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2015年10月

2015年10月31日 (土)

品川区 竣工した地上40階、高さ約141mの「パークシティ大崎 ザ タワー」

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-パークシティ大崎-
 「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」は、「目黒川」北側のすでに再開発が終わった「オーバルコート」の南東側一帯約36,000㎡です。一帯には、住宅、オフィス、工場、倉庫、駐車場などが混在していました。

 「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」では、地上40階の超高層住宅棟と地上31階の超高層業務棟を中心に合計7棟のビルが建設されました。街区の正式名称は「パークシティ大崎」となっています。
 

● パークシティ大崎 ザ タワー
 「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業 超高層住宅棟(D棟)」は、地上40階、地下2階、高さ141.39mの超高層タワーマンションです。

 正式名称は「パークシティ大崎 ザ タワー」となっています。 2015年5月下旬に竣工し、2015年7月下旬から入居開始しています。

パークシティ大崎 ザ タワーの概要
◆ 計画名-北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業 超高層住宅棟(D棟)
◆ 所在地-東京都品川区北品川五丁目568番(地番)
◆ 交通-JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京臨海高速鉄道りんかい線「大崎」駅徒歩6分、東急池上線「五反田」駅徒歩12分、JR山手線・都営浅草線「五反田」駅徒歩13分、JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線・総武本線・京浜急行本線「品川駅」徒歩18分
◆ 階数-地上40階、地下2階
◆ 高さ-141.39m
◆ 敷地面積-6,445.59㎡
◆ 建築面積-4,895.43㎡
◆ 延床面積-93,140.99㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(ダンパー)
◆ 用途-共同住宅、子育て支援施設、地域コミュニティ施設、店舗
◆ 総戸数-734戸(販売総戸数566戸、事業協力者戸数168戸含む)
◆ 建築主-北品川五丁目第1地区市街地再開発組合(売主 三井不動産レジデンシャル、日本土地建物販売、大成建設、大和ハウス工業、新日鉄興和不動産)
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-西松建設
◆ 着工-2012年04月02日(本体工事)
◆ 竣工-2015年02月19日(工事完了)、 2015年05月下旬(竣工)
◆ 入居開始-2015年07月下旬

(注意) 上記の概要は、公式ホームページ等のものです。東京都環境局のホームページでは、竣工後の数値が、延床面積93,124.94㎡となっています。



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「パークシティ大崎 ザ タワー」を南西側から見た様子です。


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「パークシティ大崎 ザ タワー」の下層階を南西側から見た様子です。


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南西角部分です。


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敷地北側部分です。


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「パークシティ大崎 ザ タワー」を北西側から見た様子です。


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「パークシティ大崎 ザ タワー」を南側から見た様子です。


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(おまけ)
 10月27日(火)と10月30日(金)に、「大阪城ホール」で行われた「安室ちゃん」のアリーナツアー「namie amuro LIVEGENIC 2015-2016」に行ってきました。2日共に、全29曲、約2時間13分でした。めっちゃめっちゃ楽しかったです。

 いつもと同じくMCはありませんでした。安室ちゃんがステージ上で発した言葉は「騒げ~!大阪!」と、最後の「今日はどうもありがとうございました。また遊びに来てね! バイバ~イ!」 のみでした(笑)。

 写真は、アンコールの「Birthday」の時に発射されたテープです。10月27日(火)は、持ち切れないくらい大量に降ってきました。
 安室ちゃんのライブ6回目にして初めてテープをゲットしました。10月30日(金)もかなり降ってきましたが、これ以上はいらないので周囲の人に配りました。


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(おまけ)
 「マフラータオル ネイビー(¥1,500)」と「マフラータオル レッド(¥1,500)」です。


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(おまけ)
 「CHEERポンポン(¥1,000)」です。アリーナはポンポンで前が見えないとクレームが多かったで昨年はありませんでしたが、今年は復活しました。ポンポンは粗利率が非常に高いんでしょうね(笑)。

 HP等に「前後左右のお客様にご迷惑が掛からないようご利用ください。」と書いてあったので、一部の方を除いて、盛り上がりの時以外は頭の上で振らないように多くの方が守っていました。


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(おまけ)
 昨年からファンクラブの先行チケットは完全に電子チケットになりました。紙チケットが無いので、その代り入場時に「メモリアルチケット」がもらえます。10月27日(火)は、安室ちゃんのライブ6回目にして初めての「アリーナ席」でした。


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(おまけ)
 10月30日(金)も「アリーナ席」でした。

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2015年10月30日 (金)

新宿副都心 「大和ハウス工業」が再開発を計画している西新宿六丁目の予定地 暫定的に駐車場に

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-大和ハウス工業の再開発予定地-

 新宿副都心の「住友不動産新宿グランドタワー」から青梅街道を挟んですぐ南側一帯の雑居ビル群を集約した敷地面積4,430.20㎡に「レオパレス21」が超高層ビルの建設を計画していました。

 その後、事業主が「レオパレス21」から「大和ハウス工業」に変更になりました。敷地内の小規模な雑居ビル群を解体すると共に、敷地内の北西側にあった「丸山学園」運営する「東京栄養専門学校」の新築移転が行われました。

 「東京栄養専門学校」は、敷地内の南西側に新校舎を建設しました。2013年9月に新校舎の完成して移転しました。移転後に旧校舎を解体しました。
 
 「東京栄養専門学校」の新校舎の敷地面積は800.00㎡なので、残り面積は4,430.20㎡-800.00㎡=3,630.20㎡です。
 再開発を期待していましたが、暫定的に駐車場になってしまいました。昨今の建設費高騰の影響でしょうか?(写真提供タイム氏)


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駐車場の名称は「タイムズポート西新宿6丁目」です(写真提供タイム氏)。


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敷地の西側が「タイムズポート西新宿6丁目」のようです(写真提供タイム氏)。


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敷地の東側はまだ舗装されていないようです。何に使用されるのでしょうか?(写真提供タイム氏)


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5月24日の時点ではまだ「仮囲い」で囲まれていました。


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敷地を南西側から見た様子です。


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「東京栄養専門学校」はの新校舎です。敷地内の南西側に新校舎を建設し、2013年9月に移転しました。

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2015年10月29日 (木)

渋谷区 継続審議中の「宮下公園等整備事業」 渋谷区長はホテル建設に前向き!

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-宮下公園-

 「宮下公園」は、JR山手線渋谷駅~原宿駅間の線路と明治通りに囲まれた南北に細長い形状の公園です。公園は人工地盤の上に整備されています。

● 宮下公園等整備事業
 「宮下公園等整備事業」は、渋谷駅中心地区の再開発と連携して、渋谷川から原宿や代々木方面への緑の連担性を形成するために宮下公園及び渋谷駐車場を緑の拠点として整備するものです。

 「宮下公園等整備事業」の実施に当たっては、PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業を基本として、質の高い公共施設を民間の資金やノウハウ等を活用し、より効果的、効率的な事業を進めるために公募型プロポーザルを実施し、「三井不動産」を候補事業者に決定しました。

 引用資料 渋谷区(2015/03/12)
 宮下公園等整備事業の候補事業者を決定しました

 「三井不動産」の提案にによると「宮下公園」の敷地面積約10,808㎡全面に地上3階の商業施設を建設します。

 「立体都市公園制度」を活用し、商業施設の屋上部には公園を配置し、敷地北側には高層ホテルも整備する計画です。ホテルは北側の敷地面積約1,000㎡に整備する予定です。

● 継続審議
 しかし、渋谷区議などから区民への説明不足を指摘する声が上がったため、区議会に付議されていた「三井不動産」との基本協定案と定期借地権の設定に関する条例案が継続審議となっていました。

 渋谷区長は継続審議となっている「宮下公園等整備事業」について、「地元要望などを踏まえた上で、2015年12月(第4回定例)区議会で審議したい」との方針を明らかにしました。

 建設通信新聞(2015/10/26) 
 12月議会で修正案審議/長谷部渋谷区長 ホテル建設に前向き/宮下公園等整備 

 候補事業者である「三井不動産」の提案をもとに、修正案をまとめる考えで、検討項目の1つであるホテル建設についても前向きな姿勢を示しました。


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公園の配置図です。「立体都市公園制度」を活用し、商業施設の屋上部には公園を配置し、「多目的広場、フットサルコート、バスケットコート」などを配置します。


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現地に掲示してある「宮下公園」の配置図です。


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「宮下公園」は、人工地盤上に整備されており、公園下の1階部分には駐車場(約8,400㎡)を備えています。


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一番南側に「スケート場」があります。


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次に「フットサル場 A」があります。


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「フットサル場 A」の北側です。


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公園の南側と北側を結び陸橋です。


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陸橋の下を西側に抜けると「公園通り」に出る事が出来ます。


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陸橋を渡ると「フットサル場 B」があります。


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「フットサル場 B」の北側は広場となっています。


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「宮下公園」の北端部分です。この部分に地上17階の高層ホテルを建設する予定です。


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「宮下公園」の東側は、幹線道路の「明治通り」となっています。

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2015年10月28日 (水)

江東区 竣工した地上33階、高さ約119mの「ブリリア有明シティタワー」

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-ブリリア有明シティタワー-

 「東京建物、住友不動産」が、有明スポーツセンターの北側で「(仮称)有明北2-2-A街区計画」を建設しました。

 地上33階、塔屋1階、地下1階、高さ(最高部119.40m、軒高114.4m)、総戸数600戸(他に保育所1区画)の超高層タワーマンションです。

 正式名称は、東京建物の「ブリリア」+住友不動産の「シティタワー」を合わせて「ブリリア有明シティタワー」となっています。2015年2月5日に竣工(工事完了)し、2015年3月下旬から入居開始しています。

ブリリア有明シティタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)有明北2-2-A街区計画
◆ 所在地-東京都江東区有明一丁目3番12、3番13(地番)、江東区有明一丁目5番2(住居表示)
◆ 交通-ゆりかもめ「お台場海浜公園」駅徒歩12分、ゆりかもめ「有明テニスの森」駅徒歩13分(区画道路完成時以降、徒歩8分予定)、りんかい線「国際展示場」駅徒歩13分
◆ 階数-地上33階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部119.40m、軒高114.4m
◆ 敷地面積-9,494.00㎡(建築確認対象面積)
◆ 建築面積-2,989.00㎡
◆ 延床面積-67,298.98㎡(建築確認申請面積、容積対象外面積24,576.82㎡含む)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(61本)
◆ 地震対策-建物と基礎との間に免震装置を設置(錫プラグ入り積層ゴム支承、天然ゴム系積層ゴム支承、弾性すべり支承、オイルダンパー)
◆ 用途-共同住宅、保育所
◆ 総戸数-住宅600戸(他に保育所1区画)
◆ 建築主-東京建物、住友不動産
◆ 設計者・監理者-三井住友建設
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2012年07月06日
◆ 竣工-2015年02月05日(工事完了)
◆ 入居開始-2015年03月下旬

