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2015年12月

2015年12月30日 (水)

川崎市 武蔵小杉地区を大きく変えた大規模商業施設「グランツリー武蔵小杉」

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-グランツリー武蔵小杉-

 武蔵小杉地区の「株式会社東京機械製作所玉川製造所再開発計画」は、区域面積37,207.66㎡、延床面積約212,600㎡という大規模プロジェクトです。

 北側の「A-1地区」には、大規模商業施設「(仮称)武蔵小杉SC新築工事」が建設され、南側の「B-1地区」には、地上53階、地下3階の超高層タワーマンションが「(仮称)武蔵小杉計画新築工事」が建設中です。

 北側の「A-1地区」の正式名称は「グランツリー武蔵小杉」、南側の「B-1地区」の正式名称は「シティタワー武蔵小杉」となっています。

 「A-1地区」の「(仮称)武蔵小杉SC新築工事」は、「セブン&アイ・ホールディングス」の大型複合商業施設「(仮称)アリオ武蔵小杉」となっていたので、正式名称も「アリオ武蔵小杉」になると思われていましたが、「グランツリー武蔵小杉」となりました。

 施設名称が「GRAND TREE MUSASHIKOSUGI」、通称が「グランツリー武蔵小杉」となっています。延床面積約106,400㎡(うち店舗面積約37,000㎡)、店舗数約160店舗で、2014年11月22日(土)にグランドオープンしました。

 武蔵小杉地区は鉄道交通の要衝で、日本屈指の超高層タワーマンションの林立する街となっています。足りなかったのは大規模商業施設ですが、「グランツリー武蔵小杉」のオープンにより、一気に拠点性が高まりました。 


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北側壁面です。


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北西側のエントランス「東急武蔵小杉駅口」です。東急・JRの「武蔵小杉駅」に近い北西側のエントランスが「メインエントランス」となります。店舗の配置もそのようになっています。


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「グランツリー武蔵小杉」を北西側から見た様子です。


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東側壁面です。


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東側の歩道です。


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「グランツリー武蔵小杉」東側の「綱島街道」の拡幅工事が行われて見違えるように広くなりました。「自転車専用レーン」も整備されています。


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南東角のエントランス「綱島街道南口」です。


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南側壁面です。


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南側の歩道です。「シティタワー武蔵小杉」との間の道路が拡幅されて広くなりました。


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「グランツリー武蔵小杉」を南西側から見た様子です。こちら側に南西側のエントランス「府中街道口」があります。


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ぐらんぐりんガーデン(GRAND GREEN GARDEN)
 「グランツリー武蔵小杉」の屋上には、様々な種類の季節の樹木や花々を楽しめる、約4,300㎡の日本最大級の屋上庭園「ぐらんぐりんガーデン(GRAND GREEN GARDEN)」が整備されています。


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「ぐらんぐりんガーデン(GRAND GREEN GARDEN)」です。


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「ぐらんぐりんガーデン(GRAND GREEN GARDEN)」は、様々な種類の季節の樹木や花々が楽しめます。

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2015年12月28日 (月)

港区 「住友不動産」を中心として大規模な再開発を計画 国家戦略特区「三田三、四丁目地区」の予定地

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-三田三、四丁目地区-
 「住友不動産」は、JR田町駅の南西側の「札の辻(ふだのつじ)交差点周辺で、国際ビジネス拠点形成に向けて大規模な再開発を進めていますが、2015年11月30日に「住友不動産三田ビル」が竣工しました。

 「住友不動産三田ビル」は、「住友不動産三田ツインビル西館」、「住友不動産三田ツインビル東館」に次いで3棟目のビルになります。

 最大規模となるのが、国家戦略特区「三田三、四丁目地区」です。再開発予定地は、「札の辻(ふだのつじ)交差点」の西側に広がる広大な敷地です。地区面積は約37,000㎡とかなり広いです。

 住友不動産の公式HPの中にある「再開発への取り組み」では、地区面積約37,000㎡、地上39階、地下2階 、延床面積約218,000㎡、主な用途が事務所・住宅・店舗、権利者数147名となっています。

 住友不動産 → 再開発への取り組み

 地区面積が約37,000㎡もあるのに、延床面積が約218,000㎡というのは狭すぎるので、地上39階、地下2階の超高層ビル以外にも別のビルが建設される可能性があります。


