港区 「森ビル」により東京都心最大規模の再開発が計画されている「(仮称)虎ノ門麻布台地区市街地再開発事業」の予定地
-(仮称)虎ノ門麻布台地区市街地再開発事業-
赤坂・虎ノ門・六本木地区では、市街地を集約してオセロをひっくり返し、陣取りを行うように再開発が行われいています。
地権者が多くて合意形成が難しいので、丸の内や大手町のように一気に建て替えを行う事は難しいですが、再開発が行われると劇的に変化します。
「森ビル」は、今後10年間に虎ノ門・六本木エリアを中心とした約10ヶ所で、総区域面積約22ha、総延床面積約220万㎡に及ぶ再開発プロジェクトを推進する方針を明らかにしています。総事業費は約1兆円に上る見通しです。
その中で最大規模の再開発プロジェクトが、第二六本木ヒルズと言われている「六本木五丁目西地区」と「(仮称)虎ノ門麻布台地区市街地再開発事業」です。
「(仮称)虎ノ門麻布台地区市街地再開発事業」は、前の資料では対象区域面積約4.8haとなっていましたが、新しい資料を見ると西側の「首都高速都心環状線」側まで対象区域が拡大しているので、更に対象区域面積が広がっていると思われます。
「東京タワー特別展望台(250m)」から見た「虎ノ門・麻布台地区」です。雑居ビル、民家、駐車場などが混在しています。写真中央の「霊友会釈迦殿」は、再開発の対象区域に含まれません。
再開発予定地は、「アークヒルズ仙石山森タワー」に隣接する南側一帯です。隣接する街区を分けるのもおかしいので、「(仮称)虎ノ門麻布台地区市街地再開発事業」も完成後は、「アークヒルズ」の一部になる可能性があります。
再開発予定地を東西に走る道路です。
「森ビル」が事務局となって「再開発準備組合」が発足しています。閉鎖されたり、退去した建物も多いです。
「虎ノ門・麻布台地区」は、かなり前から計画されているので、すでに解体された建物も多く、いかにも再開発予定地という雰囲気です。
「森ビル」が得意とするこのような再開発手法は、地権者が多くて合意形成が難しいので非常に時間がかかります。
デベロッパー側には、物凄い忍耐力とノウハウが必要です。「森ビル」は上場企業と違って、結果をすぐに求められない「非上場企業」だから可能なのかも知れません。
解体された建物跡地の多くは駐車場として使用されています。
「霊友会釈迦殿」は、再開発の対象区域に含まれませんが、北側に隣接する写真右側の「霊友会第二ビル」は再開発の対象区域に含まれます。
「アークヒルズ仙石山森タワー」は崖の上にあるので、「虎ノ門・麻布台地区」は少し低い場所になります。
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