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2015年4月

2015年4月30日 (木)

品川区 Ⅱ期工事が完成して全面開業した「阪急大井町ガーデン(新阪急大井ビル)」

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-阪急大井町ガーデン(新阪急大井ビル)-

 2011年3月14日に品川区の大井町駅前に「阪急大井町ガーデン」のがオープンしました。 「阪急大井町ガーデン」は、「エイチ・ツー・オー リテイリンググループ」が大井町駅前に建設した地上30階、高さ99.15mの複合施設の正式名称です。

 メインテナントは、ビジネスホテルの「アワーズイン阪急」です。「アワーズイン阪急」は、日本最大級の1,100室のビジネスホテルで、最安値のシングルプラン(シャワー、冷蔵庫付)は、お風呂はありませんが、一泊5700円(税込)と大変魅力的な価格となっています。

 引き続き、既存の旧「アワーズイン阪急」を解体してⅡ期工事が行われ、2014年3月4日に「アワーズイン阪急ツイン館」が開業し、「阪急大井町ガーデン」がグランドオープンしました。

 先に完成した「アワーズイン阪急」は、「シングル館(1,100室)」という名称になりました。Ⅱ期工事で完成した「アワーズイン阪急ツイン館」は、客室数288室です。
 Ⅱ期工事の完成により、「阪急大井町ガーデン」の1~3階の商業施設も規模を拡大して、総店舗数42店舗となりました。

阪急大井町ガーデン(新阪急大井ビル)の概要
◆ 計画名-新阪急大井ビル(仮称)
◆ 所在地-東京都品川区大井一丁目50-5
◆ 交通-JR京浜東北線大井町駅下車徒歩1分、りんかい線大井町駅下車徒歩3分、東急大井町線大井町駅下車徒歩3分
◆ 階数-地上30階
◆ 高さ-最高部99.15m、軒高98.81m
◆ 敷地面積-9,866.71㎡
◆ 建築面積-8,085.01㎡
◆ 延床面積-64,311.52㎡
◆ 構造-鉄骨造 、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎(場所打ち)直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(5階に中間免震層)
◆ 用途-ホテル、店舗、共同浴場、スポーツ施設
◆ 建築主-大井開発(エイチ・ツー・オー リテイリンググループ)
◆ 設計者・監理者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2008年12月01日(Ⅰ期工事)
◆ 竣工-2011年03月(Ⅰ期工事・竣工)、2014年02月17日(Ⅱ期工事・工事完了)
◆ オープン-2011年03月14日(アワーズイン阪急オープン)、2014年03月04日(グランドオープン)


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Ⅰ期工事により、2011年3月14日にオープンした「アワーズイン阪急」です。5階に中間免震層を設けた「免震構造」となっています。

 6階以上が客室で、日本最大級の1,100室のビジネスホテルとなっています。グランドオープンにより「アワーズイン阪急シングル館」という名称になりました。


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Ⅰ期工事により、2011年3月14日にオープンした「阪急大井町ガーデン」の下層階部分です。1階が「阪急百貨店大井食品館」と商業施設(飲食・コンビニ)、2階が商業施設(飲食・物販・サービス)、3階がホテルのフロントと貸会議室となっています。

 スーパー銭湯「おふろの王様」は3階・4階部分、「阪急大井テニス&ゴルフスクール」は4階・6階部分(5階は中間免震層)にあります。


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Ⅱ期工事により、2014年3月4日にオープンした「アワーズイン阪急ツイン館」です。ホテル部分は3階~14階です。

 客室数は288室で、全室ツインルームとなっています。5階の16室は、エキストラベッドを使ってトリプルルームとしても利用出来ます。


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Ⅱ期工事により、2014年3月4日にグランドオープンした「阪急大井町ガーデン」の下層階部分です。

 Ⅱ期工事の完成により、「阪急大井町ガーデン」の1~3階の商業施設も規模を拡大して、総店舗数42店舗となりました。


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Ⅱ期工事で完成した部分の下層階を北西側から見た様子です。

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2015年4月29日 (水)

東京ディズニーリゾート 「東京ディズニーランド、東京ディズニーシー」の今後の開発構想 大規模開発エリアのテーマ方針を一部決定!

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-東京ディズニーリゾート-

 「オリエンタルランド」は2014年10月30日に、「東京ディズニーランド、東京ディズニーシー」の今後の開発構想を発表しました。

 2015年4月28日に、2015年3月期決算が発表されましたが、同じ日に「東京ディズニーランド、東京ディズニーシー今後の開発構想 大規模開発エリアのテーマ方針を一部決定」も発表されました。

 オリエンタルランド・ニュースリリース(PDF:2015/04/28)
 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー今後の開発構想 大規模開発エリアのテーマ方針を一部決定

 「オリエンタルランド」は、今後10年間(2015年3月期~2024年3月期)で、テーマパーク事業に5,000億円レベルの投資を実行します。

● 東京ディズニーランド
 東京ディズニーランドでは、「ファンタジーランドの再開発」をコンセプトに「ファンタジーランド」の面積を約2倍にする再開発を行います。

 ファンタジーランドは、ディズニー映画「美女と野獣、ふしぎの国のアリス」などをテーマとした複数のエリアで構成します。2015年中にはエリアの詳細が判明する予定です。導入時期は2017年度以降です。

● 東京ディズニーシー
 東京ディズニーシーでは、ロストリバーデルタの南側に8つ目の「新テーマポートの開発」を検討しています。

 東京ディズニーシーの新テーマポートは全体のテーマを北欧とし、「アナと雪の女王」の世界を体験できるエリアも含みます。2015年中にはエリアの詳細が判明する予定です。導入時期は2017年度以降です。


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東京ディズニーランドの拡張部分

 「東京ディズニーランド」の拡張部分です。拡張エリアとバックステージ等で使用します。拡張により、西側の「バス駐車場」と「一般駐車場」のかなりの面積が閉鎖されます。

 ここまで広範囲に駐車場が閉鎖されるのは、「東京ディズニーランドホテル」が建設された時以来だと思います。


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東京ディズニーシーの拡張部分

 「東京ディズニーシー」の拡張部分です。「新テーマポート」のエリアとバックステージ等で使用します。

 敷地南西角に将来活用するために未使用地として残しておいた部分を利用するので、駐車場等の閉鎖は一切ありません。

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2015年4月25日 (土)

港区 大規模な再整備が計画されている「品川駅西口駅前広場」 駅前の4隅の土地を所有する「京浜急行グループ」

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-品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン-

 品川駅は、羽田空港へのアクセス、リニア中央新幹線及び新幹線の駅として今後ますます重要な一大交通拠点となります。

 東京都は、「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」を作成して、品川駅周辺の今後の方向性を示しています。

 東京都・報道発表資料(2014/09/22)
 「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」ができました


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川駅西口駅前広場の再整備
 「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」の中で、「品川の顔」となる「品川駅西口駅前広場」の再整備についても触れています。

 品川駅西口地区は、MICE・宿泊施設等、国内外から多くの人が訪れる地区であることから、品川の玄関口として西口に建築物と一体となったシンボル性のある広場空間を設けます。
 広場空間に加え周辺開発との連携により地域交通を担う交通結節機能を配置し「西口駅前広場」として再整備します。

 「東西自由通路」の西側延伸、「国道15号(第一京浜)」の拡幅等も行われる予定なので、西口駅前広場は大きく変わる事が予想されます。


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とは言っても現状の品川駅西口駅前広場は、「品川の顔」には程遠い状態です・・・


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品川駅西口駅前広場は、ロータリーも非常に狭いです。


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品川駅西口駅前広場は、東西に拡張余地がほとんどありません。


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「国道15号(第一京浜)」の上を「東西自由通路の西側延伸」が計画されています。「東西自由通路の西側延伸」が行われるとかなり便利になります。

 あくまでも私の妄想ですが、現在の駅前広場は拡張余地がほとんど無いので、東西自由通路の西側延伸を行い、「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」側にも駅前広場を設置する事も考えられます。


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国道15号(第一京浜)の拡幅
 歩道橋から「国道15号(第一京浜)」を北側に見た様子です。「国道15号(第一京浜)」の拡幅等も計画されています。


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歩道橋の北側は、道路西側の「バス停」部分を利用すれば南北の距離は短いですが、拡幅出来そうです。


