川駅まで直通運転
◆ 北行17時~23時頃の全60本中25本は品川駅から直通運転
◆ 常磐線特急全74本中44本を品川駅発着(そのほかは上野駅発着)

 Part1
 2015年3月14日に開業する「上野東京ライン(東北縦貫線)」 Part1・「上野駅」のホーム使用方法はこうなる!

 Part2
 
2015年3月14日に開業する「上野東京ライン(東北縦貫線)」 Part2・御徒町駅 


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JR秋葉原駅から南側を見た様子です。


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「上野東京ライン(東北縦貫線)」の軌道です。


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軌道はJR東日本が独自に開発した弾性まくらぎ直結軌道の「弾性バラスト軌道」となっています。


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煙って見づらいですが、「秋葉原方アプローチ部」です。


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「上野東京ライン(東北縦貫線)」では、2014年7月29日未明から試験走行が開始されています。8月1日からは日中の試運転も始まっています。写真は、「上野東京ライン」で試運転が行われている「E233系電車(3000番台)」です。


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「秋葉原駅」のホーム北端から北側を見た様子です。


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アップです。上野駅に発着する列車が使用する「留置線(電留線)」が見えます。


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「秋葉原駅」のホーム北端から南側を見た様子です。


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「上野東京ライン(東北縦貫線)」の軌道です。「京浜東北線(東京・横浜方面)」との間にフェンスが設置されています。


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さらに南側です。


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オーバークロス手前あたりです。


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オーバークロス構造の「総武線」の下あたりです。


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オーバークロスを過ぎたあたりです。


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「佐久間通」の手前あたりから「秋葉原方アプローチ部」が始まります。


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さらに南側です。


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「秋葉原駅」のホーム南端から北側を見た様子です。


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「秋葉原駅」では、山手線へのホームドア導入の準備工事が行われています。


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「秋葉原駅」のホーム南端から南側を見た様子です。圧縮効果もありますが、「秋葉原方アプローチ部」はかなりの角度で駆け上がります。


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「上野東京ライン」で試運転が行われている「E233系電車(3000番台)」と旧国鉄時代に導入された「185系特急型電車」です。

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2015年2月26日 (木)

横浜市・北仲通北地区 アパグループが地上37階、高さ約128m、客室数2,400室規模の国内最大級ホテル「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」を建設!

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-アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉-
 テレビCMなどでお馴染みの「アパホテル」ですが、ホテル業界の風雲児と呼ばれおり、客室数を猛烈な勢いで増やしています。正に風雲児という言葉にピッタリなニュースが入ってきました。

 アパグループは、横浜市中区海岸通五丁目に「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」を建設します。
 地上37階、地下1階、高さ約128m、客室数2,400室規模を計画し、1棟の建物としては日本最大客室数のホテルとなります。

 引用資料 アパグループ・ニュースリリース(2015/02/25)
 アパグループ 日本最大2,400室の大型タワーホテル 建設計画を発表

 現在、指名プロポーザル方式で設計者選定手続きを進めており、2015年3月頃には決定する予定です。
 その後、環境アセスメント、本体工事などを進め、東京オリンピック前年の2019年の完成を目指して事業展開を進めます。

アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区海岸通五丁目25番3
◆ 交通-みなとみらい線「馬車道」駅から徒歩3分、JR根岸線・京浜東北線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅から徒歩9分
◆ 階数-地上37階、地下1階
◆ 高さ-約128m
◆ 敷地面積-8,328.63㎡
◆ 延床面積-約58,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-2,400室規模(1棟の建物として日本最大客室数のホテル)
◆ 建築主-アパグループ
◆ 竣工-2019年予定

お詫び
 2014年1月22日にこのブログで、 ” 横浜市 「海岸通団地(北仲通北地区B-2地区)」の土地譲受人が「アパマンション」に決定 超高層タワーマンション建設へ! ” というタイトルで超高層タワーマンションが建設されると書きました。

 結果的には、超高層タワーマンションでは無く、超高層ホテルでした。土地譲受人が「アパマンション」だったので、推測で先走った記事を書いてしまいました。訂正してお詫びいたします。



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「横浜ランドマークタワー」69階の展望フロア「スカイガーデン」から見た「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」が建設される「北仲通北地区」の全景です。


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赤線内が「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」が建設される「海岸通団地(北仲通北地区B-2地区)」です。


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「位置図」です。

 引用資料 UR都市機構・東日本賃貸住宅本部(PDF:2014/10/10)
 「海岸通団地(北仲通北地区B-2地区)[神奈川県横浜市中区]土地譲受事業者の募集について」

海岸通団地(北仲通北地区B-2地区)
 「都市再生機構東日本賃貸住宅本部」は、「海岸通団地(北仲通北地区B-2地区)」の開札を2015年1月21日に行い、土地譲受人を167億1000万円で「アパマンション」に決定していました。

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2015年2月25日 (水)

2015年3月14日に開業する「上野東京ライン(東北縦貫線)」 Part2・御徒町駅

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-上野東京ライン(東北縦貫線)-
 JR東日本は、「宇都宮線・高崎線・常磐線」と「東海道線」の直通運転を行う「上野東京ライン(東北縦貫線)」を2015年3月14日に開業します。
 「宇都宮線、高崎線」は「東海道線」との相互直通運転を実施します。「常磐線」は「品川駅」まで直通します。

 JR東日本では、2015年3月に「北陸新幹線金沢開業、上野東京ライン開業」などのダイヤ改正を実施します。

 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/12/19)
 2015年3月ダイヤ改正について

 Part1
 2015年3月14日に開業する「上野東京ライン(東北縦貫線)」 Part1・「上野駅」のホーム使用方法はこうなる!

宇都宮線
◆ 南行7時~10時頃の全20本中13本が東海道線に直通運転
◆ 南行10時~17時頃の全29本中21本が東海道線に直通運転(上野駅発を除く)
◆ 北行17時~23時頃の全35本中19本が東海道線から直通運転(東京駅発除く)

高崎線
◆ 南行7時~10時頃の全21本中13本が東海道線に直通運転
◆ 南行10時~17時頃の全26本中21本が東海道線に直通運転
◆ 北行17時~23時頃の全34本中20本は東海道線から直通運転

常磐線
◆ 南行8時頃の全9本中5本が品川駅まで直通運転
◆ 南行10時~17時頃の全41本中28本が品川駅まで直通運転
◆ 北行17時~23時頃の全60本中25本は品川駅から直通運転
◆ 常磐線特急全74本中44本を品川駅発着(そのほかは上野駅発着)


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「御徒町駅」のホーム北端から北側(上野駅側)を見た様子です。


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「御徒町駅」のホーム北端から南側を見た様子です。


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「御徒町駅」のホームの山手線側にはホームドアが設置済みです。


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上野駅~秋葉原駅の手前までの間は、宇都宮線・高崎線・常磐線の回送列車が秋葉原駅北側にある留置線(電留線)まで出入りするための線路が3本あります。


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「防音壁」です。


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「上野東京ライン(東北縦貫線)」では、2014年7月29日未明から試験走行が開始されています。8月1日からは日中の試運転も始まっています。写真は、「上野東京ライン」で試運転が行われている「E233系電車(3000番台)」です。

● 「上野東京ライン」の試運転の様子をマスコミに公開
 上野を終着駅とするJR宇都宮線、高崎線、常磐線を直接、東京に乗り入れるようにする新たな路線「上野東京ライン」が2015年3月14日に開業しますが、2月24日に試運転の様子がマスコミに公開されました。

 NHKニュース(2015/02/24) 動画有り
 「上野東京ライン」 試運転の様子公開


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「御徒町駅」には、「上野東京ライン(東北縦貫線)」の駅が無いため通過する列車を見るだけになります。


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「御徒町駅」の部分にはいろいろな「軌道」が混在しています。


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これは何軌道でしょうか?


