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2015年7月 3日 (金)

渋谷区 地上47階、高さ約230mの「渋谷駅街区開発計画Ⅰ期(東棟)」 日本最大級の規模を誇る屋外展望施設が渋谷駅直上に誕生!

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-渋谷駅地区駅街区開発計画-

 渋谷駅周辺では複数の大規模な再開発が計画されています。その中で最大規模のプロジェクトが「渋谷駅地区駅街区開発計画」です。

 「渋谷駅地区 駅街区開発計画」は、JR渋谷駅の東側に地上47階、地下7階、高さ約230mの東棟、西側に地上13階、地下5階、高さ約76mの西棟、東棟と西棟の間に、山手線・埼京線の線路とホームを覆う形で、地上10階、地下2階、高さ約61mの中央棟を建設します。

● 日本最大級の規模を誇る屋外展望施設を設置!
 渋谷を訪れる人々に対する都市の魅力をさらに高めるため、計画を一部変更し、「東棟」の最上部に、屋外と屋内からなる展望施設を設置します。

 引用資料 東京急行電鉄(PDF:2015/07/02)
 渋谷駅街区開発計画Ⅰ期(東棟)への展望施設設置について ~日本最大級の規模を誇る屋外展望施設が渋谷駅直上に誕生~

 超高層ビルの屋上を全面的に活用したものでは日本最大級の規模を誇り、その開放感は圧倒的です。渋谷随一の高さから、代々木公園の後方に広がる新宿の超高層ビル群、六本木・都心方面、そして富士山に至るまで、遮るものがない素晴らしい眺望が広がります。

 計画の一部変更により、「東棟」の階数は地上46階から地上47階に、高さは最高部228.30mから最高部約230mに、 延床面積は268,368.69㎡(施設全体)から約276,000㎡(施設全体)に変更になるようです。

渋谷駅地区駅街区開発計画の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目23番地・24番地、渋谷道玄坂一丁目1番地、渋谷区道玄坂二丁目1番地 他
◆ 階数-地上47階、地下7階(東棟)、地上10階、地下2階(中央棟)、地上13階、地下5階(西棟)
◆ 高さ-最高部約230m(東棟)、約61m(中央棟)、約76m(西棟)
◆ 敷地面積-15,275.55㎡(施設全体)
◆ 建築面積-18,192.10㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約276,000㎡(施設全体)、約181,000(東棟)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、オフィス、駅施設、駐車場等
◆ 事業主体-東京急行電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)
◆ 設計者-渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計、東急設計コンサルタント、ジェイアール東日本設計事務所、メトロ開発)
◆ デザインアーキテクト-日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所
◆ 施工者-東急建設、大成建設JV
◆ 着工-2014年06月10日(準備工事)
◆ 竣工-2019年07月末予定(東棟)、2028年03月末予定(中央棟、西棟)
◆ 開業-2019年度予定(東棟)、2027年度予定(中央棟、西棟)

(注意) 建築面積が敷地面積を上回るのは、西棟付近に設ける「西口アーバンコア」が道路上に架かっており、敷地面積には含まれないものの建築面積には含まれるためです。


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「屋外展望施設」のイメージです。これは本当に素晴らしいアイデアです。ビルヲタ的には狂喜乱舞です。このニュースリリースを見た瞬間テンションが上がって ♪気持ちはきっと加速して心が12000回転くらい越えた頃♪ と言う感じでした(笑)。

 「屋外展望施設」は屋上全体を使い、広さは約3,000㎡です。周囲は全面ガラス張りの回廊となり、一部に階段状の高低差を設けます。
 45階・46階は屋内の展望施設となり、ラウンジなどを設置します。当初は最上階までオフィスフロアとし、屋上には設備機器などを設置する計画だったようです。


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「屋外展望施設と富士山の眺望イメージ」です。「ヘリポート」の上に人がたくさんいます。これって「航空法」的に本当に可能なのでしょうか??(笑)


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「渋谷ヒカリエ」のスカイロビーから見た様子です。マストが「東急建設カラー」のタワークレーンが見えますが、解体工事用のタワークレーンです。


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「渋谷駅街区開発計画Ⅰ期(東棟)」の建設現場です。2019年度に開業予定です。


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歩道の屋根として高架橋を線路1分本だけ残していますが、この部分もやがて解体されます。


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少し角度を変えて見た様子です。


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「クアトロサイドカッター」が稼働しています。


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北側から見た様子です。


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クアトロサイドカッター
 ドイツ「BAUER(バウアー)社」の「クアトロサイドカッター」です。「CSM工法」により「山留め壁」を構築しています。

● CSM工法
 「CSM工法」とは、「水平多軸回転カッター」を用いて「土」と「セメントミルク」を原位置で攪拌(かくはん)混合し、等壁厚の「ソイルセメント壁体(土留め壁、山留め壁、遮水壁等)」を構築する工法です。


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「クアトロサイドカッター」のアップです。前回見た時は「クアトロカッター」が稼働していたので施工マシンを入れ替えたようです。

 「クアトロサイドカッター」は、機械幅を大幅に短縮しているので、「クアトロカッター」よりも更に狭隘(きょうあい)な場所で「山留め壁」を構築する事が可能です。


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前回見た時に稼働していた「クアトロカッター」です(撮影日2014年10月27日)。


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「クアトロサイドカッター」により構築中の「山留め壁」です。山留め壁が「東棟敷地境界」となります。


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「余剰泥土」を溜めた「スラッシュタンク」です。「セメントミルク」を注入して原位置の「土」と攪拌(かくはん)混合して「山留め壁」を構築するので、その分体積が増えてどうしても「余剰泥土」が発生します。


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「埼京線」の軌道と「東棟敷地境界」の間にスペースが確保してあります。「埼京線」のホームが北側に移転してくるためのスペースです。


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南東側から見た様子です。

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