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歩道橋から「国道15号(第一京浜)」を南側に見た様子です。現状では拡幅余地がほとんど無いように見えます。


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京浜急行グループ
 「品川の顔」となる「品川駅西口駅前広場」の大規模な再整備のカギは、「京浜急行グループ」が握っています。と言うのも「京浜急行グループ」が4隅の土地を抑えているからです。

 「京浜急行グループ」は、このあたりの大家さんです。品川駅周辺に約6万㎡の土地を所有しています。

 引用資料 京浜急行電鉄(PDF)
 品川・羽田空港の持つ高いポテンシャルの活用(品川) 


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京急品川駅
 品川駅西口駅前広場の南側には「京急品川駅」があります。「京急品川駅」は、ホームを現在の2面3線から2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う構想があります。

 どのように工事を行うのかさっぱり分かりませんが、駅の地平化は、駅前広場の拡張には逆行しそうな気がします・・・


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京急第10ビル
 品川駅西口駅前広場の北側にある「京急第10ビル」です。「京浜急行グループ」が2012年に約115億円を投じて取得しました。

 あくまでも私の妄想ですが、このビルを建て替えて、1階部分を交通広場にすれば、駅前広場の機能を北側に拡張出来そうです。


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SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)
 北西側にある複合商業施設「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」です。2010年9月に閉館した「ホテルパシフィック東京」の建物を再活用する形で開業しました。「京浜急行グループ」が所有しています。


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京急第1ビル(ウィング高輪WEST)
 南西側にある「京急第1ビル(京急ショッピングプラザ ウィング高輪WEST)」も「京浜急行グループ」が所有しています。

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2015年4月24日 (金)

港区 地上44階、高さ約160mの「白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合の設立を認可!

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-白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業-

 「白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業」は、「白金アエルシティ」の少し北側で、首都高速「目黒線」の南側一帯の再開発プロジェクトです。

 東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「白金一丁目東部北地区市街地再開発組合」の設立を2015年4月24日(金)に認可します。

 引用資料 東京都報道発表資料(2015/04/23)
 白金一丁目東部北地区市街地再開発組合の設立認可について

 日刊建設工業新聞(2015/04/24)
 白金一丁目東部北地区再開発(東京都港区)/都が組合設立認可、16年10月着工

 前の資料では、地上43階、高さ約156mでしたが、今回の発表では1階、高さ約4m高くなっています。「中層棟1、中層棟2」の高さは不明ですが、階数が変更になっています。

(旧)白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地 -東京都港区白金一丁目内
◆ 階数-(高層棟)地上43階、地下2階、(中層棟1)地上14階、地下2階、(中層棟2)地上7階、地下1階
◆ 高さ-最高部約156m(高層棟)
◆ 事業区域面積-約17,000㎡
◆ 敷地面積-約11,110㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約6,650㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約133,700㎡(施設全体)
◆ 構造-(高層棟)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、店舗、オフィス、工場、生活利便施設(店舗、病院等)
◆ 総戸数-約1,200戸

(新)白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地 -東京都港区白金一丁目内
◆ 階数-(高層棟)地上44階、塔屋2階、地下2階、(中層棟1)地上17階、地下2階、(中層棟2)地上6階、地下1階
◆ 高さ-最高部約160m(高層棟)
◆ 事業区域面積-約17,000㎡
◆ 敷地面積-約11,110㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約134,770㎡(施設全体)
◆ 構造-(高層棟)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、生活利便施設(子育て支援施設、店舗等)、工場(権利者用)
◆ 総戸数-約1,220戸
◆ 建築主-白金一丁目東部北地区市街地再開発組合(参加組合員予定者 東京建物、長谷工コーポレーション、住友不動産、野村不動産、三井不動産レジデンシャル)
◆ 事業協力者-長谷工コーポレーション
◆ コンサルタント業務-佐藤不動産鑑定コンサルティング、上野計画事務所、日本工営
◆ 設計業務-梓設計
◆ 着工-2016年10月予定
◆ 竣工-2020年03月予定
◆ 総事業費-約565億円


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「完成予想図」です。


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「計画配置図」です。


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地上から見た「白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。

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2015年4月20日 (月)

JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)連続立体交差事業 上下線ともに高架移行が完了した「南多摩駅」

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-JR南武線の連続立体交差事業-

 「東京都」と「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、「JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)連続立体交差事業」を進めています。

  事業延長は、約4.3km(第一期区間:約1.9km、第二期区間約2.4km)で、事業費約598億円、事業期間1992年度~2015年度(予定)となっています。

 引用資料 概要図(PDF)
 JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)連続立体交差事業

 2013年12月23日には全線高架化が完了し、15ヶ所すべての踏切を除却しました。引き続き沿道環境の保全や側道整備などを実施しています。

● 南多摩駅(みなみたまえき)
 「南多摩駅(みなみたまえき))」は、東京都稲城市にあります。高架化工事前は、相対式2面2線の地上駅でした。

 2011年12月24日に下り線(1番線)が高架化しました。更に2013年12月23日に上り線(2番線)が高架化して、島式1面2線の高架駅に生まれ変わりました。


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高架に移行した「南多摩駅」のホーム東端から東側(登戸・武蔵小杉・川崎方面)を見た様子です。


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高架に移行した「南多摩駅」のホーム東端から西側を見た様子です。ホームの床は「アスファルト」となっています。


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一番東側に「エスカレーター」があります。上下共に設置されています。


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次に「エレベーター」があります。


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次にエアコン付きの「待合室」があります。


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一番西側に「階段」があります。


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「発車標」です。コンパクトな2段表示の3色LEDとなっています。


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外壁です。


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軌道はJR東日本が独自に開発した弾性まくらぎ直結軌道の「弾性バラスト軌道」となっています。


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高架に移行した「南多摩駅」のホーム西端から東側を見た様子です。


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高架に移行した「南多摩駅」のホーム西端から西側(府中本町・立川方面)を見た様子です。


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アップです。「府中街道(都道9号)」に架かるアーチ橋です。


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1階の改札内コンコースです。


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東側に「エスカレーター」があります。


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中央に「エレベーター」があります。


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西側に「階段」があります。


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改札内コンコースから見た改札口です。

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2015年4月19日 (日)

新宿区 売場面積約40,000㎡ 国内最大級の家電量販店に建て替えられる予定の「ヨドバシカメラ・新宿西口本店」

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-ヨドバシカメラ・新宿西口本店の建て替え-

 「ヨドバシカメラ」は、2020年をめどに新宿駅西口前で、売場面積が約40,000㎡の国内最大級の家電量販店を開業する予定です。
 免税売り場も広く確保し、東京オリンピックで増える外国人観光客を呼び込みます。総事業費は約500億円の見通しです。

 新宿一帯は家電売上高が日本全体の約5%程度の年間2500億円とされ、日本一です。訪れる外国人観光客も増えています。

 ヨドバシカメラの現在の「新宿西口本店」は、合計で約20,000㎡の売場面積を持ち、年間売上高は1000億円弱とみられています。
 しかし、「新宿西口本店」は、店舗名こそ1つですが、10ヶ所以上の建物に分散しています。「マルチメディアAkiba」のように一つのビルで買い物する事が出来ません。

 そのために再開発を行い、再開発ビル2棟に集約します。階数20階程度で、飲食店などのテナントも入れた大型の複合商業施設とします。
 新店は道路を挟んだ再開発ビル2棟を一体運営し、売場面積は現在の2倍の約40,000㎡と国内最大級の家電量販店となる予定です。

 化粧品やブランド品などの免税売り場も大きく確保し、外国語を話せる従業員を増やすなど体制を整えて外国人比率をさらに高め、富裕層の大口購入などの需要をつかみます。


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MY新宿第2ビル(旧:安田生命第2ビル)
 建て替えが予定されている「MY新宿第2ビル(旧:安田生命第2ビル)」です。「ヨドバシカメラ」が、2010年7月に取得しています。

 「MY新宿第2ビル(旧:安田生命第2ビル)」を取り壊し、跡地に高層店舗を開業する予定です。階数は20階程度の見通しです。
 20階程度に飲食店などのテナントも入れてもすべてが店舗や飲食店とは考えられないので、上層階は賃貸オフィスもしくはホテルの可能性があります。

