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2015年7月

2015年7月30日 (木)

JR東日本 品川開発プロジェクト(品川車両基地跡開発) 2023年~2024年頃に街びらき 延床面積は約100万㎡、投資規模は5,000億円程度!

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-品川車両基地跡地周辺開発-
 昨日((2015年7月29日)にJR東日本の最新のIRニュースに、「社長インタビュー」が掲載されました。その中で、品川車両基地跡地周辺の開発について触れられています。

 引用資料 JR東日本・最新のIRニュース(2015/07/29)
 「社長インタビュー」を掲載

 引用すると ”品川の大規模開発プロジェクトについては、2020年に田町~品川間に新駅の暫定開業を目指しており、2023年~2024年頃には街びらきを予定しています。

 国内屈指の開発規模となり、用地面積は約13haあり、延床面積は100万㎡ほどになる見込みです。世界に開かれた日本として紹介できるような新しい「まちづくり」に思い切って取り組みます。

 投資規模は5,000億円程度で、オフィスや住宅をメインに、ホテルや商業・文化施設などの高層ビル建設を予定しています。
 現在、2015年度末までの都市計画決定にむけて必要な行政協議を進めており、様々な特区制度などを利用しながら、日本のゲートウェイとして、国際的に魅力のある街を品川に出現させたいと考えています。” と書かれています。

 2014年7月17日の日経新聞では、約13haの土地に超高層ビル8棟を建設、高さは160m前後で3棟が超高層マンション、5棟がオフィスや商業施設の入る超高層複合ビルになる予定と報道されていました。 


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「品川開発プロジェクト」の範囲です。


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京急品川駅
 「京急品川駅」です。JR東日本の「品川開発プロジェクト」は、「京急品川駅」とも密接に関わってきます。「京急品川駅」は、ホームを現在の2面3線から2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う構想があります。


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「山手線内回り(東京・上野方面)」と京浜急行の高架橋の間には、1線分しか余裕がありません。どのようにして、ホームを2面3線から2面4線に拡張・地平化するのか皆目見当がつきません・・・


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品川シーズンテラス
 田町間~品川駅間の新駅予定地のすぐ東側には、「芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業」として、「品川シーズンテラス」が2015年5月28日にグランドオープンしました。


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「品川シーズンテラス」周辺には、港区立芝浦中央公園と一体となる約3.5haの緑地が新たに整備されました。新駅予定地のすぐ東側なので、新駅建設時にはなんらかのアクセスが考慮される思われます。

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2015年7月28日 (火)

新宿区 もうすぐ竣工する地上55階、高さ約191mの「Tomihisa Cross Comfort Tower(富久クロス コンフォートタワー)」

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-Tomihisa Cross(富久クロス)-

 昨日、JR東日本から「東京駅開業100周年記念Suica」専用払込票が郵送で送られてきました。あまりにも日数が経過したので、申し込んだ事をすっかり忘れていました(笑)。

 本題に戻って、「西富久地区第一種市街地再開発事業」には、地上55階、地下2階、高さ(最高部191.00m、軒高179.95m)の超高層タワーマンション、中層住宅棟、低層住宅棟(ペントハウス)が建設中です。

 街区全体の名称が「Tomihisa Cross(富久クロス)」、分譲タワー棟の名称が「Tomihisa Cross Comfort Tower(富久クロス コンフォートタワー)」です。すでに全戸完売しています。2015年8月下旬に竣工予定です。

Tomihisa Cross Comfort Towerの概要
◆ 計画名-西富久地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都新宿区富久町500番地(地番)
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分、都営新宿線「新宿三丁目」駅より徒歩8分、JR山手線他「新宿」駅より徒歩16分、都営新宿線「曙橋」駅より徒歩9分、東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅より徒歩10分、都営大江戸線「東新宿」駅より徒歩13分、都営大江戸線「若松河田」駅より徒歩13分、東京メトロ丸ノ内線「新宿」駅より徒歩14分、西武新宿線「西武新宿」駅より徒歩15分
◆ 階数-地上55階、地下2階
◆ 高さ-最高部191.00m、軒高179.95m
◆ 敷地面積-16,246.97㎡(施設全体)
◆ 建築面積-11,321.19㎡(Comfort Tower:分譲タワー棟)
◆ 延床面積-138,595.47㎡(Comfort Tower:分譲タワー棟、容積対象外面積38,121.58㎡含む)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ち鋼管コンクリート杭
◆ 地震対策-デュアル制振構造(2重構造のダンパーを組み込み)
◆ 用途-共同住宅、物販店舗、飲食店舗、オフィス
◆ 総戸数-1,229戸(施設全体)、1,091戸(Comfort Tower:分譲タワー棟、非分譲住戸含む)
◆ 建築主-西富久地区市街地再開発組合(参加組合員 野村不動産、三井不動産レジデンシャル、積水ハウス、阪急不動産)
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-戸田建設、五洋建設JV
◆ 着工-2012年06月15日(起工式)
◆ 竣工-2015年08月下旬予定
◆ 入居開始-2015年09月下旬予定


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完成予想図です。基礎工法は「場所打ち鋼管コンクリート杭」、地震対策は「デュアル制振構造(2重構造のダンパーを組み込み)」となっています。


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「Tomihisa Cross Comfort Tower(富久クロス コンフォートタワー)」を北側の「富久さくら公園」から見た様子です。


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「Tomihisa Cross Comfort Tower(富久クロス コンフォートタワー)」を北西側から見た様子です。


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「Tomihisa Cross(富久クロス)」の敷地東側では、「外苑西通」の延伸工事が行われています。


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「Tomihisa Cross(富久クロス)」北東側の階段とエスカレーターです。この部分は、「新宿区防災倉庫」になっているようです。北東側には、「彩華の広場」が整備されます。


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「北東側の「認定こども園」です。


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「Tomihisa Cross(富久クロス)」の北側部分です。


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「Tomihisa Cross(富久クロス)」北側の道路は大幅に拡幅され、両側に歩道が整備されます。


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この部分もペントハウス住宅「Pent Terrace」かと思っていましたが、形状的に住宅には見えないので違うようです。店舗か何かでしょうか?

 奥に見えるのが、ペントハウス住宅「Pent Terrace」のようです。ペントハウス住宅「Pent Terrace」は、人工地盤の上に1戸建のような住宅が並んでいます。


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「Tomihisa Cross(富久クロス)」を北西側から見た様子です。


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「Tomihisa Cross(富久クロス)」の西側部分です。上にペントハウス住宅「Pent Terrace」が見えます。ペントハウス住宅下部(1階相当)は、「大型スーパー」となります。


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「Tomihisa Cross(富久クロス)」西側の道路は大幅に拡幅さます。再開発前は車1台がやっと通れる幅でしたが、見違えるように広くなりました。


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Tomihisa Cross(富久クロス)」を南西側から見た様子です。南西側は、賃貸住宅棟「Green Residence」となります。


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「Tomihisa Cross(富久クロス)」南側の歩道は大幅に拡幅され、車が通れるようになります。

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2015年7月26日 (日)

東京ディズニーリゾート効果 浦安市の日の出地区でホテル建設ラッシュ「(仮称)新浦安リゾートホテルプロジェクト、(仮称)ホテルエミオン東京ベイ・新館新築工事、(仮称)浦安マリナイースト21ホテル新築工事」

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-浦安市の日の出地区-
 絶好調の「東京ディズニーリゾート」ですが、今後は「インバウンド観光(訪日外国人旅行)」で更なる集客増が見込めます。

 そのため、「東京ディズニーリゾート」周辺ではホテルの建設ラッシュとなっています。特に浦安市の「日の出地区」が凄く、「(仮称)新浦安リゾートホテルプロジェクト、(仮称)ホテルエミオン東京ベイ・新館新築工事、(仮称)浦安マリナイースト21ホテル新築工事」の3棟が建設されようとしています。

 全く関係ない話ですが、東京湾に突き出す護岸部分の平らな部分は、「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ 2015 千葉・幕張」の臨時滑走路として使用されました。


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(仮称)新浦安リゾートホテルプロジェクト

 「マウンテンフット特定目的会社」は、浦安市にリゾートホテルを建設します。2015年8月に準備工事を開始し、2015年9月に本体工事に着手する予定です。

 計画名は「(仮称)新浦安リゾートホテルプロジェクト」で、地上18階、地下0階、高さ59.9m、客室数640室を予定しています。1階に商業施設、2階にレストランを配置する予定です。

 建設予定地は、浦安市青少年交流活動センター「うら・らめ~る」のすぐ海側です。かつて、地上8階、客室数385室のホテルが計画されていましたが、リーマンショックや東日本大震災で開発が凍結されていました。

(仮称)新浦安リゾートホテルプロジェクトの概要
◆ 所在地-千葉県浦安市日の出七丁目2-3 
◆ 階数-地上18階、地下0階
◆ 高さ-59.9m
◆ 敷地面積-21,882.83㎡
◆ 敷地面積-4267.09㎡
◆ 延床面積-38,364.86㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-640室
◆ 建築主-マウンテンフット特定目的会社(ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパンが51億円の抵当権を設定)
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2015年09月予定
◆ 竣工-2017年07月31日予定


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(仮称)ホテルエミオン東京ベイ・新館新築工事

 「スターツコーポレーション」は、JR京葉線・新浦安駅近くにある「ホテルエミオン東京ベイ」の隣接地に204室の新館を建設します。

 地上8階、地下0階、最高高さ33.1mで、地震対策として「免震構造」を採用します。2015年9月中旬の着工、2017年12月上旬の竣工を目指します。

 既存の「ホテルエミオン東京ベイ」は、地上24階、地下0階、高さ87.55m、建築面積4,292.25㎡、延床面積28,476.80㎡、客室数380室、2005年4月竣工、2005年6月開業、地震対策として「免震構造」を採用しています。「東京ディズニーリゾート・パートナーホテル」となっています。

(仮称)ホテルエミオン東京ベイ・新館新築工事の概要
◆ 所在地-千葉県浦安市日の出一丁目1-2他 
◆ 階数-地上8階、地下0階
◆ 高さ-最高部33.1m
◆ 敷地面積-7,691.96㎡
◆ 敷地面積-2,683.40㎡
◆ 延床面積-15,813.17㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-204室
◆ 建築主-スターツコーポレーション
◆ 設計者-スターツ総合研究所
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2015年09月中旬予定 
◆ 竣工-2017年12月上旬予定


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(仮称)浦安マリナイースト21ホテル新築工事

 「大江戸温泉物語浦安万華郷」の隣接地に「大和ハウス工業」が「(仮称)浦安マリナイースト21ホテル新築工事」を建設します。「ホテル棟」と「店舗棟」が建設され、2016年7月竣工予定です。

(仮称)浦安マリナイースト21ホテル新築工事の概要
◆ 所在地-千葉県浦安市日の出五丁目7番1の一部 
◆ 階数-地上3階(ホテル)、地上1階(店舗)
◆ 高さ-最高部12.358m(ホテル)、最高部4.8m(店舗)
◆ 敷地面積-15,553.65㎡(ホテル)、1,052.79㎡(店舗)
◆ 敷地面積-3,653.49㎡(ホテル)、191.10㎡(店舗)
◆ 延床面積-9,818.60㎡(ホテル)、191.10㎡(店舗
◆ 用途-ホテル、店舗(コンビニエンスストア)
◆ 客室数-311室
◆ 建築主-大和ハウス工業
◆ 設計者-大和ハウス工業
◆ 施工者-大和ハウス工業
◆ 竣工-2017年07月予定


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パーム&ファウンテンテラスホテル

 「(仮称)新浦安リゾートホテルプロジェクト」の建設予定地に隣接して「パーム&ファウンテンテラスホテル」があります。

 「パーム&ファウンテンテラスホテル」は、2棟で構成される宿泊特化型ホテルです。「東京ディズニーリゾート・パートナーホテル」となっています。ディズニーリゾートラインを運営管理する「舞浜リゾートライン」が所有しています。

 東側が「パームテラスホテル」で、地上5階、地上1階、客室数350室、西側が「ファウンテンテラスホテル」で、地上5階、地上1階、客室数352室となっています。共に2005年2月25日に開業しました。


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三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ

 「日の出地区」に近い「明海地区」には、「三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ」が2007年6月1日に開業しています。

 三井不動産グループは、「三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ」の改装工事を終え、2015年7月10日に全館リニューアルオープンしました。

 三井不動産 ニュースリリース(2015/07/15)
 東京ディズニーリゾート®パートナーホテル 「三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ」 2015年7月10日 全館リニューアルオープン ~コンセプトは『五感を刺激するアーバンオアシス』~ 

 「三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ」は、客室数550室で、「東京ディズニーリゾート・パートナーホテル」となっています。

三井ガーデンホテルプラナ東京ベイの概要
◆ 所在地-千葉県浦安市明海六町目2-1
◆ 階数-地上8階建(客室フロア最上階は7階)、地下0階
◆ 敷地面積-24,702.39㎡
◆ 延床面積-40,405.36㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 客室数-550室
◆ 開業日-2007年06月01日


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東京ディズニーリゾート・パートナーホテル

 「東京ディズニーリゾート・パートナーホテル」は、最高ランクの「ディズニーホテル(3ホテル)」、次に優遇される「東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル(6ホテル)」の次に位置します。全部で5ホテルありますが、すべて浦安市内にあります。

