渋谷区 地上35階、高さ約180mの「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟」 2015年8月に着工!
-(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟-
「日本経済新聞社」が、アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」と並び称されるイギリスの経済紙「フィナンシャル・タイムズ」を発行するフィナンシャル・タイムズ・グループを買収するそうです。
日本のメディア企業による海外企業の買収案件としては、過去最大の規模で、8億4400万ポンド(約1600億円)で全株式を取得します。
市場開放により外資系企業により国内系企業が淘汰されてしまうことを「ウィンブルドン効果」と呼びますが、イギリスは徹底しています。
この徹底した市場開放が、「ロンドン」が国際都市として世界に君臨する大きな理由ですが、これが日本なら「日本の魂が外資のハゲタカに買収された!」と大バッシングが起こるでしょうね!
本題に戻って、渋谷駅周辺では複数の大規模な再開発が計画されています。その中で「渋谷駅南街区」は、旧東急東横線渋谷駅跡地の高速道路南側を中心とする再開発プロジェクトです。
● 2015年8月に工事に本格着手
着工が遅れていた「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト」ですが、「東京急行電鉄」が、2015年8月に工事に本格着手する事を正式に発表しました。
引用資料 東急電鉄(PDF:2015/07/21)
東横線跡地「渋谷駅南街区プロジェクト」工事本格着手 渋谷に高さ180mの超高層ビルが2018年秋誕生
地上32階、地下5階、高さ169.35mから地上36階、地下4階、高さ179.95mに変更されましたが、ニュースリリースでは、地上35階、地下4階となているので、地上35階に決定したようです。
(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷三丁目21番 外
◆ 階数-地上35階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 敷地面積-4,774.52㎡(B-1棟)
◆ 延床面積-約116,300㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル(約180室)、ホール、駐車場等
◆ 建築主-東京急行電鉄、(有)鈴基恒産、名取 康治、名取 政俊、山善商事、叶不動産、渋谷丸十池田製パン、(有)清風荘平野ビル
◆ 設計者-東急設計コンサルタント
◆ 施工者-渋谷駅南街区プロジェクト新築工事共同企業体(東急建設、大林組)
◆ 着工-2015年08月上旬
◆ 竣工-2018年07月末日予定
◆ 開業-2018年秋予定
(備考) 延床面積が106,063.00㎡→108,778.50㎡(変更後)から約116,300㎡に拡大しています。「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト」全体の延床面積なのか? 「B-1棟」の延床面積なのか? 不明です。
フロア構成図です。高層部には貸床面積約45,000㎡のハイグレードオフィス、中層部には「東急ホテルズ(出店予定者)」による約180室のホテル、低層部には飲食店を主とした商業施設、そして、 “エンタテイメントシティSHIBUYA“に相応しい、情報発信機能を備えたホールなどを配置します。
「渋谷駅南街区土地区画整理事業」の範囲です。「渋谷川」の東側も一部範囲に入っています。
「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟」は、中央の一番広い部分に建設されます。「B-1棟」以外にも「A棟、B-2棟、C-1棟、C-2棟、C-3棟、D棟」が建設され、「渋谷川」の環境整備(広場と水景施設)も行われます。
国道246号を跨ぐ高架橋はまだ残っています。なんでこの部分の高架橋を解体しないんだろう? と不思議に思っていました。
ニュースリリースに、 ”国道246号を跨ぐ旧東横線の高架線路を活かした歩行者デッキや、地下2階から地上2階にわたる立体広場空間(アーバンコア)などを整備し、東急線、東京メトロ線、JR線の各線と接続することで、国道246号で分断された渋谷の街を繋ぎ、新しい人の流れを創出します。” と書いてあるので、この高架橋は解体せずに活用すると思われます。
地上8階、地下4階の「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト A棟」の建設予定地を南西側から見た様子です。
「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟」の建設予定地を北側から見た様子です。
「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟」の建設予定地を北西側から見た様子です。
「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟」の建築計画のお知らせです。地上36階となっていますが、地上35階に変更されるようです。
敷地南側では先行して地上9階、地下0階の「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-2棟」の建設工事が行われています。
「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟、 B-2棟」の「渋谷川」沿い西側の雑居ビル群は最終的には解体されます。
「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト C-1棟、C-2棟、C-3棟」の建設予定地を南東側から見た様子です。
「渋谷川」です。現在の「渋谷川は、童謡「春の小川」のモデルになったとは思えないようなドブ川ですが、大きく環境が改善されます。
東京都および渋谷区などとの連携により「渋谷川」の清流復活水を活用した「壁泉」による潤いのある水辺空間や約600mにわたる緑の遊歩道整備など、代官山方面へと街の賑わいを繋げる緑と水のネットワークを形成します。
「渋谷川」東側の一部も再開発対象区域です。
地上2階、地下2階の「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト D棟」の建設予定地を北西側から見た様子です。
「渋谷川」東側の「第二鈴木ビル、三信ビル」の2棟も再開発対象区域のため解体されました。
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