 新店は道路を挟んだ再開発ビル2棟を一体運営し、売場面積は現在の2倍の約40,000㎡と国内最大級の家電量販店となる予定です。


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「MY新宿第2ビル」を南東側から見た様子です。


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「MY新宿第2ビル」を北西側から見た様子です。


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新宿高速バスターミナル
 「MY新宿第2ビル」の西側には京王電鉄バスが運営するバスターミナル「新宿高速バスターミナル」があります。

 「MY新宿第2ビル」の1階にサービスカウンター、地下1階には「地下待合室」があります。私は関西と東京の移動によく「新宿高速バスターミナル」を利用しますが、バスはひっきりなしに発着しています。

 ビルの建て替えには、「新宿高速バスターミナル」の移転が必要になります。どこに移転するのでしょうか? ネットで検索してみましたが、具体的な内容は全くヒットしませんでした。

 JR新宿駅周辺では、「新宿駅南口地区基盤整備事業」の中の1つである「新宿交通結節点整備工事」がJR東日本により行われています。
 4階には高速バス関連施設が設けられます。完成すると「新宿高速バスターミナル」の機能が移転する事も考えられますが、JR東日本の事業なので移転しないかも知れません。


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「MY新宿第2ビル(旧:安田生命第2ビル)」の南隣には、商業ビル「110ビル(イチイチマルビル)」が建てられ、2013年5月31日にオープンしています。

 「MY新宿第2ビル」と一体的に再開発したらいい感じになっていたのですが、私のようなビルヲタの思い通りにはなりません(笑)。


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「110ビル(イチイチマルビル)」は、地上11階、地下3階、延床面積約8,631㎡の商業ビルです。


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「110ビル(イチイチマルビル)」の西側路面階には「新宿高速バスターミナル(待合所)」が設けられています。

 私は前回東京に行った時にここを利用しました。入り口で「乗車券」のチェックがあり、「乗車券」が無いと入れません。それに午後10時で閉鎖されます。
 夜間高速バスは、午後10時以降もたくさんあるので、「MY新宿第2ビル」の地下1階にある「地下待合室」に移動する必要があります。

 この部分が、建て替え期間中の代替施設になるのかな? と思って行きましたが、狭くて無理です。とても代替施設にはなり得ません。


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北側のヨドバシカメラ・新宿西口本店「マルチメディア館北館」です。「マルチメディア館北館」は建て替えられます。

● ヨドバシカメラ・宿西口本店
 ヨドバシカメラの「新宿西口本店」は、新宿駅西口一帯で10ヶ所以上の建物に分散しています。合計で約20,000㎡の売場面積を持ち、年間売上高は1000億円弱とみられています。

 「MY新宿第2ビル(旧:安田生命第2ビル)」跡地の高層店舗が開業後、「新宿西口本店」を近隣の複数ビルも含めて大型ビルに建て替えます。

 この区画には、「マルチメディア館北館、マルチメディア館東館、マルチメディア館南館、トラベル館」があるので、一体的に再開発されると思われます。

 新宿西口本店の各館の位置 → 新宿西口本店・地図 


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南側のヨドバシカメラ・新宿西口本店「マルチメディア館東館」です。「マルチメディア館東館」も「マルチメディア館北館」と一体的に建て替えられます。

 新店は道路を挟んだ再開発ビル2棟を一体運営し、売場面積は現在の2倍の約40,000㎡と国内最大級の家電量販店となる予定です。


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夜のヨドバシカメラ・新宿西口本店「マルチメディア館東館」です。夜も非常ににぎわっています。


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「MY新宿第2ビル」と「マルチメディア館北館・東館」の間の道路は、高速バスや多くの通行人でいつもカオス状態です。正に「THE新宿」という感じの場所です。

 全く関係無い話ですが、新宿といえば4月1日~4月14日まで「Perfume」が、「伊勢丹新宿店」を舞台として、 ”Perfume×伊勢丹 「Pick Me Up」” のコラボレーションをしていました。
 アメリカのロックバンド「OK Go」も少し出演している「伊勢丹新宿店」を舞台としたミュージックビデオはかなり凝っています。

 YouTube → [MV] Perfume 「Pick Me Up」

 「Pick Me Up」のミュージックビデオで、3人がダンスする部分の衣装と振付が可愛くて、萌え死にしそうになりました(笑)。

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2015年4月18日 (土)

横浜市 相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業 Part2・「天王町駅」はこうなる!

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-相模鉄道本線・天王町駅(てんのうちょうえき)
 「相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業」は、「星川駅」と「天王町駅」を含めた約1,900mを高架化し、交通の円滑化による都市機能の充実を主な目的とするプロジェクトです。

 「星川・天王町駅周辺地区」には、保土ケ谷区総合庁舎や横浜ビジネスパークをはじめ多様な業務施設が集積しています。その中央を走る相鉄線には9ヶ所の踏切があり、慢性的な交通渋滞が生じています。

 相模鉄道本線を高架化し、9ヶ所の踏切を除却するとともに道路を含めた周辺地域の整備を行うことで、踏切の解消と交通の円滑化、地域の一体化を図ります。事業期間は2002年度~2018年度の約17年間、総事業費は470億円を予定しています。


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「相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業」の概要です。

 引用資料 横浜市道路局
 相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業 


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天王町駅の計画見直し
 当初計画では、「天王町駅(てんのうちょうえき)」を全面改修する予定でした。しかし用地買収の難航やコスト削減により規模が縮小されました。

 引用資料 横浜市道路局(PDF:2013/04)
 天王町駅部の計画変更について

 変更案では、「天王町駅」の駅部の約3分/1の基礎及び柱を有効活用し、高架橋の途中からかさ上げを行う事になっています。ホームも島式1面2線から現状と同じ相対式2面2線に変更なりました。


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「天王町駅(てんのうちょうえき)」の完成イメージです。約3分/1の基礎及び柱を有効活用しますが、耐震性を向上させるため柱を補強し、駅舎全体は、内外装ともに全面的にリニューアルされます。さらに、駅内部には、エスカレーターが設置され利便性が向上します。


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上り線ホーム(2番)の北西端から「海老名・湘南台方面」を見た様子です。


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アップです。既存の線路の南側に高架橋を建設しています。


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高架橋のアップです。


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上り線ホーム(2番)の北西端から南東側を見た様子です。


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「天王町駅」の南東側(横浜方面)の約3分/1の基礎及び柱を有効活用します。


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ホーム床はすでに一部仮設になっています。


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ホーム床の仮設と本設の境目です。



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上り線ホーム(2番)の南東端から北西側を見た様子です。このあたりの基礎及び柱を有効活用します。


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上り線ホーム(2番)の南東端から「横浜方面」を見た様子です。


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下り線ホーム(1番)の北西端から「海老名・湘南台方面」を見た様子です。


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アップです。この部分に高架橋を建設します。


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既存の線路の南側に高架橋を建設しています。


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下り線ホーム(1番)の北西端から南東側を見た様子です。

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2015年4月17日 (金)

横浜市 相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業 Part1・「星川駅」はこうなる!

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-相模鉄道本線・星川駅-
 「相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業」は、「星川駅」と「天王町駅」を含めた約1,900mを高架化し、交通の円滑化による都市機能の充実を主な目的とするプロジェクトです。

 「星川・天王町駅周辺地区」には、保土ケ谷区総合庁舎や横浜ビジネスパークをはじめ多様な業務施設が集積しています。その中央を走る相鉄線には9ヶ所の踏切があり、慢性的な交通渋滞が生じています。

 相模鉄道本線を高架化し、9ヶ所の踏切を除却するとともに道路を含めた周辺地域の整備を行うことで、踏切の解消と交通の円滑化、地域の一体化を図ります。事業期間は2002年度~2018年度の約17年間、総事業費は470億円を予定しています。


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「相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業」の概要です。

 引用資料 横浜市道路局
 相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業 


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「星川駅」の完成イメージです。島式2面4線の地上駅から島式2面4線の高架駅に生まれ変わります。


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下り線ホーム(1番・2番)の南東端から「横浜方面」を見た様子です。


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下り線ホーム(1番・2番)の南東端から北西側を見た様子です。


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先に下り線の工事が行われています。仮設の下り線のホーム(1番・2番)の上に高架駅舎を建設する「直上高架方式」を採用しています。

● 直上高架方式
 全国の多くの高架工事は「仮線方式」を採用しています。これに対して「直上高架方式」は、現在列車が走っている線路の真上に、高架橋を建設する方式です。

 この方式は、土地買収が最小限で済むというメリットがありますが、安全確保が難しく、工事の難易度は高まります。「京急蒲田駅付近連続立体交差事業」で採用されて話題になりました。


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下り線ホーム(1番・2番)の北西端から南東側を見た様子です。


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下り線ホーム(1番・2番)の北西端から「海老名・湘南台方面」を見た様子です。


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上り線ホーム(3番・4番)の南東端から「横浜方面」を見た様子です。


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上り線ホーム(3番・4番)の南東端から北西側を見た様子です。


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上り線ホーム(3番・4番)の北西端から南東側を見た様子です。


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上り線ホーム(3番・4番)の北西端から「海老名・湘南台方面」を見た様子です。


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上り線ホーム(3番・4番)の南東端から北西側を見た様子です。この上に高架駅舎を建設します。

 仮設のホームの床は、固く、表面がザラザラで、靴底がすぐに擦り減りそうな材質です。非常に歩きにくいのでもう少しなんとかならないのでしょうか?