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この部分は、外側の二本は「ラダー軌道」となっています。


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「御徒町駅」のホーム南端から北側を見た様子です。


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「御徒町駅」のホーム南端から南側(秋葉原駅側)を見た様子です。


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アップです。秋葉原駅北側にある留置線(電留線)が見えます。


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「御徒町駅」では、「鋼板巻き立て工法」により橋脚の耐震補強が行われています。

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2015年2月24日 (火)

江東区 開院した豊洲地区の拠点病院「昭和大学江東豊洲病院」

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-昭和大学江東豊洲病院-
 「昭和大学江東豊洲病院」は、豊洲地区の急速な発展に伴う江東区南部地域の人口の急増に対応する目的で、前身の豊洲駅前の「昭和大学附属豊洲病院」から、移転して2014年3月24日に新病院として開院しました。病床数は414床(開院時300床)です。

 「昭和大学」の附属病院として最新の医療機器を備え、専門のスタッフが院内、さらには地域の医療機関と連携をとりながら診療に当たる最新のシステムを取り入れた病院です。

 江東区からの要望により、特に小児医療、周産期医療、二次救急医療機関さらに災害拠点病院として対応できる医療機関として設立され、「女性とこどもにやさしい医療」が基本理念になっているのが特徴です。

昭和大学江東豊洲病院の概要
◆ 計画名-(仮称)昭和大学新豊洲病院建設工事
◆ 所在地-東京都江東区豊洲五丁目1-38
◆ 交通-東京メトロ有楽町線「豊洲駅」より徒歩6分、ゆりかもめ線「ゆりかもめ豊洲駅」より徒歩6分
◆ 階数-地上10階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部51.82m(AP+4.0m 前面道路高さより)
◆ 敷地面積-15,000.08㎡
◆ 建築面積-6,951.26㎡
◆ 延床面積-47,270.75㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造(積層ゴム、すべり支承、オイルダンパー)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-病院
◆ 病床数-300床(開院時)
◆ 建築主-(学校法人)昭和大学
◆ 設計者・監理者-佐藤総合計画
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2011年06月01日(着工)、2011年06月14日(起工式)
◆ 竣工-2013年12月25日
◆ 開院-2014年03月24日


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「昭和大学江東豊洲病院」を北側から見た様子です。


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敷地の北側は、「有効空地」として開放されているようです。


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写真左側の「江東区立豊洲西小学校(2015年4月開校予定)」までが「有効空地」なのでかなり広いです。

 植栽が行われていますが、「昭和大学江東豊洲病院」は、災害拠点病院として対応できる医療機関として設立されているので、大規模災害時には「有効空地」も活用されると思われます。


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「昭和大学江東豊洲病院」を西側から見た様子です。


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「東雲運河」沿いの遊歩道です。「東雲運河」側は津波や高潮対策として敷地が嵩上げされています。


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南側から見ると地盤面は、嵩上げした「東雲運河」側が高く、前面道路側が低い事が分かります。


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「昭和大学江東豊洲病院」を東側から見た様子です。道路の高さは、「A.P.(Arakawa peil:荒川工事基準面)」+4.0mとなっています。


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「昭和大学江東豊洲病院」の南東側に広い更地がありますが、この部分には何が建設されるのでしょうか?

 「昭和大学江東豊洲病院」の南東側の壁面は、仮と言うか暫定的な外壁になっているので、将来的に南東側に拡張する構想があるのでしょうか?

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2015年2月23日 (月)

「虎ノ門ヒルズ」のすぐ西側に東京メトロ日比谷線の新駅を建設 周辺の再開発の機運が高まる可能性大!

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-日比谷線の神谷町駅と霞ヶ関駅の間に新駅-
 東京メトロ日比谷線の「神谷町駅」と「霞ヶ関駅」の間に新駅が建設される予定です。新駅の整備予定地は、「虎ノ門ヒルズ」のすぐ西側の「桜田通り」の地下です。

 引用資料 内閣府(PDF)
 都市再生特別地区(虎ノ門一丁目3・17地区)都市計画(素案)の概要

 事業主体は「UR都市機構(都市再生機構)」、事業予定年度は2016年度~2022年度を予定しています。

 「虎ノ門ヒルズ」、「A街区(地上36階、地下3階)高さ約185m)」、「B街区(地上23階、地下3階、高さ約120m)」と新駅と東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」は地下歩行者通路で結ばれます。


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虎ノ門ヒルズ・環状二号線

 「虎ノ門ヒルズ」がオープンし、「環状二号線」の一部および「新虎通り(環状二号線の新橋~虎ノ門の地上部道路)」が開通しました。


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虎の門二丁目交差点
 「虎ノ門ヒルズ」が開業し、「環状二号線」の一部と「新虎通り」の開通により、桜田通りと交差する「虎の門二丁目交差点」は一気にメジャーな交差点となりました。


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東京メトロ日比谷線の新駅建設予定地
 「桜田通り」の「虎の門二丁目交差点」南側の地下に「東京メトロ日比谷線」の新駅が建設される予定です。


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「東京メトロ日比谷線」の新駅の建設予定地を南側から見た様子です。


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虎の門二丁目交差点の南西側のブロック
 「虎の門二丁目交差点」の南西側のブロックです。写真左側が「虎ノ門11森ビル」、写真右側が「住友不動産虎ノ門ビル」です。


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「虎の門二丁目交差点」の南西側のブロックを北西側から見た様子です。再開発される匂いがプンプンします。


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「虎の門二丁目交差点」の南西側のブロックを南東側から見た様子です。


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虎の門三丁目交差点の南西側のブロック
 更に南側の「虎の門三丁目交差点」の南西側のブロックです。写真左側が「虎ノ門36森ビル」、写真右側が「虎ノ門37森ビル」です。

 このあたりは「東京メトロ日比谷線」の新駅の南側と直結する好立地です。再開発の機運が一気に高まる可能性があります。すでに水面下では「森ビル」を中心に動いていると思われます。


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「虎の門三丁目交差点」の南西側のブロックは、すでに一部更地になっています。


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虎の門二丁目交差点の北西側のブロック
 「虎の門二丁目交差点」の北西側のブロックです。この一帯も再開発の機運が高まると思われます。


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虎の門二丁目交差点の北東側のブロック
 「虎の門二丁目交差点」の北東側のブロックです。この一帯も再開発の機運が高まると思われます。

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2015年2月22日 (日)

JR東日本 中央線「飯田橋駅」のホームを新宿方に200m移設して直線化でホームと車両との隙間を解消 移設前のホームの現状

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-JR飯田橋駅-
 JR東日本は、中央線飯田橋駅のホームを西側(新宿方)に約200m移設します。2020年の東京オリンピック前に完成させたい考えで、整備費は100億円程度を見込みます。

 現在の「飯田橋駅」の中央線ホームは、急曲線区間(曲線半径R=300m)にあり、列車とホームの隙間が大きくなっています。列車とホームの隙間が最大で33cmもあります。

 現在は、転落検知マットや注意喚起の回転灯、放送設備などを設置して利用者の転落を防いでいますが、ホームを直線区間に移すことで隙間を解消することにしました。移設が完了すると隙間が最大で15cmに縮小する予定です。


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平面イメージ図です。現在のホームは目白通りを東京方に一部越えて、急曲線区間(曲線半径R=300m)にあります。

 ホームを西側(新宿方)の直線区間に約200m移設します。「現在の連絡通路+早稲田通りを越えた新宿方」が新しいホームになります。

 引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/07/02)
 JR中央線飯田橋駅ホームにおける抜本的な安全対策の着手について


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ホームの北東端(東京方)です。


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ホームの北東端(東京方)から南西側(新宿方)を見た様子です。


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「東口」あたりから東京方を見た様子です。


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「東口」あたりから新宿方を見た様子です。


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ホームの幅は特に狭い訳ではありません。


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レンズの圧縮効果もありますが、急曲線区間(曲線半径R=300m)は、ホームがかなりカーブしている事が分かります。


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急曲線区間(曲線半径R=300m)は、列車とホームの隙間が大きくなります。列車とホームの隙間が最大で33cmもあります。


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ホームの南西端(新宿方)から北東側(東京方)を見た様子です。


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ホームの南西端(新宿方)です。


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この先は、JR飯田橋駅の西口への連絡通路ですが、この部分が新しいホームになります。

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2015年2月21日 (土)

長周期地震動対策で先行する新宿副都心 新たに「新宿野村ビル」でも長周期地震動対策を実施!

