千代田区 高さ約200mと高さ約160mの超高層ツインタワー「(仮称)大手町一丁目2地区計画」 「三井物産ビル」に続き、「大手町パルビル」も2015年8月から解体!
-(仮称)大手町一丁目2地区計画-
「三井物産」と「三井不動産」は、大手町一丁目2番地区の開発事業の検討を進めています。「三井物産ビル、大手町パルビル、大手町一丁目三井ビルディング」の3棟が解体され、一体的に再開発される予定です。
引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2014/12/11)
「(仮称)大手町一丁目2地区計画」整備方針決定
皇居の「大手濠」側の「三井物産ビル」跡地に地上30階、地下5階、高さ約160mの「A棟」が、「日比谷通」側の「大手町一丁目三井ビルディング、大手町パルビル」の跡地に、地上41階、地下5階、高さ約200mの「B棟」が建設されます。
(仮称)大手町一丁目2地区計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目2番
◆ 階数-(A棟)地上30階、地下5階、(B棟)地上41階、地下5階
◆ 高さ-(A棟)約160m、(B棟)約200m
◆ 敷地面積-約20,900㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約361,000㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗、多目的ホール、ホワイエ、ホテル(200室前後)、バンケット、駐車場、 地域冷暖房施設
◆ 建築主-三井物産、三井不動産
◆ 着工-2016年07月予定
◆ 竣工-2019年06月予定
◆ 全体完成-2011年03月予定
「断面図」です。
「平面図」です。
「(仮称)大手町一丁目2地区計画」の予定地を南東側から見た様子です。
解体工事中の「三井物産ビル」
東京都千代田区大手町一丁目にあった「三井物産ビル」は、日本の総合商社第2位の「三井物産」の総本山でした。
「三井物産ビル」の概要は、地上24階、地下4階、高さ約100m、敷地面積約12,714㎡、建築面積約5,663㎡、延床面積約124,577㎡となっています。1976年10月に竣工しました。
「三井物産」は、2014年11月25日(火)に本店事務所を近隣の2つのビルに移転しています。「日本生命丸の内ガーデンタワー(登記上の本店所在地)」と「JAビル」です。再開発が完了すると戻って来ると思われます。
解体工事中の「三井物産ビル」を南東側から見た様子です。「三井物産ビル」の解体工事には「鹿島カットアンドダウン工法」は採用されませんでした。
三井物産ビル建物解体工事
「三井物産ビル」は本格的に解体工事が行われています。解体工事の工事名は「三井物産ビル建物解体工事」、工期は2015年1月5日~2016年3月31日(予定)で、「鹿島建設」により行われています。
大手町パルビル
「大手町パルビル」は、2011年3月11日に「三井不動産」と「三井物産」が共同で、土地・建物を「プロミス」から取得しています。
譲渡額は約720億円(三井不動産50%、三井物産50%)で、譲渡後も「SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)」に本社用途として賃貸されていましたが、2013年9月23日に「歌舞伎座タワー」に本社移転しています。
「大手町パルビル」の概要は、地上9階、地下3階、敷地面積2,760.39㎡、延床面積27,923.18㎡です。1961年に竣工しました。
● 大手町パルビル地上部分解体工事
「大手町パルビル」は、2015年8月3日~2016年3月31日(予定)で、「鹿島建設」により解体工事が行われます。解体工事の工事名は「大手町パルビル地上部分解体工事」となっています。
建設通信新聞(2015/07/21)
パルビル 鹿島で8月解体/大手町一丁目2地区/三井物産と三井不動産
平将門の首塚
「三井物産ビル」と「大手町パルビル」の間に、東京都指定の文化財で、東京都所有の「平将門の首塚(たいらのまさかどのくびづか)」がありますが、この部分は再開発の対象外なので残ります。
大手町一丁目三井ビルディング
「大手町一丁目三井ビルディング」は、三井不動産が2007年11月に「三井生命大手町ビル」を将来の建て替えを視野に1,175億円で信託受益権を取得し、「大手町一丁目三井ビルディング」にビル名を変更しています。
「大手町一丁目三井ビルディング」の概要は、地上9階、地下3階、敷地面積5,371.83㎡、延床面積48,281.81㎡です。1961年4月に竣工しました。
● 2015年12月から解体工事に着手
「大手町一丁目三井ビルディング」については、解体施工者は未定ですが、2015年12月から解体工事に着手する予定です。
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