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各ホームと改札口は、仮設の「跨線橋(こせんきょう)」で結ばれています。


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上り線ホーム(3番・4番)の北西端から南東側を見た様子です。この上に高架駅舎を建設します。

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2015年4月16日 (木)

千葉県習志野市 大規模マンション「ザ・レジデンス津田沼奏の杜」 2015年4月中旬の建設状況

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-ザ・レジデンス津田沼奏の杜-

 「奏の杜(かなでのもり)」は、千葉県習志野市のJR津田沼駅南口西側の約35haの整備計画です。
 長年、畑作農地として利用されてきましたが、農家減少から空き地が広がり、宅地への転換が急がれていました。大規模開発により、人口7,000人のニュータウンが誕生する予定です。

 「奏の杜」に、総戸数869戸の大規模マンション「ザ・レジデンス津田沼奏の杜〈津田沼奏の杜“モリコア”プロジェクト〉」が建設中です。2015年4月中旬の最新の建設状況を「bgds氏」に送って頂いたのでUPしたいと思います。

 「ザ・レジデンス津田沼奏の杜 〈津田沼奏の杜“モリコア”プロジェクト〉」は、「アライズレジデンス、ブロードレジデンス、センターレジデンス、ディーセントレジデンス」の4棟で構成されています。

ザ・レジデンス津田沼奏の杜の概要
◆ 所在地-千葉県習志野市習志野都市計画事業JR津田沼駅南口特定土地区画整理事業地内29街区1画地(仮換地)
◆ 交通-JR総武線快速・総武線「津田沼」駅より徒歩7分、京成本線・新京成線「京成津田沼」駅より徒歩17分、新京成線「新津田沼」駅より徒歩12分
◆ 階数-地上6階、地下1階(アライズレジデンス)、地上24階、地下1階(ブロードレジデンス)、地上24階、地下1階(センターレジデンス)、地上13階、地下1階(ディーセントレジデンス)
◆ 高さ-71.93m
◆ 敷地面積-24,009.19㎡(売買対象面積)、アライズレジデンス3,007.44㎡、ブロードレジデンス5,172.73㎡、センターレジデンス4,009.06㎡、ディーセントレジデンス11,819.95㎡
◆ 建築面積-アライズレジデンス1,319.86㎡、ブロードレジデンス2,322.64㎡、センターレジデンス2,339.03㎡、ディーセントレジデンス5,945.19㎡
◆ 延床面積-アライズレジデンス4,635.55㎡、ブロードレジデンス33,181.57㎡、センターレジデンス31,204.15㎡、ディーセントレジデンス20,720.92㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造(1階下の免震ピット部分に鉛プラグ入り積層ゴム支承、弾性すべり支承等を設置)
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-869戸(販売総戸数670戸(アライズレジデンス47戸、ブロードレジデンス321戸、センターレジデンス272戸、ディーセントレジデンス30戸)非分譲199戸)
◆ 建築主-三菱地所レジデンス、野村不動産、三井不動産レジデンシャル
◆ 設計者・監理者-フジタ
◆ 施工者-フジタ
◆ 着工-2013年03月末日
◆ 竣工-2015年06月下旬予定
◆ 入居開始-2015年09月下旬予定


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まるで巨大な壁ですね(写真提供bgds氏)。


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位置図です。

 引用資料 公式ホームページ
 ザ・レジデンス津田沼奏の杜  〈津田沼奏の杜“モリコア”プロジェクト〉


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(おまけ)
 Yahoo!のトップページにも載っていましたが、アニメ「機動警察パトレイバー」の2015年5月に劇場公開される実写版「THE NEXT GENERATION パトレイバー首都決戦」の撮影で使われた実物大「98式AVイングラム」が、姫路城近くの「家老屋敷跡公園」でデッキアップが行われました。

 私が運営しているもう一つのブログに、2015年4月15日に行われたデッキアップの様子を特集したので良かったら見て下さい。

 全高8mの「パトレイバー」実物大イングラムが姫路に降臨! 白亜の姫路城近くで、白いイングラムがデッキアップ!

 「平成の大修理」が行われ、2015年3月27日にグランドオープンしたばかりの白亜の世界遺産の国宝「姫路城」近くで、白いイングラムが「デッキアップ」というコラボに多くの観衆から拍手が巻き起こりました。

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2015年4月15日 (水)

新宿区 「新国立競技場」の整備に伴い、移転・新築される「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」

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-日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟-

 「日本青年館」と「日本スポーツ振興センター」は、2015年4月13日に「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟新営工事」の一般競争入札(WTO対象)を公告しました。

 日刊建設工業新聞(2015/04/14)
 スポーツ振興センターら/日本青年館・JSC本部新築WTO入札公告

 建設予定地は、解体工事中の国立競技場周辺にある「国立競技場西テニス場」の跡地の敷地面積約6,671㎡です。
 国立競技場の改築に伴い、別の場所に建っている「日本スポーツ振興センター(JSC)本部」の事務機能や「日本青年館」の宿泊施設・ホールなどの機能を集約した施設を整備します。

日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟の概要
◆ 所在地-東京都新宿区霞ヶ丘町16番8号
◆ 階数-地上16階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部71.85m、軒高69.95m
◆ 敷地面積-約6,671㎡
◆ 建築面積-約2,668㎡
◆ 延床面積-約32,000㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-劇場(1,250席)、ホテル(220室)、オフィス、駐車場
◆ 建築主-日本青年館、日本スポーツ振興センター
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-未定
◆ 着工-2015年07月01日予定
◆ 竣工-2017年05月31日予定


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「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」のイメージパースです。下記の「新宿区景観まちづくり審議会」に非常に詳しいPDF資料が載っています。ただし、総30ページで非常にファイルが大きく重いです。

 引用資料 第56回新宿区景観まちづくり審議会(PDF)
 日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟について

 PDF資料の「西側立面図、南側立面図」を見ると高さは、最高部71.85m、軒高69.95mとなっています。


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「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」の建設予定地です。解体される「日本青年館」の南側の「国立競技場西テニス場」跡地に移転します。


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「日本青年館」や「日本スポーツ振興センター本部」が建っている場所は、「新国立競技場」の敷地の一部となります。

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2015年4月13日 (月)

恐るべし国家戦略特区の効力! 「(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業」が、高さ約180mから高さ約220mに大幅アップ!