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-新宿副都心の長周期地震動対策-

 最新の超高層ビルが「制震構造(制振構造)」や「免震構造」の採用により「長周期地震動対策」を施しているのに対して、新宿副都心の超高層ビル群は、多くが1970年代~1990年代に竣工したため「長周期地震動対策」がほとんど施されていません。

 「BCP(事業継続計画)」に対するテナントのニーズの高まりにより、ビル間の競争やエリア間の競争が激しくなっています。
 そこで、新宿副都心の超高層ビル群は、ビル所有者が独自の決断により「長周期地震動対策」を実施すようになりました。

 すでに「新宿センタービル、新宿パークタワー、損保ジャパン日本興亜本社ビル」の3棟は長周期地震動対策工事を実施済みです。「新宿三井ビルディング、東京都庁」でも長周期地震動対策工事を実施中です。

● 「新宿野村ビル」も長周期地震動対策を実施
 「野村不動産、野村不動産オフィスファンド投資法人、竹中工務店」は、「新宿野村ビル」の長周期地震動対策を実施する事を発表しました。

 引用資料 野村不動産・ニュースリリース(PDF:2015/02/19)
 「新宿野村ビル」において長周期地震動対策を実施(野村不動産、野村不動産オフィスファンド投資法人、竹中工務店) 

 「新宿野村ビル」において日本初の制振装置「デュアルTMD-NT」を建物52階・53階部分にあたる屋内に設置し、長周期地震動発生時の揺れを大幅に軽減します。

「新宿野村ビル」長周期地震動対策工事の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目26番2号
◆ 階数-地上53階、地下5階
◆ 高さ-最高部209.90m
◆ 延床面積-118,215.27㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 竣工-1978年06月
◇ 概要-建物52階・53階部分にあたる屋内にTMD制振装置(1基=重り700トン)×2基を設置
◇ 工期-2015年01月~2016年09月予定
◇ 設計・施工-竹中工務店
◇ コンストラクションマネジメント-野村不動産


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「デュアルTMD-NT」の屋上設置イメージ
 「デュアルTMD-NT」を、建物最上部(52階・53階部分)内に2基設置します。


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「デュアルTMD-NT」の概念図
 1基のおもり(1基700トン)を2段積層ゴムとリニアスライダーで支持し、建物の揺れ幅が小さい時は積層ゴムが、揺れ幅が大きい時はリニアスライダーがおもりを支持するスライド式の機構となっています。


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長周期地震動対策の実施が決まった「新宿野村ビル」を別角度から見た様子です。


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「新宿センタービル」の長周期地震動対策
 「新宿センタービル」は、大成建設が2008年10月~2009年7月の工期で、長周期地震動対策として「軸力制御オイルダンパー」を合計288台設置しています。東日本大震災でも効果を発揮しました。

 大成建設(PDF)
 新宿センタービルの耐震バリューアップ工事の内容 

 大成建設(PDF)
 東北地方太平洋沖地震 新宿センタービルの観測結果と制振効果 


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「新宿パークタワー」の長周期地震動対策
 「新宿パークタワー」は、2009年に鹿島建設により「長周期地震動対策」を実施しています。制振装置には「鹿島建設」が開発した「HiDAX(開閉弁を組み込んだオイルダンパー)」を採用しています。


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「損保ジャパン日本興亜本社ビル」の長周期地震動対策
 「損保ジャパン日本興亜本社ビル」は、2012年10月~2014年12月の工期で「長周期地震動対策」を実施しました。9階~41階に348台の「制振ダンパー」を設置しています。

 損害保険ジャパン(PDF:2012/11/02)
 本社ビル 長周期地震動対策工事の開始 


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「新宿三井ビルディング」の長周期地震動対策
 三井不動産は、鹿島建設の施工により「新宿三井ビルディング」において、長周期地震動が発生した場合の揺れを大幅に低減させるため、超大型制震装置「TMD(チューンド・マス・ダンパー)」を屋上に設置中です。

 三井不動産・ニュースリリース(2013/07/29)
 「新宿三井ビルディング」で長周期地震動の揺れを半減 日本初 屋上に超大型制震装置(約1,800t)を設置

 「新宿三井ビルディング」屋上の棟屋の両側に、超大型制震装置TMD(D3SKY)×6基設置します。
 振り子式の1基300トンの錘(すい)×6基設置し、錘(すい)が揺れることで建物の振動エネルギーを吸収して地震の揺れを大幅に抑制します。

 更に、低層階コア部に高性能オイルダンパー(HiDAX-e)×48台設置し、建物の揺れに応じてダンパーのオイル流量を制御することにより地震の揺れを抑制します。


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「東京都庁第一本庁舎」の長周期地震動対策
 「東京都庁第一本庁舎、東京都庁第二本庁舎」は、2014年から予定している設備更新工事に合わせて「長周期地震動対策」を実施します。

 東京都 報道発表資料(2011/05/20)
 「都庁第一本庁舎・第二本庁舎における長周期地震動対策への取組」について

 「東京都庁第一本庁舎」は、「制振装置」を長辺方向×28ヶ所、短辺方向×66ヶ所に設置します。


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「東京都庁第二本庁舎」の長周期地震動対策
 「東京都庁第一本庁舎、東京都庁第二本庁舎」は、2014年から予定している設備更新工事に合わせて「長周期地震動対策」を実施します。

 東京都 報道発表資料(2011/05/20)
 「都庁第一本庁舎・第二本庁舎における長周期地震動対策への取組」について

 「東京都庁第二本庁舎」は、「制振装置」を長辺方向×33ヶ所、短辺方向×28ヶ所に設置します。


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「新宿住友ビル」の長周期地震動対策
 「新宿住友ビル」はまだ長周期地震動対策を発表していませんが、2015年2月17日に日経新聞が、「住友不動産」が2015年秋から「新宿住友ビル」を大規模に改修すると報じています。

 ”イベントホールを広げたりイベントスペースを新たに設けたりしてにぎわいを創る。投資額は100億円を超え、同社のビル改修では過去最大となる。” と報じていますが、長周期地震動対策も同時に行われる事が予想されます。

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2015年2月20日 (金)

JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)連続立体交差事業 2015年3月1日から「稲城長沼駅」で新上り線を使用開始!