 上記の「(3)ホテルエミオン東京ベイ、(4)パーム&ファウンテンテラスホテル、(5)三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ」の他に、JR「新浦安駅」のすぐ北側に「(1)オリエンタルホテル東京ベイ、(2)浦安ブライトンホテル東京ベイ」があります。

 「オリエンタルホテル東京ベイ」は、客室数503室で、1995年7月に開業しました。「浦安ブライトンホテル東京ベイ」は、客室数185室で、1993年7月に開業しました。
 「浦安ブライトンホテル東京ベイ」は、東京ディズニーリゾートを運営する「オリエンタルランド」が買収して話題になりました。

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2015年7月25日 (土)

千代田区 旧:日本長期信用銀行本店ビル跡地 着工された「(仮称)内幸町二丁目プロジェクト」

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-(仮称)内幸町二丁目プロジェクト-

 「ケネディクス(不動産ファンド)、東急不動産、日本政策投資銀行」の3社は、「旧:日本長期信用銀行本店ビル」を建て替えます。

 「旧:日本長期信用銀行本店ビル」は、日比谷公園の南側に1993年8月に竣工しました。地上22階、地下5階、高さ約130m、延床面積62,423.66㎡の超高層ビルでした。
 「日本長期信用銀行」は、かつて存在した長期信用銀行です。「長銀(ちょうぎん)」の愛称で親しまれていました。

 3社の共同事業として「グリーンアセットインベストメント特定目的会社」を通じて「(仮称)内幸町二丁目プロジェクト」を、2015年年5月15日付で新築工事に着手しました。

 引用資料 東急不動産(PDF:2015/05/15)
 (仮称)内幸町二丁目プロジェクトの着工及び DBJ Green Building認証の取得について

(仮称))内幸町二丁目プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町二丁目16番1号(地番)
◆ 階数-地上21階、地下4階
◆ 高さ-約111m
◆ 敷地面積-6,089.61㎡(*5,998.50㎡)
◆ 敷地面積-約3,200㎡
◆ 延床面積-約67,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎 (一部杭基礎)
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー式)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-グリーンアセットインベストメント特定目的会社(ケネディクス、東急不動産、日本政策投資銀行)
◆ 設計者・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2013年09月20日~2015年07月31日予定
◆ 着工-2015年05月15日
◆ 竣工-2017年06月30日予定

(備考) *東急不動産のニュースリリースでは、敷地面積5,998.50㎡となっています。


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在りし日の「旧:日本長期信用銀行本店ビル」です。下層階がくびれた非常にユニークな外観をしていましたが、新たに建設される「(仮称)内幸町二丁目プロジェクト」は、ごく普通の箱ビルになります。


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「(仮称)内幸町二丁目プロジェクト」の建設現場を南東側から見た様子です。


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「(仮称)内幸町二丁目プロジェクト」の建設現場を南西側から見た様子です。


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「(仮称)内幸町二丁目プロジェクト」の建設現場を北東側から見た様子です。


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直接は関係ないですが、「(仮称)内幸町二丁目プロジェクト」の建設現場の道路を挟んですぐ南側にあったJRA「ウインズ新橋」は、建物の老朽化により、2014年12月29日をもって営業を終了しています。「ウインズ新橋」を含むこのあたり一帯には再開発構想があります。

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2015年7月24日 (金)

渋谷区 地上35階、高さ約180mの「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟」 2015年8月に着工!

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-(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟-

 「日本経済新聞社」が、アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」と並び称されるイギリスの経済紙「フィナンシャル・タイムズ」を発行するフィナンシャル・タイムズ・グループを買収するそうです。

 日本のメディア企業による海外企業の買収案件としては、過去最大の規模で、8億4400万ポンド(約1600億円)で全株式を取得します。

 市場開放により外資系企業により国内系企業が淘汰されてしまうことを「ウィンブルドン効果」と呼びますが、イギリスは徹底しています。
 この徹底した市場開放が、「ロンドン」が国際都市として世界に君臨する大きな理由ですが、これが日本なら「日本の魂が外資のハゲタカに買収された!」と大バッシングが起こるでしょうね!

 本題に戻って、渋谷駅周辺では複数の大規模な再開発が計画されています。その中で「渋谷駅南街区」は、旧東急東横線渋谷駅跡地の高速道路南側を中心とする再開発プロジェクトです。

● 2015年8月に工事に本格着手
 着工が遅れていた「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト」ですが、「東京急行電鉄」が、2015年8月に工事に本格着手する事を正式に発表しました。

 引用資料 東急電鉄(PDF:2015/07/21)
 東横線跡地「渋谷駅南街区プロジェクト」工事本格着手 渋谷に高さ180mの超高層ビルが2018年秋誕生

 地上32階、地下5階、高さ169.35mから地上36階、地下4階、高さ179.95mに変更されましたが、ニュースリリースでは、地上35階、地下4階となているので、地上35階に決定したようです。

(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷三丁目21番 外
◆ 階数-地上35階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 敷地面積-4,774.52㎡(B-1棟)
◆ 延床面積-約116,300㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル(約180室)、ホール、駐車場等
◆ 建築主-東京急行電鉄、(有)鈴基恒産、名取 康治、名取 政俊、山善商事、叶不動産、渋谷丸十池田製パン、(有)清風荘平野ビル
◆ 設計者-東急設計コンサルタント
◆ 施工者-渋谷駅南街区プロジェクト新築工事共同企業体(東急建設、大林組)
◆ 着工-2015年08月上旬
◆ 竣工-2018年07月末日予定
◆ 開業-2018年秋予定

(備考) 延床面積が106,063.00㎡→108,778.50㎡(変更後)から約116,300㎡に拡大しています。「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト」全体の延床面積なのか? 「B-1棟」の延床面積なのか? 不明です。


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フロア構成図です。高層部には貸床面積約45,000㎡のハイグレードオフィス、中層部には「東急ホテルズ(出店予定者)」による約180室のホテル、低層部には飲食店を主とした商業施設、そして、 “エンタテイメントシティSHIBUYA“に相応しい、情報発信機能を備えたホールなどを配置します。


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「渋谷駅南街区土地区画整理事業」の範囲です。「渋谷川」の東側も一部範囲に入っています。

 「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟」は、中央の一番広い部分に建設されます。「B-1棟」以外にも「A棟、B-2棟、C-1棟、C-2棟、C-3棟、D棟」が建設され、「渋谷川」の環境整備(広場と水景施設)も行われます。


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国道246号を跨ぐ高架橋はまだ残っています。なんでこの部分の高架橋を解体しないんだろう? と不思議に思っていました。

 ニュースリリースに、 ”国道246号を跨ぐ旧東横線の高架線路を活かした歩行者デッキや、地下2階から地上2階にわたる立体広場空間(アーバンコア)などを整備し、東急線、東京メトロ線、JR線の各線と接続することで、国道246号で分断された渋谷の街を繋ぎ、新しい人の流れを創出します。” と書いてあるので、この高架橋は解体せずに活用すると思われます。


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地上8階、地下4階の「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト A棟」の建設予定地を南西側から見た様子です。


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「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト  B-1棟」の建設予定地を北側から見た様子です。


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「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト  B-1棟」の建設予定地を北西側から見た様子です。


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「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-1棟」の建築計画のお知らせです。地上36階となっていますが、地上35階に変更されるようです。


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敷地南側では先行して地上9階、地下0階の「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト B-2棟」の建設工事が行われています。


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「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト  B-1棟、 B-2棟」の「渋谷川」沿い西側の雑居ビル群は最終的には解体されます。


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「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト C-1棟、C-2棟、C-3棟」の建設予定地を南東側から見た様子です。


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「渋谷川」です。現在の「渋谷川は、童謡「春の小川」のモデルになったとは思えないようなドブ川ですが、大きく環境が改善されます。

 東京都および渋谷区などとの連携により「渋谷川」の清流復活水を活用した「壁泉」による潤いのある水辺空間や約600mにわたる緑の遊歩道整備など、代官山方面へと街の賑わいを繋げる緑と水のネットワークを形成します。


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「渋谷川」東側の一部も再開発対象区域です。


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地上2階、地下2階の「(仮称)渋谷駅南街区プロジェクト D棟」の建設予定地を北西側から見た様子です。


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「渋谷川」東側の「第二鈴木ビル、三信ビル」の2棟も再開発対象区域のため解体されました。

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2015年7月22日 (水)

渋谷区 渋谷区役所建替プロジェクト 超高層マンションは、地上39階、高さ約143mに規模拡大!

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-渋谷区役所建替プロジェクト-
 「渋谷区総合庁舎」は、地上6階、地下2階、「渋谷公会堂」は、地上4階、地下1階です。共に東京オリンピックに合わせて、1964年に完成しました。「渋谷公会堂」は、東京オリンピックの重量挙げ会場としても使用されました。

 渋谷区は「渋谷区総合庁舎」とコンサートなどに使われる「渋谷公会堂」を一体で建て替える計画を進めています。総合庁舎が震度6強の地震で倒壊する危険性が高いことが分かったためです。

 公募で、「三井不動産、三井不動産レジデンシャル、日本設計」の3社で構成するグループが選定され、敷地の南側に「新庁舎」、東側に「新公会堂」、北側に分譲の「超高層タワーマンション」を建設します。

 引用資料 渋谷区
 庁舎建替え特集号 平成27年(2015年)2月27日発行

 「三井不動産」などは、定期借地の権利金を渋谷区に支払う代わりに、新庁舎と新公会堂を建設して渋谷区に譲り渡します。
 70年間の定期借地期間の終了後、分譲マンションの土地は更地に戻して渋谷区に返還します。渋谷区の財政負担はゼロとなります。

● 超高層マンションの規模拡大
 超高層タワーマンションは当初は、地上37階、高さ約121m、延床面積約45,300㎡、総戸数414戸を提案していました。

 その後、資材価格高騰や全国的な職人不足による建築費の高騰により、販売戸数を増やさないと採算が合わなくなったため計画の見直しが行われていました。

 「建設通信新聞」の報道によると、現時点では、地上39階、地下3階、最高高さ約143m、延床面積約60,000㎡規模を想定しているようです。規模拡大した分の定期借地の権利金は上乗せされます。

 建設通信新聞(2015/07/22)
 高層住宅は約6万㎡/11月から解体着手/三井不グループの渋谷区役所建替計画

渋谷区役所建替プロジェクト住宅棟の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町
◆ 階数-地上39階、地下3階
◆ 高さ-最高部約143m
◆ 敷地面積-約12,418㎡(施設全体)、約4,565㎡(住宅棟:定期借地敷地)
◆ 延床面積-約60,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-(未定)
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2016年06月予定
◆ 竣工-2019年度予定

渋谷区役所建替プロジェクト新庁舎棟(庁舎・公会堂)の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町28番20 他
◆ 階数-(新庁舎)地上15階、地下2階、(新公会堂)地上6階、地下2階
◆ 高さ-(新庁舎)最高部71.24m、(新公会堂)約33m 
◆ 敷地面積-約12,418㎡(施設全体)、約7,853㎡(庁舎・公会堂)
◆ 建築面積-約4,410㎡
◆ 延床面積-約40,970㎡(新庁舎約31,400㎡+新公会堂約9,570㎡)
◆ 構造-(新庁舎)鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、(新公会堂)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 地震対策-免震構造(新庁舎)
◆ 用途-区役所、公会堂
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-(未定) 
◆ 着工-2016年06月01日予定
◆ 竣工-2019年01月31日予定


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「配置図」です。


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完成イメージです。超高層タワーマンション部分はまだ確定していませんが、地上39階、地下3階、最高高さ約143m、延床面積約60,000㎡規模を想定しているようです。


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「新庁舎」の完成イメージです。地上15階、地下2階、最高部高さ71.24m、延床面積約31,400㎡となります。


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「新公会堂」の完成イメージです。地上6階、地下2階、高さ約33m、延床面積約9,570㎡となります。ホールは2,000人規模で、アーティストやファンに「シブコウ」の略称で親しまれている「渋谷公会堂」が復活します。


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「渋谷区役所建替プロジェクト」の予定地を北東側から見た様子です。正面にあるシンボルの時計台は保存されます。時計台の正式名称は「渋谷区役所前駐車場排気塔演出装置」です。


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「渋谷区役所」を北東側から見た様子です。仮設庁舎へ移転後、2015年11月から解体工事に着手する予定です。


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西側の通りから見た様子です。レンガの部分が「渋谷区役所」です。


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「渋谷公会堂」を東側から見た様子です。アーティストやファンに「シブコウ」の略称で親しまれている「渋谷公会堂」は、2015年10月4日を以て閉館します。2015年11月から解体工事に着手する予定です。


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街区の北西側に「渋谷税務署」があります。そのため敷地の北西側が欠けたいびつな形状になります。「渋谷税務署」も含めて再開発を行えば敷地の形状が良くなるのですが、「渋谷税務署」は国有地なので、この官民連携のスキームでは無理ですね・・・


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渋谷区役所の仮設庁舎の建設
 「渋谷区立宮下公園」の東側では、統廃合でなくなった「旧渋谷区立渋谷小学校」跡地、隣接する「旧東京都児童会館」跡地、隣接する「渋谷区立美竹公園」の一部も使って、「渋谷区役所」の仮設庁舎の建設が進められています。

 引用資料 渋谷区・公式ホームページ
 仮設庁舎の建設を進めています


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「第一庁舎、第二庁舎、第三庁舎」の3棟が建設中です。仮設庁舎へ移転は、2015年10月を予定しています。

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2015年7月21日 (火)

千代田区 高さ約200mと高さ約160mの超高層ツインタワー「(仮称)大手町一丁目2地区計画」 「三井物産ビル」に続き、「大手町パルビル」も2015年8月から解体! 