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-(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業-

 「国家戦略特別区域法」に基づき東京圏国家戦略特別区域会議の下に設置された「東京都 都市再生分科会」の第5回が、2015年4月10日に持ち回り開催されました。

 分科会に提出された「八重洲一、二丁目地区、愛宕地区」の都市計画(素案)は、2015年4月13日~2015年10月中旬(予定)まで、東京都都市整備局都市づくり政策部都市計画課(都庁第二本庁舎21階北側)にて閲覧出来ます。

 東京都都市整備局(2015/04/10)
 「東京圏 国家戦略特別区域会議(第5回 東京都 都市再生分科会)の開催及び資料の閲覧について」

● 基準法上の建物高さ約220mにアップ
 「森ビル」が代表者を務める「愛宕山周辺地区まちづくり協議会」は、2014年8月に「(仮称)愛宕山周辺地区開発事業」の「I地区」の計画概要を公表しました。その時の概要は下記の通りでした。

旧:(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区愛宕一丁目
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 区域面積-約7,000㎡
◆ 敷地面積-約6,500㎡  
◆ 延床面積-約95,000㎡
◆ 用途-商業施設、共同住宅
◆ 着工-2015年度予定
◆ 竣工-2018年度予定

 今回の「愛宕地区再開発等促進区を定める地区計画(I地区)都市計画(素案)」の概要では、大幅に規制緩和が行われ、地上56階、地下4階、基準法上の建物高さ約220mとなっています。
 スレンダーな空に突き抜ける感じの外観です。まさに ♪ 目指したのは 蒼い 蒼い あの空 ♪ って感じですね。

 基準法上の建物高さ約220mなので最高部はもっと高い可能性があります。延床面積も大幅に増えています。ここ最近の「国家戦略特区」の効力は恐るべしです(笑)。

 引用資料 首相官邸・内閣府(PDF)
 愛宕地区再開発等促進区を定める地区計画(I地区)都市計画(素案)の概要

 日刊建設工業新聞(2015/04/13)
 森ビル/愛宕山周辺Ⅰ地区開発(東京都港区)/56階建てマンション計画

新:(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区愛宕一丁目1、2、3の一部、4、虎ノ門三丁目9の一部
◆ 階数-地上56階、地下4階
◆ 高さ-基準法上の建物高さ約220m
◆ 区域面積-約7,000㎡
◆ 敷地面積-約6,530㎡  
◆ 延床面積-約122,000㎡(容積対象延床面積約78,000㎡)
◆ 用途-共同住宅、店舗、子育て支援施設等
◆ 総戸数-約160戸(低層階:サービスアパートメント)、約460戸(中高層階:分譲住宅、賃貸住宅)
◆ 着工-2016年06月予定
◆ 竣工-2019年09月予定


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「配置図」です。「虎ノ門ヒルズ」の南側で、「ジャマイカ大使館」や「虎ノ門9森ビル」などがある場所です。


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「(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業」の再開発予定地を北西側から見た様子です。


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「(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業」の再開発予定地を北東側から見た様子です。写真中央のビルが「虎ノ門9森ビル」です。


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「(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業」の再開発予定地を南西側から見た様子です。

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2015年4月10日 (金)

中野区 「区役所・サンプラザ地区再整備」の事業構築に係る民間事業者の選定結果および提案概要書の公表 高さ約170mの案も!

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-区役所・サンプラザ地区再整備-
 「安室ちゃん」のニューアルバムの発売決定と全国アリーナツアー(全国15ヶ所・44公演)の発表が深夜の0時にありました。
 「大阪城ホール」×6公演、「神戸ワールド記念ホール」×3公演もあって、昨夜はうれしくて気分が高揚してあまり眠れませんでした。

 本題に戻って、中野区庁舎は、「中野四季の都市(まち)」内の区有地に移転が決まっています。中野区庁舎の移転後、現庁舎の跡地を売却し、新庁舎の建設費の一部に充てます。
 中野区役所と中野サンプラザは「区役所・サンプラザ地区再整備」として、両敷地を一体的に再開発する予定です。

 中野区は、「区役所・サンプラザ地区再整備」の事業構築に係る民間事業者として外部学識経験者を含む選定委員会の審査を経て、「三菱地所グループ」と「野村不動産グループ」の2グループを選定しました。

 引用資料 中野区・公式HP(2015/04/07)
 区役所・サンプラザ地区再整備の事業構築に係る民間事業者の提案概要書の公表について

 両グループの提案内容を踏まえ、2015年12月までに事業の整備方針に関する中間報告書をまとめ、2016年3月に方針の素案を固め、2016年11月の正式決定を目指す予定です。

● 急速に副都心化するJR中野駅周辺
 東京都は、都心への業務機能の分散の観点から、「新宿副都心、池袋副都心、渋谷副都心、上野・浅草副都心、錦糸町・亀戸副都心、大崎副都心、臨海副都心」の7ヶ所を副都心として拠点化する方針をかなり前にまとめていました。

 しかし、「上野・浅草副都心」や「錦糸町・亀戸副都心」は副都心化しませんでした。ちょっと前までは予想もしなかったJR中野駅周辺が急速に副都心化しています。
 街は様々な要因で、まるで自ら意思を持った生命のように成長して、決してお役所の想定している通りにはならなくて面白いですね。


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三菱地所グループの案

 「三菱地所グループ(東京建物、NTT都市開発、三菱地所レジデンス、鹿島建設)」の案です。高さは不明ですが、周囲のビルと比較すると高さ170mくらいありそうです。


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野村不動産グループの案

 「野村不動産グループ(清水建設、住友商事、第一生命保険、東急不動産)」の案です。高さ約170mの商業、オフィス、ホテル、住宅等からなる超高層複合ビルを計画しています。


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中野サンプラザ
 再開発が計画されている「中野サンプラザ」です。音楽などの複合施設で、コンサート会場(客席数2,222席)として有名です。 開館は1973年6月1日で、開館から40年以上経過しています。

中野サンプラザの概要
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目1番1号
◆ 交通-JR中央本線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩1分
◆ 階数-地上21階、地下2階
◆ 高さ-約92m
◆ 敷地面積-9,529.79㎡
◆ 建築面積-約7,900㎡
◆ 延床面積-約63,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 客席数-2,222席
◆ 建築主-雇用促進事業団
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大林組、フジタ工業、佐藤工業JV
◆ 竣工-1973年01月
◆ 開館-1973年06月01日


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中野区役所
 
再開発が計画されている「中野区役所です。JR「中野駅」から徒歩3分の交通至便な場所にあります。

中野区役所の概要
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目8番1号
◆ 交通-JR中央本線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩3分
◆ 階数-地上9階、地下2階
◆ 敷地面積-約9,585㎡
◆ 建築面積-約5,050㎡
◆ 延床面積-約45,450㎡

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2015年4月 9日 (木)

港区 竣工した「TOKYO BAY CITY TOWER(東京ベイシティタワー)」

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-TOKYO BAY CITY TOWER-

 「(仮称)芝浦4丁目計画」は、「港区立 芝浦小学校・幼稚園」の道路を挟んだ東側に建設された超高層タワーマンションです。

 概要は、地上30階、塔屋1階、地下1階、高さ99.97m、総戸数171戸となっています。正式名称は「TOKYO BAY CITY TOWER(東京ベイシティタワー)」です。2014年8月1日に竣工しました。

TOKYO BAY CITY TOWER(東京ベイシティタワー)の概要
◆ 計画名-(仮称)芝浦4丁目計画
◆ 所在地-東京都港区芝浦四丁目4番22(地番)、芝浦四丁目16-31(住居表示)
◆ 交通-都営浅草線・京浜急行線「泉岳寺」駅より徒歩11分、JR山手線・京浜東北線「田町」駅より徒歩13分、都営三田線・都営浅草線「三田」駅より徒歩15分、JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線・京浜急行線「品川」駅より徒歩17分
◆ 階数-地上30階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部99.97m、軒高95.99m
◆ 敷地面積-1,729.05㎡
◆ 建築面積-715.80㎡
◆ 延床面積-15,792.68㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(17本)
◆ 地震対策-制震構造(粘性制振壁、粘弾性制振間柱)
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-171戸
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者・監理者-三井住友建設
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2012年07月23日
◆ 竣工-2014年08月01日(工事完了) 
◆ 入居開始-2014年12月上旬


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南西側から見た様子です。


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西側から見た様子です。基礎は「場所打ちコンクリート拡底杭」17本を強固な支持層に達するまで打ち込んでいます。地震対策地して、「制震構造(粘性制振壁・粘弾性制振間柱)」を採用しています。


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敷地西側の「公開空地」です。


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「公開空地」は、そんなに広い訳ではありませんが、密度の濃い植栽が行われています。


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北側から見た様子です。


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敷地南側の「公開空地」です。

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2015年4月 8日 (水)

江東区 竣工した巨大オフィスビル「豊洲フォレシア」

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豊洲フォレシア
 私の好きな番組の一つにTBSの「世界遺産」があります。1996年4月から単独スポンサーを続けてきた「SONY」が、2015年3月29日の放送を最後に撤退し、撮影機材もキヤノン製に切り替えられました。冒頭の「Sony presents」の文字表示も消えました。