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-JR南武線の連続立体交差事業-

 「東京都」と「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、「JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)連続立体交差事業」を進めています。

  事業延長は、約4.3km(第一期区間:約1.9km、第二期区間約2.4km)で、事業費約598億円、事業期間1992年度~2015年度(予定)となっています。

 東京都 報道発表資料(2014/12/19)
 JR南武線 稲城長沼駅で新上り線が完成

 引用資料 概要図(PDF)
 JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)連続立体交差事業

 2013年12月23日には全線高架化が完了し、15ヶ所すべての踏切を除却しました。引き続き沿道環境の保全や側道整備、「稲城長沼駅」における駅舎工事や線路工事などを実施しています。

● 稲城長沼駅(いなぎながぬまえき)
 「稲城長沼駅(いなぎながぬまえき)」は、東京都稲城市にあります。高架化工事前は、単式ホーム・島式ホームの2面3線の地上駅でした。

 2011年12月24日に下り線(3番線・4番線)が高架化しました。更に2013年12月23日に上り線(2番線)が高架化しました。
 現在は2面3線(相対式1面1線+島式1面2線)ですが、2015年3月1日(日)の初電から新上り線(1番線)を使用開始し、島式2面4線となります。

 これにより、「JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)連続立体交差事業」の線路工事が完了します。


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「稲城長沼駅ホーム概要図」です。現在は2面3線ですが、2015年3月1日(日)の初電から新上り線(1番線)を使用開始します。

 これにより、島式2面4線のホームが完成し、「JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)連続立体交差事業」の線路工事が完了します。


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高架化工事が進む「稲城長沼駅」です。


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2011年12月24日に高架化された下り線(3番線・4番線)ホームを南東側から見た様子です。


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「エレベーター」です。


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「待合室」です。


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「エスカレーター」です。


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2011年12月24日に高架化された下り線(3番線・4番線)ホームを北西側から見た様子です。


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軌道は「弾性バラスト軌道」となっています。


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2013年12月23日に高架化された上り線(2番線)ホームを南東側から見た様子です。


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仮囲いの向こう側(北側)で、上り線(1番線)ホームが建設中です。2015年3月1日(日)の初電から新上り線(1番線)を使用開始します。


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2013年12月23日に高架化された上り線(2番線)ホームを北西側から見た様子です。

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2015年2月15日 (日)

JR東京駅 八重洲口 駅前広場の整備が完了してメチャメチャきれいになりました!

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-東京駅八重洲口の駅前広場の整備-
 JR東京駅では、「東京ステーションシティ(Tokyo Station City)」の建設が進められていましたが、八重洲口の新しい顔「グランルーフ」が2013年9月20日にオープンしました。

 「グランルーフ」は、船の帆をイメージした南北約230m大屋根がシンボルです。その下に、最大幅9mの歩行者デッキが設けられ、南北2棟の超高層ビル「グラントウキョウ」を2階でつなぎます。店舗は、地下1階~地上3階に、計15店舗あります。

 引き続き八重洲口の駅前広場の整備が行われました。バスバース(13バース)、タクシー乗降場(4バース)、タクシープール(50台)、一般車乗降場(7バース)などが整備され、2014年秋に完成しました。


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2階の歩行者デッキは見晴らしがいいです。


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八重洲口では、「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業、(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業、(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の3ヶ所で大規模な再開発が計画されていますが、定点観測によさそうです。


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八重洲口駅前広場の整備の概要です。

 引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2013/07/02)
 東京駅八重洲口「グランルーフ」の完成及び駅前広場の整備について 


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八重洲口の駅前広場の整備は、2014年秋に完成しました。交通広場の奥行きが約32mから約45mに拡大し、ターミナル駅としての交通結節機能が強化されました。


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植栽でほとんど見えませんが、北側分部には一般車乗降場(7バース)、タクシー乗降場(2バース)が整備されました。


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植栽も行われました。緑化面積は約3,000㎡となっています。


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中央部分にはタクシープール(50台)、タクシー乗降場(2バース)が整備されました。


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南側分部にはバスバース(13バース)が整備されました。


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バスバース(バス乗車場)です。写真左側の歩行者空間も含めると広くてゆったりしています。

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2015年2月14日 (土)

横浜市 神奈川区の東高島駅北地区約12haで新たなまちづくりを検討 一部水域を埋め立ても!

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-東高島駅北地区-
 「横浜市」は2015年度から、神奈川区の東高島駅北地区約12haについて、一部水域を埋め立てた、新たなまちづくりを検討します。

 既に区域内には地権者12者による土地区画整理組合設立準備組合が組織されており、医療、健康、居住などのまちづくりが提案されています。
 2015年度は都市計画手続きや埋立免許の出願などを進め、順調にいけば2016年度から工事に着手します。

 建設通信新聞(2015/02/13)
 新たな街づくり検討/東高島駅北地区12ha、一部水域を埋立て/横浜市

 新たなまちづくりが計画される場所は、東海道本線のJR「東神奈川駅」と東海道本線貨物支線(通称高島線)の「東高島駅」を挟んだ約12haです。
 現状は工場、駐車場などが立地しており、土地の高度利用などを目的に、組合施行による土地区画整理事業が計画されています。

 同事業に合わせ、一部水域を埋め立て、新たに生まれたスペースに公共施設の整備などを予定しています。
 まちづくりにあたっては、東神奈川駅とコットンハーバーとのスムーズな動線が確保されていないことなどから、安心・安全に結びつく新たな動線計画などを踏まえた土地区画整理事業となります。


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南東側から見た様子です。「東神奈川駅とコットンハーバーとのスムーズな動線が確保されていないことなどから・・・」となっています。

 コットンハーバー地区が建設中の頃は、このあたりを撮影のたびに歩きましたが、確かにJR線の「東神奈川駅」や京浜急行の「仲木戸駅(なかきどえき)」からコットンハーバー地区まではスムーズな動線が確保されていません。


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「東高島駅北地区約12haについて、一部水域を埋め立てた、新たなまちづくりを検討する。」となっています。

 具体的な場所は不明ですが、空撮写真で見えている水域の一部を埋め立てると思われます。「東神奈川ゴルフジョイ」周辺水域の可能性が高そうですね。

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2015年2月13日 (金)

港区 虎ノ門パストラルホテル跡地 地上36階、高さ約180mの「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」 2016年1月着工予定!

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-(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト-
 「森トラスト」は、港区の虎ノ門パストラル跡地に建設する「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」の設計を「安井建築設計事務所」に決定しました。2016年1月に着工、2019年7月に竣工予定です。

 建設通信新聞(2015/02/13)
 1月着工、設計は安井/虎ノ門四丁目プロジェクト/森トラスト 

 このプロジェクトは、「都市再生特別地区(虎ノ門四丁目地区)」とも呼ばれていますが、地上36階、地下4階、高さ約180m、延床面積約210,000㎡(容積対象床面積約163,000㎡)のオフィス、ホテル・サービスアパートメント、店舗、カンファレンス、生活支援施設、産業育成施設、神社等で構成される超高層ビルを建設する予定です。

 「森トラスト」は2014年8月29日に「目黒雅叙園」の土地・建物を取得して、半年足らずの2015年1月30日に売却しました。「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」の建設資金確保のためでしょうか?

