神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書を締結 「神宮球場」と「秩父宮ラグビー場」の場所を入れ替えて建て替え!
-神宮球場 & 秩父宮ラグビー場-
2013年の7月7日に「朝日新聞」が、東京都が「神宮球場(新宿区)」と「秩父宮ラグビー場(港区)」の場所を入れ替えて建て替える構想を計画していると報道していました。
2013年11月19日には「スポーツニッポン」から続報がありました。その時点では、東京都の都市整備局は、「そのような計画は決まっていない」と発言していました。
1年半近く経過した、2015年4月1日に「東京都」は、神宮外苑地区における国立競技場の建替計画の具体化を契機に、同地区一帯の再整備を進めるための「東京都市計画神宮外苑地区地区計画」を決定しました。
引用資料 東京都・報道発表資料(2015/04/01)
神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書を締結
NHK(2015/04/01) 動画有
神宮球場と秩父宮 建て替えへ
「神宮球場」と「秩父宮ラグビー場」の土地を交換した上で、「秩父宮ラグビー場」を先に取り壊し、2020年の東京オリンピック期間中は「新国立競技場」の駐車場などとして利用します。
2020年の東京オリンピック翌年以降跡地に新しい球場を建設します。完成は2022年度を想定しています。新球場が完成するまでは、現在の球場を利用します。「秩父宮ラグビー場」は、球場を取り壊したあとで整備します。完成は2025年度を想定しています。
● 神宮球場
「神宮球場」の正式名称は「明治神宮野球場」で、1926年10月に開場しました。東京六大学野球の開催球場として生まれ、1964年からはヤクルトが本拠球場として使用しています。
1982年にフェアグラウンド人工芝敷設、2008年に外野拡張など幾度も改修工事が行われていますが、施設の老朽化が深刻です。
「新神宮球場」がドーム化されるという話まで出ていますが、野球ファンからしたらドーム球場は最悪なので、ドーム化だけはやめてほしいです。
ライブ会場とし使う場合も、「新国立競技場(2019年3月竣工予定)」と「東京ドーム」があるので、東京に2つもドーム球場は必要ありません。
● 秩父宮ラグビー場
「秩父宮ラグビー場」は1947年11月に東京ラグビー場として完成して、1953年から現在の名称になっています。
収容人数は25,194人で、大学ラグビーやトップリーグが行われ、東大阪市の「近鉄花園ラグビー場」と共に日本ラグビー界の聖地となっています。
新しいラグビー場は、スタンド全面に屋根が架けられる予定です。これにより、雨や雪の心配なく観戦可能となり、更に移転により高層ビルから離れる事により、強いビル風も軽減されるメリットがあります。
「対象区域」です(赤線内)。覚書の締結者が「宗教法人明治神宮、独立行政法人日本スポーツ振興センター、一般財団法人高度技術社会推進協会、伊藤忠商事、日本オラクル、三井不動産、東京都」となっているので、赤線内の「青山通り」沿いの既存のビルの再開発が行われる可能性があります。
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