(注意) 上記の概要は、公式ホームページ等のものです。東京都環境局のホームページでは、竣工後の数値が、 延床面積67,283.50㎡となっています。


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南東側から見た様子です。


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南東側から見た下層階の様子です。基礎工法は、強固な支持層がある地下約32mまで「場所打ちコンクリート拡底杭」を合計61本構築しています。

 地震対策として、建物と基礎との間に「免震装置(錫プラグ入り積層ゴム支承、天然ゴム系積層ゴム支承、弾性すべり支承、オイルダンパー)」を設置しています。


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敷地東側は「公開空地」となっています。


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敷地東側の植栽です。顔となる敷地東側には、芝生広場のある「オーバルガーデン」が設けられました。


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敷地南側に道路が整備されました。将来的に「有明テニスの森駅」方向に抜けれるようになります。


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ゆりかもめ「有明テニスの森駅」方向を見た様子です。「ブリリア有明シティタワー」から「有明テニスの森駅」まで、現在は徒歩13分かかりますが、間に区画道路が完成すると徒歩8分に短縮される予定です(2016年3月末完成予定)。


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南西側から見た様子です。


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南西側から見た下層階の様子です。


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敷地南側の植栽です。


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敷地西側の植栽です。


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北西側から見た様子です。


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敷地北側部分です。


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敷地北側部分も「公開空地」となっています。


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「Brillia3兄弟」です。左から「ブリリアマーレ有明タワー&ガーデン、ブリリア有明スカイタワー、ブリリア有明シティタワー」となっています。

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2015年10月27日 (火)

新宿区 3基目のタワークレーン登場 地上60階、高さ約209mの「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」 2015年10月26日の建設状況

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-ザ・パークハウス 西新宿タワー60-

 「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業」は、区域面積約1.5haの再開発プロジェクトです。約1.5haを「A1地区」~「A5地区」に分けて開発します。

 最大規模の「A-1地区」には、地上60階、地下2階、高さ208.97m、総戸数976戸の超高層タワーマンションが建設中です。正式名所は「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」となっています。2015年9月30日の建設状況を「タイム氏」に送って頂いたのでUPしたいと思います。

 引用資料 公式ホームページ
 ザ・パークハウス 西新宿タワー60 

 竣工時点で、最高部208.97mは、超高層タワーマンションでは大阪の「The Kitahama(北浜タワー)」の地上54階、塔屋2階、地下1階、高さ(最高部209.35m、建築物207.76m)に次ぐ高さになります。

 地上60階は、川崎市の「パークシティ武蔵小杉 ミッドスカイタワー」の地上59階を抜き日本一階数が多い超高層タワーマンションになります。

ザ・パークハウス 西新宿タワー60の概要
◆ 計画名-西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業(A1地区)
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿五丁目700番(地番)
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅より徒歩9分、都営大江戸線「西新宿五丁目」駅より徒歩7分、JR山手線「新宿」駅より徒歩18分、都営大江戸線「都庁前」駅より徒歩8分、東京メトロ丸ノ内線「中野坂上」駅より徒歩9分
◆ 階数-地上60階、地下2階
◆ 高さ-最高部208.97m、軒高199.16m
◆ 敷地面積-7,530.65㎡(売買対象面積)
◆ 建築面積-3,090.32㎡
◆ 延床面積-103,899.60㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-954戸(事業協力者住戸177戸含む、事業協力者店舗15区画、他に管理室、ゲストルーム、ミーティングスペース等)
◆ 建築主-西新宿五丁目中央北地区市街地再開発組合(売主 三菱地所レジデンス、相鉄不動産、丸紅)
◆ コンサルタント-INA新建築研究所
◆ 設計者・監理者-フジタ
◆ 施工者-フジタ
◆ 着工-2014年05月12日(起工式)
◆ 竣工-2017年07月下旬予定
◆ 入居開始-2017年11月下旬予定


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北東側(十二社通り側)から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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本格的に上に伸び始めました(写真提供タイム氏)。


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3基目のタワークレーンが登場しました(写真提供タイム氏)。


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3基目のタワークレーンに「マスト」の追加を行っています(写真提供タイム氏)。


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南東側から見た様子です(写真提供タイム氏)。

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2015年10月26日 (月)

千代田区 地上部分の鉄骨建方を開始 地上35階、高さ約191mの「(仮称)新日比谷プロジェクト」 2015年10月25日の建設状況

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-(仮称)新日比谷プロジェクト-
 「三井不動産」は、日比谷公園東側の「三信ビルディング」および「日比谷三井ビルディング」の跡地において「(仮称)新日比谷プロジェクト」として一体的な再開発計画を推進しています。

 2015年1月28日に着工し、2015年3月23日に起工式を行いました。「(仮称)新日比谷プロジェクト」は、2018年1月末に竣工する予定です。

 引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2015/03/23)
 2018年 日比谷が再び輝きだす 都心型スマートシティ ~国際ビジネス・芸術文化都心「日比谷」の街づくり~ 「(仮称)新日比谷プロジェクト」着工

 建物4階には11スクリーン、約2,300席の「シネマコンプレックス」の新設に加え、隣接する東京宝塚ビル内のスカラ座・みゆき座(約800席)との一体運営により、全体で13スクリーン、約3,000席の「(仮称)TOHOシネマズ日比谷」が誕生します。

(仮称)新日比谷プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目1番他
◆ 東京メトロ日比谷線「日比谷」駅、千代田線「日比谷」駅直結、都営地下鉄三田線「日比谷」駅直結、JR山手線、京浜東北線「有楽町」駅徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・銀座線「銀座」駅直結(徒歩5分)
◆ 階数-地上35階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部191.46m
◆ 敷地面積-10,702.32㎡
◆ 建築面積-8,690.23㎡
◆ 延床面積-188,619.98㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎と直接基礎の併用
◆ 地震対策-制振構造(新世代制震オイルダンパー HiDAX-R 等)
◆ 用途-オフィス、店舗、文化交流施設、産業支援施設等
◆ 建築主-三井不動産
◆ 都市計画・基本設計・デザイン監修-日建設計
◆ 設計者(実施設計)・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2015年01月28日(着工)、2015年03月23日(起工式)
◆ 竣工-2018年01月31日予定


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配置図です。超高層ビルは長方形では無く、四方の側面中央部分が少しくびれています。


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日比谷線と千代田線「日比谷」駅の2駅間をつなぐ地下バリアフリー動線を整備します。


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「(仮称)新日比谷プロジェクト」の10月25日(日)の写真を「タイム氏」から送って頂きました(写真提供タイム氏)。


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地上部分の「鉄骨建方」が本格的に始まりました(写真提供タイム氏)。


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地上部分の「鉄骨建方」の様子を北東側から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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「クラムシェル」が見えます。地下を掘削しています。この現場は「逆打ち工法」で建設されています。「逆打ち工法」では最初に1階床を構築します。地下階の建設は、1階床の「開口部」から行います。

 「(仮称)新日比谷プロジェクト」は地下4階まであるので、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階の順番に構築していきます(写真提供タイム氏)。


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敷地の北端に「建設現場事務所」が設けられています(写真提供タイム氏)。


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「建設現場事務所」が西側に拡張されました。地上部分の躯体工事が本格的に始り、関係する作業員が増えるためだと思われます(写真提供タイム氏)。


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HiDAX-R (Revolution)

 「鹿島建設」は、建物用制震ダンパーとして、世界初となる振動エネルギー回生システムVERS (Vibration Energy Recovery System)を搭載した新世代制震オイルダンパー「HiDAX-R (Revolution)」を開発しました。

 引用資料 鹿島建設(2015/07/27)
 世界初、地震エネルギーで揺れを止める新世代制震装置 「HiDAX-R 【Revolution】」を開発

 地震による建物の振動エネルギーを一時的に補助タンクに蓄え、それをダンパーの制震効率を高めるアシスト力として利用することにより、従来型装置の限界を大幅に超えた世界最高の制震効率を達成しました。

 風揺れから震度7の大地震までカバーするのはもちろんのこと、頻度の高い震度4~5クラスの地震や長周期地震動に特に高い効果を発揮し、一般的な制震構造と比較して揺れ幅を半減、揺れが収まるまでの時間を劇的に短縮することが可能です。

● 「(仮称)新日比谷プロジェクト」が採用第1号
 「HiDAX-R (Revolution)」は、建設中の「(仮称)新日比谷プロジェクト」を第1号に、「(仮称)日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業(C街区)」、「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区新築工事」でも採用が決定しています。

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2015年10月25日 (日)

多摩地域を南北方向に結ぶ動線 多摩都市モノレール延伸構想(箱根ヶ崎方面 & 町田方面)

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-多摩都市モノレール-

 「多摩都市モノレール」は、多摩地域における相互の連携を強化し、多摩地域の南北方向の公共交通をより充実させるため、「東京都」と「多摩都市モノレール株式会社」とで整備されたものです。

 「多摩都市モノレール株式会社」には、「東京都」が8割近く出資しています。他の株主は、鉄道会社、都市銀行、地方自治体などです。

 全体構想は約93kmですが、1998年11月に「立川北駅~上北台駅」間が、2000年1月に「多摩センター駅~立川北駅」間が開業し、現在は「多摩センター駅~上北台駅間」の約16kmで運行しています。

 首都圏の鉄道ネットワークは、東京都心を中心に放射状に伸びる路線が充実している反面、それらを環状に結ぶ路線が少ないです。
 「多摩都市モノレール」は、多摩地域を南北方向に結ぶ貴重な動線となっています。通勤・通学やレジャーだけでなく、防災面でも重要な路線です。


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多摩都市モノレール延伸構想
 
赤線の5路線が、東京都が示した「整備について優先的に検討すべき路線、整備について検討すべき路線」です。

 ①東京8号線延伸(東京メトロ有楽町線・豊洲─住吉)、②東京12号線延伸(都営大江戸線・光が丘─大泉学園町)、③多摩都市モノレール延伸(箱根ヶ崎方面)、④多摩都市モノレール延伸(町田方面)、⑤JR東日本羽田アクセス線の5路線について、整備効果が高いとしています。

 引用資料 東京都公式HP(PDF:2015/07)
 広域交通ネットワーク計画について 

● 多摩都市モノレール延伸(箱根ヶ崎方面)の整備効果
 本路線は、多摩都市モノレールの開業区間と一体となって、多摩地域の南北方向を中心とした拠点間の連携強化に資する路線である。