(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門三丁目及び四丁目各地内
◆ 階数-地上36階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 都市再生特別地区の区域面積-約18,000㎡
◆ 敷地面積-約16,300㎡
◆ 建築面積-約7,000㎡
◆ 延床面積-約210,000㎡(容積対象床面積約163,000㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 地震対策-制震ブレースやダンパーなどの制震装置を導入
◆ 用途-オフィス、ホテル・サービスアパートメント、店舗、カンファレンス、生活支援施設、産業育成施設、神社等
◆ 建築主-森トラスト
◆ 建築主-安井建築設計事務所
◆ 施工者-未定
◆ 着工-2016年01月予定
◆ 竣工-2019年07月予定


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「都市再生特別地区(虎ノ門四丁目地区)」もしくは「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」のイメージパース(北東方向から見る)です。

 引用資料 森トラスト(PDF)
 都市再生特別地区(虎ノ門四丁目地区)都市計画(素案)の概要


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「配置図」です。


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「計画断面図」です。

 引用資料 森トラスト・プレスリリース(PDF」 2014.10.23)
 「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」始動 東京の国際競争力強化に向け、次世代型国際・防災拠点を構築

 東京メトロ「神谷町駅」直結のバリアフリー地下歩行者通路の整備に加え、駅地上出口の駅前広場と、そこから派生する歩行者空間の一体整備により、安全で快適な歩行者ネットワークを形成します。

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2015年2月12日 (木)

港区 森ビル 高さ約160m「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」の再開発予定地

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-(仮称)愛宕山周辺地区開発事業-
 
「森ビル」が代表者を務める「愛宕山周辺地区まちづくり協議会」は、2014年8月に「(仮称)愛宕山周辺地区開発事業」の「(F・G地区)」の計画概要を公表しました。

 引用資料 港区・環境アセスメント(2014/08/13) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧(F・G地区)

 「環境影響調査計画書」は縦覧の期間が過ぎているので、リンク切れとなっていますが、 高さ約160m、延床面積約55,000㎡の商業施設、共同住宅、オフィスで構成される超高層ビルを建設する予定です。区域面積約4,000㎡ですが、南側約3,000㎡、北側約1,000㎡に分かれます。

 「森ビル」が代表者なので、「○○ヒルズ」となると思われますが、「愛宕グリーンヒルズ」のすぐ北側なので、「愛宕グリーンヒルズ ○○タワー」になると思われます。

(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区愛宕一丁目
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 区域面積-約4,000㎡(計画地南側約3,000㎡、計画地北側約1,000㎡)
◆ 敷地面積-約3,700㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約55,000㎡(施設全体)
◆ 用途-商業施設、共同住宅、オフィス
◆ 着工-2016年度予定
◆ 竣工-2019年度予定


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「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」の計画地位置図です。「愛宕グリーンヒルズ」の北側です。

 区域面積約4,000㎡(計画地南側約3,000㎡、計画地北側約1,000㎡)となっています。高さ約160mの超高層ビルは南側に建設されると思われます。


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計画地北側です。ブラウンの2棟(手前の愛宕小西ビルと奥の愛宕山弁護士ビル)が再開発の対象です。

 この部分は約1,000㎡しかないので超高層は無理だと思われます。奥の2棟(新橋愛宕山東急インの南館と新館)は再開発の対象外です。


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「愛宕神社」への参道が、計画地北側と計画地南側の境目です。


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計画地南側を北東側から見た様子です。計画地南側は約3,000㎡あるので、こちら側に高さ約160mの超高層ビルが建設されると思われます。

 すぐ南側が「愛宕グリーンヒルズ」なので、この再開発が完了すると「愛宕グリーンヒルズ」の一部になると思われます。


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計画地南側を南東側から見た様子です。



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愛宕隧道(あたごずいどう)

 「愛宕グリーンヒルズ」の北側の道路に「愛宕隧道(あたごずいどう)」という「愛宕山」を堀りぬいた東京都23区内唯一の山岳トンネル」があります。ドラマのロケ地としてよく登場します。

 「愛宕隧道(あたごずいどう)」の北側が、「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」の予定地になります。


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「愛宕隧道(あたごずいどう)」の内部です。

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2015年2月11日 (水)

首都圏でライブ会場が足りなくなる? ライブ会場2016年問題

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-ライブ会場2016年問題-
 関西人の私から見ると首都圏は驚くほどライブの会場と環境に恵まれています。日本人アーティストは全国でライブをやってくれますが、首都圏は回数が全く違います。外国人アーティストに至っては東京だけというのも多いです。

 その抜群に恵まれた首都圏のライブ会場ですが、「2016年問題」が盛んに言われるようになりました。
 「東京厚生年金会館」の閉館に続き、「渋谷公会堂、日本青年館」が建て替えのために閉館になります。このクラスは代替施設も多いのでそんなに問題にならないと思います。

 問題はアリーナ会場です。首都圏がいくら恵まれていると言ってもアリーナツアーが開催出来る会場は「国立代々木競技場・第一体育館、日本武道館、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナ、幕張イベントホール(幕張メッセ)」の5ヶ所だけです。

 そのうち「横浜アリーナ」と「さいたまスーパーアリーナ」が2016年に改修工事のために一時的に使用出来なくなります。
 「国立代々木競技場・第一体育館」も東京オリンピックに向けて改修工事を行うために、時期は不明ですが、一時的に閉鎖する可能性があるようです。


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国立代々木競技場・第一体育館

 国立代々木競技場の設計は「丹下健三氏」です。「第一体育館、第二体育館」共に、吊り橋のような高張力による吊り屋根構造の技術を用いています。

 50年以上も前にこのような高度な技術が使われていて、未だに第一線の施設として活躍しているのは凄いとしか言いようがありません。2020年の東京オリンピックでは、「ハンドボール」の会場となる予定です。

 最大収容人数は13,291人ですが、実際のライブではステージや花道などの分部で客席が使用出来ないので、収容人数は約11,000人くらいだと思われます。
 「日本武道館」は形状から、ステージ裏の多くの客席が使用できないので、東京でのアリーナツアーの会場は多くのアーティストが「国立代々木競技場・第一体育館」を使います。音響は良くありませんが、盛り上がるので「DVD&Blu-ray」の収録が非常に多いです。

 東京オリンピックに向けて改修工事を行うために、一時的に閉鎖する可能性があるようです。


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横浜アリーナ(略称は横アリ)

 「横浜アリーナ(略称は横アリ)」は、新横浜駅近くにあります。1989年2月竣工しました。最大収容人数は約17,0000人ですが、実際のライブではステージや花道などの分部で客席が使用出来ないので、収容人数は約13,000人くらいだと思われます。

 「音響家が選ぶ優良ホール100選」に選ばれているくらい音響がいいです。そのため横浜アリーナでの「DVD&Blu-ray」の収録も多いです。

 「横浜アリーナ」は、設備の老朽化が進んだことによる大幅改修のために、2016年1月12日~6月30日まで約半年間休業します。


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さいたまスーパーアリーナ(略称はたまアリ)

 「さいたまスーパーアリーナ(略称はたまアリ)」は、JRさいたま新都心駅のすぐ近くにあります。竣工は2000年3月と比較的新しいです。

 最大収容人数は、スタジアムモードで約36,500人、アリーナモードで約22,500人です。さすがに「スタジアムモード」でライブが行われる回数は非常に少ないです。
 アリーナモードで実際のライブではステージや花道などの分部で客席が使用出来ないので、収容人数は約16,000人くらいだと思われます。「DVD&Blu-ray」の収録も多いです。

 「さいたまスーパーアリーナ」は、2016年2月~3月の約2ヶ月間、改修のために使用出来なくなるようです。


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(おまけ)
 「国立代々木競技場・第一体育館」で収録された安室ちゃんのLIVE DVD&Blu-ray「namie amuro LIVE STYLE 2014」が、2015年2月11日にリリースされました。

 前日の2月10日から店頭に並んでいたので「豪華盤 (Blu-ray)」を早速買ってきました。日替わりを含めると40曲(+シークレット映像1曲)も入っているので見応えがあります。
 過去最強の出来映えとの評判ですが、私も何度も萌え死にしそうになりました。特に「ROCK U」がカッコ良かったです。

