江東区 竣工した巨大オフィスビル「豊洲フォレシア」
-豊洲フォレシア-
私の好きな番組の一つにTBSの「世界遺産」があります。1996年4月から単独スポンサーを続けてきた「SONY」が、2015年3月29日の放送を最後に撤退し、撮影機材もキヤノン製に切り替えられました。冒頭の「Sony presents」の文字表示も消えました。
この番組で、「西野カナ」のSONYのヘッドホンのCMがよく流れていました。私は「なんで西野カナはこんなに人気があるの? どこがいいのかかさっぱり分からん・・・」とCMが流れていた頃に毎回思っていました。
しかし、今は「西野カナ」のすっかりファンになってしまいました。今回のニュースを見て、スポンサーも永遠じゃないし、人の好みも永遠じゃないとしみじみ感じました。
本題に戻って、「(仮称)豊洲3-2街区ビル計画」は、3-1街区の「豊洲フロント」と3-3街区の「豊洲キュービックガーデン」の間の敷地に建設されたオフィスビルです。
地上16階、塔屋2階、地下2階、延床面積101,502.57㎡で、周囲の超高層タワーマンションからの眺望を確保するため高さを抑えています。そのため1フロアの基準階貸室面積が約1,390坪もあります。
正式名称は「豊洲フォレシア」で、2014年7月15日に竣工し、2014年8月28日に1階の商業ゾーンがグランドオープンしました。
豊洲フォレシアの概要
◆ 計画名-(仮称)豊洲3-2街区ビル計画
◆ 所在地-東京都江東区豊洲三丁目2番24号(住居表示)
◆ 交通-東京メトロ有楽町線「豊洲」駅より徒歩1分、ゆりかもめ線「豊洲」駅より徒歩6分
◆ 階数-地上16階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-約75m
◆ 敷地面積-16,242.68㎡
◆ 延床面積-101,502.57㎡
◆ 構造-鉄骨造(地上)、鉄骨鉄筋コンクリート造(地下)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-オフィス(2階~16階)、店舗(1階)、駐車場(地下1階)
◆ 建築主-豊洲三丁目開発特定目的会社(三菱地所が出資者並びに開発業務受託者)、IHI
◆ 設計・監理-三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2012年08月01日
◆ 竣工-2014年07月15日
◆ オープン-2014年08月28(1階商業ゾーン)
手前から「豊洲フロント、豊洲フォレシア、豊洲キュービックガーデン」の豊洲3兄弟です(笑)。
「豊洲フォレシア」は、オフィスフロアの基準階貸室面積は約1,390坪です。コア部分を中央に配置するレイアウト効率に優れた「センターコア」となっています。
地震対策として「基礎免震構造」を採用しています。万一の浸水対策として電気室等のビル基幹設備を2階レベルに配置しています。
「晴海通り」に面した南西側と反対側の北東側の壁面は、ガラスを多用した「ACW(アルミカーテンウォール)」となっています。
北西側と南東側の壁面は、温かみのあるテラコッタタイルの「柱・梁カバー形式」の「PCカーテンウォール」となっています。
北東側から見た様子です。
北東側の低層部は「壁面緑化」が行われています。
「晴海通り」に面した南西側の植栽です。「豊洲フォレシア」は、敷地面積に対し約44%となる高い緑化率(壁面緑化・屋上緑化・地上緑化)を誇っています。
「豊洲フォレシア」の名称も豊富な緑「forest」に囲まれた建物を表現する造語「foresia」からきています。
地上から見た「晴海通り」に面した部分の植栽です。
「晴海通り」に面した部分には、「水景施設」も設けられています。
南側の「豊洲フロント」との間の植栽です。
樹木の密度が濃いです。撮影時には野鳥がうれしそうに盛んに鳴いていました。野鳥も密度が濃い緑は大歓迎でしょうね。
北東側の植栽です。
北側の「豊洲キュービックガーデン」との間の植栽です。
周囲の超高層タワーマンションからの眺望を確保するため「豊洲キュービックガーデン、豊洲フォレシア、豊洲フロント」の3棟の高さを抑えている様子がよく分かります。
左から「豊洲キュービックガーデン、豊洲フォレシア、豊洲フロント」です。軒高はほぼ統一されていますが、最高部の高さが違うことが分かります。
「豊洲フォレシア」の最高部です。白い搭屋が見えます。「豊洲キュービックガーデン、豊洲フロント」と同じく、今回の「豊洲フォレシア」も正確な最高部と軒高の高さが分かりませんでした・・・
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