 この番組で、「西野カナ」のSONYのヘッドホンのCMがよく流れていました。私は「なんで西野カナはこんなに人気があるの? どこがいいのかかさっぱり分からん・・・」とCMが流れていた頃に毎回思っていました。
 しかし、今は「西野カナ」のすっかりファンになってしまいました。今回のニュースを見て、スポンサーも永遠じゃないし、人の好みも永遠じゃないとしみじみ感じました。

 本題に戻って、「(仮称)豊洲3-2街区ビル計画」は、3-1街区の「豊洲フロント」と3-3街区の「豊洲キュービックガーデン」の間の敷地に建設されたオフィスビルです。

 地上16階、塔屋2階、地下2階、延床面積101,502.57㎡で、周囲の超高層タワーマンションからの眺望を確保するため高さを抑えています。そのため1フロアの基準階貸室面積が約1,390坪もあります。

 正式名称は「豊洲フォレシア」で、2014年7月15日に竣工し、2014年8月28日に1階の商業ゾーンがグランドオープンしました。

豊洲フォレシアの概要
◆ 計画名-(仮称)豊洲3-2街区ビル計画
◆ 所在地-東京都江東区豊洲三丁目2番24号(住居表示)
◆ 交通-東京メトロ有楽町線「豊洲」駅より徒歩1分、ゆりかもめ線「豊洲」駅より徒歩6分
◆ 階数-地上16階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-約75m
◆ 敷地面積-16,242.68㎡
◆ 延床面積-101,502.57㎡
◆ 構造-鉄骨造(地上)、鉄骨鉄筋コンクリート造(地下)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-オフィス(2階~16階)、店舗(1階)、駐車場(地下1階)
◆ 建築主-豊洲三丁目開発特定目的会社(三菱地所が出資者並びに開発業務受託者)、IHI
◆ 設計・監理-三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2012年08月01日
◆ 竣工-2014年07月15日
◆ オープン-2014年08月28(1階商業ゾーン)


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手前から「豊洲フロント、豊洲フォレシア、豊洲キュービックガーデン」の豊洲3兄弟です(笑)。


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「豊洲フォレシア」は、オフィスフロアの基準階貸室面積は約1,390坪です。コア部分を中央に配置するレイアウト効率に優れた「センターコア」となっています。

 地震対策として「基礎免震構造」を採用しています。万一の浸水対策として電気室等のビル基幹設備を2階レベルに配置しています。


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「晴海通り」に面した南西側と反対側の北東側の壁面は、ガラスを多用した「ACW(アルミカーテンウォール)」となっています。


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北西側と南東側の壁面は、温かみのあるテラコッタタイルの「柱・梁カバー形式」の「PCカーテンウォール」となっています。


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北東側から見た様子です。


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北東側の低層部は「壁面緑化」が行われています。


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「晴海通り」に面した南西側の植栽です。「豊洲フォレシア」は、敷地面積に対し約44%となる高い緑化率(壁面緑化・屋上緑化・地上緑化)を誇っています。

 「豊洲フォレシア」の名称も豊富な緑「forest」に囲まれた建物を表現する造語「foresia」からきています。


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地上から見た「晴海通り」に面した部分の植栽です。


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「晴海通り」に面した部分には、「水景施設」も設けられています。


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南側の「豊洲フロント」との間の植栽です。


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樹木の密度が濃いです。撮影時には野鳥がうれしそうに盛んに鳴いていました。野鳥も密度が濃い緑は大歓迎でしょうね。


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北東側の植栽です。


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北側の「豊洲キュービックガーデン」との間の植栽です。


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周囲の超高層タワーマンションからの眺望を確保するため「豊洲キュービックガーデン、豊洲フォレシア、豊洲フロント」の3棟の高さを抑えている様子がよく分かります。


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左から「豊洲キュービックガーデン、豊洲フォレシア、豊洲フロント」です。軒高はほぼ統一されていますが、最高部の高さが違うことが分かります。


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「豊洲フォレシア」の最高部です。白い搭屋が見えます。「豊洲キュービックガーデン、豊洲フロント」と同じく、今回の「豊洲フォレシア」も正確な最高部と軒高の高さが分かりませんでした・・・

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2015年4月 7日 (火)

川崎市 武蔵小杉駅の3番目の駅前広場として供用開始された「武蔵小杉駅東口駅前広場」

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-武蔵小杉駅東口駅前広場-
 怒涛の勢いで再開発が進む武蔵小杉には、JR南武線、JR横須賀線(湘南新宿ライン含む)、東急東横線・目黒線が乗り入れています。
 JR南武線とJR横須賀線側には駅前広場がありましたが、東急東横線・目黒線側には駅前広場がありませんでした。

 川崎市は、「武蔵小杉駅南口地区東街区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建設に合わせて、東急東横線・目黒線の東側に武蔵小杉駅の3番目となる駅前広場を整備しました。

 「武蔵小杉駅東口駅前広場」として、2014年3月30日から供用開始されました。駅前広場の面積は約4,500㎡です。地下部分には約2,200台収容の駐輪場も整備されました。
 環境と防災に配慮されており、「手押し井戸」や「マンホールトイレ」などが整備され、災害時に活用されることを想定しています。


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「武蔵小杉駅東口駅前広場」の完成イメージ図です。

 引用資料 川崎市・報道発表資料(2014/01/29)
 武蔵小杉駅東口駅前広場の整備について(リンク切れ)


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「武蔵小杉駅東口駅前広場」のロータリーです。ロータリーの地下には「武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第5施設」や駐輪場内の「防災備蓄倉庫」が整備されています。


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ロータリー植栽部分には、新しい街のシンボルとなるモニュメント「家族の絆(きずな)」が整備され、2014年7月7日に贈呈式が行われました。

 モニュメントは、地元商店街や町会などを中心に組織された「武蔵小杉駅周辺再開発協議会」から、急速な変貌を遂げる武蔵小杉に「未来に残るまちのシンボルを作りたい」との意向を受けて設置されたものです。


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ロータリー北側の植栽は、「JR東日本横浜支社」の寄贈です。「武蔵小杉駅東口駅前広場」は、位置的に東急東横線・目黒線「武蔵小杉駅」だけでなく、JR南武線「武蔵小杉駅」の南側の駅前広場も兼ねているので、JR東日本が寄贈したのだと思われます。


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ロータリーには、屋根付きの「バスのりば」や「タクシーのりば」が整備されています。屋根には「太陽光発電パネル」が設置されています。これにより地下駐輪場の一部電力をカバーしています。


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駐輪場の出入口です。地下の「武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第5施設」は、約2,200台収容出来ます。


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駐輪場には、階段に沿ってタイヤ部分を乗せる「コンベヤ」が設置されています。


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駅前広場の北東の角には、フェンスで隔てた「喫煙所(スモーキングエリア)」が設置されています。


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南側の「三井ショッピングパーク ららテラス 武蔵小杉」に面する部分です。


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「武蔵小杉駅東口駅前広場」を南東側から見た様子です。武蔵小杉駅周辺を10年以上ウォッチングしてきましたが、急激な変貌ぶりには驚かされるばかりです。

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2015年4月 6日 (月)

川崎市 竣工した「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー」 & オープンした「ららテラス 武蔵小杉」

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-パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー-

 東急武蔵小杉駅の東側に「武蔵小杉駅南口地区東街区第一種市街地再開発事業施設建築物」が建設されました。

 地上38階、地下2階、高さ141.74m、総戸数506戸となっています。正式名称は「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー」です。2013年11月下旬に竣工し、2014年03月下旬から入居開始しています。

パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワーの概要
◆ 計画名-武蔵小杉駅南口地区東街区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区新丸子東三丁目1301(地番)
◆ 交通-東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅より徒歩1分、JR南武線「武蔵小杉」駅より徒歩4分、JR横須賀線・湘南新宿ライン「武蔵小杉」駅より徒歩6分
◆ 階数-地上38階、地下2階
◆ 高さ-最高部141.74m
◆ 敷地面積-8,908.99㎡(施設全体)、4,277.45㎡(住宅棟)
◆ 建築面積-1,929.68㎡(住宅棟)
◆ 延床面積-57,954.53㎡(住宅棟)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造(制震装置内に内蔵された特殊な鋼板が地震の力を吸収する)
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-506戸
◆ 建築主-武蔵小杉駅南口地区東街区市街地再開発組合(売主 三井不動産レジデンシャル、三井都市開発)
◆ 設計者-武蔵小杉駅南口地区東街区市街地再開発事業設計共同企業体(日本設計、竹中工務店)
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2011年06月01日
◆ 竣工-2013年11月下旬
◆ 入居開始-2014年03月下旬


