中央区 昭和初期のモダニズム建築「野村證券日本橋本社ビル」も含む大規模な再開発が計画されている「日本橋一丁目中地区(4-12街区)」
-三井不動産・日本橋再生計画の第2ステージ-
「三井不動産」は、2014年から官民、地元と一体となって開発を進める「日本橋再生計画」の第2ステージを始動しています。
具体的には、室町東地区を皮切りに、「(1)日本橋本町二丁目特定街区、(2)日本橋二丁目再開発計画・C街区、(3)日本橋室町三丁目地区市街地再開発計画」、2020年以降に「(4)日本橋室町一丁目地区、(5)日本橋一丁目1・2街区、(6)日本橋一丁目中地区・4-12街区、(7)八重洲二丁目北地区、(8)八重洲二丁目中地区」の8プロジェクトを予定しています。
引用資料 三井不動産(PDF:2014/08)
投資家説明資料
日本橋一丁目中地区(4-12街区)
「日本橋一丁目中地区(4-12街区)」は、COREDO日本橋がある「日本橋一丁目ビルディング」北側一帯の区画です。敷地面積約23,000㎡を想定しています。
野村證券日本橋本社ビル
再開発対象区域には、1930年竣工の昭和初期のモダニズム建築で知られる建築家「安井武雄氏」が設計した「野村證券日本橋本社ビル」も含みます。ビルは保存して、美術館やレストランとして活用する案が有力となっています。
日本橋御幸ビル
「野村證券日本橋本社ビル」の南側の「日本橋御幸ビル」も再開発対象区域となります。
日本橋西川ビル
「日本橋御幸ビル」と「日本橋一丁目ビルディング」の間の「日本橋西川ビル」も再開発対象区域となります。
「日本橋一丁目中地区(4-12街区)」の予定地を南東側から見た様子です。南東角の解体された「日鐵日本橋ビル」と奥のCOREDO日本橋がある「日本橋一丁目ビルディング」および「COREDO日本橋アネックス」は対象地域に含みません。
● (仮称)日鐵日本橋ビル建替計画
解体された「日鐵日本橋ビル」の跡地には、「新日鉄興和不動産」が、地上18階、地下3階、高さ91.66mの「(仮称)日鐵日本橋ビル建替計画」を建設する予定です。
第二柳屋ビル・野村アセットマネジメント本社ビル
ここから北側が再開発対象区域となります。写真手前の南側のビルが「第二柳屋ビル」、北側の少し高いビルが「野村アセットマネジメント本社ビル」です。
江戸橋ビル(第一江戸橋ビル)・第二江戸橋ビル
更に北側の写真手前の南側の「江戸橋ビル(第一江戸橋ビル)、北側の「第二江戸橋ビル」も再開発対象区域となります。
日本橋
「野村證券日本橋本社ビル」は、全国の道路の起点となる「日本橋」のすぐ近くにあります。
日本橋の麒麟の像
「日本橋」は、「五街道」の起点だったので、「ここから羽ばたく」という意味を込めて橋の中央に大きな翼を持った「麒麟の像」が設置されています。
阿部寛主演で放送されたTBSテレビドラマ「日曜劇場 新参者」の劇場版「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」に重要な舞台として登場しました。
首都高速都心環状線
「日本橋川」の上には、高架の「首都高速都心環状線」が走っています。この部分を地下化するという構想がありますが、最近そのニュースをほとんど聞きません。
工事費が数千億円と言われています。「首都高速道路」は、初期に建設された老朽化の激しい部分の高架橋の建て替えが最優先なのでそれどころではないのかも知れません。
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