渋谷区 大型都市模型で見る地上46階、高さ約228mの「渋谷駅地区駅街区開発計画」
-渋谷駅地区駅街区開発計画-
渋谷駅周辺では複数の大規模な再開発が計画されています。その中で最大規模のプロジェクトが「渋谷駅地区駅街区開発計画」です。
「渋谷駅地区 駅街区開発計画」は、JR渋谷駅の東側に地上46階、地下7階、高さ228.30mの東棟、西側に地上13階、地下5階、高さ約76mの西棟、東棟と西棟の間に、山手線・埼京線の線路とホームを覆う形で、地上10階、地下2階、高さ約61mの中央棟を建設します。
渋谷駅地区駅街区開発計画の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目23番地・24番地、渋谷道玄坂一丁目1番地、渋谷区道玄坂二丁目1番地 他
◆ 階数-地上46階、地下7階(東棟)、地上10階、地下2階(中央棟)、地上13階、地下5階(西棟)
◆ 高さ-最高部228.30m(東棟)、約61m(中央棟)、約76m(西棟)
◆ 敷地面積-15,275.55㎡(施設全体)
◆ 建築面積-18,192.10㎡(施設全体)
◆ 延床面積-268,368.69㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、オフィス、駅施設、駐車場等
◆ 事業主体-東京急行電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)
◆ 設計者-渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計、東急設計コンサルタント、ジェイアール東日本設計事務所、メトロ開発)
◆ デザインアーキテクト-隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所
◆ 施工者-東急建設、大成建設JV
◆ 着工-2014年06月10日(準備工事)
◆ 竣工-2019年07月末予定(東棟)、2028年03月末予定(中央棟、西棟)
◆ 開業-2020年度予定(東棟)、2027年度予定(中央棟、西棟)
(注意) 建築面積が敷地面積を上回るのは、西棟付近に設ける「西口アーバンコア」が道路上に架かっており、敷地面積には含まれないものの建築面積には含まれるためです。
渋谷ヒカリエ11階のスカイロビー特設コーナーでは、1/500スケールで表現した大型都市模型が公開されています。
下層階の様子です。北側壁面は直線ではなく、複雑な曲線を描いている事が分かります。東京メトロ銀座線の「渋谷駅」もきれいに再現されています。
将来的には、東側から見たらこのように見えます。
「渋谷駅地区駅街区開発計画」の建設現場です。マストが「東急建設カラー」のタワークレーンが見えますが、解体工事用です。
クアトロカッター
今も稼働しているのか分かりませんが、撮影時にはドイツ「BAUER(バウアー)社」の「クアトロカッター」が稼働していました。
さらに進化した「クアトロサイドカッター」というのもありますが、このマシン本体は「クアトロカッター」です。「CSM工法」により「山留め壁」を構築しています。
● CSM工法
「CSM工法」とは、「水平多軸回転カッター」を用いて「土」と「セメントミルク」を原位置で攪拌(かくはん)混合し、等壁厚の「ソイルセメント壁体(土留め壁、山留め壁、遮水壁等)」を構築する工法です。
「クアトロカッター」を別角度から見た様子です。
「quattro(クアトロ)」は数字の4を意味します。「クアトロカッター」は通常「4カッター」ですが、よく見ると下の「2カッター」しか装備されていません。この現場では「クアトロカッター」のマシン本体に2カッターを組み合わせていたようです。
「水平多軸回転カッター」です。地中で2つのカッターの間から「セメントミルク」を噴出させて原位置で攪拌(かくはん)混合し、「山留め壁」を構築します。
「渋谷駅地区駅街区開発計画」の建築計画のお知らせです。建築面積が敷地面積を上回るのは、西棟付近に設ける「西口アーバンコア」が道路上に架かっており、敷地面積には含まれないものの建築面積には含まれるためです。
| 固定リンク
« 祝! 2015年3月14日に「上野東京ライン」が開業 JR東日本が、東京駅発(北行)と上野駅発(南行)の前面展望動画を公開! | トップページ | 港区 地上37階、高さ約200mの「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事」 2015年3月14日の建設状況 »
「125 東京都・渋谷区」カテゴリの記事
- 原宿駅前の新たなランドマークとして、表参道のケヤキ並木を彩る (仮称)原宿クエスト建替え計画新築工事 2024年9月末の建設状況(2024.10.07)
- 渋谷区 都市再生ステップアップ・プロジェクト「(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」 2024年9月末の建設状況(2024.10.05)
- JR原宿駅 地域に親しまれてきた西洋風建物「旧駅舎」の外観を再現 原宿駅旧駅舎跡地開発 2024年9月末の建設状況!(2024.10.02)
- 国家戦略特区 総事業費約1,800億円 地上41階、高さ約208mの「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」 2025年2月以降に解体工事が始まる!(2024.09.25)
- 都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業 国土交通省が優良な民間都市再生事業計画として認定!(2024.08.28)