 利用者は、延伸区間のみにとどまらず、立川駅付近においても約3割程度の乗客増加が見込まれるなど、開業区間の利用者増加にも寄与する。

 多摩地域において、鉄道利用が必ずしも便利でない地域内を結ぶことで、移動時間が短縮されるなど、沿線利用者の利便性向上と多摩地域の活力や魅力の向上につながる。

● 多摩都市モノレール延伸(町田方面)の整備効果
 本路線は、多摩都市モノレールの開業区間と一体となって、多摩地域の南北方向を中心とした拠点間の連携強化に資する路線である。

 利用者は、延伸区間のみにとどまらず、立川駅付近においても延伸が無い場合に比べて約1割程度の乗客増加が見込まれるなど、開業区間の利用者増加にも寄与する。

 多摩地域において、鉄道利用が必ずしも便利でない地域内や交通需要への対応が必ずしも十分でない地域内を結ぶことで、移動時間が短縮するなど、沿線利用者の利便性向上と多摩地域の活力や魅力の向上につながる。


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「多摩都市モノレール」は、開業時から全駅に「ホームドア(可動式ホーム柵)」が設置されています。


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「多摩都市モノレール1000系電車」です。車体長14,800mm×車体幅2,900mm×車体高 5,200mmとなっています。車体幅は通勤電車とほぼ同じ2,900mmです。

 「多摩都市モノレール」は、カーブが多く、高低差も大きいのでスピードの遅さには閉口してしまいますが、車内は車体幅も広く快適です。


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「多摩都市モノレール」の軌道です。多摩都市モノレールは、「ゴムタイヤ」により走行します。


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多摩丘陵の大きな起伏を克服するために「モノレール」が導入されました。道路上にも「軌道」を設置出来るので、買収する面積も狭くて済みます。


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ビルの間を抜けて「軌道」を設置する事も出来ます。

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2015年10月24日 (土)

横浜市 相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線 「日吉駅(ひよしえき)」のホームを渋谷方に約40m(10両編成の2両分)移設!

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-相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線-

 「相鉄・JR直通線」は、相鉄本線「西谷駅」とJR東海道貨物線「横浜羽沢駅」付近間に連絡線(約2.7km)を新設し、この連絡線を利用して相鉄線とJR線が相互直通運転を行うものです。

 「相鉄・東急直通線」は、JR東海道貨物線「横浜羽沢駅」付近と東急東横線・目黒線「日吉駅」間に連絡線(約10.0km)を新設し、この連絡線を利用して相鉄線と東急線が相互直通運転を行うものです。

 公式HP → 相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線 

 「相鉄・JR直通線」は、当初2015年4月の開業を目指していましたが、JR東海道貨物線との接続部の工事の遅れなどにより、開業は3年遅れの2018年度内となります。事業費は約782憶円の予定です。

 「相鉄・東急直通線」は、開業は2019年4月の予定で、現在のところ当初計画から変更はありません。事業費約1,957憶円の予定です。


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日吉駅(ひよしえき)

 「日吉駅」は、島式2面4線の地上駅です。電車に乗っているとトンネルに入ったような感覚になるので地下駅のイメージがありますが、上を覆っているのは大規模な駅改良工事により1991年に完成した「人工地盤」です。

 ホームは島式の2面4線で、駅の北側は東横線と目黒線が、「田園調布駅」から「日吉駅」の間は複々線化により一体的に運行されています。

 「相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線」が完成すると「日吉駅」は、東横線、目黒線、相鉄・東急直通線とのジャンクションとなります。横浜市営地下鉄「グリーンライン」の「日吉駅」もあるので鉄道交通の要衝に変身します。


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日吉駅付近工事区間の「平面図」と「縦断図」です。

 引用資料 相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線 公式HP
 日吉駅付近工事


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日吉駅のホームを渋谷方に約40m移設
 「日吉駅」の北側です。渋谷方に10両編成の2両分である約40mホームを移設するとともに渋谷方の高架下に「電気室」を移設します。


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「日吉駅」の3番・4番ホーム(上り)のホーム北端です。北端には「電気室」があります。渋谷方に10両編成の2両分である約40mホームを移設するとともに渋谷方の高架下に「電気室」を移設します。


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「日吉駅」の1番・2番ホーム(下り)のホーム北端です。北端には「電気室」があります。渋谷方に10両編成の2両分である約40mホームを移設するとともに渋谷方の高架下に「電気室」を移設します。


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「日吉駅」の3番・4番ホーム(上り)の南端です。2013年3月16日に開始された「東急東横線」と「東京メトロ副都心線」の直通運転に伴う、東横線・みなとみらい線内の10両編成対応化工事が行われました。

 この先は、「相鉄・東急直通線」の工事ために使用されますが、「日吉駅」のホーム北端には「電気室」があるため、暫定的に横浜方に2両ホームを延長して10両編成対応にしました。


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横浜方に2両ホームが延長された4番ホーム(東横線上り  渋谷、池袋、川越市方面)です。


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延長部分のホームは、「相鉄・東急直通線」の工事の際にすぐに解体出来るように非常に簡易な仮設構造となっています。ホームも非常に狭いです。

 この部分を解体するとホームが元の8両編成対応に戻ってしまうため、渋谷方に約40mホームを延長して10両編成対応にします。


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横浜方に2両ホームが延長された1番ホーム(東横線下り 菊名、横浜、元町・中華街方面)です。すぐに解体出来るように非常に簡易な仮設構造となっています。

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2015年10月23日 (金)

川崎市 東横線・目黒線武蔵小杉駅南口高架下に新しい商業施設・駐輪場 2015年11月下旬にオープン!

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-東横線・目黒線武蔵小杉駅南口高架下-
 「東京急行電鉄」は、2015年11月下旬、東横線・目黒線武蔵小杉駅南口高架下に飲食店舗5テナントが入居する新しい商業施設・駐輪場をオープンします。

 引用資料 東京急行電鉄・ニュースリリース(2015/09/17)
 2015年11月下旬、東横線・目黒線武蔵小杉駅南口高架下に飲食店舗5テナントが入居する新しい商業施設・駐輪場をオープンします

 武蔵小杉エリアは大型のマンションや商業施設の開業により、過去10年間で武蔵小杉駅の乗降客数が28%上昇、川崎市中原区の人口は同期間で16%増加しています。

 東横線・目黒線武蔵小杉駅南口高架下の施設は、現在再開発が進む武蔵小杉駅東側エリアと、既に開発された西側エリアを結ぶ東急線武蔵小杉駅南口の高架下に位置しています。個性的な路面型飲食店舗を誘致し、街全体の回遊性を高めます。

 また、1階の一部および2階には自転車345台、原付バイク73台(台数については予定)を収容する「東急武蔵小杉駅南口駐輪場」も整備します。

東横線・目黒線武蔵小杉駅南口高架下店舗の概要
◆ 計画名-東横線武蔵小杉駅南口高架下店舗新設工事
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町三丁目44番(住居表示)
◆ 店舗面積-720.54㎡(予定)
◆ 店舗数-5店舗
◆ 開業日-2015年11月下旬予定

東急武蔵小杉駅南口駐輪場の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町三丁目44番(住居表示)
◆ 収容台数-自転車345台、原付バイク73台(予定)
◆ 開業日-2015年11月下旬予定


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「位置図」です。


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建設現場を北東側から見た様子です。


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建設現場を北西側から見た様子です。


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建設現場を南東側から見た様子です。


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建設現場を南西側から見た様子です。


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「東横線武蔵小杉駅南口高架下店舗新設工事」の建築計画のお知らせです。


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すぐ東側は、大型商業施設「グランツリー武蔵小杉(GRAND TREE MUSASHIKOSUGI)」となっています。

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2015年10月22日 (木)

千葉市 「千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業B工区」の建設予定地

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-千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業B工区-
 オリコンの週刊情報誌「オリ★スタ」の「音楽ファン2万人が選ぶ 好きなアーティストランキング2015」の発表がありました。「嵐」が、2010年から6年連続の首位となりました。

 私がファンでライブに行く5アーティスト「(3位)いきものがかり、(14位)西野カナ、(15位)安室奈美恵、(17位)miwa、(18位)Perfume」がすべてベスト20に入っていたのはちょっとうれしかったです。

 music.jpニュース → 好きなアーティストランキング2015

 本題に戻って、「JR千葉駅」には、メインである「東口」の他に、駅西側の北側にある「北口」、「北口」の反対側にある「西口」の3つの玄関口があります。
 
 メインの「東口」に比べ影の薄い西口ですが、新たな玄関口になるよう再開発工事が行われています。「千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業」です。
 
 先行して「A1棟、A2棟、A3棟」が、3棟の商業ビル「WESTRIO(ウェストリオ)」として2013年10月1日に完成しました。引き続き「千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業B工区」が建設予定です。

 千葉市・都市局都市部まちづくり推進課(2014/03/27)
 千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業B工区の事業協力者が決定!! 

 「B工区」の事業協力者に決まった「新日本建設」の案は、コンセプトが「WELLNESS LINKAGE ~健康福祉を実現する街づくり~」で、病院、商業、住宅、駐輪場、公園を一体化した再開発ビルを建設するという内容です。
 
千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業B工区の概要
◆ 所在地-千葉県千葉市中央区新千葉二丁目の一部の区域
◆ 階数-地上12階、塔屋1階、地下2階
◆ 敷地面積-約4,500㎡
◆ 建築面積-約3,080㎡
◆ 延床面積-約33,570㎡
◆ 用途-病院、商業施設、共同住宅、駐輪場、公園
◆ 総戸数-50戸(賃貸)
◆ 病院-180床(内科、外科、整形外科、循環器科、心臓血管外科、腎臓外科、糖尿病内科、歯科等)
◆ 事業協力者-新日本建設
◆ 特定建築者等の募集-2015年度予定
◆ 竣工-2017年度予定

 
 
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平面計画イメージ(3階)です。
  
 
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立面計画イメージです。


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「千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業B工区」の建設予定地です。


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「B工区」の北側部分です。


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「B工区」の南側部分です。


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先行して「A1棟、A2棟、A3棟」が、3棟の商業ビル「WESTRIO(ウェストリオ)」として2013年10月1日に完成しました。

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2015年10月21日 (水)

東京メトロ ドアの位置や幅が異なる車両に対応する大開口ホームドア 実証試験が行われた東京メトロ東西線「妙典駅」

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-東西線妙典駅で大開口ホームドアの実証試験-
 12月18日から公開される「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の予告編「フォースがお前を呼んでいる」が公開されました。公開まであと2ヶ月・・・ 早く観たいです!