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-(仮称)大手町一丁目2地区計画-

 「三井物産」と「三井不動産」は、大手町一丁目2番地区の開発事業の検討を進めています。「三井物産ビル、大手町パルビル、大手町一丁目三井ビルディング」の3棟が解体され、一体的に再開発される予定です。

 引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2014/12/11)
 「(仮称)大手町一丁目2地区計画」整備方針決定

 皇居の「大手濠」側の「三井物産ビル」跡地に地上30階、地下5階、高さ約160mの「A棟」が、「日比谷通」側の「大手町一丁目三井ビルディング、大手町パルビル」の跡地に、地上41階、地下5階、高さ約200mの「B棟」が建設されます。

(仮称)大手町一丁目2地区計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目2番
◆ 階数-(A棟)地上30階、地下5階、(B棟)地上41階、地下5階
◆ 高さ-(A棟)約160m、(B棟)約200m
◆ 敷地面積-約20,900㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約361,000㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗、多目的ホール、ホワイエ、ホテル(200室前後)、バンケット、駐車場、 地域冷暖房施設
◆ 建築主-三井物産、三井不動産
◆ 着工-2016年07月予定
◆ 竣工-2019年06月予定
◆ 全体完成-2011年03月予定


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「断面図」です。


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「平面図」です。


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「(仮称)大手町一丁目2地区計画」の予定地を南東側から見た様子です。


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解体工事中の「三井物産ビル」

  東京都千代田区大手町一丁目にあった「三井物産ビル」は、日本の総合商社第2位の「三井物産」の総本山でした。

 「三井物産ビル」の概要は、地上24階、地下4階、高さ約100m、敷地面積約12,714㎡、建築面積約5,663㎡、延床面積約124,577㎡となっています。1976年10月に竣工しました。

 「三井物産」は、2014年11月25日(火)に本店事務所を近隣の2つのビルに移転しています。「日本生命丸の内ガーデンタワー(登記上の本店所在地)」と「JAビル」です。再開発が完了すると戻って来ると思われます。


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解体工事中の「三井物産ビル」を南東側から見た様子です。「三井物産ビル」の解体工事には「鹿島カットアンドダウン工法」は採用されませんでした。


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三井物産ビル建物解体工事

 「三井物産ビル」は本格的に解体工事が行われています。解体工事の工事名は「三井物産ビル建物解体工事」、工期は2015年1月5日~2016年3月31日(予定)で、「鹿島建設」により行われています。


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大手町パルビル

  「大手町パルビル」は、2011年3月11日に「三井不動産」と「三井物産」が共同で、土地・建物を「プロミス」から取得しています。

 譲渡額は約720億円(三井不動産50%、三井物産50%)で、譲渡後も「SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)」に本社用途として賃貸されていましたが、2013年9月23日に「歌舞伎座タワー」に本社移転しています。

 「大手町パルビル」の概要は、地上9階、地下3階、敷地面積2,760.39㎡、延床面積27,923.18㎡です。1961年に竣工しました。

● 大手町パルビル地上部分解体工事
 「大手町パルビル」は、2015年8月3日~2016年3月31日(予定)で、「鹿島建設」により解体工事が行われます。解体工事の工事名は「大手町パルビル地上部分解体工事」となっています。

 建設通信新聞(2015/07/21)
 パルビル 鹿島で8月解体/大手町一丁目2地区/三井物産と三井不動産


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平将門の首塚
 「三井物産ビル」と「大手町パルビル」の間に、東京都指定の文化財で、東京都所有の「平将門の首塚(たいらのまさかどのくびづか)」がありますが、この部分は再開発の対象外なので残ります。


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大手町一丁目三井ビルディング

 「大手町一丁目三井ビルディング」は、三井不動産が2007年11月に「三井生命大手町ビル」を将来の建て替えを視野に1,175億円で信託受益権を取得し、「大手町一丁目三井ビルディング」にビル名を変更しています。

 「大手町一丁目三井ビルディング」の概要は、地上9階、地下3階、敷地面積5,371.83㎡、延床面積48,281.81㎡です。1961年4月に竣工しました。

● 2015年12月から解体工事に着手
 「大手町一丁目三井ビルディング」については、解体施工者は未定ですが、2015年12月から解体工事に着手する予定です。

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2015年7月20日 (月)

JR東日本 中央線「御茶ノ水駅」の大規模な改良工事 2015年5月末の建設状況

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-JR御茶ノ水駅バリアフリー整備等工事-
 
JR御茶ノ水駅は、中央・総武線(各駅停車)と中央快速線の接続や地下鉄との乗り換えもできる鉄道交通の要衝です。
 しかし、駅の北側の「神田川」をはじめ、「聖橋」や「お茶の水橋」、「茗渓通り」に囲まれた狭隘(きょうあい)な位置にあることも影響し、これまでバリアフリー設備が未整備でした。

 JR東日本は、2013年秋からバリアフリー整備等の改良工事に本格着手しました。バリアフリー整備とあわせて「聖橋口」の駅前広場機能整備も進めます。バリアフリー整備は2018年度、駅前広場機能整備は2020年度までの完了を目指します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2013/09/03)
 JR中央線御茶ノ水駅バリアフリー整備等の本体工事着手について 

● バリアフリー整備
 「御茶ノ水駅」のホームと線路上空に、御茶ノ水橋口と聖橋口を結ぶ人工地盤(約2,900㎡)を設置します。

 各ホームにエレベーター1基、エスカレーター2基を配置し、御茶ノ水橋口~聖橋口への2方向バリアフリールートを整備して利便性の向上を図ります。

● 聖橋口駅前広場機能の整備
 バリアフリー整備に合わせて、千代田区と連携して「聖橋口駅前広場機能」の整備も進めます。

 新たに整備される駅前広場は約500㎡で、駅舎も現在の茗渓通り側から聖橋側(人工地盤上)に移設されます。


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西側の「お茶の水橋」から見た「仮設桟橋」です。中央線の茶ノ水駅は、神田川に沿って構築された盛土上にあり、神田川と台地側切土に挟まれた狭隘(きょうあい)な地形上に位置しています。

 そのため神田川に「仮設桟橋」を設置して、「仮設桟橋」の上から工事を行うしか方法がありません。工事名は「御茶ノ水駅改良工事」で「鹿島建設、大成建設JV」により行われています。工期は2012年9月7日~2020年3月31日までとなっています。


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前回見た時より「仮設桟橋」が西側の「お茶の水橋」側に伸びていました。


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少し南側から見た様子です。


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「鋼管矢板圧入機」で「鋼管矢板」を圧入しています。圧入された「鋼管矢板」が一列に並んでいます。


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この「鋼管矢板圧入機」は、私の田舎の高知県が誇る「技研製作所」の「鋼管パイラー」です。有名な「サイレントパイラー」シリーズの製品です。


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JR御茶ノ水駅では、バリアフリー化工事に併せて「耐震補強工事」も行います。線路下の土中に「棒状補強材」を埋め込み、大規模地震による崩壊を防止します。


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「耐震補強工事」の補強方法(標準)です。線路下の土中に「棒状補強材」を埋め込み、大規模地震による崩壊を防止します。


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ホーム西側の「お茶の水橋」側から見た「仮設桟橋」です。


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「神田川」の北岸にゲートが設けられています。


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ホーム東側の「聖橋(ひじりばし)」側から見た神田川に設置された「仮設桟橋」です。


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東側の「聖橋(ひじりばし)」から見た神田川に設置された「仮設桟橋」です。


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少し南側から見た様子です。


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更に南側から見た様子です。


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この上に人工地盤を構築して「改札内コンコース、駅施設等」を整備します。


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横から見るとホームのかなりの部分が削られて仮設になっている事が分かります。


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穴がある部分に、人工地盤を支えるための「場所打ちコンクリート杭」を構築するのかと思っていましたが違いました。新しいホームを支える基礎の穴でした。


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新しいホームを支える基礎です。現在は仮設のホームを支えています。


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最終的には、既存のホームは解体されて、この部分で新しいホームを支えると思います。


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北側の3番線・4番線ホームです。ホーム床に黒いゴムマットが敷かれています。「断面図」を見ると上下線の各ホームの中心部分に人工地盤を支えるための柱があります。

 上下線の各ホームの中心部分に人工地盤を支えるための「場所打ちコンクリート杭」を新たに構築するようです。工事中は狭いホームがより狭くなります。


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南側の1番線・2番線ホームです。ホーム床に黒いゴムマットが敷かれています。JR御茶ノ水駅は、1番線のすぐ南側が切土による崖になっている狭隘(きょうあい)な場所にあります。

 南側の切土による崖の部分も大規模地震による崩壊を防止するために「台地側擁壁耐震補強」を行います。


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階段の基礎の解体工事も始まっています。仮設の階段に移行するのかも知れません。


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バリアフリー整備に合わせて、千代田区と連携して「聖橋口駅前広場機能」の整備も進めます。新たに整備される駅前広場は約500㎡で、駅舎も現在の茗渓通り側から聖橋側(人工地盤上)に移設されます。

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2015年7月19日 (日)

JR東日本 大規模に行われている「中央線御茶ノ水駅付近耐震補強工事」 2015年5月末の建設状況

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-中央線御茶ノ水駅付近耐震補強工事-

 JR東日本は、災害に強い鉄道づくりを掲げており、2012年度からの約5年間を重点的な整備期間として、総額約3,000億円の耐震補強対策などに取り組んでいます。

 JR東日本は、首都直下地震に備えた中央線御茶ノ水駅付近の耐震補強工事を行っています。耐震補強工事が行わているのは、御茶ノ水駅付近の「昌平橋(しょうへいばし)~水道橋」間の約1.2kmです。

 引用資料 JR東日本(PDF:2013/07/02)
 中央線御茶ノ水駅付近耐震補強工事の着手について 

 線路下の土中に長さ約15m、直径約20cmの「棒状補強材」を埋め込み、のり面の表面に設置したのり枠工や既設の構造物と一体化させて、大規模地震による崩壊を防止します。

 中央線の茶ノ水駅付近の線路は、神田川に沿って構築された盛土上にあり、神田川と台地側切土に挟まれた地形上に位置しています。
 大げさに言えば山岳鉄道のような構造になっているので、東京都内でも地震対策が最も急がれる場所の1つです。


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「お茶の水橋」の西側部分です。


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このあたりの「補強方法(標準)」です。


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北側に突き出たあたりです。この部分には「のり枠工」が設置され、線路下の土中に「棒状補強材」を埋め込み、大規模地震による崩壊を防止します。


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アップです。


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対岸の北側から北様子です。


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このあたりのはすでに完成しているようです。「のり面」の表面に鉄筋コンクリートの「枠工」が設置されています。埋め込まれた「棒状補強材」の頭部分も見えます。


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「お茶の水橋」のすぐ西側部分です。


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アップです。足場が設置されています。


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「聖橋(ひじりばし)」の東側部分です。


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このあたりの「補強方法(標準)」です。


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「東京メトロ丸ノ内線」の西側部分です。


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「東京メトロ丸ノ内線」の東側部分です。

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2015年7月18日 (土)

JR東日本 本体工事に着工した地上20階、高さ約97mの「さいたま新都心ビル(仮称)新築事業」

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-さいたま新都心ビル(仮称)新築事業-
 首相が新国立競技場計画をゼロベースで見直すと表明しました。このまま強引に推し進めていたら今後大変な事になると思っていたのでこれで良かったと思います。

 ネットでは見直し前の案を「森○朗古墳」と揶揄されています。確かに形状が古墳に似ていますが、「ザハ・ハディド・アーキテクツ」の案はデザイン的には素晴らしかったと私は今でも思っているので、「森○朗古墳」と揶揄されるのはなんか悲しいです・・・

 本題に戻って、JR東日本は、さいたま新都心にホテル(5階~10階に159室)、商業施設(2階~4階)、オフィス(11階~18階)、ブライダル施設(19階・20階)、子育て支援施設(1階)で構成する「さいたま新都心ビル(仮称)新築事業」を建設中です 

 引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/11/05)
 地域活性化を目的としたホテルの開発・改装について

さいたま新都心ビル(仮称)新築事業の概要
◆ 所在地-埼玉県さいたま市中央区新都心11番1
◆ 階数-地上20階、地下2階
◆ 高さ-96.83m
◆ 敷地面積-4,919.42㎡(施設全体)
◆ 建築面積-1,359.42㎡
◆ 延床面積-29,557.65㎡(容積対象面積26,478.26㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-ホテル(5階~10階に159室)、商業施設(2階~4階)、オフィス(11階~18階)、ブライダル施設(19階・20階)、子育て支援施設(1階)
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-大和ハウス工業
◆ 着工-2015年05月01日
◆ 竣工-2017年04月30日予定
◆ 開業-2017年初夏予定


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「外観イメージ」です。


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「計画断面図」です。地下2階・地下1階が「駐車場・機械室」、1階が「子育て支援施設」、2階~4階が「商業施設」、5階~10階が159室の「ホテル」、11階~18階が「オフィス」、19階・20階が「ブライダル施設」となります。


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「さいたまスーパーアリーナ」側から見た「さいたま新都心ビル(仮称)新築事業」の建設現場です。


