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2015年7月20日 (月)

JR東日本 中央線「御茶ノ水駅」の大規模な改良工事 2015年5月末の建設状況

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-JR御茶ノ水駅バリアフリー整備等工事-
 
JR御茶ノ水駅は、中央・総武線(各駅停車)と中央快速線の接続や地下鉄との乗り換えもできる鉄道交通の要衝です。
 しかし、駅の北側の「神田川」をはじめ、「聖橋」や「お茶の水橋」、「茗渓通り」に囲まれた狭隘(きょうあい)な位置にあることも影響し、これまでバリアフリー設備が未整備でした。

 JR東日本は、2013年秋からバリアフリー整備等の改良工事に本格着手しました。バリアフリー整備とあわせて「聖橋口」の駅前広場機能整備も進めます。バリアフリー整備は2018年度、駅前広場機能整備は2020年度までの完了を目指します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2013/09/03)
 JR中央線御茶ノ水駅バリアフリー整備等の本体工事着手について 

● バリアフリー整備
 「御茶ノ水駅」のホームと線路上空に、御茶ノ水橋口と聖橋口を結ぶ人工地盤(約2,900㎡)を設置します。

 各ホームにエレベーター1基、エスカレーター2基を配置し、御茶ノ水橋口~聖橋口への2方向バリアフリールートを整備して利便性の向上を図ります。

● 聖橋口駅前広場機能の整備
 バリアフリー整備に合わせて、千代田区と連携して「聖橋口駅前広場機能」の整備も進めます。

 新たに整備される駅前広場は約500㎡で、駅舎も現在の茗渓通り側から聖橋側(人工地盤上)に移設されます。


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西側の「お茶の水橋」から見た「仮設桟橋」です。中央線の茶ノ水駅は、神田川に沿って構築された盛土上にあり、神田川と台地側切土に挟まれた狭隘(きょうあい)な地形上に位置しています。

 そのため神田川に「仮設桟橋」を設置して、「仮設桟橋」の上から工事を行うしか方法がありません。工事名は「御茶ノ水駅改良工事」で「鹿島建設、大成建設JV」により行われています。工期は2012年9月7日~2020年3月31日までとなっています。


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前回見た時より「仮設桟橋」が西側の「お茶の水橋」側に伸びていました。


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少し南側から見た様子です。


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「鋼管矢板圧入機」で「鋼管矢板」を圧入しています。圧入された「鋼管矢板」が一列に並んでいます。


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この「鋼管矢板圧入機」は、私の田舎の高知県が誇る「技研製作所」の「鋼管パイラー」です。有名な「サイレントパイラー」シリーズの製品です。


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JR御茶ノ水駅では、バリアフリー化工事に併せて「耐震補強工事」も行います。線路下の土中に「棒状補強材」を埋め込み、大規模地震による崩壊を防止します。


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「耐震補強工事」の補強方法(標準)です。線路下の土中に「棒状補強材」を埋め込み、大規模地震による崩壊を防止します。


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ホーム西側の「お茶の水橋」側から見た「仮設桟橋」です。


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「神田川」の北岸にゲートが設けられています。


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ホーム東側の「聖橋(ひじりばし)」側から見た神田川に設置された「仮設桟橋」です。


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東側の「聖橋(ひじりばし)」から見た神田川に設置された「仮設桟橋」です。


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少し南側から見た様子です。


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更に南側から見た様子です。


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この上に人工地盤を構築して「改札内コンコース、駅施設等」を整備します。


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横から見るとホームのかなりの部分が削られて仮設になっている事が分かります。


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穴がある部分に、人工地盤を支えるための「場所打ちコンクリート杭」を構築するのかと思っていましたが違いました。新しいホームを支える基礎の穴でした。


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新しいホームを支える基礎です。現在は仮設のホームを支えています。


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最終的には、既存のホームは解体されて、この部分で新しいホームを支えると思います。


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北側の3番線・4番線ホームです。ホーム床に黒いゴムマットが敷かれています。「断面図」を見ると上下線の各ホームの中心部分に人工地盤を支えるための柱があります。

 上下線の各ホームの中心部分に人工地盤を支えるための「場所打ちコンクリート杭」を新たに構築するようです。工事中は狭いホームがより狭くなります。


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南側の1番線・2番線ホームです。ホーム床に黒いゴムマットが敷かれています。JR御茶ノ水駅は、1番線のすぐ南側が切土による崖になっている狭隘(きょうあい)な場所にあります。

 南側の切土による崖の部分も大規模地震による崩壊を防止するために「台地側擁壁耐震補強」を行います。


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階段の基礎の解体工事も始まっています。仮設の階段に移行するのかも知れません。


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バリアフリー整備に合わせて、千代田区と連携して「聖橋口駅前広場機能」の整備も進めます。新たに整備される駅前広場は約500㎡で、駅舎も現在の茗渓通り側から聖橋側(人工地盤上)に移設されます。

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