 YouTube
 Star Wars: The Force Awakens Trailer (Official)

 本題に戻って、「東京メトロ」は、ドアの位置や幅が異なる車両が混在している路線へのホームドアの早期設置を目指し、二重引き戸による大開口ホームドアの実証実験を行いました。

 東京メトロ東西線の「妙典駅(千葉県市川市)」の1番線ホームに、1開口分だけ設置しました。2015年3月7日~2015年9月頃まで、機器運用及び通過列車による風圧の影響等について実証試験を実施しました。

 引用資料 東京メトロ・ニュースリリース(2015/02/05)
 ホームドア全駅設置に向けて東西線妙典駅で大開口ホームドアの実証試験を実施します2015年3月7日(土)から9月頃まで

 実証実験が、2015年3月7日~2015年9月頃まで、ということだったので現在は終了していると思われます。ただし、東京メトロの公式ホームページを見ても実証実験の結果がどうだったのかは載っていませんでした。


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「実証試験ホームドアの主な仕様」です。実証実験で用いるホームドアの開口幅は3,320mmで、有楽町線のホームドアの2,480mmより840mm広いです。

 東西線には、「東京メトロ」の車両の他に、「JR東日本」と「東葉高速鉄道」の車両が乗り入れています。
 車両は各社共に20m級車両10両編成で統一されています。いずれの車両も4ヶ所のドアが設けられていますが、ドアの幅や位置は統一されていません。


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「2重引き戸式大開口ホームドア」です。開口幅が3,320㎜と広いです。


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内側のドア部分は、一部強化ガラスとなっています。


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戸袋部分です。


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斜めから見ると「2重引き戸式大開口ホームドア」は、2重戸袋のような構造になっている事がわかります。


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真横から見た様子です。奥行は既存ホームドアの200㎜と比べて構造が複雑なため300㎜あります。


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実証実験と言っても、1番線ホームの端に、1開口分だけ細々と設置されていました。1番線ホームは、西船橋方面行きの快速列車の通過線として使用するほか、一部の各駅停車が停車します。

 と言っても、快速運転時間帯は、内側の2番線を使用するので稼働している状況を見ることは出来ませんでした。 快速運転時間外の早朝・深夜に稼働していたようです。


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東京メトロ東西線・妙典駅(みょうでんえき)
 東京メトロ東西線の「妙典駅(みょうでんえき)」は、島式2面4線を有する3階建ての高架駅です。高架駅のため他の地下鉄の駅とはイメージが大きく異なります。

 東京メトロ東西線は、東西の大動脈です。東西線には、「東京メトロ」の車両の他に、「JR東日本」と「東葉高速鉄道」の車両が乗り入れています。
 20m級車両10両編成で統一されており、快速電車もガンガン走ります。地上区間も多く、地下鉄というよりJRや大手私鉄の路線のような雰囲気です。

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2015年10月20日 (火)

川崎市 「川崎市役所本庁舎」を地上20階の超高層棟に建て替え 総事業費約430億円 最上階には「展望ロビー」を設置!

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-川崎市役所-

 「川崎市」は、戦後急速に発展し人口が急増したため次々と周辺に庁舎を増やしていきました。それだけでは足りず民間のビルを借りています。典型的なタコ足市役所です。

 庁舎機能は、市所有の4棟の庁舎と8棟の民間賃借ビルの計12棟の建物に分散し、約3,400人の職員がこの中で市役所本庁業務を行っています。
 分散化により、行政サービスの低下や庁内執行体制の非効率化が生じており、民間ビルの賃借に伴い年間約10億円の賃借料負担が生じています。

 「川崎市」は、老朽化して耐震性などに問題がある市役所の建て替え計画をまとめました。「川崎市役所本庁舎」と「川崎市役所第2庁舎」を解体し、本庁舎跡地に地上20階の超高層棟と低層棟の計2棟を建設します。総事業費は約430億円を見込んでおり、2022年度の完成を目指します。

 引用資料 川崎市・公式ホームページ(2015/10/14)
 「川崎市本庁舎等建替基本計画(案)」に関する意見募集について

 「川崎市」は建て替えにより、新本庁舎と第3庁舎、民間ビル1棟(川崎御幸ビル)の計3棟に機能を集約します。建築史的価値が高いとされる現本庁舎はいったん解体し、1938年に創建された当時の姿の一部を超高層棟の南側に新築して復元します。

 「川崎市役所第2庁舎」は、暫定的な耐震補強工事を実施していますが、抜本的な耐震対策のために建て替えが不可避となっています。第2庁舎は解体し、跡地にイベントが開催できる広場を整備します。

● 展望ロビー
 展望ロビーを最上階に設置し、超高層の建物から川崎市内全域及び東京・横浜方面を展望できるようにします。

川崎市役所新本庁舎の概要(案)
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地
◆ 階数-地上20階、地下2階
◆ 高さ-建物高さ116m未満(航空法の制限高より)
◆ 敷地面積-6,131.12㎡
◆ 延床面積-約63,900㎡(容積率対象面積約56,700㎡)
◆ 地震対策-地震や地盤の地域的特性及びコスト等を踏まえた上で、制振、免震等の構造技術の導入による最適な構造計画を検討
◆ 解体工事-2016年度~2017年度予定
◆ 着工-2019年度予定
◆ 竣工-2022年度予定
◆ 概算事業費-約430億円(建築工事費約400億円、解体・土地整備・調査費等約20億円、移転費約10億円) *消費税率を8%として算定

(備考) 航空法の高さ制限は、制限表面の種類が「円錐表面」、制限高約116m(T.P+118m-T.P+2m(本庁舎敷地地盤高))となっています。原則として制限高を超えることは出来ません。


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施設配置計画イメージ図です。


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「川崎市役所」です。


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現地に掲示してある地図です。庁舎機能は、市所有の4棟の庁舎と8棟の民間賃借ビルの計12棟の建物に分散しています。民間ビルの賃借に伴い年間約10億円の賃借料負担が生じています。


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現地に掲示してある「川崎市役所庁舎総合案内」です。これではどのビルに行ったらいいのか悩みますね(笑)。分散化により、行政サービスの低下や庁内執行体制の非効率化が生じています。


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「川崎市役所本庁舎」です。時計台がある部分など、1938年に創建された当時の姿の一部を超高層棟の南側に新築して復元します。


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「川崎市役所本庁舎」を南東側から見た様子です。


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「川崎市役所第2庁舎」です。敷地面積1,384.92㎡です。解体して跡地にイベントが開催できる広場を整備します。


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「耐震ブレース」が見えます。「川崎市役所第2庁舎」は、暫定的な耐震補強工事を実施していますが、抜本的な耐震対策のために建て替えが不可避となっています。


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川崎市役所前の「富士見通り(市役所通り)」の街路樹は見事に育っています。

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2015年10月19日 (月)

豊島区 竣工した「THE GRAND MILLENNIA TOWER & SUITE(グランドミレーニア タワー&スイート) 」

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-グランドミレーニア-

 JR池袋駅東口から明治通りを南へ歩き、さらに「ジュンク堂書店池袋本店」を越えて南へ歩い所の明治通りと西武池袋線の間の敷地に「(仮称)南池袋一丁目計画」が建設されました。

 概要は、地上31階、地下1階、高さ116.4m、総戸数411戸の超高層タワーマンションになります。
 正式名称は「THE GRAND MILLENNIA TOWER & SUITE(グランドミレーニア タワー&スイート) 」となっています。2015年3月6日に竣工し、2015年4月上旬から入居開始しています。

グランドミレーニアの概要
◆ 計画名-(仮称)南池袋一丁目計画
◆ 所在地-東京都豊島区南池袋一丁目32番1他
◆ 交通-JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線、西武池袋線、東武東上線「池袋」駅から徒歩6分、西武池袋・豊島線「池袋」駅西武南口から徒歩4分、JR山手線「目白」駅から徒歩9分、都電荒川線「鬼子母神前」駅から徒歩8分、都電荒川線「東池袋四丁目」駅から徒歩15分、東京メトロ有楽町線「東池袋」駅から徒歩11分、東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅から徒歩8分
◆ 階数-地上31階、地下1階
◆ 高さ-最高部116.4m、軒高110.9m
◆ 敷地面積-4,974.71㎡
◆ 建築面積-1,968.94㎡
◆ 延床面積-36,745.18㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎-場所打ちコンクリート拡底杭(34本)
◆ 地震対策-免震構造(積層ゴム、ダンパー)
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-411戸
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-前田建設工業
◆ 施工者-前田建設工業
◆ 着工-2013年05月13日
◆ 竣工-2015年03月06日(工事完了)
◆ 入居開始-2015年04月上旬

(注意) 上記の概要は、高さが建築計画のお知らせ、その他が公式ホームページ等のものです。東京都環境局のホームページでは、竣工後の数値が、建築物の高さ114.31m、建築面積1,962.59㎡、 延床面積36,759.90㎡となっています。


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JR池袋駅の「メトロポリタン改札」前から見た様子です。


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東側の「明治通り」側から見た様子です。こちら側にマンション出入口と駐車場出入口が設けられています。


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東側の「明治通り」側から角度を変えて見た様子です。「グランドミレーニア」は四方を建物に囲まれていて撮影ポイントがありません。


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あまり広くはありませんが、植栽が行われています。


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北東側のマンション出入口です。エントランス前に「ゲートセキュリティ」が設けられているので、関係者以外は敷地内に一切入る事が出来ません。


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敷地は全周フェンスで囲まれています。この部分の内部は「プライベートガーデン」となっています。


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敷地西側の立体駐車場を含む駐車場です。


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敷地西側に整備された歩道です。南北方向に整備されたこの歩道で、敷地の北側と南側の公道に抜ける事が出来ます。

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2015年10月17日 (土)

横浜みなとみらい21地区 竣工した「MUFG グローバルラーニングセンター」 第59回神奈川建築コンクール一般部門の最優秀賞に選定!

