JR東日本 大規模に行われている「東京駅丸の内駅前広場整備 & 東京駅丸の内地下エリア整備」 2015年5月末の建設状況
-東京駅丸の内駅前広場整備-
JR東日本は、東京都と連携して広場内を通る都道を広場外周に再整備し、中央部に大きな歩行者空間「都市の広場(仮称)」を設置し、その両側に交通広場を設けます。
引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/07/02)
東京駅丸の内駅前広場整備について
全体の完成は2017年春を予定していますが、南部の交通広場は、全体完成に先立ち2015年冬に使用開始する予定です。
「広場全体イメージパース」です。
東京駅丸の内側の駅前広場は、いろいろな工事が同時に行われていて「わけがわからないよ」状態になっています(笑)。
換気塔改修工事(換気塔の切り下工事)
駅前広場整備計画に先立って、JR東日本は「換気塔改修工事(換気塔の切り下工事)」を行いました。
「換気塔」は、総武・横須賀線東京地下駅への空気の送込み・排出のために絶対に必要な施設です。そのために完全には撤去する事は出来ません。
換気塔改修工事の概要
◆ 現在の高さ約13mを高さ約4mまで切下げる。
◆ 切下げ後の換気塔に約3mの庇を設置することにより、東京地下駅の換気機能を確保する。
◆ 淡いグレー系の色調とするなど、東京駅周辺地区の景観に配慮した仕上げとする。
◆ 庇下にも太陽光が届くように、新たに設置する庇はガラス素材を採用する。
◆ 丸の内駅舎と平行方向にルーバーを設置し、ホテル客室や周辺オフィスビル等の上空からのデザイン性にも配慮する。
切り下工事前の南側の換気塔です。「東京駅丸の内駅舎」に対してかなり景観を阻害していました。
切り下工事が完了した南側の換気塔です。換気塔の高さを約13mから約9m切り下げて約4mに低くなっています。
切り下工事が完了した北側の換気塔です。高さ的にはほとんど目立たなくなりました。
この部分も「東京駅丸の内駅舎」に対してかなり景観を阻害しているので改修してほしいです。
東京駅丸の内地下エリア整備
地上の東京駅丸の内側の駅前広場が大規模に再整備されると同時に、丸の内地下エリアの地下1階も大規模に再整備されています。
開発面積は約19,000㎡、店舗面積は約4,100㎡、新たに約4,500㎡を掘削します。地下エリアの全体完成時期は2017年夏を予定しています。
引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/07/02)
東京駅丸の内地下エリア整備について
「東京駅丸の内地下エリア整備計画図」です。
「山留め壁」が見えます。掘削工事が行われています。どのように掘削するのか楽しみにしていましたが、やはり地上から掘削を行うようです。
新たに約4,500㎡を掘削します。このあたりの地下はすでに掘り尽しているかと思っていましたが、まだ掘削していない場所があるのに逆に驚きです。
この部分でも掘削工事が行われています。
保存復原工事が完成した「東京駅丸の内駅舎」ですが、美しい全景を拝むことが出来るのはもう少し先になります。
行幸通り
「行幸通り」です。駅前広場もこのようなデザインになります。東京駅丸の内駅前広場の中央部歩行者空間「都市の広場(仮称)」は、「行幸通り」とのデザインの一体性に配慮し、格調高い、白を基調とした御影石舗装とします。
植栽計画は、皇居前広場へつながる軸線を意識し、樹形が美しく緑陰豊かな「ケヤキ」を列植します。
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