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国家戦略特区「三田三、四丁目地区」の予定地です。

 引用資料 住友不動産(PDF:2015/11/30)
 国家戦略特区「三田三、四丁目地区」と連動した面的整備を実施 外資系企業が集積する「国際ビジネス拠点」形成にむけた “第一歩” 「住友不動産三田ビル」 本日竣工 


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国家戦略特区「三田三、四丁目地区」の予定地の北側部分です。来るたびに対象区域内の更地化された面積が広くなっています。


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「第一京浜」沿いには、写真右側(北側)の「三田北島ビル」と写真左側(南側)の「大和地所三田ビル」が残っていますが、このビルも再開発対象区域に含まれます。


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国家戦略特区「三田三、四丁目地区」の予定地の南側部分です。


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すでに対象区域内のかなりの面積が更地化されて暫定的に駐車場として使用されているので、具体的に動き出すと一気に進みそうです。


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国家戦略特区「三田三、四丁目地区」の予定地の南側には、都ホテル跡地を再開発して、2006年9月末に「住友不動産三田ツインビル西館」が竣工しています。

 地上43階、地下2階 高さ179.30m(敷地面積15,206.20㎡、延床面積98,338.13㎡)で、1階~31階がオフィス、32階~43階が共同住宅(ラ・トゥール三田)となっています。

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2015年12月27日 (日)

千代田区 街区を一体化して再開発した「錦町TRAD SQUARE(錦町トラッドスクエア)」

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-錦町TRAD SQUARE(錦町トラッドスクエア)-

 「錦町TRAD SQUARE(錦町トラッドスクエア)」は、小規模敷地に分割されていた街区を一体化し、東京都総合設計制度を利用してオフィス・共同住宅・店舗等の複合ビルとして再開発したプロジェクトです。

 神田錦町の街づくりに貢献できる先進的なテナントビルとして建設され、1階が店舗、2階~14階がオフィス、15階・16階が共同住宅となっています。

錦町TRAD SQUARE(錦町トラッドスクエア)の概要
◆ 計画名-(仮称)神田錦町3-20計画新築工事
◆ 所在地-東京都千代田区神田錦町三丁目20番地 
◆ 交通-都営新宿線・都営三田線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅徒歩3分、東京メトロ東西線「竹橋」駅徒歩4分、JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅徒歩10分
◆ 階数-地上16階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-81.63m
◆ 敷地面積-2,204.78㎡
◆ 建築面積-1,080.60㎡
◆ 延床面積-18,375.76㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造 、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造(制震ブレース、オイルダンパー)
◆ 用途-オフィス(2階~14階)、共同住宅(15階・16階)、店舗(1階)
◆ 総戸数-20戸 (分譲2戸、賃貸18戸)
◆ 建築主-安田不動産 
◆ 設計者・監理者-佐藤総合計画
◆ 施工者-五洋建設
◆ 着工-2011年05月01日
◆ 竣工-2013年03月22日(工事完了)
◆ 入居開始-2013年04月01日(賃貸住宅)


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「錦町トラッドスクエア」の下層階を南東側から見た様子です。


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「錦町トラッドスクエア」を北東側から見た様子です。


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「錦町トラッドスクエア」の下層階を北東側から見た様子です。


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「錦町トラッドスクエア」の敷地北側には広場が整備されています。広場には植栽が行われています。


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「錦町トラッドスクエア」を南西側から見た様子です。


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「錦町TRAD SQUARE(錦町トラッドスクエア)」と西側の「テラススクエア」の間の道路です。


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西側の街区には「テラススクエア」が建設されました。「テラススクエア」は、地上17階、塔屋3階、地下2階、高さ89.57mで、商業施設(1~2階)、カンファレンスゾーン(3階)、オフィス(4階~17階)で構成されています。

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2015年12月26日 (土)

東京都港湾局 青海地区に世界最大規模のクルーズ客船に対応する新客船埠頭を整備 新客船ふ頭ターミナルビルの概要が決定!