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-(仮称)MM21地区45街区開発計画-

 横浜みなとみらい地区に暫定的な商業施設「横浜ジャックモール」が営業していましたが、2012年9月30日に全館が営業終了しました。

 「横浜ジャックモール」は、45街区の「イースト棟」と46街区の「ウエスト棟」に分かれていましたが、46街区の「ウエスト棟」跡地に大規模なオフィスビル「横浜アイマークプレイス」が建設されました。

 東側の45街区の「イースト棟」跡地は、「三菱地所」により「(仮称)MM21地区45街区開発計画」が建設中されました。
 正式名称は「MUFG グローバルラーニングセンター」となっています。名称から「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の施設に間違いないです。

 「グローバル人材の育成を目的とした研修所と店舗からなる施設」ということですが、ネットで検索しても詳細が全くヒットしません。金融機関の研修所のため秘密主義を貫いているのだと思われます。

● 第59回神奈川建築コンクール
 ネットを検索していていたら「MUFG グローバルラーニングセンター」は、2015年10月15日に発表された第59回(平成27年度)神奈川建築コンクール一般部門の最優秀賞に選定された事が分かりました。分かったのはそれだけです(笑)。

 公式HP → 神奈川建築コンクール

MUFG グローバルラーニングセンターの概要
◆ 計画名-(仮称)MM21地区45街区開発計画
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目8番(45街区)
◆ 階数-地上8階
◆ 高さ-GL+42.35m
◆ 敷地面積-7,553.52㎡
◆ 建築面積-6,229.49㎡
◆ 延床面積-35,716.36㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-研修所、店舗、駐車場
◆ 建築主-三菱地所(事業主体 三菱東京UFJ銀行、三菱地所)
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2013年09月27日
◆ 竣工-2015年02月末

(注意) 上記の概要は「建築計画のお知らせ」の数値なので、竣工後の実際の数値とは差異がある可能性があります。


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「MUFG グローバルラーニングセンター」を北東側から見た様子です。


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「MUFG グローバルラーニングセンター」を南西側から見た様子です。着工前は、グローバルな人材を育成する拠点として活用され、低層階に40の講義室、3階~8階に約300室の宿泊施設が入るという情報でしたが、変更になっているかも知れません。


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「研修所」とは思えないようなオシャレな外観です。


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南西側の1階部分は店舗となっています。


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南西角は「ランドローバー」のショールームになっています。横浜みなとみらい21地区は外車のショールーム銀座となっており、ヨーロッパ系のほとんどのメーカーが進出しています。


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ランドローバーの北側は、「ジャガー」のショールームになっています。「ランドローバー、ジャガー」共に、現在はインドの「タタ・モーターズ」の傘下となっています。


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ショールームの北側は、「ドトールコーヒー」となっています。


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1階の店舗部分を北側から見た様子です。


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店舗北側の公開空地にはベンチが設置されています。


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「MUFG グローバルラーニングセンター」を北西側から見た様子です。


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「横浜アイマークプレイス」と「MUFG グローバルラーニングセンター」の間を北側から見た様子です。「横浜ジャックモール」の頃の雰囲気を残しています。


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「横浜アイマークプレイス」と「MUFG グローバルラーニングセンター」の間を南側から見た様子です。


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「MUFG グローバルラーニングセンター」を南東側から見た様子です。この角度見ると全く別のビルに見えます。

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2015年10月16日 (金)

港区 浜松町二丁目4地区B街区 地上29階、高さ約156mの「ニッセイ浜松町クレアタワー」 地鎮祭が終わり、2015年11月1日に着工!

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-(仮称)浜松町駅西口開発計画-
 浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「(仮称)浜松町駅西口開発計画」が計画されています。「A街区」と「B街区」の5棟のビルからなる総延床面積約370,000㎡の巨大プロジェクトになります。

 「A街区」の「世界貿易センタービル」の解体は2019年度に着手する予定です。全体の竣工は、2024年度を予定しています。

● ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事
 「日本生命保険相互会社」と「大林組」は共同で、「B街区」の敷地面積約7,640㎡のうち、7,205.52㎡を「国際興業」から取得しています。用地の持ち分割合は「日本生命保険相互会社」が80%、「大林組」が20%となっています。

 「建設通信新聞」によると、「日本生命保険相互会社」と「大林組」がJR浜松町駅西口の浜松町二丁目4地区B街区に建設する「ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事」の地鎮祭を10月15日に現地で行ったそうです。

 建設通信新聞(2015/10/16) 完成予想図等 
 日本生命、大林組/ニッセイ浜松町クレアタワーが地鎮祭/大林JVで11月1日着工 

 現地に掲示されていた「建築計画のお知らせ」では、計画名が「浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト」となっていましたが、変更になったのかも知れません。「建築計画のお知らせ」通りの2015年11月1日に本体工事に着工します。

 概要は、 地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ約156m、延床面積99,353.32㎡となっています。オフィスフロアは1フロア最大約2,607㎡の無柱空間を確保します。
 非常用発電機やコージェネレーションシステムなど重要な機械設備を7階・8階に配置し、「BCP(事業継続計画)」対策にも万全を期します。

ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事の概要
◆ 計画名-浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目5番2他
◆ 交通-JR・東京モノレール「浜松町」駅徒歩2分、都営地下鉄「大門」駅直結
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約156m
◆ 敷地面積-7,646.56㎡
◆ 建築面積-5,538.13㎡(5,700㎡)
◆ 延床面積-99,353.32㎡(99,700㎡)
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 用途-オフィス、飲食店舗、物販店舗、集会場、駐車場
◆ 建築主-日本生命保険相互会社、大林組(用地の持ち分割合は日本生命保険相互会社が80%、大林組が20%)
◆ 基本設計・監理者-日建設計(デザインアーキテクト・技術コンサルタント)
◆ 実施設計-大林組
◆ 施工者-大林組、大末建設、太啓建設、岩田地崎建設JV
◆ 着工-2015年10月15日(地鎮祭)、2015年11月01日予定(本体工事)
◆ 竣工-2018年08月31日予定


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「B街区」です。


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「B街区」を北東側から見た様子です。


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「B街区」の北側部分です。


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「B街区」の中央部分です。


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「B街区」の南側部分です。


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現地に掲示されていた「建築計画のお知らせ」です。計画名が「浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト」となっています。現在は「ニッセイ浜松町クレアタワー」に変更になっているかも知れません。

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2015年10月15日 (木)

川崎市 JR新川崎駅 「新川崎交通広場」が完成して便利になりました!

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-新川崎交通広場-

 JR横須賀線の新川崎駅周辺は、「新鶴見操車場跡地」の再開発や「パークタワー新川崎」の建設などで周辺人口の増加が予想されます。
 
 これらに対応するべく、東西の新たな連絡通路として「鹿島田こ線橋」の南側に「鹿島田こ線歩道橋」を新設、5,000㎡の交通広場(バス、タクシー、一般車、身体障害者用車両の乗降場等)を整備しました。

 2015年3月28日(土)に「新川崎交通広場」の完成記念式典が行われました。「新川崎交通広場」は3月30日(月)11時から供用開始され、バスは4月以降に運行開始しています。

新川崎交通広場
◆ バス乗降場 2ヶ所
◆ タクシー乗り場・降り場 各1ヶ所(ユニバーサルデザインタクシー対応)
◆ 身体障害者用車両乗降場 1ヶ所
◆ 一般車用乗降場
◆ 雨よけシェルター
◆ シンボルツリー(ケヤキ)

交通広場周辺施設
◆ 鹿島田こ線歩道橋(延長123m、幅員6m、エレベーター1基)
◆ 自転車等駐車場第5施設(収容579台)


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JR新川崎駅の改札口です。交通広場の名称が「JR新川崎駅前広場」ではなく、「新川崎交通広場」なのは距離が離れているからです。


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「新川崎交通広場」には、2013年10月7日から供用開始された屋根付きの「鹿島田こ線歩道橋」を西側に歩く必要があります。


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「鹿島田こ線歩道橋」は、延長123m、幅員6mとなっています。


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「鹿島田こ線歩道橋」は、「新鶴見信号場」を横断しています。


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「新川崎交通広場」にやっと着きました。


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階段を降ります。


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エレベーターも1基整備されています。


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地上に降りる階段です。


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南側では、商業施設「シンカモール」の2階と接続されます。


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商業施設「シンカモール」の2階の歩行者デッキです。


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「新川崎交通広場」を南東側から見た様子です。


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「新川崎交通広場」を南側から見た様子です。「鹿島田こ線橋」の奥も「新川崎交通広場」です。


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「新川崎交通広場」の西側「法面(のりめん)」には、「自転車等駐車場(駐輪場)」が整備されました。


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「自転車等駐車場(駐輪場)」の内部です。

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2015年10月14日 (水)

中野区「区役所・サンプラザ地区再整備」への布石 新庁舎整備基本構想(素案) 延床面積約39,100㎡、整備費約201億円

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-中野区の新庁舎-

 中野区は、「新しい区役所整備基本構想」の素案をまとめました。新庁舎の延床面積は約39,100㎡を想定し、整備費を約201億円と試算しています。
 整備手法については中野区の意向を設計内容に反映しやすいことなどから、PFI方式ではなく、直営方式を採用する方針を示しました。

 日刊建設工業新聞(2015/10/14)
 東京・中野区/新庁舎基本構想素案/延べ3・9万平米、整備費201億円 

 建設通信新聞(2015/10/14)
 3.9万㎡、整備費は201億/来年度から基本設計着手/中野区新庁舎

 2016年度に基本計画を策定して基本設計に着手、2019年度中の着工、2021年度の竣工を予定しています。

 新庁舎の建設予定地は、中野四季の都市(まち)」内の区有地です。敷地面積約8,570㎡で、敷地の北側には敷地面積約4,670㎡の「中野体育館」があります。
 国有地だった南側の敷地面積約3,900㎡は、「中野区土地開発公社」が購入し、中野区が公社から取得しています。

 新庁舎の整備費約201億円の内訳は、設計費約5億円、建設工事費約178億円、消費税18億円(消費税率は10%を適用)となります。財源は、現区役所敷地と現保健所敷地を有効活用して生み出す考えです。


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中野体育館

 敷地の北側には中野区立の「中野体育館」があります。敷地面積約4,670㎡です。「中野体育館」は、中野区内の「平和の森公園」内に移転する予定です。新しい「中野体育館」の竣工後に、現在の「中野体育館」は解体されます。


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南側の敷地

 国有地だった南側の敷地面積約3,900㎡は、「中野区土地開発公社」が購入し、中野区が公社から取得しています。現在は暫定的に駐車場として使用しています。


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中野区役所
 
新庁舎の竣工後に再開発が計画されている「中野区役所です。JR「中野駅」から徒歩3分の交通至便な場所にあります。

中野区役所の概要
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目8番1号
◆ 交通-JR中央本線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩3分
◆ 階数-地上9階、地下2階
◆ 敷地面積-約9,585㎡
◆ 建築面積-約5,050㎡
◆ 延床面積-約45,450㎡


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中野サンプラザ

 再開発が計画されている「中野サンプラザ」です。音楽などの複合施設で、コンサート会場(客席数2,222席)として有名です。 開館は1973年6月1日で、開館から40年以上経過しています。

