千代田区 地上35階、高さ約191mの「(仮称)新日比谷プロジェクト」 2015年10月3日の建設状況
-(仮称)新日比谷プロジェクト-
「三井不動産」は、日比谷公園東側の「三信ビルディング」および「日比谷三井ビルディング」の跡地において「(仮称)新日比谷プロジェクト」として一体的な再開発計画を推進しています。
2015年1月28日に着工し、2015年3月23日に起工式を行いました。「(仮称)新日比谷プロジェクト」は、2018年1月末に竣工する予定です。
引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2015/03/23)
2018年 日比谷が再び輝きだす 都心型スマートシティ ~国際ビジネス・芸術文化都心「日比谷」の街づくり~ 「(仮称)新日比谷プロジェクト」着工
建物4階には11スクリーン、約2,300席の「シネマコンプレックス」の新設に加え、隣接する東京宝塚ビル内のスカラ座・みゆき座(約800席)との一体運営により、全体で13スクリーン、約3,000席の「(仮称)TOHOシネマズ日比谷」が誕生します。
(仮称)新日比谷プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目1番他
◆ 東京メトロ日比谷線「日比谷」駅、千代田線「日比谷」駅直結、都営地下鉄三田線「日比谷」駅直結、JR山手線、京浜東北線「有楽町」駅徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・銀座線「銀座」駅直結(徒歩5分)
◆ 階数-地上35階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部191.46m
◆ 敷地面積-10,702.32㎡
◆ 建築面積-8,690.23㎡
◆ 延床面積-188,619.98㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎と直接基礎の併用
◆ 地震対策-制振構造(新世代制震オイルダンパー HiDAX-R 等)
◆ 用途-オフィス、店舗、文化交流施設、産業支援施設等
◆ 建築主-三井不動産
◆ 都市計画・基本設計・デザイン監修-日建設計
◆ 設計者(実施設計)・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2015年01月28日(着工)、2015年03月23日(起工式)
◆ 竣工-2018年01月31日予定
配置図です。超高層ビルは長方形では無く、四方の側面中央部分が少しくびれています。
日比谷線と千代田線「日比谷」駅の2駅間をつなぐ地下バリアフリー動線を整備します。
「(仮称)新日比谷プロジェクト」の10月3日(土)の写真を「タイム氏」から送って頂きました(写真提供タイム氏)。
また地上部分の鉄骨建方は始まっていません(写真提供タイム氏)。
西側の「日比谷公園」側に新たな実物大の外装モックアップが姿を現しています。「(仮称)新日比谷プロジェクト」の外装はいろいろな種類があるので、入れ替えているようです(写真提供タイム氏)。
北東側から見た様子です(写真提供タイム氏)。
この現場は「逆打ち工法」で建設されています。「逆打ち工法」では最初に1階床を構築します。地下階の建設は、1階床の「開口部」から行います(写真提供タイム氏)。
旧躯体の地下階の瓦礫が積まれています。「逆打ち工法」での地下階の建設は、旧躯体を解体しながら下に向かって行います。
「(仮称)新日比谷プロジェクト」は地下4階まであるので、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階の順番に構築していきます(写真提供タイム氏)。
HiDAX-R (Revolution)
「鹿島建設」は、建物用制震ダンパーとして、世界初となる振動エネルギー回生システムVERS (Vibration Energy Recovery System)を搭載した新世代制震オイルダンパー「HiDAX-R (Revolution)」を開発しました。
引用資料 鹿島建設(2015/07/27)
世界初、地震エネルギーで揺れを止める新世代制震装置 「HiDAX-R 【Revolution】」を開発
地震による建物の振動エネルギーを一時的に補助タンクに蓄え、それをダンパーの制震効率を高めるアシスト力として利用することにより、従来型装置の限界を大幅に超えた世界最高の制震効率を達成しました。
風揺れから震度7の大地震までカバーするのはもちろんのこと、頻度の高い震度4~5クラスの地震や長周期地震動に特に高い効果を発揮し、一般的な制震構造と比較して揺れ幅を半減、揺れが収まるまでの時間を劇的に短縮することが可能です。
● 「(仮称)新日比谷プロジェクト」が採用第1号
「HiDAX-R (Revolution)」は、建設中の「(仮称)新日比谷プロジェクト」を第1号に、「(仮称)日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業(C街区)」、「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区新築工事」でも採用が決定しています。
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