今日は大晦日 2016年は国家戦略特区「六本木五丁目西地区、虎ノ門・麻布台地区、八重洲二丁目中地区」の超巨大プロジェクトが都市計画決定?
-常盤橋街区再開発プロジェクト-
いろいろあった2015年もあっという間に過ぎ、今日は大晦日です。今年1年、ホームページやブログを応援して頂いて本当にありがとうございました。大晦日という事で、来年を予想して見たいと思います。
ビルヲタにとっての今年最大のニュースは、「三菱地所」が8月31日(月)に「常盤橋街区再開発プロジェクト」を正式に発表した事です。
地上61階、高さ約390m、総延床面積約680,000㎡、総事業費は、土地・建物を含め1兆円超と国家プロジェクト並の規模でした。予想を遥かに上回る規模に狂喜乱舞しましたが、あれから早くも4ヶ月過ぎました。
引用資料 三菱地所(PDF:2015/08/31)
東京駅前3ha 超の大規模複合再開発 「常盤橋街区再開発プロジェクト」計画概要について
2016年はどんなビッグなニュースが入ってくるのでしょうか? 私は、国家戦略特区の「六本木五丁目西地区、虎ノ門・麻布台地区、八重洲二丁目中地区」の3つの超巨大プロジェクトが具体化すると予想しています。
特に、「六本木五丁目西地区」と「虎ノ門・麻布台地区」は、「常盤橋街区再開発プロジェクト」の時のようなビルヲタが狂喜乱舞するような凄い内容になると期待しています。
「森ビル」は、今後10年間に虎ノ門・六本木エリアを中心とした約10ヶ所で、総区域面積約22ha、総延床面積約220万㎡に及ぶ再開発プロジェクトを推進する方針を明らかにしています。総事業費は約1兆円に上る見通しです。
その中で最大規模の再開発プロジェクトが、「六本木五丁目西地区」と「虎ノ門・麻布台地区」です。この2件は当然のことながら「国家戦略特区」に指定されます。
引用資料 森ビル(PDF:2015/11/25)
2016年3月期中間決算のお知らせ
六本木五丁目西地区
「六本木五丁目西地区」の事業主体は「森ビル、住友不動産」となっています。住友不動産の「再開発への取り組み」を見ると、「六本木五丁目西地区」は、地区面積約9.5ha、延床面積約1,050,000㎡ととんでもない規模になるようです。
住友不動産 → 再開発への取り組み
まだ正式に決まった訳ではないので大幅な変更があると思いますが、地区面積約9.5ha、延床面積約1,050,000㎡は、「六本木ヒルズ」の開業時の面積である敷地面積84,801.02㎡、延床面積724,524.60㎡を上回ります。
森ビルの2016年3月期中間決算のお知らせに載っている「東京圏国家戦略特別区域計画に登載の都市再生プロジェクト」の資料では、都市計画の決定等の目途が 「平成27年中」となっています。「平成27年中」に発表が無かったので、少し遅れているようです。
(仮称)虎ノ門麻布台地区市街地再開発事業
「(仮称)虎ノ門麻布台地区市街地再開発事業」は、対象区域面積約5.0haとなっています。延床面積は未定となっており、まだ情報が全くありません。
森ビルの2016年3月期中間決算のお知らせに載っている「東京圏国家戦略特別区域計画に登載の都市再生プロジェクト」の資料では、都市計画の決定等の目途が 「平成27年中」となっています。「平成27年中」に発表が無かったので、少し遅れているようです。
東京駅の八重洲口では、大規模な再開発が3ヶ所で計画されています。北側から「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。
引用資料 東京都都市整備局(PDF)
東京都心・臨海地域(八重洲地区)整備計画
「八重洲一丁目東地区」には、地上54階、地下4階、 高さGL+約250m、「八重洲二丁目北地区」には、地上45階、地下4階、高さGL+約245mの超高層ビルを中心とするビル群が建設される予定です。
(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業
「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、施行面積約20,000㎡、延床面積約380,000㎡と3地区の中では最大規模となる予定ですが、まだ正確な概要が発表されていません。予定事業協力者として「三井不動産、鹿島建設」が参画しています。
森ビルの2016年3月期中間決算のお知らせに載っている「東京圏国家戦略特別区域計画に登載の都市再生プロジェクト」の資料では、都市計画の決定等の目途が 「平成27年度中」となっています。「平成27年度中」だとあと3ヶ月残っています。
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