文京区 総事業費約1,100億円の「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」 2016年3月にも新築着工!
-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業-
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、南側に「文京シビックセンター」が隣接し、更に南側には「東京ドーム」が立地しています。地下鉄4路線が周辺で交差、更に街区の4周を幹線道路が囲むという好立地です。
再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。北側から「北街区」、「西街区」、「南街区」の3街区に分けて再開発が行われます。
引用資料 → 春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
● 2016年3月にも新築着工
再開発は当初計画よりも大幅に遅れていますが、東京都に権利変換計画の認可申請を行いました。順調に進めば2015年内にも認可される見通しです。2016年3月にも新築着工し、2019年度の完成を目指します。
建設通信新聞(2015/11/05)
都に権変認可申請/3月着工 総事業費約1100億/春日・後楽園駅前再開発組合
総事業費は、当初754億円を見込んでいましたが、資材・労務費の高騰などを受けて約1100億円を見込んでいます。それにしても資材・労務費の高騰は凄まじいですね。
「春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合」のまちづくりニュース(平成27年10月号)には、 ”今後は、解体除却工事及び再開発ビル新築工事着工に向けて事業を推進して参りますが、みなさま方におかれましては、本年12月末のお引越しを目途に準備を進めて下さるようお願い致します。” と書いてあるので、今度こそ間違いないと思います。
まちづくりニュース(PDF:平成27年10月号)
権利変換計画の認可申請を行いました!
春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 施工面積-約24,000㎡
◆ 延床面積-約183,140㎡(施設全体)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 参加組合員-三井不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、新日鉄興和不動産
◆ 事業協力者-清水建設、大成建設
◆ 着工-2016年03月予定
◆ 竣工-2019年度予定
◆ 総事業費-約1,100億円(当初計画約754億円)
完成イメージ図です。
「配置図」です。再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。
「文京シビックセンター」の展望台から見た「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地です。このように中小のビルが密集しています。
「南街区」の建設予定地です。
南街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 南街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上23階、地下2階
◆ 高さ-最高部110.70m、軒高104.49m
◆ 敷地面積-9,316.06㎡
◆ 建築面積-5,360.80㎡
◆ 延床面積-94,920.84㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、CFT造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、変電所
◆ 総戸数-157戸(うちワンルーム43戸)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2015年09月末予定(当初計画)
◆ 竣工-2019年12月31日予定(当初計画)
「南街区」の建設予定地を南西側から見た様子です。
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 南街区」の建築計画のお知らせです。
「北街区」と「西街区」の建設予定地です。
北街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上40階、地下2階
◆ 高さ-最高部151.10m、軒高140.80m
◆ 敷地面積-6,208.90㎡
◆ 建築面積-4,101.18㎡
◆ 延床面積-84,956.87㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭、直接基礎
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2015年03月31日予定(当初計画)
◆ 竣工-2019年12月31日予定(当初計画)
「北街区」の西側には、地上20階、塔屋1階、地下2階の「住友不動産後楽園ビル」がありますが、1998年8月竣工と新しいため、今回の再開発には参加しません。
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区」の建築計画のお知らせです。
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