港区 竣工した「虎ノ門ヒルズ(環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区)」
-虎ノ門ヒルズ-
今更「虎ノ門ヒルズ」か・・・ と言われそうですが、竣工後の「虎ノ門ヒルズ」をまだUPしていなかったのでUPします。
「環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区(略称:環二・III街区)」は、地上52階、塔屋1階、地下5階、高さ(最高部255.5m、建築物約247.00m)の大規模プロジェクトです。正式名称は「虎ノ門ヒルズ」となっています。
フロア構成は、駐車場(地下3~地下1階)、店舗(1~4階)、カンファレンス(4・5階)、オフィス(6~35階)、 構造切替階(36階)、共同住宅(37~46階)、ホテル(47~52階)となります。共同住宅の戸数は172戸、ホテルの客室数は164室となっています。
ホテルは、「ハイアット」が手掛ける革新的なラグジュアリーブティックホテル「アンダーズ 東京(Andaz Tokyo Toranomon Hills)」となっています。「アンダーズ」ブランドは日本初進出となります。
虎ノ門ヒルズの概要
◆ 計画名-環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区(略称:環二・III街区)
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目23番1号~4号
◆ 交通-東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅徒歩5分、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩6分、東京メトロ千代田線・丸ノ内線・日比谷線「霞ヶ関」駅徒歩8分、都営地下鉄三田線「内幸町」駅徒歩8分、銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ・JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線「新橋」駅徒歩11分
◆ 階数-地上52階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部255.5m、建築物約247.00m (参考)工作物を含む約258m
◆ 敷地面積-17,068.95㎡
◆ 建築面積-9,390.76㎡
◆ 延床面積-244,360.27㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、 鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、場所打ちコンクリート杭 (一部ナックルウォール杭、トータル237本の杭)
◆ 地震対策-制振装置(ブレーキダンパー×620基、オイルダンパー×516基、アンボンドブレース×82基)
◆ 用途-オフィス(6~35階)、 共同住宅(37~46階)、ホテル(47~52階)、店舗(1~4階)、カンファレンス(4・5階)
◆ 総戸数-172戸 (参考)ホテル164室
◆ 事業施行者-東京都
◆ 特定建築者-森ビル
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2011年02月28日(安全祈願式)、2011年04月01日(本体工事)
◆ 竣工-2014年04月21日(工事完了)、2014年05月29日(竣工)、2014年06月04日(竣工式)
◆ オープン-2014年06月11日 「アンダーズ 東京」他
東京タワーの特別展望台(250m)から見た「虎ノ門ヒルズ」です。
斜めの部分のガラスは全部で1,080枚あります。斜めで取り付けるのが難しかったため約半年かけて取り付けました。トンガリの片方は独立型チャペル、もう一方にはバーとなっています。
前回UPした時に ”ヘリポートは設置されていないようです。” と書きましたが、詳しい図面を見ると「ヘリポート」がありました。訂正してお詫び致します。
東側の「新虎通り(環状二号線の新橋~虎ノ門の地上部道路)」から見た様子です。
東側から見た様子です。地震対策として、「制振構造」を採用しています。1,218基の制震装置(ブレーキダンパー×620基、オイルダンパー×516基、アンボンドブレース×82基)を設置しています。
ホテル「アンダーズ 東京(47~52階)」
47階~52階は、「ハイアット」が手掛ける革新的なラグジュアリーブティックホテル「アンダーズ 東京(Andaz Tokyo Toranomon Hills)」となっています。「アンダーズ」ブランドは日本初進出です。2014年6月11日に開業しました。
客室数は8室のスイートルームを含む164室です。スタンダードルームでも50㎡ある客室からは、いずれの部屋からも東京の素晴らしい眺望が楽しめます。
共同住宅 「虎ノ門ヒルズレジデンス(37~46階)」
「構造切替階(36階)」の上の37階~46階は、総戸数172戸の共同住宅 「虎ノ門ヒルズレジデンス」となっています。44.80㎡~最大239.83㎡まで、1Bedroom~3Bedroomの住戸プランが用意されています。
共同住宅 「虎ノ門ヒルズレジデンス」の部分には、バルコニーがあります。バルコニーは、住民の避難経路を兼ねています。
南東側から見上げた様子です。
「虎ノ門ヒルズ」南東角にある「築地虎ノ門トンネル」の「換気塔」です。総ガラス張りで換気塔を覆っており、「換気塔」とは思えないような美しいデザインです。
南東側から見た下層階の様子です。東面と南面に共同住宅からの落下物を受け止める庇(ひさし)が設けてあります。
基礎工法は、「直接基礎」および「場所打ちコンクリート杭(一部ナックルウォール杭)」で、杭はトータルで237本構築しています。
南東側の「新橋エントランス」です。
北東側から見た下層階の様子です。東面の北側寄りにホテルの入口があります。
北西側から見上げた様子です。
北西側から見た下層階の様子です。
「虎ノ門ヒルズ」真下の「築地虎ノ門トンネル」の出入口です。
北西側の「虎ノ門エントランス」です。
特徴的な庇部分です。デザインだけでなく共同住宅からの落下物を受け止める庇(ひさし)も兼ねています。庇の下は「愛宕山エントランス」となっています。
南西側から見た下層階の様子です。
2階の人工地盤です。人工地盤南側の下には「環状二号線」が走っています。
2階の人工地盤の南側は「ステップガーデン」となっており、大規模に植栽が行われています。
「ステップガーデン」には小川が流れています。
内部の様子です。2階の南側は、開放感あふれる3層吹き抜けの「アトリウム」となっています。
虎ノ門ヒルズのキャラクター 「トラのもん」
虎ノ門ヒルズのキャラクター 「トラのもん」です。100年後からやってきたネコ型ビジネスロボットです。「ドラえもん」との違いは、色が白くて縞模様があるのと耳があることです。
「トラのもん」は、「ドラえもん」の著作権を管理する「藤子プロ」と「森ビル」が共同で制作したキャラクターです。
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