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少し角度を変えた様子です。


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「建設現場事務所」です。


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「さいたま新都心」のペデストリアンデッキから見た「建設現場事務所」です。


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「さいたま新都心」のペデストリアンデッキ側から見た「さいたま新都心ビル(仮称)新築事業」の建設現場です。


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「さいたま新都心ビル(仮称)新築事業」の建設現場を北東側から見た様子です。西隣の「NTTドコモさいたまビル」とは構造的には全く別のビルになりますが、増築という形式になります。


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ドーム屋根が「JRさいたま新都心駅」です。改札口から徒歩1分の距離となります。


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「さいたま新都心ビル(仮称)新築事業」の事業計画のお知らせ標識です。「NTTドコモさいたまビル(地上18階、地下3階、高さ99.28m)」の増築という形式になります。

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2015年7月17日 (金)

さいたま市 さいたま市新都心第8-1A街区医療拠点整備事業(さいたま赤十字病院+埼玉県立小児医療センター) 2015年5月末の建設状況

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-さいたま市新都心第8-1A街区医療拠点整備事業-
 敷地面積24,032.50㎡の「さいたま新都心8-1A街区」には、「さいたま赤十字病院」と「埼玉県立小児医療センター」の2病院が移転します。

 計画名は「さいたま市新都心第8-1A街区医療拠点整備事業」で、敷地北西側に「さいたま赤十字病院」、敷地南東側に「埼玉県立小児医療センター」が建設中です。
 
 「さいたま赤十字病院」と「県立小児医療センター」は構造上は別々の建物ですが、連結されて1つの建物になります。両病院は周産期医療や救急医療で連携します。

 2014年2月16日に「さいたま赤十字病院」と「埼玉県立小児医療センター」の合同起工式が行われました。

 引用資料 さいたま赤十字病院 → 新病院建設の知らせ

さいたま赤十字病院の概要
◆ 計画名-さいたま市新都心第8-1A街区医療拠点整備事業
◆ 所在地-埼玉県さいたま市中央区新都心1-5他
◆ 階数-地上14階、地下1階
◆ 高さ-最高部78.48m
◆ 敷地面積-24,032.50㎡(施設全体)、14,001.33㎡(さいたま赤十字病院)
◆ 建築面積-8,877.53㎡
◆ 延床面積-67,452.43㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院
◆ 病床数-632床
◆ 診療科-(24科)内科、精神科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、 心臓血管外科、皮膚科、形成外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線診断科、 放射線治療科、麻酔科、緩和ケア内科、口腔外科、病理診断科
◆ 建築主-さいたま赤十字病院
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大成・田中特定建設工事共同事業体(大成建設、田中工務店JV)
◆ 着工-2014年02月16日(起工式)
◆ 竣工-2016年08月31日予定(労災保険関係成立表より)
◆ 開院-2016年度内予定

埼玉県立小児医療センターの概要
◆ 計画名-さいたま市新都心第8-1A街区医療拠点整備事業
◆ 所在地-埼玉県さいたま市中央区新都心1-2
◆ 階数-地上13階、地下1階
◆ 高さ-最高部64.99m
◆ 敷地面積-24,032.50㎡(施設全体)、10,031.17㎡(埼玉県立小児医療センター)
◆ 建築面積-8,063.67㎡
◆ 延床面積-65,436.17㎡(付加機能を含む)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院、特別支援学校、体育館
◆ 病床数-316床
◆ 建築主-埼玉県病院事業管理者
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2014年02月16日(起工式)
◆ 竣工-2016年08月31日予定(労災保険関係成立表より)
◆ 開院-2016年度内予定


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さいたま新都心駅方向からの完成イメージ図です。


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配置図です。北西側に「さいたま赤十字病院」、南東側に「埼玉県立小児医療センター」が建設されます。


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フロア図です。


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「さいたま市新都心第8-1A街区医療拠点整備事業」の建設現場を北西側から見た様子です。


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「さいたま赤十字病院」の建設現場を北側から見た様子です。


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「さいたま赤十字病院」の建設現場を東側から見た様子です。


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「さいたま赤十字病院」の施工者は、「大成・田中特定建設工事共同事業体(大成建設、田中工務店JV)」となっています。


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「埼玉県立小児医療センター」の建設現場を北東側から見た様子です。


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「埼玉県立小児医療センター」の建設現場を南東側から見た様子です。


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「埼玉県立小児医療センター」の施工者は、「清水建設」となっています。


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「埼玉県立小児医療センター」は、南東角でペデストリアンデッキに接続されます。

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2015年7月16日 (木)

横浜市 「横浜市山下ふ頭開発基本計画」を答申 大規模集客施設やコンベンション機能、スポーツ・エンターテインメント機能などの集積!

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-横浜市山下ふ頭開発基本計画-

 2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる「新国立競技場」の建設計画が迷走に次ぐ迷走を重ねています。総工費が2,520億円に膨らんだ問題で、国民から猛反発を受けて政府が方針転換するようです。

 デザイン変更や規模縮小は仕方がないですが、2020年東京オリンピック・パラリンピックに間に合わないという醜態を世界にさらすのだけは避けて欲しいです。
 ただ、過去に「ザハ・ハディド・アーキテクツ」による新競技場の当選案に大喜びしていた私には、今回の迷走について批判する資格は全くありません。

 本題に戻って、横浜市の「山下ふ頭地区」の開発について議論してきた「横浜市山下ふ頭開発基本計画検討委員会」は、7月15日に答申をまとめました。

 横浜市港湾局
 横浜市山下ふ頭開発基本計画検討委員会

● 横浜市山下ふ頭開発基本計画を答申
 横浜市は、この答申をもとにした最終的な基本計画を2015年8月中にまとめ、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催までに、一部の利用が始められるよう計画を進める方針です。

 「山下ふ頭(山下埠頭)」の埠頭面積は約47.1haです。大規模集客施設やコンベンション機能、スポーツ・エンターテインメント機能などの集積を図ることを提案しています。

 うち山下公園側の約13haについては、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年の一部供用を目指して先行的な事業推進を目指すとしました。全体完成は2025年頃を想定しています。

 横浜港の物流の中心であった「山下ふ頭(山下埠頭)」ですが、海運の中心がコンテナとなったため、物流の中心が「本牧埠頭」や「南本牧埠頭」に移行しています。
 現在の「山下ふ頭(山下埠頭)」の機能は、横浜ベイブリッジより外側の外港(南本牧埠頭、本牧埠頭、大黒埠頭)に移転・集約する考えです。


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「ゾーニング図」です。

 引用資料 横浜市港湾局(PDF:2015/07/15)
 横浜市山下ふ頭開発基本計画 答申 


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「山下ふ頭(山下埠頭)」です。埠頭面積は約47.1haです。


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「山下公園」側の約13haについては、2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに一部供用を目指して先行的な事業推進を目指すとしました。


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現在の「山下ふ頭(山下埠頭)」の機能は、横浜ベイブリッジより外側の外港(南本牧埠頭、本牧埠頭、大黒埠頭)に移転・集約する考えです。

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2015年7月15日 (水)

JR東日本 「渋谷駅改良工事」を2015年9月から本格化! 「埼京線」のホーム移設は2020年春予定!

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-JR渋谷駅-

 「NASA」の、無人探査機「ニューホライズンズ」が打ち上げから9年半の旅を経て、遂に「冥王星」上空に到達しました。
 ちょっと前まで、私が生きている間に「冥王星」に探査機が到達するなんて夢にも思っていませんでした。アメリカはやっぱり凄いです!

 本題に戻って、JR東日本は「渋谷駅」について、2014年4月より駅改良の準備工事に着手していますが、2015年9月より本体工事に着手します。
 現在、駅南側にある「埼京線ホーム」について、2020年春を目標として、山手線と並列の位置への移設工事を進めます。

 引用資料 JR東日本(PDF:2015/07/14)
 JR渋谷駅改良工事の本体工事着手について


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準備工事着手時点(2014年4月時点)のホーム配置図


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完成時のホーム配置図

◆ 現在駅南側にある埼京線ホームを北側へ約350m移設することで、山手線ホームと並列の位置とし、乗換利便性の向上を図ります。ホーム幅員は最大12mで、2020年春を目標として整備します。

◆ 山手線ホームを2面2線(内回りが島式ホーム片側利用、外回りが単式ホーム)からの1面2線化します。ホーム幅員は最大16mです。


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3階の乗換動線(完成時)
 完成時の3階の乗換動線です。東京メトロ銀座線とJR山手線・埼京線、京王井の頭線の乗換えルートの流れが直線的になり、非常に分かりやすくなります。


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1階の乗換動線(完成時)
 
完成時の1階の乗換動線です。1階北側に幅員22m、1階中央部に幅員23mの「東西自由通路」を整備します。それぞれの「東西自由通路」の南側に改札口を設置します。


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「埼京線」の移設スペースです。


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山留め壁が「東棟敷地境界」となります。「東棟敷地境界」よりも西側が「埼京線」の移設スペースとなります。


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「山手線」のホーム北端の位置に「埼京線」のホーム北端を合わせます。ただ「山手線」が11両編成に対して、「埼京線」は最長で15両編成になるので、南端は「首都高速渋谷線」を越えてかなり南側まで伸びます。


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現在の埼京線ホーム
 現在の埼京線のホームです。そもそも山手線と埼京線のホームがここまで離れたのは、「埼京線ホーム」を新設する時に敷地に余裕が無くて、ホーム全体を山手線ホーム南端よりもさらに南側の貨物ホームの跡地に新設したためです。

 「埼京線ホーム」からは、各線への乗り換えや渋谷の繁華街までは距離が離れています。連絡通路には動く歩道が設置されていますが、乗り換えに時間がかかり非常に不便です。距離的にもはやJR南渋谷駅という感じです(笑)。


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JR渋谷駅新南口
 「JR渋谷駅新南口」です。ホーム移設後も「JR渋谷駅新南口」は残すようですが、利用者は大幅に減ると思われます。

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2015年7月14日 (火)

東天紅「上野本店」跡地 地上36階、高さ約131mの「(仮称)上野池之端プロジェクト」 2015年12月着工予定

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-(仮称)上野池之端プロジェクト-
 「(仮称)上野池之端プロジェクト」は、東京都台東区の東天紅の「旧上野本店」跡地に建設予定の地上36階、地下1階、高さ131.20mの超高層タワーマンションです。

 2013年11月25日に中華レストランを展開する「東天紅」が、IRニュースで第1号店である「上野店(敷地面積2,985.37㎡)」の土地及び建物を89億1400万円で「東京建物」に売却すると発表しています。

 売却されたのは、東天紅の「上野本店」と隣接する「東天紅平成ホール」です。「東天紅」は隣接地へ移転し、高い耐震性能、環境性能を備える新店舗を建設しました。

 「東天紅」が移転したのは、南隣の「池之端KGゴルフガーデン」の跡地です。新店舗は、地上9階、塔屋1階、地下1階となっています。新店舗は、2015年2月26日にグランドオープンしました。

(仮称)上野池之端プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都台東区池之端一丁目12番 他
◆ 階数-地上36階、地下1階
◆ 高さ-最高部131.20m、軒高123.20m
◆ 敷地面積-2,985.37㎡
◆ 建築面積-1,033.03㎡ 
◆ 延床面積-36,113.29㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-共同住宅
◆ 建築主-東京建物
◆ 設計者-三井住友建設、日建ハウジングシステム
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2015年03月02日~2015年11月30日予定
◆ 着工-2015年12月01日予定
◆ 竣工-2019年06月末日予定


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「東天紅」の南隣の「池之端KGゴルフガーデン」の跡地に地上9階、塔屋1階、地下1階の「東天紅」の新店舗が建設されました。計画名は「(仮称)TTKプロジェクト」です。


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東天紅「上野本店」の新店舗は、2015年2月26日にグランドオープンしました。


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東天紅「上野本店」の下層階です。


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旧上野本店は解体されます。


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東天紅の「旧上野本店」と隣接する「東天紅平成ホール」の解体工事の様子です。解体工事の工期は、2015年3月2日~2015年11月30日(予定)となっています。


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撮影時、すでに北側の「東天紅平成ホール」はほとんど姿を消していました。


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「解体工事のお知らせ」です。解体工事の工事名は「(仮称)上野池之端プロジェクト解体工事」で、「三井住友建設」により行われています。


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「(仮称)上野池之端プロジェクト」の建築計画のお知らせです。数値が少し変更になっていました。設計者が「日建ハウジングシステム」の単独から「三井住友建設、日建ハウジングシステム」に変更になっています。

 施工者は「未定」となっていますが、解体工事および設計者となっている「三井住友建設」になると思われます。

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2015年7月13日 (月)

横須賀市 地上38階、高さ約144mの「ザ・タワー横須賀中央」 2015年5月末の建設状況

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-ザ・タワー横須賀中央-

 「大滝町2丁目地区市街地再開発事業」は、京浜急行「横須賀中央駅」近くにあった「西友横須賀店」の再開発プロジェクトです。

  地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約144mで、フロア構成は、1階~4階が店舗・オフィス、5階以上が297戸(販売総戸数253戸、事業協力者戸数44戸含む)の共同住宅になります。

