小田急電鉄 「長期ビジョン2020」の策定 「小田急百貨店(本館)、小田急ハルク、新宿ミロード、新宿スバルビル」の再開発計画を検討!
-小田急電鉄・新宿駅西口で大規模再開発を検討-
ゴールデンウィーク期間中なので、再開発関係では大きなニュースは無いと思っていましたが、ドッカーン!と目の覚めるような大きなニュースが入ってきました。
「小田急電鉄」は2015年4月30日に ”「長期ビジョン2020」および「グループ中期経営計画(2015~2017年度)」の策定について” を発表しました。
引用資料 小田急電鉄・IRニュース(PDF:2015/04/30)
「長期ビジョン2020」および「グループ中期経営計画(2015~2017年度)」の策定について
「小田急電鉄」は、新宿駅西口周辺の「小田急百貨店・本館(賃貸面積約61,000㎡)、小田急ハルク(賃貸面積約26,000㎡)、新宿ミロード(賃貸面積約約8,600㎡)、新宿スバルビル(賃貸面積約12,000㎡)」などの再開発計画の検討に入りました。
現時点では再開発計画の詳細は未定ですが、新宿駅を発着駅とする「小田急電鉄」にとっては社運を賭けたビッグプロジェクトになります。
ただし、この再開発は超難工事になります。「小田急百貨店(本館)、新宿ミロード」の地下には、「小田急新宿駅」があります。
さらに、「小田急百貨店(本館)」を1度に建て替えると、建て替え時に売上が消滅してしまいます。最低でも半分ずつ工事を行う1期工事、2期工事に分ける必要があります。
東京駅周辺や六本木・虎ノ門地区に再開発の主役の座をすっかり奪われてしまった新宿駅西口周辺ですが、「ヨドバシカメラ」のツインビル計画といい新宿駅西口周辺が今後大きく変わりそうです。
「都市間競争に打ち勝つ新宿西口における再開発計画の検討」の内容です。
小田急ハルク
「小田急ハルク」は、地上8階、地下3階、延床面積44,078.3㎡です。1962年の開業時にはこの建物が「小田急百貨店」の本館でした。当初「東京建物」が所有していましたが、2000年に「小田急電鉄」が買収しています。
2002年に大規模な改修工事「小田急ハルク・リニューアル計画」が行われ、テナントとして「ビックカメラ」を導入し、百貨店の売場は縮小しています。
新宿スバルビル
「スバル(富士重工業)」は、2014年8月18日に新宿区の「新宿スバルビル」から恵比寿に建設した「エビススバルビル」へ本社を移転しました。「新宿スバルビル」は、小田急電鉄に340億円で2011年に売却されています。
「新宿スバルビル」は、地上9階、地下5階、敷地面積約1,600㎡、延床面積約20,385㎡です。1966年の竣工です。
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