 「namie amuro LIVE STYLE 2014」は、大阪城ホールで2回、神戸ワールド記念ホールで1回見ましたが、当時の記憶がよみがえりました。

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2015年2月10日 (火)

港区 森ビル 高さ約180m「(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業」の再開発予定地

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-(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業-

 「森ビル」が代表者を務める「愛宕山周辺地区まちづくり協議会」は、2014年8月に「(仮称)愛宕山周辺地区開発事業」の「I地区」の計画概要を公表しました。

 引用資料 港区・環境アセスメント(2014/08/13) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧(I地区)

 「環境影響調査計画書」は縦覧の期間が過ぎているので、リンク切れとなっていますが、 高さ約180m、延床面積約95,000㎡の商業施設と共同住宅で構成される超高層ビルを建設する予定です。 

 「森ビル」が代表者なので、「○○ヒルズ」となると思われますが、「虎ノ門ヒルズ」か「愛宕グリーンヒルズ」のどちらになるか位置的に微妙ですが、「虎ノ門ヒルズ ○○タワー」になる可能性が高いですね。

(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区愛宕一丁目
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 区域面積-約7,000㎡
◆ 敷地面積-約6,500㎡  
◆ 延床面積-約95,000㎡
◆ 用途-商業施設、共同住宅
◆ 着工-2015年度予定
◆ 竣工-2018年度予定 


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「(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業」の計画地位置図です。「虎ノ門ヒルズ」の南側で、「ジャマイカ大使館」や「虎ノ門9森ビル」などがある場所です。


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「虎ノ門9森ビル」です。


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「(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業」の再開発予定地を北東側から見た様子です。


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「(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業」の再開発予定地を南西側から見た様子です。


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再開発予定地は、すでに多くが更地になっています。


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既存建物の解体工事も行われています。


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再開発予定地の東側に隣接する「愛宕東洋ビル(愛宕ヴューアパートメンツ含む)」は、再開発に参加しません。

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2015年2月 7日 (土)

ドアの位置や幅が異なる車両に対応 東京メトロが東西線妙典駅で大開口ホームドアの実証試験を実施!

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-東西線妙典駅で大開口ホームドアの実証試験-

 キヤノンがフルサイズの「EOS 5Ds、EOS 5Ds R」を発表しました。発表前にウワサされていた通りの有効約5,060万画素でした。それにしても5,060万画素って・・・ 偵察衛星のカメラかと思いました(笑)。

 本題に戻って、「東京メトロ」は、ドアの位置や幅が異なる車両が混在している路線へのホームドアの早期設置を目指し、二重引き戸による大開口ホームドアの実証実験を行うと発表しました。

 引用資料 東京メトロ・ニュースリリース(2015/02/05)
 ホームドア全駅設置に向けて  東西線妙典駅で大開口ホームドアの実証試験を実施します  2015年3月7日(土)から9月頃まで

 東京メトロ東西線の「妙典駅」の1番線ホームに、1開口分だけ設置します。2015年3月7日~2015年9月頃まで、機器運用及び通過列車による風圧の影響等について実証試験を実施します。


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「実証試験ホームドアの主な仕様」です。実証実験で用いるホームドアの開口幅は3,320mmで、有楽町線のホームドアの2,480mmより840mm広いです。

 東西線には、「東京メトロ」の車両の他に、「JR東日本」と「東葉高速鉄道」の車両が乗り入れています。
 車両は各社共に20m級車両10両編成で統一されています。いずれの車両も4ヶ所のドアが設けられていますが、ドアの幅や位置は統一されていません。


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東京メトロ有楽町線のホームドアです。ニュースリリースで比較されている有楽町線のホームドアも開口幅が広いです。開口幅は2,480mmとなっています。

 これは相互乗り入れしている「西武鉄道、東武鉄道」と「東京メトロ」の車両のドアの位置が微妙に違っているためです。3社の車両の誤差を吸収するために開閉部分を広くする必要があるからです。


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戸袋移動型ホーム柵
 扉の数や位置が異なる電車に対応し、柵が自在に移動してドアが開閉する「ドラえもんの”どこでもドア”」のようなホームドアの実証実験が、埼玉県所沢市の西武鉄道「新所沢駅」で行われました。

 実証実験の期間は、2013年8月31日~2014年2月下旬までの約6ヶ月間だったので現在は終了しています。


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「戸袋移動型ホーム柵」は、「東京大学生産技術研究所」と「神戸製鋼所」により共同開発されています。

 引用資料 東京大学生産技術研究所・神戸製鋼所(PDF:2013/03/05)
 乗降位置可変型ホーム柵「どこでも柵」

 従来のホームドアは、ドアの数はもちろんですが、車両の長さやドアの位置がほぼ同じでないと導入出来ません。
 これに対して、「戸袋移動型ホーム柵」は、電車の扉の位置にあわせて、ホームドアを収納する戸袋も一緒に移動するのが最大の特徴です。


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ドアが開いた状態です。


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JR西日本の昇降式ホーム柵
 
JRゆめ咲線「桜島駅」の1番ホームで「昇降式ホーム柵」の実証実験が、2013年12月~2014年3月末まで行われました。

 JR西日本が開発を進めてきた「昇降式ホーム柵」は、ホームドアの代わりにワイヤーロープを設置し、列車のドアが開く際にワイヤーロープを上昇させる方式のホーム柵です。これまでのホームドアとは異なり、車両のドアの位置や数が変わっても対応出来ます。

● JR神戸線の六甲道駅でも「昇降式ホーム柵」の実証実験
 JR西日本は、神戸線の「六甲道駅」の上り線3番のりばに「昇降式ホーム柵」を設置し、2014年12月13日~2015年3月末(予定)まで実証実験を行っています。

 JR西日本・ニュースリリース(2014/11/19)
 六甲道駅の「昇降式ホーム柵」の試行運用を開始します

 「六甲道駅」は、車両数(最長12両編成)、ドアの位置、ドアの数(3枚扉、4枚扉)が異なる電車が頻繁に停車します。「桜島駅」より遥かに難易度が高いです。


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JR神戸線の「六甲道駅」で実証実験中の「昇降式ホーム柵」です。2014年12月13日~2015年3月末(予定)まで実証実験を行っています。


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「昇降式ホーム柵」は、5本のワイヤーロープを高さ50cm~120cmに水平に張って利用者の線路への転落を防いでいます。ワイヤーロープは、ステンレス製です。

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2015年2月 6日 (金)

「中野区役所、中野サンプラザ」の一体的な再開発への布石 中野区の新庁舎建設予定地が「中野四季の都市」内に決定!