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「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー」を北西側から見た様子です。


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北西側から見た下層階の様子です。基礎は「直接基礎」となっています。


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西側から見た様子です。地震対策として、「制震構造(制震装置内に内蔵された特殊な鋼板が地震の力を吸収する)」を採用しています。


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南東側から見上げた様子です。


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三井ショッピングパーク ららテラス 武蔵小杉

 「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー」の北側には、商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス 武蔵小杉」が建設され、2014年4月19日(土)にオープンしました。

三井ショッピングパーク ららテラス 武蔵小杉の概要
◆ 計画名-武蔵小杉駅南口地区東街区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区新丸子東三丁目1302番(地番)
◆ 交通-東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅直結、JR南武線「武蔵小杉」駅徒歩4分、JR横須賀線・湘南新宿ライン「武蔵小杉」駅徒歩6分
◆ 階数-地上5階、地下2階
◆ 敷地面積-8,908.99㎡(施設全体)、4,631.54㎡(商業棟)
◆ 延床面積-13,922.22㎡(商業棟)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋鉄骨コンクリート造
◆ 用途-店舗(店舗面積約8,000㎡、店舗数72店舗)
◆ 地権者-三井都市開発、東京急行電鉄、三井不動産
◆ 設計者-武蔵小杉駅南口地区東街区市街地再開発事業設計共同企業体(日本設計、竹中工務店)
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2011年07月01日
◆ 竣工-2014年03月01日
◆ オープン-2014年04月19日


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北東側のエントランス部分です。


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北側は「武蔵小杉駅東口駅前広場」に面しています。


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南東側から見た様子です。


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「三井ショッピングパーク ららテラス 武蔵小杉」は、先に開発された「パークシティ武蔵小杉プラザ」とシンメトリー(左右対称)」とまではいきませんが、デザインを合わせています。

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2015年4月 5日 (日)

品川区 地上41階、高さ約145m「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地

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-武蔵小山駅-

 品川区の「武蔵小山駅(むさしこやまえき)」は、東急目黒線にあります。東急目黒線は、かつては「目蒲線」の一部で、東急電鉄の鉄道網の中では支線に過ぎませんでした。
 しかし、「目黒駅」から東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」に相互直通運転するようになり状況が一変しました。

 東急目黒線の大規模な改良工事も行われ、「目黒駅~洗足駅」までの区間で、連続立体交差事業が行われました。
 武蔵小山駅周辺では、武蔵小山駅の地下化により、再開発の機運が盛り上がっています。

① 武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業-地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約142m、総戸数約640戸
② 武蔵小山駅前通り地区再開発事業-地上41階、地下2階、高さ約145m、総戸数約410戸
③ 小山3丁目第1地区市街地再開発事業-高さ約140mを想定
④ 小山3丁目地区-高さ約140mを想定
⑤ 荏原3―8地区-高さ100m~120mを想定

● 武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業
 「武蔵小山駅」の南東側には、「武蔵小山商店街PALM(パルム)」という東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードがあります。

 「武蔵小山商店街PALM」の北側で、「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」が計画されていますが、更にその北側で「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 地上41階、地下2階、高さ約145m、総戸数約410戸 の超高層タワーマンションが建設される予定です。

 引用資料 東京都・都市計画プロジェクト
 武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業

武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区小山三丁目地内
◆ 階数-地上41階、地下2階
◆ 高さ-約145m
◆ 区域面積-約7,000㎡
◆ 敷地面積-約5,420㎡
◆ 建築面積-約3,280㎡
◆ 延床面積-約51,400㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、商業、公益施設
◆ 総戸数-約410戸
◆ 建築主-武蔵小山駅前通り地区市街地再開発組合(予定)
◆ 着工-2016年11月予定
◆ 竣工-2019年03月予定
◆ 総事業費-約250億円(予定)


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「位置図」です。


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「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、北側の道路「地区幹線1号」に接しています。「地区幹線1号」は拡幅されます。


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「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北側から見た様子です。


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「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の予定地を西側から見た様子です。西側の道路「地区幹線2号」は拡幅されます。


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「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の予定地の南西角です。


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(おまけ)
 昨日、「大阪城ホール」で行われた「いきものがかり」のライブ「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2015 ~FUN! FUN! FANFARE!~」に行って来ました。

 今回「いきものがかり」は初めて「センターステージ」を採用しました。センターステージを中心に「Y字型」の花道がありました。
 「センターステージ」なのでこちら側に来ると物凄く近くで見る事が出来ましたが、反対側に行くとステージ上の「LEDビジョン」を見るしかありません。「センターステージ」は一長一短ですね。

 相変わらず歌がメチャメチャ上手く、声量が凄くて圧倒されました。セットリストの中に私の一番好きな「ブルーバード(NARUTOのオープニング曲)」が入っていたのも良かったです。

 照明がこの世のものとは思えないくらい綺麗でした。照明にプラスしてレーザー光線も凄かったです。
 照明とレーザー光線の制御技術が凄過ぎて、ビルヲタ的に「どうやってやっているんだろう?」と思わず見入ってしまいました(笑)。


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(おまけ)
 今回から公演の入場は転売対策の為、「当日発券システム」が導入されました。チケットは全て「座席指定引換券」となっています。

 座席の位置(座席番号)は公演当日に入場の際に入場口で発券される「座席券」で、初めて分かります。入場時に初めて座席が分かるシステムはどうなんでしょう?

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2015年4月 4日 (土)

港区 竣工した「プラウドタワー白金台」

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-プラウドタワー白金台-

 「(仮称)白金台2丁目共同立替計画」は、都営地下鉄浅草線「高輪台駅」と明治学院大学との間くらいに建設された超高層タワーマンションです。

 地上13階の「白金台マンション(戸数91戸、1970年竣工)」と地上4階の「クラウン白金台(戸数7戸、1983年竣工)」の隣接する2棟を1棟に建て替えたプロジェクトです。

 概要は、地上34階、地下2階 高さ119.85m、総戸数188戸(非分譲住戸69戸含む、他に管理事務室1戸)です。正式名称は「プラウドタワー白金台」となっています。

プラウドタワー白金台の概要
◆ 計画名-(仮称)白金台2丁目共同立替計画
◆ 所在地-東京都港区白金台二丁目9番12号
◆ 交通-都営浅草線 「高輪台」駅徒歩3分、南北線 「白金台」駅徒歩10分、都営三田線 「白金台」駅徒歩10分、都営浅草線 「泉岳寺」駅徒歩14分、山手線 「品川」駅徒歩15分、山手線 「五反田」駅徒歩15分
◆ 階数-地上34階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部119.85m、 建築物114.90m、軒高114.35m
◆ 敷地面積-1,674.35㎡(建築確認申請面積)
◆ 建築面積-628.95㎡(建築確認対象面積)
◆ 延床面積-18,311.87㎡(容積対象外面積5,024.42㎡含む、建築確認申請面積)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造(制振間柱と粘性制振壁)
◆ 用途-共同住宅、店舗、診療所
◆ 総戸数-188戸(非分譲住戸69戸含む、他に管理事務室1戸)
◆ 建築主-共同立替委員会(売主:野村不動産)
◆ 設計者-HOU一級建築士事務所
◆ 監理者-三井住友建設
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2011年12月15日
◆ 竣工-2014年07月18日(工事完了)、2014年08月下旬
◆ 入居開始-2014年09月下旬


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南東側から見た様子です。この角度から見ると非常にスレンダーな超高層タワーマンションです。


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南東側から見た下層階の様子です。


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北東側から見た様子です。この角度から見ると結構幅が広いです。


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北東側から見た下層階の様子です。


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更に北側寄りからから見た様子です。地震対策として「制振間柱」と「粘性制振壁」を用いた制振構造を採用しています。


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敷地を南東側から見た様子です。


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エントランス部分です。


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敷地北側部分です。

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2015年4月 3日 (金)

