国家戦略特区 順調に行けば2015年中に都市計画決定 民間における過去最大規模の再開発プロジェクト「六本木五丁目西地区」
-六本木五丁目西地区-
「森ビル」は、今後10年間に虎ノ門・六本木エリアを中心とした約10ヶ所で、総区域面積約22ha、総延床面積約220万㎡に及ぶ再開発プロジェクトを推進する方針を明らかにしています。総事業費は約1兆円に上る見通しです。
その中で最大規模の再開発プロジェクトが、「六本木五丁目西地区」と「虎ノ門・麻布台地区」です。この2件は当然のことながら「国家戦略特区」に指定されます。
● 六本木五丁目西地区は、延床面積約1,050,000㎡!
「六本木五丁目西地区」の事業主体は「森ビル、住友不動産」となっています。住友不動産の「再開発への取り組み」を見ると、「六本木五丁目西地区」は、地区面積約9,5ha、延床面積約1,050,000㎡ととんでもない規模になるようです。
住友不動産 → 再開発への取り組み
まだ正式に決まった訳ではないので大幅な変更があると思いますが、地区面積約9,5ha、延床面積約1,050,000㎡は、「六本木ヒルズ」の開業時の面積である敷地面積84,801.02㎡、延床面積724,524.60㎡を上回ります。
真偽の程は分かりませんが、高さ300mを超えるとのウワサもあります。いずれにしても「汐留シオサイト」などのように複数の街区に分かれるプロジェクトは別として、単独のプロジェクトとしては民間における過去最大規模の再開発プロジェクトとなります。
かなり前に週刊ダイヤモンドが「第二六本木ヒルズ」と報じていたので覚えている方も多いと思いまが、事業主体が「森ビル、住友不動産」の2社なので、「ヒルズ」の名称は付かない可能性があります。
森ビルの“国際新都心”形成に向けたプロジェクトです。「六本木五丁目西地区」がいかに広大な地区面積か良く分かります。
引用資料 森ビル(PDF:2014/11/18)
2015年3月期 中間決算報告
上記の森ビルの「2015年3月期 中間決算報告」を見ると都市計画の決定等の目途が「平成27年中」となっています。
順調に行けば2015年中に都市計画の決定が行われます。夢物語と思っていた「六本木五丁目西地区」がいよいよ動き出そうとしています。
六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」から見た「六本木五丁目西地区」です。
「鳥居坂」です。道路の左側が「六本木五丁目西地区」です。六本木ですが、周辺は「東洋英和女学院中学部・高等部、東洋英和女学院小学部、東洋英和幼稚園」などが立地する閑静な場所です。
「六本木五丁目西地区」の北東角に位置する「ロア六本木(六本木共同ビル)」です。
「六本木五丁目西地区」の東隣りの街区でも更地が目立ちますが、どこかのデベロッパーによって土地の集約化が行われているのでしょうか?
| 固定リンク
« 荒川区 西日暮里駅に隣接する「西日暮里駅前地区市街地再開発」 事業協力者は「野村不動産・三菱地所レジデンス共同企業体」 | トップページ | 千葉県立幕張海浜公園 日本サッカー協会(JFA)が「(仮称)JFAナショナルフットボールセンター」を建設へ! »
「122 東京都・港区②」カテゴリの記事
- 麻布台ヒルズ ビルの正式名称が、A街区が「森JPタワー」、B-1街区が「レジデンスB」、B-2街区が「レジデンスA」に決定!(2023.01.26)
- 「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化 地上49階、高さ約266mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」 2023年秋開業!(2023.01.25)
- 巨大プロジェクト 計画地面積約174,700㎡、延床面積約565,000㎡の「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」 環境影響評価書の縦覧!(2023.01.23)
- 「愛宕グリーンヒルズ」の北側 地上43階、高さ約160mの「愛宕地区第一種市街地再開発事業」 事業計画認可のお知らせ!(2023.01.22)
- 三田小山町地区再開発の第3弾 高さ約165m、総延床面積約177,700㎡の「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」 事後調査計画書の縦覧!(2023.01.15)