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-中野区の新庁舎-

 いろいろあってなかなか決まらなかった中野区庁舎の移転先ですが、「中野四季の都市(まち)」内の区有地に決まりました。
 現庁舎のすぐ北西側の区画になります。まあ実質的な候補地はここしか無かったので出来レースだったのですが・・・

 建設費は120億円で、2015年度の基本構想策定と地区計画の変更、2016年度の基本計画策定と基本・実施設計の着手を予定、2018年度の着工、2020年度の竣工を目指します。

 日刊建設工業新聞(2015/02/06)
 東京・中野区/新庁舎建設地決定/「中野四季の都市」内に、18年度着工へ

 中野区庁舎の移転先の区有地は、警察大学校などの跡地の開発で生まれた「中野四季の都市(まち)」にあり、敷地面積約8,500㎡です。
 敷地北側が中野体育館(敷地面積約4,600㎡)、敷地南側が駐車場・駐輪場(敷地面積約3,900㎡)となっています。

 中野区庁舎の移転後、現庁舎の跡地を売却し、新庁舎の建設費の一部に充てます。中野区役所と中野サンプラザは「区役所・サンプラザ地区再整備」として、両敷地を一体的に再開発する予定です。


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区役所・サンプラザ地区再整備
 「区役所・サンプラザ地区再整備」は、中野区役所敷地と中野サンプラザ敷地の間を走る道路を廃止し、両敷地を一体的に再開発する構想です。延床面積約142,500㎡(容積率 599.5%)程度の建物を想定しています。

「区役所・サンプラザ地区 再整備等の考え方」で示された案
◆ 敷地面積-約21,300㎡
◆ 建築面積-約12,100㎡(建ぺい率56.8%)
◆ 延床面積-約142,500㎡(容積率 599.5%)


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中野サンプラザ
 再開発が計画されている「中野サンプラザ」です。音楽などの複合施設で、コンサート会場(客席数2,222席)として有名です。 開館は1973年6月1日で、開館から40年以上経過しています。

中野サンプラザの概要
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目1番1号
◆ 交通-JR中央本線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩1分
◆ 階数-地上21階、地下2階
◆ 高さ-約92m
◆ 敷地面積-9,529.79㎡
◆ 建築面積-約7,900㎡
◆ 延床面積-約63,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 客席数-2,222席
◆ 建築主-雇用促進事業団
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大林組、フジタ工業、佐藤工業JV
◆ 竣工-1973年01月
◆ 開館-1973年06月01日


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中野区役所
 
再開発が計画されている「中野区役所です。JR「中野駅」から徒歩3分の交通至便な場所にあります。

中野区役所の概要
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目8番1号
◆ 交通-JR中央本線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩3分
◆ 階数-地上9階、地下2階
◆ 敷地面積-約9,585㎡
◆ 建築面積-約5,050㎡
◆ 延床面積-約45,450㎡

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2015年2月 5日 (木)

JR東日本 2020年度から中央快速線等へのグリーン車サービスを導入 2階建てグリーン車2両を連結して12両編成に増強! 

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-中央快速線等へのグリーン車サービスを導入-
 JR東日本は2015年2月4日に、中央快速線等へのグリーン車サービスを導入すると発表しました。2020年度からのサービス開始を目指します。

 グリーン車サービスを導入する区間は、中央快速線の「東京駅~大月駅間」と青梅線の「立川駅~青梅駅間」です。
 中央快速線(東京~大月間)では、「E233系電車(番台)」で運行する全ての列車にグリーン車サービスを導入します。青梅線も中央快速線から直通する全ての列車にグリーン車を導入します。

 引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2015/02/04)
 中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について

 中央快速線・青梅線で運用されている「E233系電車(番台)」は、現在10両編成ですが、新たに2階建てグリーン車2両を連結して12両編成に増強します。グリーン車の連結位置は東京寄りの4両目・5両目となります。

 これに伴い、グリーン車導入区間の全44駅と車両基地などで、12両編成に対応するための、運行に必要な駅改良工事や線路改良・信号改良工事等を実施する予定です。


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オレンジ色の部分が、新たにグリーン車サービスの導入を行う区間です。これにより、首都圏の主要5方面(東海道、中央、東北、常磐、総武方面)すべてにグリーン車が導入されることとなります。


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2020年度から中央快速線等へのグリーン車サービスの導入が始まります。


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「E233系電車(番台)」です。東京寄りから4両目・5両目に2階建てグリーン車を連結します。

 新たに2階建てグリーン車2両を連結する事により、10両編成から12両編成に増強されます。



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2004年7月(10月までは普通車として営業)からサービスが始まった「宇都宮線・高崎線」のグリーン車です。


 
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「宇都宮線・高崎線」の2階建てのグリーン車です。



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JR浦和駅の「Suica専用グリーン券うりば」です。「グリーン券」を車内で買うと260円高くなります。

 駅の券売機が混み合っていたなどの理由によりグリーン券を持たずに乗車した場合でも、車内料金となるので注意が必要です。


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中央快速線等へ「グリーン車」が連結されると、ホームには「Suicaグリーン券売機」が設置されます。

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2015年2月 4日 (水)

さいたま市 「大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地

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-大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 JR大宮駅の西口と比べて古くからの小規模な建物が残り再開発が遅れている東口ですが、「大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業」が動き出そうとしています。

 引用資料 さいたま市・公式HP(PDF)
 大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要 

大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-埼玉県さいたま市大宮区大門町二丁目40番地ほか地内
◆ 階数-地上18階、地下3階
◆ 高さ-約93m
◆ 地区面積-約14,000㎡
◆ 敷地面積-約9,180㎡
◆ 建築面積-約7,000㎡
◆ 延床面積-約84,000㎡
◆ 用途-店舗、オフィス、公益施設
◆ 建築主-大門町2丁目中地区市街再開発組合(予定)
◆ 事業協力者-三井不動産、鹿島建設
◆ 着工-2015年度予定
◆ 竣工-2017年度予定
◆ 事業費-約500億円


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立面イメージです。街区の西側に「商業・業務棟」として地上18階の建物、東側には「公共・公益棟」として地上10階の建物を建設します。
 両棟は5~8階部分でつながる構造とし、地下は3階まであり、駐車場などとして利用する計画です。

 「商業・業務棟」の低層には商業施設、高層には民間企業のオフィスなどが入居する予定です。「公共・公益棟」の低層にはNHK放送局が入居する予定です。


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再開発予定地を南西側から見た様子です。


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再開発予定地を南東側から見た様子です。


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再開発予定地には、雑居ビル、駐車場、住宅などが混在しています。


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JR大宮駅の東口です。「ルミネ大宮1」はありますが、西口と比べて駅前も開発が遅れています。


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JR大宮駅のコンコースは「どひゃー!」とするくらい立派です。首都圏でもトップクラスの広いコンコースです。

 大規模なエキナカの商業施設「エキュート大宮」と「Dila大宮」もあります。私は首都圏に撮影に行った時は、埼玉県の友人と夜に「エキュート大宮」の中の飲食店で毎回会っています。改札を出なくていいので本当に便利です。


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JR大宮駅のホームはもっと立派です。ホーム幅が広く、全てのホームがほぼ直線です。新幹線を除く在来線だけで、地上ホームが島式5面10線(12番線は欠番)、地下ホームが島式2面4線の合計7面14線です。

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2015年2月 3日 (火)

長周期地震動対策で先行する新宿副都心 「新宿三井ビルディング」の長周期地震動対策

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-新宿副都心の長周期地震動対策-

 日本は世界でも稀なほどの地震国です。それまで安全と言われていた建築物やインフラも「阪神・淡路大震災」や「東日本大震災」で倒壊や損傷しました。絶対に安全といういう事は地震国の日本にもはや存在しない事を身をもって体験しました。

 現在建設中の超高層ビルは、「制振構造(制震構造)」や「免震構造」をほぼ採用しています。
 絶対に安全という訳ではありませんが、建物の損傷を少しでも少なくするためにはもはや必須となっています。

● 長周期地震動対策で先行する新宿副都心
 最新の超高層ビルが「制震構造(制振構造)」や「免震構造」の採用により「長周期地震動対策」を施しているのに対して、新宿副都心の超高層ビル群は、多くが1970年代~1990年代に竣工したため「長周期地震動対策」がほとんど施されていません。

 「BCP(事業継続計画)」に対するテナントのニーズの高まりにより、ビル間の競争やエリア間の競争が激しくなっています。
 そこで、新宿副都心の超高層ビル群は、ビル所有者が独自の決断により「長周期地震動対策」を実施すようになりました。