 共同住宅部分の正式名称は「ザ・タワー横須賀中央」となっています。販売総戸数253戸は、すでに全戸完売しています。

ザ・タワー横須賀中央の概要
◆ 計画名-大滝町2丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物等建設工事
◆ 所在地-神奈川県横須賀市大滝町二丁目6番(地番)
◆ 交通-京浜急行電鉄本線「横須賀中央」駅より徒歩3分
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約144m
◆ 敷地面積-6,103.28㎡(開発総面積)、3,997.53㎡(敷地面積)
◆ 建築面積-3,379.62㎡
◆ 延床面積-49,571.83㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造(摩擦ダンパーを3階~33階に設置、粘性制震装置を1階・2階に設置) 
◆ 用途-共同住宅(5階~38階)、店舗・オフィス(1階~4階)
◆ 総戸数-297戸(販売総戸数253戸、事業協力者戸数44戸含む)
◆ 建築主-大滝町2丁目地区市街地再開発組合(売主 京浜急行電鉄、大和ハウス工業)
◆ 設計者・監理者-INA新建築研究所 
◆ 施工者-浅沼組 
◆ 竣工-2015年11月中旬予定
◆ 入居開始-2015年11月下旬予定


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「横須賀中央駅」前のペデストリアンデッキから見た様子です。


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撮影時、すでに最高階の38階に到達していました。現在は塔屋も含め外観は完成していると思われます。


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南側から見た様子です。


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南側から見た下層階の様子です。


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西側から見た様子です。


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西側から見た下層階の様子です。


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北側から見た様子です。


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北側から見た下層階の様子です。


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東側から見た様子です。


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東側から見た下層階の様子です。


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竣工前ですが、すでに全戸完売しています。

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横須賀市 地上26階の「サンコリーヌタワー横須賀中央駅前」 2015年5月末の建設状況

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-サンコリーヌタワー横須賀中央駅前-

 京急本線の「横須賀中央駅」のすぐ近くに「サンコリーヌタワー横須賀中央駅前」という名称のタワーマンションが建設中です。

 このマンションは、リーマンショック前に地上31階、延床面積約20,664㎡、総戸数335戸で計画されていた「京急中央駅前ルネサンスタワー開発事業」が復活したプロジェクトだと思われます。

サンコリーヌタワー横須賀中央駅前の概要
◆ 所在地-神奈川県横須賀市若松町三丁目24番1他(地番)
◆ 交通-京急本線「横須賀中央」駅徒歩2分
◆ 階数-地上26階、地下2階
◆ 高さ-88.78m
◆ 敷地面積-6,975.54㎡(開発区域面積)、5,653.96㎡(販売対象面積/広場状公開空地2ヶ所合計313.53㎡含む)
◆ 建築面積-1,249.53㎡
◆ 延床面積-26,242.27㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(33本)
◆ 地震対策-制振構造(壁式摩擦ダンパー方式の制振装置を設置)
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-280戸(管理事務室含む)
◆ 建築主-(株)ヤマザキ
◆ 設計者・監理者-岩本建築計画設計、久米設計
◆ 施工者-東急建設
◆ 竣工-2015年08月下旬予定
◆ 入居開始-2015年09月下旬予定


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北西側の「ザ・タワー横須賀中央」の建設現場あたりから見た様子です。


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塔屋も含め外観は完成しています。


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東側から見た様子です。高台に建設しています。


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基礎工法は、「場所打ちコンクリート拡底杭(33本)」、地震対策として、「制振構造(壁式摩擦ダンパー方式の制振装置を設置)」を採用しています。

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2015年7月12日 (日)

習志野市 地上44 階、高さ約162mの「(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画」 特定建築行為計画のお知らせ掲示!

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-(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画-

 JR津田沼駅近くの「仲よし幼稚園跡地活用事業」は、習志野市による公募型プロポーザルの実施により、最優秀提案者に「三菱地所レジデンス(代表者)、三井不動産レジデンシャル、野村不動産」の3社グループを特定しています。

 引用資料 習志野市
 仲よし幼稚園跡地活用事業 

 建設予定地は、JR津田沼駅南口にある「モリシア津田沼」南側に位置する習志野市の市有地と隣接する一部民有地です。

 「bgds氏」から7月上旬の最新の写真を送って頂きました。いつもありがとうございます。遂に他都市の建築計画のお知らせに相当する「特定建築行為計画のお知らせ」が掲示されました。7月3日に掲示されたようなのでホカホカです(笑)。

 概要は、地上44階、塔屋2階、地下2階、高さ(最高部162.0m、建物高さ153.0m)、敷地面積8,050.23㎡、延床面積88,117.16㎡、総戸数759戸です。

 地上44階、塔屋2階は変更ありませんが、地下1階から地下2階に変更になっています。建物高さは150.23mから153.0mに変更になっています。最高部の高さは不明でしたが162.0mでした。
 敷地面積が7,800.79㎡から8,050.23㎡に広くなったのは、敷地北西角の民有地を買収したためです。総戸数は750戸から759戸に増えています。

 習志野市の公募型プロポーザルの実施時の資料では、地上1階・2階に地域貢献施設(市民ピロティ広場、市民集会室、保育所スペース、コミュニティーカフェ、市民ギャラリーなど)、3階に居住者用駐輪場、4階~44階に分譲住宅などを配置する予定となっています。

(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画の概要
◆ 所在地-千葉県習志野市谷津一丁目1340-24外
◆ 階数-地上44階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部162.0m、建物高さ153.0m
◆ 敷地面積-8,050.23㎡
◆ 建築面積-4,521.01㎡
◆ 延床面積-88,117.16㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-共同住宅、地域貢献施設、自転車駐車場
◆ 総戸数-759戸
◆ 事業者-三菱地所レジデンス(代表者)、三井不動産レジデンシャル、野村不動産
◆ 設計者・監理者-フジタ
◆ 施工者-フジタ
◆ 着工-2016年04月01日予定
◆ 竣工-2020年09月30日予定


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「(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画」の外観完成予想図です。最高部162.0mなので、千葉市を除く千葉県内では、「I-linkタウンいちかわ ザ タワーズ ウエスト プレミアレジデンス」の高さ160.00mを抜いて一番高くなります。

 千葉市内で一番高い「APAホテル&リゾート<東京ベイ幕張>」を含めても、千葉県内では2番目の高さとなります。


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「(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画」の予定地です(写真提供bgds氏)。


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敷地西側部分です(写真提供bgds氏)。


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「(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画」の予定地です。現地に着くと雨が降ってきました。超雨男の本領発揮です(涙)。しばらく「モリシア津田沼」で雨宿りしました・・・(撮影日2015年5月19日)


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敷地東側部分です。上記の7月上旬の写真と変化は無いようです(撮影日2015年5月19日)。


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敷地中央部分です(撮影日2015年5月19日)。


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敷地西側部分です。草が伸びたくらいで、上記の7月上旬の写真と変化は無いようです(撮影日2015年5月19日)。


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新たに買収した民有地です。すでに更地になっています。Googleマップの空撮写真ではまだ建物が建っています。敷地面積が7,800.79㎡から8,050.23㎡に広くなったのは、敷地北西角の民有地を買収したためです(撮影日2015年5月19日)。


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「(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画」の「特定建築行為計画のお知らせ」です。7月3日に掲示されたようです(写真提供bgds氏)。

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2015年7月11日 (土)

「豊洲市場」を海上輸送に対応 6街区の北側で整備が行われている「豊洲市場桟橋等整備工事」

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-豊洲市場整備事業-

 東京都は、築地市場の移転先として「豊洲地区、晴海地区、有明北地区、石川島播磨重工業造船所跡地、中央防波堤内側」の5地区を移転候補地として、比較検討をしました。

 その結果、「敷地の広さ、交通、商圏」の全ての条件を満たす場所として、「豊洲地区」が移転先として選ばれました。現在、「5街区、6街区、7街区」の3街区で大規模な建設工事が行われています。

● 豊洲市場桟橋等整備工事
 「豊洲市場整備事業」に伴い、海上輸送による入荷に対応するため、「6街区」の北側に桟橋を整備する「豊洲市場桟橋等整備工事」が行われています。

 こんな事を書くと海上輸送に対応するのが画期的なように感じますが、大量に安価に運ぶ事が出来る海上輸送に対応するのは常識です。現在の「築地市場」にも桟橋はあります。


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工事場所は、「6街区」の北側です。全長150mの桟橋が整備されます。桟橋の西側には、桟橋に乗り入れる道路の整備も行われます。

 直接は関係ないですが、この配置図を見ると「6街区」と「7街区」は、「東京都市計画道路補助第315号線」の下で、複数ヶ所で直接結ばれて一体的に整備されている事が分かります。
 「5街区」と「7街区」も「都市計画道路環状2号線」の南側の下に整備される道路で直接結ばれます。


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建設現場近くに掲示されている「豊洲市場桟橋等整備工事」の告知板です。


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「豊洲市場桟橋等整備工事」の建設現場です。


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北側の「晴海埠頭」側から見た「豊洲市場桟橋等整備工事」の建設現場です。


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西側です。この部分も「豊洲市場桟橋等整備工事」の建設現場だと思われます。


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大量に安価に運ぶ事が出来る海上輸送に対応するのは常識で、現在の「築地市場」にも桟橋があります。

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大和ハウス工業とファーストリテイリングの共同大型物流倉庫 (仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事 2015年5月末の建設状況

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-(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事-
 2013年8月に「UR都市機構東日本都市再生本部」は、江東区有明一丁目にある「江東区有明北地区(1街区)」の譲渡先を「大和ハウス工業」に決定していました。譲渡価額は421億7000万円(坪単価約384万円)と高額でした。

 「大和ハウス工業」と「ファーストリテイリング」は、東京都江東区有明一丁目に、ファーストリテイリング専用物流倉庫を建設する事を2014年10月14日に発表しました。

 引用資料 大和ハウス工業・ニュースリリース(2014/10/14)
 ファーストリテイリングとの共同物流事業をスタート ~東京・有明に大型物流倉庫を建設し、当社初の私募リートを組成~

 「大和ハウス工業」と「ファーストリテイリング」の両社共同出資による物流事業会社を設立し、ファーストリテイリングの物流業務を担う予定です。
 今後は国内の主要都市で10ヶ所程度の物流施設を作り、海外でも建設を検討していく予定です。

(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事の概要
◆ 所在地-東京都江東区有明一丁目1-8他(地番)
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-最高部48.300m、軒高44.360m
◆ 敷地面積-36,309.00㎡
◆ 建築面積-19,474.22㎡
◆ 延床面積-112,402.21㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造+鉄骨造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-倉庫
◆ 建築主-ディエイチ・ディベロップメント・ワン特定目的会社
◆ 設計者・監理者-大和ハウス工業
◆ 施工者-大和ハウス工業
◆ 着工-2014年11月15日
◆ 竣工-2016年01月25日予定
◆ 総事業費-土地の取得費421億7000万円+投資額200億超


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「(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事」の建設現場を南東側から見た様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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アップです。


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東側から見た様子です。


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柱が「鉄筋コンクリート造(RC造)」、梁が「鉄骨造(S造)」のハイブリッド構造となっています。最近の大型物流倉庫は、コンクリートの急速な性能向上により、「鉄筋コンクリート造(RC造)」で構成する部分の割合が非常に増えています。


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「東京都市計画道路補助第315号線」沿いでは、遊歩道の整備が進められています。


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北東側から見た様子です。


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「(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事」の建設現場を北側から見た様子です。


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北側から引いて見た様子です。

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2015年7月10日 (金)

JR立川駅 JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業 & JR中央線立川駅西側新改札口設置工事

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-JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業-

 JR立川駅北口では、JR立川駅の北西側に隣接する「第一デパート」と「第一デパート」西側の雑居ビル群や南側の駐輪場の再開発を行う「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」が行われています。

 再開発ビルは、地上32階、塔屋1階、地下2階、高さ128.03mの商業・業務・住宅の複合ビルです。9階~32階の共同住宅部分の正式名称は「プラウドタワー立川」となっています。

 「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」に合わせて、南口のペデストリアンデッキと「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」で整備する公開広場と接続し、北口のペデストリアンデッキへとつなげる工事が行われています。

 引用資料 立川市・公式HP(2015/05/22)
 立川駅西側新自由通路整備事業

 費用負担は、「JR東日本(東日本旅客鉄道)」、国及び立川市が補助対象事業費のそれぞれ3分の1の負担することを基本としています。2013年9月に着工し、竣工は2016年7月を予定しています。

● JR中央線立川駅西側新改札口設置工事
 「JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業」に合わせて、ペデストリアンデッキ側に「西側新改札口」を設置します。

 新たな改札口の設置については、立川市とJR東日本が、2015年4月28日に「JR中央線立川駅西側新改札口設置工事の施行に関する協定書」を締結しています。


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「配置図」です。


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「新改札口パース」です。


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多摩都市モノレールの「立川南駅」から見た南口のペデストリアンデッキです。


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「JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業」の建設現場を南口のペデストリアンデッキから見た様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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「JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業」の建設現場を北口のペデストリアンデッキから見た様子です。本格的に鉄骨建方が行われています。


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アップです。


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吊上荷重650トンのトラッククレーン「DEMAG AC-700」で、鉄骨建方を行っています。


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「DEMAG AC-700」の「カウンターウエイト」です。


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この部分は「公開広場」になる予定です。南口のペデストリアンデッキと「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」で整備する公開広場と接続し、北口のペデストリアンデッキへとつながります。


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「(仮称)立川駅西側自由通路新築工事」の建築計画のお知らせです。建築主「JR東日本」、設計者「JR東日本」、施工者「鉄建建設」となっています。