中野サンプラザの概要
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目1番1号
◆ 交通-JR中央本線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩1分
◆ 階数-地上21階、地下2階
◆ 高さ-約92m
◆ 敷地面積-9,529.79㎡
◆ 建築面積-約7,900㎡
◆ 延床面積-約63,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 客席数-2,222席
◆ 建築主-雇用促進事業団
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大林組、フジタ工業、佐藤工業JV
◆ 竣工-1973年01月
◆ 開館-1973年06月01日


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区役所・サンプラザ地区再整備

 中野区は、「区役所・サンプラザ地区再整備」の事業構築に係る民間事業者として外部学識経験者を含む選定委員会の審査を経て、「三菱地所グループ」と「野村不動産グループ」の2グループを選定しています。

 引用資料 中野区・公式HP(2015/04/07)
 区役所・サンプラザ地区再整備の事業構築に係る民間事業者の提案概要書の公表について

 両グループの提案内容を踏まえ、2015年12月までに事業の整備方針に関する中間報告書をまとめ、2016年3月に方針の素案を固め、2016年11月の正式決定を目指す予定です。


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三菱地所グループの案

 「三菱地所グループ(東京建物、NTT都市開発、三菱地所レジデンス、鹿島建設)」の案です。高さは不明ですが、周囲のビルと比較すると高さ170mくらいありそうです。


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野村不動産グループの案

 「野村不動産グループ(清水建設、住友商事、第一生命保険、東急不動産)」の案です。高さ約170mの商業、オフィス、ホテル、住宅等からなる超高層複合ビルを計画しています。

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2015年10月12日 (月)

港区 着工した地上22階、高さ約129mの「(仮称)芝公園1丁目ビル計画」 2015年10月3日の建設状況

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-(仮称)芝公園1丁目ビル計画-

 「パナソニック」は、2013年3月期に巨額赤字を計上する見込みとなったため、財務体質改善のために地下鉄御成門駅前にあった「東京パナソニックビル1号館、東京パナソニックビル2号館、東京パナソニックビル3号館」を売却しました。

 東京タワー東側の日比谷通りの「御成門交差点」の南東側に「東京パナソニックビル1号館」がありました。
 「東京パナソニックビル1号館」は解体され、跡地には「住友不動産」により、地上22階、塔屋2階、地下2階、高さ129.00mの超高層オフィスビル「(仮称)芝公園1丁目ビル計画」が建設中です。

(仮称)芝公園1丁目ビル計画の概要
◆ 所在地-東京都港区芝公園一丁目2-2 他
◆ 階数-地上22階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部129.00m
◆ 敷地面積-3,710.24㎡
◆ 建築面積-1,770.86㎡
◆ 延床面積-32,695.44㎡
◆ 構造-鉄造骨、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ち鋼管コンクリート杭
◆ 用途-オフィス、集会所
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2015年06月01日(地下解体も含む)
◆ 竣工-2018年03月31日予定


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「(仮称)芝公園1丁目ビル計画」の建設現場を北西側から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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「三点式パイルドライバ」が見えます。「山留め壁」を構築しています(写真提供タイム氏)。


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「(仮称)芝公園1丁目ビル計画」の建設現場を西側から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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「(仮称)芝公園1丁目ビル計画」の建設現場を南西側から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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「(仮称)芝公園1丁目ビル計画」の建築計画のお知らせです(写真提供タイム氏)。


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北東側から見た様子です(撮影日2015年5月23日)。


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内部を北東側から見た様子です。2015年5月23日時点ではまだ着工していませんでした。


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変更前の「建築計画のお知らせ」です。上記の変更後の「建築計画のお知らせ」と比べると、工期が先延ばしになった事が分かります。

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2015年10月11日 (日)

港区 着工した地上28階、高さ約109mの「(仮称)白金二丁目計画」 2015年10月4日の建設状況

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-(仮称)白金二丁目計画-

 10月6日と7日の「Perfume (パフューム)」のライブがあまりのもクオリティが高く素晴らしかったので、Perfumeロス状態で、今でも頭がボーッとしています・・・

 本題に戻って、「目黒通り」を挟んで、「シェラトン都ホテル東京」の向かい側に「(仮称)白金二丁目計画」を建設中です。
 地上28階、塔屋1階、地下2階、高さ109.50m、総戸数188戸の超高層タワーマンションになります(写真提供タイム氏)。

(仮称)白金二丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都港区白金二丁目13番1 外
◆ 階数-地上28階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部109.50m、軒高100.00m
◆ 敷地面積-2,788.19㎡
◆ 建築面積-930.00㎡
◆ 延床面積-24,956.69㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-188戸
◆ 建築主-三菱地所レジデンス、野村不動産
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2015年09月01日
◆ 竣工-2018年03月31予定


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「目黒通り」を挟んで南側から見た様子です。本格的に工事が始まっています。奥の森は「竹中工務店白金竹友クラブ」の敷地です(写真提供タイム氏)。


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2015年5月23日時点ではまだ着工していなくて、敷地が樹木に覆われていました。かなり樹木を伐採したんですね。


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敷地南側部分です(写真提供タイム氏)。


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敷地中央部分です(写真提供タイム氏)。


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敷地北側部分です(写真提供タイム氏)。


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「竹中工務店白金竹友クラブ」との境目の「法面保護」を行っています(写真提供タイム氏)。


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敷地北西側部分です。この部分も開発用地のようで「法面保護」を行っています(写真提供タイム氏)。


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敷地西側の道路です(写真提供タイム氏)。


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「(仮称)白金二丁目計画」の建築計画のお知らせです。


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「(仮称)白金二丁目計画 N棟」の築計画のお知らせです。地上1階、地下2階、高さ9.9mの小規模な建物です。建築主が「三菱商事」、設計者・施工者が「竹中工務店」となっています。


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「目黒通り」を挟んで南側には「シェラトン都ホテル東京」があります。


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(おまけ)
 10月6日と7日に「広島グリーンアリーナ」で行われた「Perfume(パフューム)」の結成15周年&メジャーデビュー10周年を記念して開催された ”Perfume Anniversary 10days 2015 PPPPPPPPPP「LIVE 3:5:6:9」” に行ってきました。

 今回は、会場が「日本武道館」と「広島グリーンアリーナ」の2ヶ所のみだったので、全国からかなり濃い目のPerfumeヲタが集結していました。特に西日本の人が多かったです。

 ファン層は、男女比が5対5くらいでした。ファンの年齢層が広がりには驚くばかりです。オッサン比率も非常に高いです。むしろオッサン比率の方が高いような気が・・・(笑)

 「あ~ちゃん、かしゆか、のっち」の3人の過去のライブやミュージックビデオのコスプレをした女性もかなり見かけました。
 
 YouTubeには、Perfumeのミュージックビデオやライブ映像が大量にUPされています。コメントの多くが外国語です。海外で非常に人気が高い事が分かります。
 そのたせいか欧米系の外国人も多かったです。欧米系の人には、最新のテクノロジーを駆使したライブや黒髪が魅力だそうです。

● LIVE 3:5:6:9
 1日目と2日目はサイコロによって一部曲が違いましたが、オープニングの「FAKE IT」からアンコールの「STAR TRAIN」まで共に全17曲、約2時間50分でした。

 ライブってこんなに盛り上がるんだ! というくらい盛り上がりました。特に「GAME、Party Maker、チョコレイト・ディスコ」が盛り上がったように感じました。
 私的には「GAME」が生で見れてうれしかったです。Perfumeは ”可愛いのに、カッコイイ!” とよく言われますが、「GAME」はカッコイイ!の代表的な曲です。


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(おまけ)
 今回は転売対策の為、「当日発券システム」が導入されました。チケットは全て「座席指定券 引換券」となっています。

 座席の位置(座席番号)は公演当日に入場の際に入場口で発券される「座席指定券」で、初めて分かります。1日目は「アリーナ東」、2日目は「アリーナ西」でした。

 今回は、円形の「センターステージ」を採用しました。「センターステージ」なのでこちら側に来ると物凄く近くで見る事が出来ましたが、反対側に行くとステージ上の「LEDビジョン」を見るしかありません。「センターステージ」は一長一短ですね。

 ただ、盛り上がり曲の「Party Maker」で、各メンバーが乗ったポールが10mくらい上昇したのですが、1日目は「のっち」、2日目は「かしゆか」が正面で、間近で見る事が出来ました。2人ともスタイル抜群でした。 


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(おまけ)
 「ワンルーム・ディスコ」の時に発射された銀テープです。持ち切れないくらい大量に降ってきたので周囲の人に配りました。


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(おまけ)
 グッズは、タオル(¥1,500)とシリコンバンド(2個セット¥800)を買いました。


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(おまけ)
 ついでにPerfume「Fan Service[TV Bros.]」のライブ会場版(¥1,800)も買いました。同じものが本屋さんでも売っていますが、ライブ会場版と通常版はカバーが違います。452ページもあるので読みごたえがあります。

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2015年10月10日 (土)

渋谷駅周辺に新たな超高層オフィスビル 地上21階、高さ約108mの「(仮称)南平台プロジェクト」が本格始動!

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-(仮称)南平台プロジェクト-
 
ブログを数日間休んでしました。10月6日と7日に「広島グリーンアリーナ」で行われた「Perfume (パフューム)」のライブに行ってきました。それに合わせて、「北九州市」と「福岡市」にも遠征して超高層ビル、その他を撮影してきました。

 本題に戻って、怒涛の勢いで再開発が行われている渋谷駅周辺ですが、新たに「東急不動産」が、「新南平台東急ビル」など4棟を地権者と共同して一体的に建替えるプロジェクト「(仮称)南平台プロジェクト」を、本格始動しました。

 引用資料 東急不動産(PDF:2015/10/06)
 (仮称)南平台プロジェクト本格始動  ~広域渋谷圏No.1ポジション確立に向けて~

 「(仮称)南平台プロジェクト」は、低層部にはインキュベートオフィス等の「産業支援施設」を設けることで、渋谷発のビジネス・企業を育成し、渋谷のクリエイティブ・コンテンツ産業の更なる充実を図ります。

(仮称)南平台プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂一丁目31番1
◆ 階数-地上21階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-108.3m
◆ 敷地面積-4,128.33㎡
◆ 建築面積-2,612.16㎡
◆ 延床面積-46,954.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-オフィス、集会場(インキュベートオフィス等)、駐車場
◆ 建築主-一般社団法人道玄坂121(東急不動産および地権者で組成した事業会社)
◆ 設計者-清水建設・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 設計監修-日建設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2016年06月01日予定
◆ 竣工-2019年03月31日予定


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完成イメージです。


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位置図です。


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「(仮称)南平台プロジェクト」の予定地です。4棟のビルが解体されます。


