港区 地上39階、高さ約210mの「竹芝地区開発計画」が、国家戦略特区の特定事業に認定!
-竹芝地区開発計画-
「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」の事業予定者は2013年5月29日に決定し、2013年9月に東京都と基本協定を締結しました。
その後、事業計画の検討を進めていましたが、規模を大幅に拡大して2014年10月29日に正式発表されました。
更に、2015年3月19日には、国家戦略特別区域計画の特定事業(都市計画法等の特例)として内閣総理大臣認定を受けました。
引用資料 東急不動産・ニュースリリース(PDF:2015/03/20)
国家戦略特別区域計画の特定事業として竹芝地区開発計画が内閣総理大臣認定 ~東京の国際競争力を強化する開発計画が本格スタート~
● 首相官邸(国家戦略特区特集ページ)からの引用
(都市計画の決定又は変更に係る都市計画法の特例)
東急不動産株式会社及び鹿島建設株式会社が、竹芝地区において、都有地の活用により、新産業貿易センターと一体的にコンテンツ研究・人材育成拠点、外国人居住者等の生活支援施設等を整備するに際し、また、森トラスト株式会社が、虎ノ門四丁目地区において、地域資源を活用した産業育成・海外展開を支援するビジネス支援施設、外国人居住者等の生活支援施設等を整備するに際し、当該事業に係る都市計画決定等のワンストップ処理を可能とします。(平成27年3月19日)
首相官邸 → 国家戦略特区特集ページ
都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)
全体計画概要
◆ 所在地-東京都港区海岸一丁目20番9他
◆ 敷地面積-約15,600㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約200,000㎡(施設全体)
◆ 事業主体-株式会社アルベログランデ(施設を整備するため、東急不動産と鹿島建設が設立した事業会社)
◆ 着工-2015年度予定
◆ 竣工-2019年度予定
A街区(業務棟)概要
◆ 階数-地上39階、地下2階
◆ 高さ-約210m
◆ 敷地面積-約12,200㎡
◆ 延床面積-約180,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、コンテンツ関連施設、新産業貿易センター等
◆ 着工-2016年度予定
◆ 竣工-2019年度予定
B街区(住宅棟)概要
◆ 階数-地上21階
◆ 高さ-約100m
◆ 敷地面積-約3,400㎡
◆ 延床面積-約20,000㎡
◆ 用途-共同住宅、サービスアパートメント、子育て支援施設等
◆ 着工-2015年度予定
◆ 竣工-2017年度予定
浜松町駅から首都高速道路「都心環状線」を跨ぎ、「業務棟」へ直結する歩行者デッキは、「住宅棟」を経由して「竹芝ふ頭、ゆりかもめ竹芝駅」へ接続します。バリアフリーな動線により、地区の歩行者ネットワーク強化を図ります。
● 高さ約210mは航空法の高さ制限より高い
完成イメージ図を見て「竹芝地区」に高さ約210mは建設可能? 航空法の高さ制限は? と疑問に思い「東京国際空港高さ制限回答システム」で調べてみました。
敷地北端が制限高(標高)約202mで、敷地南端が制限高(標高)約199mでした。「建築等可能高=制限高-照会地の地盤の高さ(標高)」なので、そこから照会地の「地盤の高さ(標高)」にを引く必要があります。
極端な事を言うと標高が0mだったとしても航空法の高さ制限で高さ約200mまでの超高層ビルしか建設出来ません。高さにおいても国家戦略特区の特例が適用されているのは間違いありません。
「旧芝離宮恩賜庭園」のすぐ北側に「歩行者デッキ」が整備されます。歩行者デッキは、「旧芝離宮恩賜庭園」の先に見える首都高速道路「都心環状線」をオーバーパスする予定です。
世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」の建設予定地です。
「A街区」敷地東側の「東京都立産業貿易センター」はまだ残っています。「東京都立産業貿易センター」は、2015年9月30日をもって施設貸出を終了します。
「A街区」の敷地西側の「東京都計量検定所跡地」は更地になっています。
「B街区」の「東京都公文書館跡地」も更地になっています。
| 固定リンク