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立川市 地上32階、高さ約128mの「プラウドタワー立川」 2015年5月末の建設状況

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-プラウドタワー立川-

 JR立川駅は、JR中央本線・青梅線・南武線の3路線が乗入れる鉄道交通の要衝となっています。
 更に北口は、多摩都市モノレール「立川北駅」に隣接するなど交通結節点として非常に恵まれています。

 JR立川駅北口では、JR立川駅の北西側に隣接する「第一デパート」と「第一デパート」西側の雑居ビル群や南側の駐輪場の再開発を行う「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」が行われています。

 再開発ビルは、地上32階、塔屋1階、地下2階、高さ128.03mの商業・業務・住宅の複合ビルです。
 1階と3階~7階を商業・業務施設、9階~32階は住宅施設(319戸)、駐車施設として地下1階・2階とタワー駐車場、2階には駐輪施設を整備します。

 9階~32階の共同住宅部分の正式名称は「プラウドタワー立川」で、「野村不動産」により分譲が行われましたが、すでに全戸完売しています。

プラウドタワー立川の概要
◆ 計画名-立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都立川市曙町二丁目500番他(地番)
◆ 交通-JR中央線・南武線・青梅線 「立川」駅徒歩2分、多摩都市モノレール線 「立川北」駅徒歩1分
◆ 階数-地上32階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部128.03m
◆ 敷地面積-6,019.53㎡(建築確認対象面積、分譲対象面積5,583.42㎡) ※本敷地には多摩都市モノレール線の為の地上権が設定されている。また、JR架空線(高圧線)が一部越境している。
◆ 建築面積-4,749.25㎡(建築確認申請面積)
◆ 延床面積-58,657.09㎡(容積対象外面積17,332.17㎡含む、建築確認申請面積)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(一部直接基礎)
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-共同住宅(9階~32階)、店舗、オフィス
◆ 総戸数-319戸(非分譲住戸27戸含む)
◆ 建築主-立川駅北口西地区市街地再開発組合(売主 野村不動産)
◆ 設計者-清水建設、松田平田設計
◆ 監理者-松田平田設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年07月03日(起工式)
◆ 竣工-2016年07月下旬予定
◆ 入居開始-2016年08月下旬予定


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南口のペデストリアンデッキ側から見た様子です。


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「多摩都市モノレール」の車内から見た様子です。JR線ギリギリまで建設しています。


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北口のペデストリアンデッキから見た様子です。


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敷地東側は「公開広場」になる予定です。南口のペデストリアンデッキと「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」で整備する公開広場と接続し、北口のペデストリアンデッキへとつながります。


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西側から見た様子です。


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敷地西側部分です。

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2015年7月 9日 (木)

港区 地上37階、高さ約140mの「浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物」 2015年10月以降に本格着工!

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-浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、JR浜松町駅からも近く交通至便な場所ですが、狭い敷地に建築された多数の木造建築物が残され、低層建築物、非耐火建築物、昭和40年代以前建設の旧耐震基準の建築物が存在し、土地利用の更新が図られていません。

 道路で囲まれた区域面積約7,000㎡を、災害に強い、周辺地区とつながる街づくりを進め、地域全体を牽引していくことを目指し再開発が行われます。

 引用資料 港区環境アセスメント(2014/09/01) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧(浜松町一丁目)

 「建設通信新聞」によると、当初2015年2月末日の着工予定が、2015年10月以降の本格着工になるようです。施工者は「清水建設」となっています。

 建設通信新聞(2015/04/23)
 清水で今秋本格着工/組合 2棟一体型6.5万㎡/浜松町一丁目再開発

浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物
◆ 所在地-東京都港区浜松町一丁目3、4、5番地
◆ 階数-地上37階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部139.90m、軒高132.67m、(事務所棟)最高部約55m
◆ 敷地面積-5,162.36㎡
◆ 建築面積-3,092.43㎡
◆ 延床面積-65,042.67㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、保育所
◆ 総戸数-約560戸
◆ 建築主-浜松町一丁目地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル)
◆ 設計者-アール・アイ・エー
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2015年10月以降予定
◆ 竣工-2018年05月末日予定


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「施設配置図」です。西側に「住宅棟」、東側に「事務所棟」が建設されます。


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「東西断面図」です。


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物」の予定地です。


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アップです。


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北西側から見た様子です。


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解体工事の工事名は、「浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業に伴う既存建物等除去他工事」となっています。

 「労災保険関係成立票」によると工期は、2014年10月6日~2015年7月31日(予定)となっていますが、「ブレーカーを使用する作業」が、2015年4月6日~2016年1月31日(予定)となっていたので、一部では2016年1月31日(予定)まで解体工事が続くのかも知れません。


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北東側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。

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2015年7月 8日 (水)

JR千葉駅 駅舎・駅ビル建替え計画 ホームを覆う巨大駅舎の鉄骨建方が進行中!

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-JR千葉駅 駅舎・駅ビル建替え計画-
 現在のJR千葉駅は、区画整理の一環として1963年に現在の「東千葉駅」がある場所から移転してきたものです。総武本線と成田線が共用だっため、当初は4面8線(現在は5面10線)で開業しました。

 その後の千葉市の人口急増により、ホームの増設、千葉都市モノレールの乗り入れなど改良が重ねられてきましたが、根本的な改良をせず継ぎ足して拡張してきました。

 千葉駅のコンコースは高架下にあり、天井が低い上に柱が林立しています。また東口と西口が別フロアで分かりにくく、千葉都市モノレールの駅との接続も不便でした。また老朽化も進み、こうした状況を改善すべく、新駅舎の建設に踏み切りました。

 引用資料 JR東日本・千葉支社(PDF:2014/06/27)
 西口ペデ・デッキとつながり駅周辺の回遊性が向上します~千葉駅 駅舎・駅ビル建替え計画の一部変更について~ 

 延床面積約73,800㎡(駅施設他約16,400㎡、エキナカ約8,000㎡、駅ビル約49,400㎡)のホームを覆う巨大駅舎を建設する大規模プロジェクトです。

● 千葉駅・駅ビルの開業時期変更
 千葉駅の工事は、基礎工事において予想を超える地中障害物により工程が遅延しているため、新駅舎の開業時期を変更し、2016年秋頃の開業を目指して工事を進めています。

 JR東日本・千葉支社(PDF:2015/04/24)
 千葉駅工事の遅延に伴い来年秋頃の開業を目指します

変更の概要
◆ 2016年夏頃 → 2016年秋頃 新駅舎、3階エキナカ開業
◆ 2017年春頃 → 2017年夏以降 エキナカ全面開業、駅ビル先行開業(2階以上)
◆ 2018年春頃 → 2018年夏以降 駅ビル全面開業


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地上3階の配置図です。


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西口改札側の「跨線橋」から見た様子です。ホームを覆う巨大駅舎の建設が行われています。

● JR各社がホーム上空を積極活用
 少し前までは、JR各社はホーム上空には大規模な駅舎は建設しませんでした。新線の建設や乗降客増による駅の強化のための、ホームの増設、ホームの拡幅、配線の変更などを頻繁に行っていたためです。

 巨大な柱で支える必要があるため、配線やホームの位置が確定しないと、大規模な橋上駅舎は建設出来ません。
 しかし、日本は人口減少時代に突入し、これ以上大幅な乗降客増の可能性は無くなりました。そのため配線の変更やホームの拡幅もほとんど必要無くなりました。

 そこで、JR各社は「金の成る木」であるホーム上空を積極活用するようになりました。今後は、人口減少による鉄道営業収入の減少をカバーするため、不動産収入や小売業収入の確保が急務となってきます。ますますホーム上空の利用が盛んになると思われます。


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雨で煙って見ずらいですが、本格的に鉄骨建方が行われています。


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少し南側から見た様子です。


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「Y字型」駅構造が良く分かります。工事前には、この部分に駅ビル「ペリエ1」がありました。


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更に少し南側から見た様子です。橋上駅舎は、西口改札側の「跨線橋」までは到達しませんが、4番線と5番線の軌道上に設ける「西口連絡通路」で直結します。


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「西口ペデストリアンデッキ」から見た様子です。


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雨が止んで透明度がアップしています。


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ホーム上空の西側に橋上駅舎が伸びてきます。


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現在は「構台」として使用されています。「構台」の上でクローラークレーンが稼働しています。


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1番線の南側でも工事が行われています。 この部分は、「連絡通路」となり、撮影場所の「西口ペデストリアンデッキ」に接続されます。


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1番線南側の鉄骨建方の様子です。


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1番線ホーム西側から見た南側部分です。


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1番線ホームから見た橋上駅舎の下です。


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1番線ホーム東側から見た南側部分です。


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「千葉都市モノレール」と橋上駅舎の間にはスペースが設けられています。


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南東側から見た様子です。


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ホーム上に橋上駅舎を支える新しい巨大な柱が林立しています。


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非常に難しい場所打ちコンクリート杭の構築
 
橋上駅舎を支える新しい巨大な柱の基礎は「場所打ちコンクリート杭」です。難しいのが、天井が低く狭い空間での「場所打ちコンクリート杭」を構築です。

 JR東日本のプレスリリースを見ると下記の理由により大口径の杭(杭径3.0m)の「場所打ちコンクリート杭」を構築する必要があったそうです。
 これらを解決するために「孔壁防護併用場所打ち杭工法(仮称)」と「超低空頭場所打ち杭工法(仮称)」が採用されました。

杭径3.0mが必要なの理由
◆ 線路直上に6層、高さ約30mの駅ビル
◆ 柱が少なく開放的な空間を採用した駅ビル
◆ コスト・工期の観点から地中梁なし
◆ 柱が既存高架橋を貫通し、脚が長い

 JR東日本 プレスリリース(2011/09/06)
千葉駅 駅舎・駅ビル建替え 本体工事の着手について


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階段の途中にも橋上駅舎を支える新しい巨大な柱が姿を現しています。いかにも難工事だと分かりますが、どうやって工事したんだろう? と感心してしまいます。この階段もやがて解体されるので、今だけ見られる面白い光景です。


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改札内コンコースのあちこちに橋上駅舎を支える新しい巨大な柱が姿を現しています。


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東口の改札内コンコースです。新しい巨大な柱と撤去される予定の既存の柱が混在しています。


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東口の改札外コンコースから見た様子です。JR千葉駅は、当分「サグラダ・ファミリア」状態が続きます(笑)。

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2015年7月 7日 (火)

横浜市 アップルの「テクニカル・デベロップメント・センター」 計画名「綱島TDC計画」の概要が判明!

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-Tsunashima サスティナブル・スマートタウン-

 「パナソニック、野村不動産」は、横浜市港北区綱島東四丁目にある「パナソニック事業所(旧松下通信工業本社)」跡地を活用し、次世代都市型スマートシティ「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」を開発します。

 引用資料 野村不動産(PDF:2015/03/25)
 パナソニック綱島事業所跡地に次世代都市型スマートシティを開発 

 敷地面積は約37,900㎡で、タウンマネジメント施設(敷地面積約3,500㎡)、集合住宅(敷地面積約3,600㎡)、技術開発施設(敷地面積約12,500㎡)、商業施設(敷地面積約18,300㎡)の4ブロックに分けて開発を行います。

● 綱島TDC計画
 技術開発施設(敷地面積約12,500㎡)には、大きなニュースになった「アップル」の研究開発拠点「テクニカル・デベロップメント・センター」が建設されます。計画名は「綱島TDC計画」となっています。

 日刊建設通信新聞(2015/07/07)
 米アップル/綱島TDC計画(横浜市港北区)/大林組が設計担当

綱島TDC計画の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目880-13
◆ 階数-地上4階、塔屋2階
◆ 高さ-約20m
◆ 敷地面積-約12,500㎡
◆ 建築面積-約8,200㎡
◆ 延床面積-約25,280㎡(うち容積算定外281㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-研究所
◆ 建築主-Apple Japan合同会社
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2015年09月中旬予定
◆ 竣工-2017年03月末予定


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「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」の土地利用計画ゾーニングです。アップルのテクニカル・デベロップメント・センター「綱島TDC計画」は、敷地南西側の敷地面積約12,500㎡に建設されます。


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「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」の予定地を南西側から見た様子です。敷地の南西側に「綱島TDC計画」が建設されます。

 最寄りの駅は、東急東横線の「綱島駅」と「日吉駅」です。両駅間は、東急線内で一番長い約2.2km離れています。
 「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」」は、「綱島駅」と「日吉駅」の中間くらいに建設されます。「綱島駅~日吉駅」間を歩きましたが、結構疲れました・・・

● 「新綱島駅(仮称)」を建設中
 東急東横線「綱島駅」の東側には、「相鉄・東急直通線」の「日吉駅」と「新横浜駅(仮称)」の間に「新綱島駅(仮称)」を建設中です。


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「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」の予定地を北西側から見た様子です。こちら側が「日吉駅」寄りになります。敷地の北側の約半分に「商業施設」が建設されます。


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「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」の予定地を北東側から見た様子です。敷地の北側の約半分に「商業施設」が建設されます。


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「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」の予定地を南東側から見た様子です。敷地の南東側に「集合住宅」が建設されます。

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2015年7月 5日 (日)

横浜市 地上44階、高さ約190mの「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」 計画段階配慮書の縦覧開始!