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(1棟目)白いビルが「新南平台東急ビル」です。(2棟目)隣りの黒いビルが「広井ビル」です。


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(3棟目)「南平台東急ビル」です。


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(4棟目)「渋谷TODビル」です。


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再開発予定地は、「首都高速3号渋谷線」のすぐ北側なので、地上から全景を撮影するのが極めて難しいビルになりそうです。

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2015年10月 5日 (月)

目黒駅前地区第一種市街地再開発事業 オフィス棟&ブリリアタワーズ目黒(Brillia Towers 目黒) 2015年10月4日の建設状況

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-目黒駅前地区第一種市街地再開発事業-

 「目黒駅前地区第一種市街地再開発事業」は、JR目黒駅東側の大規模再開発プロジェクトです。

 敷地が北側の「A敷地」と南側の「B敷地」に分かれています。敷地北側の「A敷地」には、地上27階、地下2階の超高層オフィスビルと地上40階、塔屋2階、地下2階の超高層タワーション「Brillia Towers 目黒(ブリリアタワーズ目黒) ノースレジデンス」が建設中です。

 敷地南側の「B敷地」には、地上38階、塔屋2階、地下2階の超高層タワーション「Brillia Towers 目黒(ブリリアタワーズ目黒) サウスレジデンス」が建設中です。

 引用資料 → ブリリアタワーズ目黒・公式HP

 オフィス棟の高さは未公表ですが、完成予想図を見ると「Brillia Towers 目黒(ブリリアタワーズ目黒) ノースレジデンス」の最高部145.31mより10mくらい低く見えます。


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配置図です。


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目黒駅前地区第一種市街地再開発事業・オフィス棟

 「目黒駅前地区第一種市街地再開発事業・オフィス棟」は、一番北側に建設されている地上27階、地下2階の超高層オフィスビルです。躯体が地上に姿を現しています(写真提供タイム氏)。

目黒駅前地区第一種市街地再開発事業・オフィス棟の概要
◆ 計画名-目黒駅前地区第一種市街地再開発事業A敷地 施設建築物新築工事
◆ 所在地-東京都品川区上大崎三丁目1番(地番)
◆ 階数-地上27階、地下2階(オフィス棟)、地上40階、塔屋2階、地下2階(ノースレジデンス)
◆ 高さ-オフィス棟は高さ未公表、最高部145.31m(ノースレジデンス)
◆ 敷地面積-11,674.37㎡(A敷地全体)
◆ 建築面積-6,089.90㎡(A敷地全体)
◆ 延床面積-126,671.42㎡(A敷地全体)
◆ 構造-(A敷地全体)鉄筋コンクリート造、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-(A敷地全体)共同住宅、オフィス、店舗
◆ 建築主-目黒駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-大成建設株式会社・株式会社竹中工務店設計共同企業体(大成建設、竹中工務店)
◆ 監理者-大成・竹中工事監理共同企業体(大成建設、竹中工務店)      
◆ 施工者-大成・竹中建設共同企業体(大成建設、竹中工務店JV)
◆ 着工-2014年08月01日
◆ 竣工-2017年11月30日予定


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「オフィス棟」を西側から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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「オフィス棟」を南西側から見た様子です。タワークレーン2基で建設しています(写真提供タイム氏)。


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「オフィス棟」は、地震対策として「制振構造」を採用しています(写真提供タイム氏)。


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Brillia Towers 目黒(ブリリアタワーズ目黒)
 
「Brillia Towers 目黒(ブリリアタワーズ目黒)」の建設現場です。写真奥(北側)が「ノースレジデンス」、写真手前(南側)が「サウスレジデンス」となります。

 まだ、ノースレジデンス、サウスレジデンス共に地下躯体を建設中です。地震対策として、両棟共に「免震構造」を採用しています(写真提供タイム氏)。

Brillia Towers 目黒 ノースレジデンスの概要
◆ 計画名-目黒駅前地区第一種市街地再開発事業A敷地 施設建築物新築工事
◆ 所在地-東京都品川区上大崎三丁目1番(地番)
◆ 交通-JR山手線・都営三田線・東京メトロ南北線・東急目黒線「目黒」駅より徒歩1分
◆ 階数-地上40階、塔屋2階、地下2階(ノースレジデンス)、地上27階、地下2階(オフィス棟)
◆ 高さ-最高部145.31m(ノースレジデンス)、オフィス棟は高さ未公表
◆ 敷地面積-11,674.37㎡(A敷地全体)
◆ 建築面積-6,089.90㎡(A敷地全体)
◆ 延床面積-126,671.42㎡(A敷地全体)
◆ 構造-(A敷地全体)鉄筋コンクリート造、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-(A敷地全体)共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-ノースレジデンス524戸(非分譲住戸204戸含む)
◆ 建築主-目黒駅前地区市街地再開発組合(売主 東京建物、一般財団法人首都圏不燃建築公社)
◆ 設計者-大成建設株式会社・株式会社竹中工務店設計共同企業体(大成建設、竹中工務店)
◆ 監理者-大成・竹中工事監理共同企業体(大成建設、竹中工務店)      
◆ 施工者-大成・竹中建設共同企業体(大成建設、竹中工務店JV)
◆ 着工-2014年08月01日
◆ 竣工-2017年12月上旬予定
◆ 入居開始-2018年01月下旬予定

Brillia Towers 目黒 サウスレジデンスの概要
◆ 計画名-目黒駅前地区第一種市街地再開発事業B敷地 施設建築物新築工事
◆ 所在地-東京都品川区上大崎三丁目2番(地番)
◆ 交通-JR山手線・都営三田線・東京メトロ南北線・東急目黒線「目黒」駅より徒歩2分
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部134.96m
◆ 敷地面積-5,536.63㎡
◆ 建築面積-1,401.83㎡
◆ 延床面積-43,839.36㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-サウスレジデンス416戸(非分譲住戸75戸含む)
◆ 建築主-目黒駅前地区市街地再開発組合(売主 東京建物、一般財団法人首都圏不燃建築公社)
◆ 設計者-大成建設株式会社・株式会社竹中工務店設計共同企業体(大成建設、竹中工務店)
◆ 監理者-大成・竹中工事監理共同企業体(大成建設、竹中工務店)            
◆ 施工者-大成・竹中建設共同企業体(大成建設、竹中工務店JV)
◆ 着工-2014年08月01日
◆ 竣工-2017年12月上旬予定
◆ 入居開始-2017年12月下旬予定

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2015年10月 4日 (日)

千代田区 地上35階、高さ約191mの「(仮称)新日比谷プロジェクト」 2015年10月3日の建設状況

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-(仮称)新日比谷プロジェクト-
 「三井不動産」は、日比谷公園東側の「三信ビルディング」および「日比谷三井ビルディング」の跡地において「(仮称)新日比谷プロジェクト」として一体的な再開発計画を推進しています。

 2015年1月28日に着工し、2015年3月23日に起工式を行いました。「(仮称)新日比谷プロジェクト」は、2018年1月末に竣工する予定です。

 引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2015/03/23)
 2018年 日比谷が再び輝きだす 都心型スマートシティ ~国際ビジネス・芸術文化都心「日比谷」の街づくり~ 「(仮称)新日比谷プロジェクト」着工

 建物4階には11スクリーン、約2,300席の「シネマコンプレックス」の新設に加え、隣接する東京宝塚ビル内のスカラ座・みゆき座(約800席)との一体運営により、全体で13スクリーン、約3,000席の「(仮称)TOHOシネマズ日比谷」が誕生します。

(仮称)新日比谷プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目1番他
◆ 東京メトロ日比谷線「日比谷」駅、千代田線「日比谷」駅直結、都営地下鉄三田線「日比谷」駅直結、JR山手線、京浜東北線「有楽町」駅徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・銀座線「銀座」駅直結(徒歩5分)
◆ 階数-地上35階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部191.46m
◆ 敷地面積-10,702.32㎡
◆ 建築面積-8,690.23㎡
◆ 延床面積-188,619.98㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎と直接基礎の併用
◆ 地震対策-制振構造(新世代制震オイルダンパー HiDAX-R 等)
◆ 用途-オフィス、店舗、文化交流施設、産業支援施設等
◆ 建築主-三井不動産
◆ 都市計画・基本設計・デザイン監修-日建設計
◆ 設計者(実施設計)・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2015年01月28日(着工)、2015年03月23日(起工式)
◆ 竣工-2018年01月31日予定


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配置図です。超高層ビルは長方形では無く、四方の側面中央部分が少しくびれています。


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日比谷線と千代田線「日比谷」駅の2駅間をつなぐ地下バリアフリー動線を整備します。


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「(仮称)新日比谷プロジェクト」の10月3日(土)の写真を「タイム氏」から送って頂きました(写真提供タイム氏)。


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また地上部分の鉄骨建方は始まっていません(写真提供タイム氏)。


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西側の「日比谷公園」側に新たな実物大の外装モックアップが姿を現しています。「(仮称)新日比谷プロジェクト」の外装はいろいろな種類があるので、入れ替えているようです(写真提供タイム氏)。


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北東側から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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この現場は「逆打ち工法」で建設されています。「逆打ち工法」では最初に1階床を構築します。地下階の建設は、1階床の「開口部」から行います(写真提供タイム氏)。


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旧躯体の地下階の瓦礫が積まれています。「逆打ち工法」での地下階の建設は、旧躯体を解体しながら下に向かって行います。

 「(仮称)新日比谷プロジェクト」は地下4階まであるので、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階の順番に構築していきます(写真提供タイム氏)。


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HiDAX-R (Revolution)

 「鹿島建設」は、建物用制震ダンパーとして、世界初となる振動エネルギー回生システムVERS (Vibration Energy Recovery System)を搭載した新世代制震オイルダンパー「HiDAX-R (Revolution)」を開発しました。

 引用資料 鹿島建設(2015/07/27)
 世界初、地震エネルギーで揺れを止める新世代制震装置 「HiDAX-R 【Revolution】」を開発

 地震による建物の振動エネルギーを一時的に補助タンクに蓄え、それをダンパーの制震効率を高めるアシスト力として利用することにより、従来型装置の限界を大幅に超えた世界最高の制震効率を達成しました。

 風揺れから震度7の大地震までカバーするのはもちろんのこと、頻度の高い震度4~5クラスの地震や長周期地震動に特に高い効果を発揮し、一般的な制震構造と比較して揺れ幅を半減、揺れが収まるまでの時間を劇的に短縮することが可能です。

● 「(仮称)新日比谷プロジェクト」が採用第1号
 「HiDAX-R (Revolution)」は、建設中の「(仮称)新日比谷プロジェクト」を第1号に、「(仮称)日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業(C街区)」、「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区新築工事」でも採用が決定しています。