品川区 地上40階、高さ約142m「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地

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-武蔵小山駅-
 品川区の「武蔵小山駅(むさしこやまえき)」は、東急目黒線にあります。東急目黒線は、かつては「目蒲線」の一部で、東急電鉄の鉄道網の中では支線に過ぎませんでした。
 しかし、「目黒駅」から東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」に相互直通運転するようになり状況が一変しました。

 東急目黒線の大規模な改良工事も行われ、「目黒駅~洗足駅」までの区間で、連続立体交差事業が行われました。
 武蔵小山駅周辺では、武蔵小山駅の地下化により、再開発の機運が盛り上がっています。

① 武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業-地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約142m、総戸数約640戸
② 武蔵小山駅前通り地区再開発事業-地上41階、地下2階、高さ約145m、総戸数約410戸
③ 小山3丁目第1地区市街地再開発事業-高さ約140mを想定
④ 小山3丁目地区-高さ約140mを想定
⑤ 荏原3―8地区-高さ100m~120mを想定

● 武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業
 「武蔵小山駅」の南東側には、「武蔵小山商店街PALM(パルム)」という東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードがあります。

 「武蔵小山商店街PALM」の北側一帯で、「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。
 地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約142m、総戸数約640戸の超高層タワーマンションが建設される予定です。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2014/05/29)
 武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合の設立認可について

武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区小山三丁目15~20、21の一部
◆ 階数-地上40階、塔屋2階、地下2階(高層棟)、地上7階、地下1階(低層棟)
◆ 高さ-約142m
◆ 区域面積-約9,000㎡
◆ 敷地面積-約7,420㎡
◆ 建築面積-約4,970㎡
◆ 延床面積-約73,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 用途-共同住宅、店舗、生活支援施設
◆ 総戸数-約640戸
◆ 建築主-武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-三井不動産レジデンシャル、旭化成不動産レジデンス、鹿島建設
◆ 基本設計-日建設計
◆ 着工-2016年01月予定
◆ 竣工-2018年10月予定
◆ 総事業費-約336億円


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東京急行電鉄目黒線の「武蔵小山駅(むさしこやまえき)」です。島式2面4線の地下駅です。


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「武蔵小山駅」で下車したのは今回が初めてでした。


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「武蔵小山駅」の駅前ロータリーです。


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配置図です。北側に「高層棟」、南側に「低層棟」を建設します。


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断面図です。「高層棟」は、地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約142m、「低層棟」は、地上7階、地下1階となります。


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「武蔵小山駅」の南東側には、「武蔵小山商店街PALM(パルム)」という東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードがあります。

 アーケードは、非常に活気があります。本当に再開発が行われるの? という雰囲気でした。再開発予定地は、写真の左側(北側)になります。


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アーケードは、全天候型の開閉式アーケードとなっています。


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「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地北端です。北側に「高層棟」が建設されます。


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再開発予定地は、先の横断歩道があるあたりで、東側の道路(武蔵小山一番通り)に一部だけ接します。

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2015年4月 2日 (木)

神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書を締結 「神宮球場」と「秩父宮ラグビー場」の場所を入れ替えて建て替え!

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-神宮球場 & 秩父宮ラグビー場-

 2013年の7月7日に「朝日新聞」が、東京都が「神宮球場(新宿区)」と「秩父宮ラグビー場(港区)」の場所を入れ替えて建て替える構想を計画していると報道していました。
 2013年11月19日には「スポーツニッポン」から続報がありました。その時点では、東京都の都市整備局は、「そのような計画は決まっていない」と発言していました。

 1年半近く経過した、2015年4月1日に「東京都」は、神宮外苑地区における国立競技場の建替計画の具体化を契機に、同地区一帯の再整備を進めるための「東京都市計画神宮外苑地区地区計画」を決定しました。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2015/04/01)
 神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書を締結

 NHK(2015/04/01) 動画有
 神宮球場と秩父宮 建て替えへ

 「神宮球場」と「秩父宮ラグビー場」の土地を交換した上で、「秩父宮ラグビー場」を先に取り壊し、2020年の東京オリンピック期間中は「新国立競技場」の駐車場などとして利用します。

 2020年の東京オリンピック翌年以降跡地に新しい球場を建設します。完成は2022年度を想定しています。新球場が完成するまでは、現在の球場を利用します。「秩父宮ラグビー場」は、球場を取り壊したあとで整備します。完成は2025年度を想定しています。

● 神宮球場
 「神宮球場」の正式名称は「明治神宮野球場」で、1926年10月に開場しました。東京六大学野球の開催球場として生まれ、1964年からはヤクルトが本拠球場として使用しています。
 1982年にフェアグラウンド人工芝敷設、2008年に外野拡張など幾度も改修工事が行われていますが、施設の老朽化が深刻です。

 「新神宮球場」がドーム化されるという話まで出ていますが、野球ファンからしたらドーム球場は最悪なので、ドーム化だけはやめてほしいです。
 ライブ会場とし使う場合も、「新国立競技場(2019年3月竣工予定)」と「東京ドーム」があるので、東京に2つもドーム球場は必要ありません。

秩父宮ラグビー場
 「秩父宮ラグビー場」は1947年11月に東京ラグビー場として完成して、1953年から現在の名称になっています。
 収容人数は25,194人で、大学ラグビーやトップリーグが行われ、東大阪市の「近鉄花園ラグビー場」と共に日本ラグビー界の聖地となっています。

 新しいラグビー場は、スタンド全面に屋根が架けられる予定です。これにより、雨や雪の心配なく観戦可能となり、更に移転により高層ビルから離れる事により、強いビル風も軽減されるメリットがあります。


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「対象区域」です(赤線内)。覚書の締結者が「宗教法人明治神宮、独立行政法人日本スポーツ振興センター、一般財団法人高度技術社会推進協会、伊藤忠商事、日本オラクル、三井不動産、東京都」となっているので、赤線内の「青山通り」沿いの既存のビルの再開発が行われる可能性があります。

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2015年4月 1日 (水)

JR東日本 総武本線「新小岩駅」 南北自由通路整備事業 & 総武快速線への可動式ホーム柵(ホームドア)導入

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-新小岩駅南北自由通路整備事業-

 葛飾区にある総武本線「新小岩駅」は、1日あたり約14万人(2013年度の乗車人員72,306人)の乗降人員があり、総武快速線と総武緩行線の2面4線のホームを有する駅です。

 駅構内に自由通路が無いために、駅周辺の南北の往来は、駅近隣の都道を使用する必要があります。
 そのため、既存改札内コンコースの東京寄りへ新たに「南北自由通路」を整備し、駅周辺の一体性・回遊性を向上させます。

 自由通路整備に合わせて、北口・南口改札の統合及び駅施設の集約を行います。さらに、新たにエレベーターを各ホームに2基整備し、利便性向上を図ります。

 引用資料 葛飾区 公式ホームページ(2015/02/09)
 新小岩駅南北自由通路の整備を進めています

 JR総武本線による地域の南北分断を解消し、地域の活性化を図るために、24時間往来できる歩行者専用道路として線路下に「南北自由通路」を整備します。
 高齢者や障害のある方など全ての利用者がエレベーターやエスカレーターを使わずに通行できるよう、移動の高低差を最小限に抑えます。

 整備主体は「葛飾区、JR東日本(東日本旅客鉄道)、JR貨物(日本貨物鉄道)」の3者で、2018年度の竣工を予定しています。


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総武快速線新小岩駅へのホームドア導入

 JR東日本は、総武本線の「新小岩駅」に可動式ホーム柵(ホームドア)の導入を検討することを発表しています。
 総武快速線用ホーム1面2線に、15両編成に対応したホームドアを整備します。総武快速線ホームにホームドアが完成すると約300mの長さになります。

 引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF: 2015/03/24)
 総武快速線新小岩駅へのホームドア導入の検討について

 JR東日本は現在、山手線でホームドアの設置を進めており、それ以外の路線では京浜東北線の「大井町駅」など、全体の利用者数や視覚障害者の利用が多い駅を優先して導入を検討しています。

 JR新小岩駅では、「葛飾区、JR東日本、JR貨物」の3者で、南北自由通路整備事業を行っています。
 その過程で総武快速線ホームの大規模な改修が行われるため、ホームドア設置の検討を進める事になりました。

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