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-横浜駅きた西口鶴屋地区-
 横浜市は、横浜市環境影響評価条例に基づき、「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」に係る計画段階配慮書の縦覧を行っています。

 縦覧期間は、2015年7月3日(金)~2015年7月17日(金)までです。下記の電子縦覧で詳細を見る事が出来ます。
 縦覧期間を過ぎると見られなくなるので、興味のある方はPDFデータをパソコンに保存しておく事をお勧めします。

 引用資料 横浜市環境創造局(2015/07/03)
 (仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業に係る計画段階配慮書の縦覧について 

 「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」は、JR東日本が計画している「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」と一体的に整備されます。

 概要は、地上44階、塔屋2階、地下2階、高さ(最高部約190m、軒高約180m)なので、地上26階、地下3階、高さ約135mの「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」よりかなり高くなります。「下剋上」と言う感じですね(笑)。

横浜駅きた西口鶴屋地区の概要
◆ 計画名-(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目の一部
◆ 階数-地上44階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約190m、軒高約180m
◆ 敷地面積-約6,650㎡
◆ 建築面積-約4,980㎡
◆ 延床面積-約80,000㎡(容積対象床面積約55,000㎡)
◆ 用途-共同住宅、宿泊施設、複合施設
◆ 建築主-横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発準備組合
◆ 着工-2018年度予定
◆ 竣工-2021年度予定
◆ 供用開始-2022年春予定


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「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」の予定地を別角度から見た様子です。


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「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」と「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」との位置関係です。「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」の「鶴屋町棟」と一体的に整備されます。

 「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」で整備されるペデストリアンデッキにより、 (仮称)横浜駅西口駅ビル計画の「駅前棟」と「鶴屋町棟」に接続されます。


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「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」の「施設配置図」です。


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「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」の「施設断面図」です。高さは、最高部約190m、軒高約180mとなっています。

 1階~4階が「複合施設」、4階と7階~13階が「宿泊施設」、5階と14階~43階が「住宅施設」となります。

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横浜市 JR東日本の「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」 2015年5月末の状況

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-(仮称)横浜駅西口駅ビル計画-

 横浜駅西口の「横浜シァル」と「横浜エクセルホテル東急」跡地に建設を予定している超高層複合ビル「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」は、当初は地上33階、地下3階、最高高さ約180m、延床面積約182,000㎡で計画されていました。

 しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、従来以上に安全性を重視した構造に改めるために計画が見直されました。更に、「JR東日本」と「東急電鉄」が共同で計画していた事業主体を「JR東日本」に一本化しました。

概要の主な変更
● 階数-地上33階、地下3階 → 地上26階、地下3階
● 高さ-最高高さ約180m →  最高高さ約135m
● 延床面積-約182,000㎡(駅前棟約136,000㎡+線路上空棟18,000㎡+鶴屋町棟約28,000㎡) →  約118,000㎡(駅前棟約94,000㎡+鶴屋町棟約24,000㎡)

 引用資料 JR東日本(PDF:2014/03/04)
 (仮称)横浜駅西口駅ビル計画について 

(仮称)横浜駅西口駅ビル計画の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区南幸一丁目1番1号外
◆ 階数-地上26階、地下3階(駅前棟)、地上9階(鶴屋町棟)
◆ 高さ-最高部約135m(駅前棟)、最高部約31m(鶴屋町棟)
◆ 敷地面積-約8,700㎡(駅前棟)、約5,000㎡(鶴屋町棟)
◆ 延床面積-約94,000㎡(駅前棟:商業施設 地下2階~地上10階の約66,000㎡、業務施設 地上12階~地上26階の約28,000㎡)、約24,000㎡(鶴屋町棟)
◆ 用途-(駅前棟)商業施設、業務施設、等、(鶴屋町棟)駐車場、保育所、等
◆ 事業主体-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者-ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 施工者-未定(施工者の選定は一般競争入札)
◆ 着工-2015年度内予定
◆ 開業-2020年予定


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「線路側外観 イメージ」です。


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「配置図、断面図」です。(仮称)横浜駅西口駅ビル計画は、「駅前棟」と「鶴屋町棟」の2棟で構成されています。


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「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」の「駅前棟」の建設予定地です。


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「横浜シァル」跡地です。跡地には、「ルミネ横浜 西口ルミネ」が、2014年3月1日に期間限定店舗として開業していましたが、2015年5月31日に閉店しています。


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「横浜エクセルホテル東急」跡地です。


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「横浜エクセルホテル東急」跡地では、「旧横浜エクセルホテル東急建物地下部解体工事」が、「東急・大林建設共同企業体」により行われています。

 現場に掲示してある「労災保険関係成立票」によると、解体工事の工期は、2015年1月15日~2015年9月30日(予定)となっています。

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2015年7月 4日 (土)

横浜みなとみらい21地区 三菱商事都市開発が「横浜赤レンガ倉庫」の株式取得 & 商業施設「MM4街区プロジェクト」を建設中!

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-三菱商事都市開発-

 今週号の週刊ダイヤモンドが、「商社の勝者」という総合商社の特集をしていました。その中に「30歳で年収1000万円超」というのがありました。私の境遇とあまりにも違い過ぎてため息しか出ませんでした・・・(涙)

 その総合商社の中で、圧倒的な王者として君臨するのが「三菱商事」ですが、グループ会社の「三菱商事都市開発」が2015年は6月30日付で、親会社の「三菱商事」が所有する「横浜赤レンガ」の株式(発行済み株式総数の67%)を取得しました。

 引用資料 三菱商事都市開発(PDF:2015/06/30)
 株式会社横浜赤レンガの株式取得のお知らせ

 今後は、横浜赤レンガ倉庫への話題性のあるテナントの誘致や、さらなる拡大が予想されるインバウンド需要への対応などで、商業施設運営の知見を活用し、みなとみらい21新港地区における賑わいの拠点としてさらなる発展を目指します。


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「三菱商事都市開発」が2015年は6月30日付で、親会社の「三菱商事」が所有する「横浜赤レンガ」の株式(発行済み株式総数の67%)を取得しました。


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横浜赤レンガ倉庫

 「横浜赤レンガ」は、明治大正期の歴史的建造物「横浜赤レンガ倉庫」を活用した商業施設の運営を行っています。

 「横浜赤レンガ倉庫」は、ホールや展示スペースを備えた文化施設、個性的なレストランやショップが立ち並ぶ商業施設で構成し、中央の広場では話題性の高いイベントを年間を通じて多数開催しています。

 店舗数は、物販・サービス36店、飲食16店で、2002年の開業以来、横浜を代表する観光スポットとして、地元横浜のほか国内外の多くのお客さんが来館し、2014年12月には累計来館者数が7000万人を突破しています。


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MM4街区プロジェクト

 「三菱商事都市開発」は、現在、横浜赤レンガ倉庫に隣接するみなとみらい21新港地区4街区において商業施設開発事業「MM4街区プロジェクト」を推進しています。計画名は、「(仮称)MM21新港地区4街区開発事業」となっています。

 横浜赤レンガ倉庫と「MM4街区プロジェクト」の相互連携を図り、横浜観光の中心であるみなとみらい21新港地区の一体的な賑わい創出と、多彩な魅力の集積した街づくりに貢献していきます。

MM4街区プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)MM21新港地区4街区開発事業
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区新港一丁目12番3、12番8、12番9(地番)
◆ 階数-地上2階(一部地上5 階)、地下1階
◆ 高さ-19.8m
◆ 敷地面積-7,053.05㎡
◆ 建築面積-4,991.66㎡
◆ 延床面積-13,623.12㎡
◆ 構造- 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、サービス店舗、集会場
◆ 建築主-三菱商事都市開発
◆ 設計者-アール・アイ・エー
◆ 竣工-2016年02月中旬予定
◆ 開業-2016年春予定


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横浜ランドマークタワーの展望フロア「スカイガーデン」から見たMM4街区プロジェクト「(仮称)MM21新港地区4街区開発事業」の建設現場です。


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敷地西側寄りのアップです。


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敷地東側寄りのアップです。

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横浜みなとみらい21地区 中央地区46街区の「横浜野村ビル」 2015年5月末の建設状況

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-横浜野村ビル-

 「みなとみらい21中央地区46街区」の「横浜野村ビル」は、リーマンショック前に計画されました。

 一番最初は地上29階、地下2階、高さ約150m、次に地上26階、地下2階、高さ約130m、次に地上21階、地下2階、高さ約109mと3度に渡って計画概要が変更になりました。

 変更になっても着工する事はありませんでしたが、2015年3月2日に着工されました。 概要は、地上17階、地下0階、 高さ89.00mとなっています。

 引用資料 野村不動産・ニュースリリース(PDF:2015/02/27)
 みなとみらいエリア最大級『横浜野村ビル』着工 

 「横浜野村ビル」は、基準階面積1,200坪を超えるみなとみらいエリア最大規模クラスのオフィスビルとなります。「横浜野村ビル」のオフィスフロアには「野村総合研究所」が入居を予定しています。

 地震対策として、「中間免震構造」を採用します。中圧ガスを利用したデュアルフュエル式非常用発電機とコージェネレーションシステムを採用し、BCP(事業継続計画)性能を強化します。

横浜野村ビルの概要
◆ 計画名-(仮称)横浜野村ビル計画
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目4番11
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅徒歩4分、「みなとみらい」駅徒歩6分、JR線他「横浜」駅徒歩11分
◆ 階数-地上17階、地下0階
◆ 高さ-.89.00m
◆ 敷地面積-8,962.40㎡
◆ 延床面積-約81,656㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-野村不動産
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2015年03月02日
◆ 竣工-2017年01月末予定


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「横浜野村ビル」は、「みなとみらい21中央地区46街区」に建設中です。


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横浜ランドマークタワーの展望フロア「スカイガーデン」から見たみなとみらい21中央地区46街区の「横浜野村ビル」の建設現場です。


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全景です。


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敷地西側部分です。


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「場所打ちコンクリート拡底杭」の頭部分が見えます。「杭頭処理」を行っている様子が分かります。


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敷地東側部分です。「アースドリル掘削機」が見えます。「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築しています。


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「横浜野村ビル」の建設現場を南西側から見た様子です。


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「(仮称)横浜野村ビル計画」の建築計画のお知らせです。

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2015年7月 3日 (金)

渋谷区 地上47階、高さ約230mの「渋谷駅街区開発計画Ⅰ期(東棟)」 日本最大級の規模を誇る屋外展望施設が渋谷駅直上に誕生!

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-渋谷駅地区駅街区開発計画-

 渋谷駅周辺では複数の大規模な再開発が計画されています。その中で最大規模のプロジェクトが「渋谷駅地区駅街区開発計画」です。

 「渋谷駅地区 駅街区開発計画」は、JR渋谷駅の東側に地上47階、地下7階、高さ約230mの東棟、西側に地上13階、地下5階、高さ約76mの西棟、東棟と西棟の間に、山手線・埼京線の線路とホームを覆う形で、地上10階、地下2階、高さ約61mの中央棟を建設します。

● 日本最大級の規模を誇る屋外展望施設を設置!
 渋谷を訪れる人々に対する都市の魅力をさらに高めるため、計画を一部変更し、「東棟」の最上部に、屋外と屋内からなる展望施設を設置します。

 引用資料 東京急行電鉄(PDF:2015/07/02)
 渋谷駅街区開発計画Ⅰ期(東棟)への展望施設設置について ~日本最大級の規模を誇る屋外展望施設が渋谷駅直上に誕生~

 超高層ビルの屋上を全面的に活用したものでは日本最大級の規模を誇り、その開放感は圧倒的です。渋谷随一の高さから、代々木公園の後方に広がる新宿の超高層ビル群、六本木・都心方面、そして富士山に至るまで、遮るものがない素晴らしい眺望が広がります。

 計画の一部変更により、「東棟」の階数は地上46階から地上47階に、高さは最高部228.30mから最高部約230mに、 延床面積は268,368.69㎡(施設全体)から約276,000㎡(施設全体)に変更になるようです。

渋谷駅地区駅街区開発計画の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目23番地・24番地、渋谷道玄坂一丁目1番地、渋谷区道玄坂二丁目1番地 他
◆ 階数-地上47階、地下7階(東棟)、地上10階、地下2階(中央棟)、地上13階、地下5階(西棟)
◆ 高さ-最高部約230m(東棟)、約61m(中央棟)、約76m(西棟)
◆ 敷地面積-15,275.55㎡(施設全体)
◆ 建築面積-18,192.10㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約276,000㎡(施設全体)、約181,000(東棟)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、オフィス、駅施設、駐車場等
◆ 事業主体-東京急行電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)
◆ 設計者-渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計、東急設計コンサルタント、ジェイアール東日本設計事務所、メトロ開発)
◆ デザインアーキテクト-日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所
◆ 施工者-東急建設、大成建設JV
◆ 着工-2014年06月10日(準備工事)
◆ 竣工-2019年07月末予定(東棟)、2028年03月末予定(中央棟、西棟)
◆ 開業-2019年度予定(東棟)、2027年度予定(中央棟、西棟)

(注意) 建築面積が敷地面積を上回るのは、西棟付近に設ける「西口アーバンコア」が道路上に架かっており、敷地面積には含まれないものの建築面積には含まれるためです。


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「屋外展望施設」のイメージです。これは本当に素晴らしいアイデアです。ビルヲタ的には狂喜乱舞です。このニュースリリースを見た瞬間テンションが上がって ♪気持ちはきっと加速して心が12000回転くらい越えた頃♪ と言う感じでした(笑)。

