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2015年11月23日 (月)

小田急電鉄 新宿駅西口周辺で再開発計画が検討されている「小田急百貨店・本館、小田急ハルク、新宿ミロード、新宿スバルビル」

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-小田急電鉄・新宿駅西口で大規模再開発を検討-

 「小田急電鉄」は2015年4月30日に ”「長期ビジョン2020」および「グループ中期経営計画(2015~2017年度)」の策定について” を発表しています。

 引用資料 小田急電鉄・IRニュース(PDF:2015/04/30)
 「長期ビジョン2020」および「グループ中期経営計画(2015~2017年度)」の策定について 

 「小田急電鉄」は、新宿駅西口周辺の「小田急百貨店・本館(賃貸面積約61,000㎡)、小田急ハルク(賃貸面積約26,000㎡)、新宿ミロード(賃貸面積約約8,600㎡)、新宿スバルビル(賃貸面積約12,000㎡)」などの再開発計画の検討に入りました。

 現時点では再開発計画の詳細は未定ですが、新宿駅を発着駅とする「小田急電鉄」にとっては社運を賭けたビッグプロジェクトになります。


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「都市間競争に打ち勝つ新宿西口における再開発計画の検討」の内容です。


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新宿駅西口周辺は、小田急グループの「金城湯池」です。


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小田急百貨店・本館

 小田急百貨店の本丸である「小田急百貨店・本館(賃貸面積約61,000㎡)」です。地上14階、地下2階で、竣工は1967年です。

 延床面積は調べても分かりませんでした。延床面積約69,630㎡という資料がありましたが、賃貸面積約61,000㎡で延床面積約69,630㎡はあり得ないので、延床面積約69,630㎡は1967年の開業時の数値で、その後の増築は含んでいないようです。

 この再開発は超難工事になります。「小田急百貨店(本館)、新宿ミロード」の地下には、「小田急新宿駅」があります。
 さらに、「小田急百貨店(本館)」を1度に建て替えると、建て替え時に売上が消滅してしまいます。最低でも半分ずつ工事を行う1期工事、2期工事に分ける必要があります。

 関西では、地下に駅があるというほぼ同じ条件の「阪神梅田本店」が入居する「大阪神ビルディング」の建て替えが進行中です。
 半分ずつ工事を行うⅠ期工事、Ⅱ期工事に分けて行っており、「小田急百貨店(本館)」も同じような感じで行われると思われます。


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小田急ハルク

  「小田急ハルク」は、地上8階、地下3階、延床面積44,078.3㎡(賃貸面積約26,000㎡)、です。1962年の開業時にはこの建物が「小田急百貨店」の本館でした。当初「東京建物」が所有していましたが、2000年に「小田急電鉄」が買収しています。

 2002年に大規模な改修工事「小田急ハルク・リニューアル計画」が行われ、テナントとして「ビックカメラ」を導入し、百貨店の売場は縮小しています。


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新宿ミロード

 「新宿ミロード」は、地上11階、地下2階、延床面積約20,058㎡(賃貸面積約8,600㎡)となっています。1984年に竣工しました。


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新宿スバルビル

 「スバル(富士重工業)」は、2014年8月18日に新宿区の「新宿スバルビル」から恵比寿に建設した「エビススバルビル」へ本社を移転しました。「新宿スバルビル」は、小田急電鉄に340億円で2011年に売却されています。

 「新宿スバルビル」は、地上9階、地下5階、敷地面積約1,600㎡、延床面積約20,385㎡(賃貸面積約12,000㎡)です。1966年の竣工です。


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京王百貨店新宿店

 「京王百貨店新宿店」です。小田急グループが動くと京王グループも動くと思います。ただこのビルも地下に「京王新宿駅」があり、建て替えを行う場合は超難工事になります。

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