 すでに「新宿センタービル、新宿パークタワー、損保ジャパン本社ビル」の3棟は長周期地震動対策工事を実施済みです。「新宿三井ビルディング、東京都庁」も長周期地震動対策工事を実施中です。

 「日経ケンブラッツ」によると、 ”西新宿地区にある約30棟の超高層ビルのうち実施が明らかになっているのは数棟だが、「ほかのビルも、ほとんど全てが検討はしているのではないか」という声もある。” だそうです。

 日経ケンブラッツ(2014/08/05)
 長周期地震動対策で先行する新宿副都心


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新宿三井ビルディングの長周期地震動対策

 三井不動産は、鹿島建設の施工により「新宿三井ビルディング」において、長周期地震動が発生した場合の揺れを大幅に低減させるため、超大型制震装置「TMD(チューンド・マス・ダンパー)」を屋上に設置中です。

 引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2013/07/29)
 「新宿三井ビルディング」で長周期地震動の揺れを半減 日本初 屋上に超大型制震装置(約1,800t)を設置

 「新宿三井ビルディング」屋上の棟屋の両側に、超大型制震装置TMD(D3SKY)×6基設置します。
 振り子式の1基300トンの錘(すい)×6基設置し、錘(すい)が揺れることで建物の振動エネルギーを吸収して地震の揺れを大幅に抑制します。

 更に、低層階コア部に高性能オイルダンパー(HiDAX-e)×48台設置し、建物の揺れに応じてダンパーのオイル流量を制御することにより地震の揺れを抑制します。

 TMDとオイルダンパーの設置により、直下型地震から長周期地震動まで、地震の規模や特性にかかわらず制震効果を発揮します。
 東日本大震災の長周期地震動に当てはめると揺れを半分以下に低減、揺れの時間も6分の1程度に抑えます。


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「新宿三井ビルディング」の屋上にクレーンを設置しています。工期は2013年8月中旬~2015年4月末日の予定です。


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屋上のクレーンで部材を吊り上げています。


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敷地の西側に工事用の構台を設置しています。タワークレーンがありますが、私はこのタワークレーンがビル側面を最高部まで伸びるのかと思っていましたが、構台まで吊り上げる中継のクレーンだったようです。

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2015年2月 2日 (月)

港区 地上36階、高さ約185m「虎ノ門駅南地区地区計画 A-1街区」の再開発予定地

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-虎ノ門駅南地区地区計画 A-1街区-
 
「虎ノ門駅南地区地区計画」は、虎ノ門ヒルズの北側の再開発プロジェクトです。「A-1街区、A-2街区、B街区」の3街区で構成されています。

 最大規模の「A-1街区」は、「虎ノ門一丁目地区再開発計画」と呼ばれていた頃には、特区制度などを活用して、高さ200m程度の超高層ビルの建設を想定していると報道されていました。

 昨年末に内閣府から都市計画(素案)が公開されて概要が判明しています。地上36階、地下3階、高さGL+約185m、延床面積約175,000㎡(容積率対象面積約146,000㎡)で、A街区の1階部分にはバスターミナルも整備される予定です。

 引用資料 内閣府(PDF)
 都市再生特別地区(虎ノ門一丁目3・17地区)都市計画(素案)の概要

虎ノ門駅南地区地区計画 A-1街区の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目
◆ 階数-地上36階、地下3階
◆ 高さ-GL+約185m
◆ 敷地面積-約10,100㎡
◆ 延床面積-約175,000㎡(容積率対象面積約146,000㎡)
◆ 用途-オフィス、店舗、ビジネス支援施設、駐車場 等
◆ 事業協力者-森ビル
◆ 着工-2017年02月予定
◆ 竣工-2019年12月予定


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「位置図」です。


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「配置図」です。「A-1街区、A-2街区、B街区」の3街区で構成されています。


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「虎ノ門駅南地区地区計画 A-1街区、A-2街区」の建設予定地を北東側から見た様子です。北東側には、「虎ノ門10森ビル」があります。再開発予定地には他にも「森ビル」のナンバービルがあります。


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「虎ノ門駅南地区地区計画 A-1街区、A-2街区」の建設予定地を北西側から見た様子です。


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「虎ノ門駅南地区地区計画 A-1街区、A-2街区」の建設予定地を南西側から見た様子です。南西側には「西松建設」の旧本社ビルがあります。

 西松建設の本社は、南隣の「虎ノ門ヒルズ」に移転しています。再開発ビルが完成すると戻って来る可能性があります。


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虎ノ門駅南地区地区計画 B街区

 「B街区」は、外堀通りと桜田通りの交差点に面した「森村ビル」を核に、「勧銀不二屋ビル、大手町建物虎ノ門ビル」などが建つ二つの街区を一体開発する予定です。

 都市計画(素案)では、地上23階、地下3階、高さGL+約120m、延床面積約45,800㎡(容積率対象面積約38,300㎡)となっています。

虎ノ門駅南地区地区計画 B街区の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場 等
◆ 階数-地上23階、地下3階
◆ 高さ-GL+約120m
◆ 敷地面積-約2,800㎡
◆ 延床面積-約45,800㎡(容積率対象面積約38,300㎡)
◆ 事業協力者-野村不動産
◆ 着工-2017年03月予定
◆ 竣工-2020年03月予定


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「虎ノ門駅南地区地区計画 B街区」の建設予定地を西側から見た様子です。写真左側が「森村ビル」、奥が「勧銀不二屋ビル」、写真右側が「大手町建物虎ノ門ビル」です。

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2015年2月 1日 (日)

港区 虎ノ門パストラルホテル跡地 地上36階、高さ約180m「虎ノ門四丁目地区」の再開発予定地

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-都市再生特別地区(虎ノ門四丁目地区)-

 「虎ノ門パストラルホテル」は、農林漁業団体職員共済組合が、2007年9月27日実施した競争入札に「森トラスト」と「ダヴィンチ・アドバイザーズ」が連合を組み、2308億9908万円で落札しました。

 跡地には、地上36階、地下4階、高さ約180m、延床面積約210,000㎡(容積対象床面積約163,000㎡)のオフィス、ホテル・サービスアパートメント、店舗、カンファレンス等で構成される超高層ビルが建設される予定です。

 引用資料 森トラスト(PDF)
 都市再生特別地区(虎ノ門四丁目地区)都市計画(素案)の概要

 建物には、地震時の利用者の業務継続や居住の継続が可能となるよう、制震ブレースやダンパーなどの制震装置を導入し、非構造部材の被害も最小限に抑えるように工夫します。

 災害時の帰宅困難者1,500人の受入れなどについても、東京都や港区と協議を進めていいます。

都市再生特別地区(虎ノ門四丁目地区)の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門三丁目及び四丁目各地内
◆ 階数-地上36階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 都市再生特別地区の区域面積-約18,000㎡
◆ 敷地面積-約16,300㎡
◆ 延床面積-約210,000㎡(容積対象床面積約163,000㎡)
◆ 地震対策-制震ブレースやダンパーなどの制震装置を導入
◆ 用途-オフィス、ホテル・サービスアパートメント、店舗、カンファレンス等
◆ 建築主-森トラスト
◆ 着工-2015年度予定
◆ 竣工-2018年度予定


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「位置図」です。


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「配置図」です。


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東京タワーの特別展望台から見た「虎ノ門四丁目地区」の再開発予定地です。


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アップです。「虎ノ門四丁目地区」隣りの公立学校「旧:鞆絵小学校」跡地には「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業」が建設されます。


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地上から見た「虎ノ門四丁目地区」の再開発予定地です。


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「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業」との間には、東西に抜ける幹線道路「地区幹線道路1号(幅12m・延長約230m)」が整備されます。

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