 「屋外展望施設」は屋上全体を使い、広さは約3,000㎡です。周囲は全面ガラス張りの回廊となり、一部に階段状の高低差を設けます。
 45階・46階は屋内の展望施設となり、ラウンジなどを設置します。当初は最上階までオフィスフロアとし、屋上には設備機器などを設置する計画だったようです。


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「屋外展望施設と富士山の眺望イメージ」です。「ヘリポート」の上に人がたくさんいます。これって「航空法」的に本当に可能なのでしょうか??(笑)


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「渋谷ヒカリエ」のスカイロビーから見た様子です。マストが「東急建設カラー」のタワークレーンが見えますが、解体工事用のタワークレーンです。


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「渋谷駅街区開発計画Ⅰ期(東棟)」の建設現場です。2019年度に開業予定です。


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歩道の屋根として高架橋を線路1分本だけ残していますが、この部分もやがて解体されます。


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少し角度を変えて見た様子です。


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「クアトロサイドカッター」が稼働しています。


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北側から見た様子です。


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クアトロサイドカッター
 ドイツ「BAUER(バウアー)社」の「クアトロサイドカッター」です。「CSM工法」により「山留め壁」を構築しています。

● CSM工法
 「CSM工法」とは、「水平多軸回転カッター」を用いて「土」と「セメントミルク」を原位置で攪拌(かくはん)混合し、等壁厚の「ソイルセメント壁体(土留め壁、山留め壁、遮水壁等)」を構築する工法です。


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「クアトロサイドカッター」のアップです。前回見た時は「クアトロカッター」が稼働していたので施工マシンを入れ替えたようです。

 「クアトロサイドカッター」は、機械幅を大幅に短縮しているので、「クアトロカッター」よりも更に狭隘(きょうあい)な場所で「山留め壁」を構築する事が可能です。


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前回見た時に稼働していた「クアトロカッター」です(撮影日2014年10月27日)。


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「クアトロサイドカッター」により構築中の「山留め壁」です。山留め壁が「東棟敷地境界」となります。


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「余剰泥土」を溜めた「スラッシュタンク」です。「セメントミルク」を注入して原位置の「土」と攪拌(かくはん)混合して「山留め壁」を構築するので、その分体積が増えてどうしても「余剰泥土」が発生します。


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「埼京線」の軌道と「東棟敷地境界」の間にスペースが確保してあります。「埼京線」のホームが北側に移転してくるためのスペースです。


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南東側から見た様子です。

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2015年7月 2日 (木)

横浜みなとみらい21地区 中央地区(32街区)の「ブランズタワーみなとみらい & (仮称)MM21-32街区 オフィス計画」

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-ブランズタワーみなとみらい-

 「みなとみらい21中央地区32街区」の南半分の敷地面積10,083.34㎡をUR都市機構神奈川地域支社が、入札を行い「東急不動産」が86億7200万円で落札しました。「東急不動産」は、敷地北側に「住宅棟」、敷地南側に「事務所棟」を建設します。

 住宅棟の計画名は、「(仮称)みなとみらい21 32街区プロジェクト(住宅棟)」で、地上29階、地下1階、高さ99.70m、総戸数228戸の超高層タワーマンションです。正式名称は「ブランズタワーみなとみらい」となっています。

 引用資料 東急不動産(PDF:2015/06/29)
 横浜みなとみらい21エリアに約7年ぶりの新築マンション、駅徒歩2分に誕生「ブランズタワーみなとみらい」第1期販売 登録完売

 敷地南側には、地上15階、塔屋1階、高さ約83mの「(仮称)MM21-32街区 オフィス計画」が建設予定ですが、着工は当初計画よりも遅れて、2015年10月15日予定となっています。

ブランズタワーみなとみらいの概要
◆ 計画名-(仮称)みなとみらい21 32街区プロジェクト(住宅棟)
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目7番2(地番)
◆ 交通-みなとみらい線「みなとみらい」駅より徒歩2分、JR東海道線他「横浜」駅より徒歩20分 
◆ 階数-地上29階、地下1階
◆ 高さ-99.70m
◆ 敷地面積-3,025.00㎡(建築確認対象面積)
◆ 建築面積-1,419.97㎡
◆ 延床面積-26,448.45㎡(建築確認対象面積)、17,769.96㎡(容積対象床面積)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造(地下1階柱頭に免震装置を設置)
◆ 用途-共同住宅(分譲)
◆ 総戸数-228戸
◆ 建築主-東急不動産
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2014年10月01日
◆ 竣工-2017年01月下旬予定
◆ 入居開始-2017年02月下旬予定


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街区を北東側から見た様子です。


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敷地北側の「ブランズタワーみなとみらい」の建設現場です。基礎工法は「場所打ちコンクリート拡底杭」、地震対策として「免震構造(地下1階柱頭に免震装置を設置)」を採用しています。


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「ブランズタワーみなとみらい」の建設現場を南東側から見た様子です。


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「ブランズタワーみなとみらい」の建設現場を北西側から見た様子です。


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街区を南東側から見た様子です。


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(仮称)MM21-32街区 オフィス計画
 
敷地南側の「(仮称)MM21-32街区 オフィス計画」の建設予定地です。地上15階、塔屋1階、高さ約83mのオフィスビルが建設されます。当初計画よりも遅れて、2015年10月15日の着工予定となっています。

(仮称)MM21-32街区 オフィス計画の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目7番2(地番)
◆ 階数-地上15階、塔屋1階(本棟)、地上6階(駐車場棟)
◆ 高さ-最高部約83m、軒高約78m
◆ 敷地面積-7,058.34㎡
◆ 建築面積-約5,100㎡
◆ 延床面積-約55,600㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場(187台)、保育所
◆ 建築主-東急不動産
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2015年10月15日予定
◆ 竣工-2017年07月31日予定


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「(仮称)MM21-32街区 オフィス計画」の建設予定地を北東側から見た様子です。


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「(仮称)MM21-32街区 オフィス計画」の建築計画のお知らせです。


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「横浜ランドマークタワー」69階の展望フロア「スカイガーデン」から見た「みらい21中央地区(32街区)」です。「みなとみらいセンタービル」が正面にありほとんど見えません。


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「(仮称)MM21-32街区 オフィス計画」の建設予定地は一部見ることが出来ます。

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港区 地上23階、高さ約120mの「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」 国家戦略都市計画建築物等整備事業として認定!

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-虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業-
 虎ノ門駅前において計画を進めている「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」が、東京圏国家戦略特別区域における国家戦略都市計画建築物等整備事業として、内閣総理大臣の認定を受けました。

 「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」は、外堀通りと桜田通りの交差点に面した「森村ビル」を核に、「勧銀不二屋ビル、大手町建物虎ノ門ビル」などが建つ2つの街区を一体的に再開発するプロジェクトです。

 引用資料 野村不動産(PDF:2015/06/30)
 「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」国家戦略特別区域計画 内閣総理大臣の認定 

 同じ内容のニュースリリースが、「住友不動産」と「日本土地建物」からも出ているので、複数の大手デベロッパーが地権者として参画するる共同プロジェクトとなります。

 概要は、地上23階、地下3階、高さGL+約120m、延床面積約45,800㎡(容積率対象面積約38,300㎡)となっています。

虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目3番、6番
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場 等
◆ 階数-地上23階、地下3階
◆ 高さ-GL+約120m
◆ 敷地面積-約2,800㎡
◆ 延床面積-約45,800㎡(容積率対象面積約38,300㎡)
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 事業主体-虎ノ門駅前地区市街地再開発準備組合(理事長 森村不動産)
◆ 着工-2017年03月予定
◆ 竣工-2020年03月予定


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「位置図」です。


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民間敷地を活用したプラットホームの拡充(約200㎡)、地下駅前広場(約600㎡)の整備が行われます。地上の歩行者空間(駅前広場)の整備(約800㎡)も行われます。


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「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北西側から見た様子です。


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アップです。写真中央が「森村ビル」、写真左側が「勧銀不二屋ビル」、写真右側が「大手町建物虎ノ門ビル」です。


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「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。

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2015年7月 1日 (水)

JR中央線国分寺駅直結 超高層ツインタワーマンション「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」 2015年7月1日に着工!

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-国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業-

 「国分寺駅」は、多くの人々が利用する交通の結節点であり、北口周辺は国分寺市の中心市街地として発展してきました。
 しかし、駅利用者の増加に対して道路や駅前広場の整備が遅れており、再開発が計画されています。

 特定建築者に選定さている「住友不動産」は、2015年6月30日に国分寺市が施行する「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」を2015年7月1日に着工すると発表しました。

 引用資料 住友不動産(PDF:2015.06.30)
 JR中央線国分寺駅直結 延床約9万?超の大型プロジェクト 「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」着工 超高層ツインタワーマンション 総戸数587戸 始動!

 JR中央線・西武線国分寺駅北口約21,000㎡を施行区域とし、交通広場や幹線街路・区画道路などの市が行う基盤整備と、「住友不動産」が建設する住宅を中心とした商業・公益施設等が入る「特定施設建築物(西街区・東街区ビル)」で構成する延床面積約93,100㎡の大型複合再開発です。

● (仮称)国分寺駅直結再開発タワープロジェクト
 販売スケジュール(予定)は、随分気が早く、2015年7月に資料請求開始、2015年10月にモデルルームオープンとなっています。

 「(仮称)国分寺駅直結再開発タワープロジェクト始動!」となっているので、2015年7月の早い時期に「(仮称)国分寺駅直結再開発タワープロジェクト」として公式ホームページがオープンすると思います。

国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都国分寺市本町二丁目、三丁目の各一部
◆ 交通-JR中央線「国分寺」 駅徒歩1分
◆ 施工区域面積-約21,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約8,500㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約93,100㎡(施設全体)
◆ 施工者-国分寺市
◆ 特定建築者-住友不動産
◆ 安全祈願祭-2015年06月25日
◆ 着工-2015年07月01日
◆ 竣工-2018年03月予定

西街区の概要
◆ 階数-地上36階、地下3階
◆ 敷地面積-約5,500㎡
◆ 延床面積-約57,300㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、公益施設
◆ 総戸数-303戸

東街区の概要
◆ 階数-地上35階、地下2階
◆ 敷地面積-約3,000㎡
◆ 延床面積-約35,800㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-284戸(地権者住戸31戸含む)


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「位置図」です。JR国分寺駅から「西街区」を挟んで、北側に「交通広場」が整備されます。


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2015年5月末の「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」予定地です。写真手前に「西街区」、写真奥に「交通広場」が整備されます。


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頑張ってみましたが「東街区」の撮影はこれが精一杯でした。


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撮影場所は、「セレオ国分寺」9階の「アウトドアガーデン」です。


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ただし、フェンスがあり一眼レフでの撮影は非常に難しいです。「東街区」の全景の撮影は、コンデジをフェンスの外に出して撮影すれば可能かも知れません。


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せっかくなので、お蔵入りになっていた2014年10月20日に撮影した写真をUPしておきます。


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地上から見た様子です。2015年5月末時点で、私が周辺を歩いた限りでは「建築計画のお知らせ」に類するものが掲示されていなかったので、着工はもっと先かと思っていました。そのため2015年7月1日着工のニュースリリースにはちょっと驚いています。


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写真のずっと奥が「東街区」です。

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「渋谷PARCO(渋谷パルコ)」の建て替え計画 地上20階、高さ約110mの「宇田川町15地区開発計画」を正式発表!

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-宇田川町15地区開発計画-
 
「渋谷PARCO(渋谷パルコ)」の建て替え計画については6月4日にUPしましたが、「パルコ」から正式発表がありました。

 「パルコ」は、「宇田川町15地区開発計画」の開発施行予定者として、2015年6月30日に、東京都に対して都市再生特別措置法に基づく都市再生特別地区の都市計画の提案を行いました。

 引用資料 パルコ・ニュースリリース(PDF:2015/06/30)
 宇田川町15地区開発計画における都市再生特別地区の提案について

 計画地は、「PART1」と「PART3」がある区画で、敷地面積約5,380㎡です。新築するビルは1棟で、地上20階、地下3階、高さ110m、延床面積約65,000㎡を予定しています。

 地下は駐車場、低層部は店舗、上層部はオフィスとなる予定です。「PART1」と「PART3」の間には道路がありますが、建て替え後は24時間通行可能な屋内の歩行者専用通路とする計画です。

 渋谷駅周辺地区におけるにぎわいの形成をめざし、まちのにぎわい・回遊性を高める歩行者ネットワークを形成します。また、エリアマネジメントによるにぎわいの創出、ファッション・演劇文化の育成・情報発信を行います。

 「パルコ」は、「J.フロントリテイリング」の連結子会社になってから「水を得た魚」のように積極果敢に攻めるようになりました。

宇田川町15地区開発計画の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町14番の一部、15番
◆ 階数-地上20階、地下3階
◆ 高さ-約110m
◆ 敷地面積-約5,380㎡
◆ 延床面積-約65,000㎡
◆ 用途-店舗、オフィス、育成施設、事業化支援施設、文化発信施設(劇場等)、駐車場 等オフィス、店舗、駐車場
◆ 事業主体-パルコ
◆ 着工-2017年03月予定
◆ 竣工-2019年09月予定


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「計画地」です。パルコ「PART1」と「PART3」がある区画です。


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北東側から見た「完成イメージ」です。低層部は店舗、上層部はオフィスとなる予定です。


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南東側から見た低層部の「完成イメージ」です。低層部は店舗となる予定です。

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