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2015年10月 3日 (土)

新宿区 地上60階、高さ約209mの「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」 2015年9月30日の建設状況

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-ザ・パークハウス 西新宿タワー60-

 「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業」は、区域面積約1.5haの再開発プロジェクトです。約1.5haを「A1地区」~「A5地区」に分けて開発します。

 最大規模の「A-1地区」には、地上60階、地下2階、高さ208.97m、総戸数976戸の超高層タワーマンションが建設中です。正式名所は「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」となっています。2015年9月30日の建設状況を「タイム氏」に送って頂いたのでUPしたいと思います。

 引用資料 公式ホームページ
 ザ・パークハウス 西新宿タワー60 

 竣工時点で、最高部208.97mは、超高層タワーマンションでは大阪の「The Kitahama(北浜タワー)」の地上54階、塔屋2階、地下1階、高さ(最高部209.35m、建築物207.76m)に次ぐ高さになります。

 地上60階は、川崎市の「パークシティ武蔵小杉 ミッドスカイタワー」の地上59階を抜き日本一階数が多い超高層タワーマンションになります。

ザ・パークハウス 西新宿タワー60の概要
◆ 計画名-西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業(A1地区)
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿五丁目700番(地番)
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅より徒歩9分、都営大江戸線「西新宿五丁目」駅より徒歩7分、JR山手線「新宿」駅より徒歩18分、都営大江戸線「都庁前」駅より徒歩8分、東京メトロ丸ノ内線「中野坂上」駅より徒歩9分
◆ 階数-地上60階、地下2階
◆ 高さ-最高部208.97m、軒高199.16m
◆ 敷地面積-7,530.65㎡(売買対象面積)
◆ 建築面積-3,090.32㎡
◆ 延床面積-103,899.60㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-954戸(事業協力者住戸177戸含む、事業協力者店舗15区画、他に管理室、ゲストルーム、ミーティングスペース等)
◆ 建築主-西新宿五丁目中央北地区市街地再開発組合(売主 三菱地所レジデンス、相鉄不動産、丸紅)
◆ コンサルタント-INA新建築研究所
◆ 設計者・監理者-フジタ
◆ 施工者-フジタ
◆ 着工-2014年05月12日(起工式)
◆ 竣工-2017年07月下旬予定
◆ 入居開始-2017年11月下旬予定


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タワークレーン2基で建設しています(写真提供タイム氏)。


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「仮囲い」が凄い事になっています(笑)。躯体が地上に姿を現しています(写真提供タイム氏)。


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内部の様子です(写真提供タイム氏)。


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「乗入れ構台」が見えます(写真提供タイム氏)。


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東側の「十二社通り」側から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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西側の「神田川」側から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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柱は1階から「プレキャストコンクリート」を使用しているようです(写真提供タイム氏)。

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2015年10月 2日 (金)

港区 高さ約99mと高さ約179mの「(仮称)虎ノ門二丁目計画」 「虎の門病院整備事業」に建築計画のお知らせ掲示!

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-(仮称)虎ノ門二丁目計画-

 「(仮称)虎ノ門二丁目計画」は、東京都港区虎ノ門二丁目の「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。

 地上19階、地下3階、高さ99.70mの「病院棟」と地上36階、地下3階、高さ約179mの「業務棟」が建設されます。

 引用資料 港区・公式ホームページ(2015/09/11)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の縦覧【(仮称)虎ノ門二丁目計画】 

● 病院棟に建築計画のお知らせ掲示
 病院棟に「建築計画のお知らせ」が掲示されました。計画名は「虎の門病院整備事業」です。掲示されたのは2015年10月1日なので昨日です。

 写真を「タイム氏」に送って頂いたのでUPしたいと思います。施工者は「戸田建設」となっています。「戸田建設」は病院建設の受注に本当に強いですね。

(仮称)虎ノ門二丁目計画の概要(全体)
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目及び赤坂一丁目各地内
◆ 階数-(業務棟)地上36階、地下3階、(病院棟)地上19階、地下3階
◆ 高さ-(業務棟)最高部約179m、(病院棟)最高部99.70m
◆ 敷地面積-約22,500㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約15,500㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約255,200㎡(施設全体) *容積対象床面積約225,000㎡(施設全体)
◆ 基礎工法-直接基礎(病院棟、業務棟)
◆ 地震対策-免震構造(病院棟)、制振構造(業務棟)
◆ 用途-病院、オフィス、国際医療施設、外国企業業務・生活支援施設、店舗等
◆ 施行者-独立行政法人都市再生機構、国家公務員共済組合連合会
◆ 着工-(病院棟)2016年07月01日予定、(業務棟)2019年度予定
◆ 竣工-(病院棟)2019年03月31日予定、(業務棟)2022年度予定、(公共施設)2024年度予定
◆ 総事業費-約1,456億円

虎の門病院整備事業の概要(病院棟)
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 階数-地上19階、地下3階
◆ 高さ-最高部99.70m、軒高95.50m
◆ 敷地面積-10,729.72㎡
◆ 建築面積-7,303.08㎡
◆ 延床面積-85,537.11㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院
◆ 建築主-国家公務員共済組合連合会
◆ 基本設計・設計監理-佐藤総合計画
◆ 実施設計-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2016年07月01日予定
◆ 竣工-2019年03月31日予定


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「配置計画図」です。「共同通信会館」がある敷地西側は、かなり敷地が削られ南側の「霊南坂」とほぼ直線になります。


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「東立面図」です。


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「断面図」です。基礎工法は、病院棟・務棟共に「直接基礎」、病院棟は「順打ち工法」、業務棟は「逆打ち工法」で建設されます。


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(仮称)虎ノ門二丁目計画の整備手順


(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 現在の「虎の門病院」を解体
(5) 現在の「虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良


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南側から見た様子です。最初に国立印刷局が解体され、その跡地に「病院棟」が建設されます。写真左側の道路は「汐見坂」ですが、正式名称は「特別区道1014号(汐見坂)」です(写真提供タイム氏)。


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この部分は解体工事が進み地上躯体が姿を消しています(写真提供タイム氏)。


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敷地南東側の「特別区道1009号」側の解体工事の様子です(写真提供タイム氏)。


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北東側から見た様子です。「病院棟」の竣工後に、現在の「虎の門病院」を解体して「業務棟」が建設されます(写真提供タイム氏)。


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2015年10月1日に掲示された病院棟の「建築計画のお知らせ」です。計画名は「虎の門病院整備事業」となっています(写真提供タイム氏)。


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(おまけ)
 すぐ南側は「ホテルオークラ東京本館」です。53年間の歴史を刻んだ「ホテルオークラ東京本館」は、建替え工事のために2015年8月31日(月)を持って閉館しました。

 敷地内はフェンスで囲まれて立入禁止となっています。2015年9月から既存建物の解体工事に着手していますが、現在は本格的な解体工事前の準備工事を行っているようです(写真提供タイム氏)。

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2015年10月 1日 (木)

新宿区 大日本印刷の新本社ビル 竣工した地上25階、高さ約125mの「DNP市谷加賀町ビル」

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-大日本印刷市谷工場整備計画-

 「大日本印刷市谷工場整備計画」は、日本の印刷業界二強の1つである「大日本印刷」の本社がある「防衛省」の北側の「市谷工場」の大規模な再整備計画です。広大な敷地をⅠ期、Ⅱ期、Ⅲ期に分けて再整備しています。

● DNP市谷加賀町ビルが竣工
 「中央街区」の「Ⅱ期工事」で、地上25階、地下4階、最高部約125m(軒高約114m)の超高層ビルが建設されされました。

 このビルは極めて資料が少なく、ビル本体の工期やビル単体の詳細な概要がさっぱり分かりません。ただ、「大日本印刷」の公式HPを見るとすでに本社が新ビルに移転しています。新本社のビル名は「DNP市谷加賀町ビル」となっています。

 ネットで検索してもいつから「DNP市谷加賀町ビル」に本社が移転したのかさっぱり分かりません。「ローソン DNP市谷加賀町ビル店」のオープンが、2015年9月1日(火)だったようなので、ここ最近移転したと思われえます。

DNP市谷加賀町ビルの概要
◆ 計画名-大日本印刷市谷工場整備計画(中央街区)
◆ 所在地-東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
◆ 交通-東京メトロ南北線・有楽町線「市ケ谷」駅から徒歩10分、都営新宿線「市ヶ谷」駅から徒歩13分、JR総武線「市ケ谷」駅から徒歩13分
◆ 階数-地上25階、地下4階
◆ 高さ-最高部約125m、軒高約114m
◆ 敷地面積-53,913.45㎡(全街区)、36,217.00㎡( 中央街区)、33,169.84㎡(道路整備後の中央街区)
◆ 建築面積-18,290.01㎡(全街区)、12,684.10㎡(中央街区)
◆ 延床面積-227,346.43㎡(全街区)、177,844.43㎡(中央街区)、97,702.06㎡(中央街区2期)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打コンクリート杭
◆ 用途-オフィス、工場
◆ 建築主-大日本印刷
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2010年02月01日(中央街区)
◆ 竣工-2017年12月31日予定(施設全体)


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「DNP市谷加賀町ビル」の位置図です。

 引用資料 → 大日本印刷(会社概要)


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DNP市谷加賀町第2ビル

 敷地南西側の中央街区の「Ⅰ期工事」は、一番最初に完成しています。先に完成していますが、正式名称は「DNP市谷加賀町第2ビル」です。


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道路を挟んだ南側は「防衛省庁舎」です。「防衛省」の中心拠点のすぐ近くに民間の超高層ビルがあるという日本ならではの光景です。


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DNP市谷加賀町ビル

 「中央街区」の「Ⅱ期工事」です。地上25階、地下4階、高さ約125mの超高層ビルが建設されまました。大日本印刷の新本社で、正式名称は「DNP市谷加賀町ビル」です。


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「DNP市谷加賀町ビル」の南側の植栽です。


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「DNP市谷加賀町ビル」のエントランスは南側にあります。


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「DNP市谷加賀町ビル」を南東側から見た様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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「DNP市谷加賀町ビル」の東側は大規模に植栽が行われています。


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東側の植栽です。


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植栽を北東側から見た様子です。


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中央部分が低い傾斜地に建っているので、中央部は人工地盤のような構造になっています。


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写真右側(敷地北側)は、「Ⅲ期工事」として再整備されます。


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DNP市谷鷹匠町ビル

 道路を挟んで東側には「大日本印刷市谷工場整備計画(東1街区)」が建設されました。「東1街区」は「Ⅱ期工事」になります。「DNP市谷鷹匠町ビル」として竣工済みのようです。

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