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-クルーズ客船の客船ふ埠頭備-
 日本は、国際空港や港湾(特にコンテナターミナル)の整備で世界の潮流から大きく取り残されています。世界的に大ブームとなりつつある超大型クルーズ客船に対しても後手に回っています。

 というのも関東での拠点である横浜港の「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」と東京港の「晴海ふ頭」が共に超大型クルーズ客船が接岸出来ないためです。

 世界最大のクルーズ客船は、同型の3隻「オアシス・オブ・ザ・シーズ」、「アルーア・オブ・ザ・シーズ」、「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」です。全長361.0m×幅64.9m×高さ72.0m、総トン数225,282トンと桁違いの巨大さです。

 「横浜ベイブリッジ」の桁下高制限55m、「レインボーブリッジ」の桁下高制限52mがあるため航行出来ません。
 
● 青海地区に新客船ふ埠頭の整備
 そこで東京都港湾局は、「レインボーブリッジ」の手前に新客船埠頭の整備に乗り出します。世界最大級のクルーズ客船にも対応できるよう、2020年オリンピック・パラリンピック大会までに、新たな客船ふ頭の整備を進めています。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2015/12/25)
 新客船ふ頭ターミナルビルの概要について

 整備されるターミナルビルは、地上4階、高さ約35m×奥行約40m×幅約130m、計画面積約15,000㎡となっています。


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新客船ふ頭の整備位置です。


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「ターミナルビルの外観イメージ」です。


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「開放的なロビーのイメージ」です。


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クルーズ船の寄港回数国内No1は博多港
 
写真は、博多港の「中央ふ頭」にある「博多港国際ターミナル 」です。博多港のクルーズ船寄港回数(国内航路を含む)は、2015年度は国内No1です。
 2012年は112回、2013年は38回、2014年は115回、2015年は約260回と急増しています。2016年は約400回とさらに増える見込みです。

 クルーズ船寄港回数が多いのは「横浜港、神戸港」のイメージがありますが、それは日本船社が運航するクルーズ船で、外国船社が運航するクルーズ船の場合は状況が一変します。「博多港、長崎港、石垣港、那覇港」などの九州・沖縄の港湾が上位を独占しています。

 外国船社が運航するクルーズ船は、中国→台湾→沖縄→九州→韓国→中国(またはその逆)の東シナ海を運航するルートが主力となっています。そのため「神戸港」や「横浜港」まであまり足を延ばしません。

 インバウンド観光により、空のルートで「関西国際空港」が急激に復活を遂げているように、海のルートでは九州・沖縄の港湾の台頭により勢力図が激変しつつあります。 

● 中央ふ頭の拡張
 博多港は、クルーズ船の受け入れ態勢強化に向けて、「中央ふ頭」の北側を約13ha埋め立てて、「中央ふ頭」の岸壁を拡張します。

 既存の岸壁部分も含んで、西側に「長さ450m×水深12m」と「長さ370m×水深10m」の接岸場所を整備します。
 これにより世界最大のクルーズ船が入港できるようになるほか、大型船の2隻同時接岸も可能になります。

 また西側の整備完了後に、埋め立て地の東側部分に「長さ340m×水深9m」の岸壁を整備してクルーズ船や国際フェリーの入港に対応します。

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2015年12月25日 (金)

港区 地上45階と33階の超高層タワーマンション「(仮称)三田小山町西地区市街地再開発事業」の建設予定地

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-三田小山町地区-

 「三田小山町地区」の再開発は、「三田小山町東地区第一種市街地再開発事業」、「三田小山町地区第一種市街地再開発事業」、「(仮称)三田小山町西地区市街地再開発事業」の3街区で構成されています。

 すでに、第1弾の「三田小山町東地区第一種市街地再開発事業」は「シティタワー麻布十番」、第2弾の「三田小山町地区第一種市街地再開発事業は「パークコート麻布十番 ザ タワー」として竣工済みです。

● (仮称)三田小山町西地区市街地再開発事業
 第3弾となる「(仮称)三田小山町西地区市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて、合計4棟建設します。延床面積約179,600㎡、総戸数約1300戸の大規模プロジェクトとなります。

 「北街区」には、地上45階、地下1階、高さ約165mの「住宅A棟」と地上10階、高さ約50mの「事務所棟」を建設します。

 「南街区」には、地上33階、地下1階、高さ約125mの「住宅B棟」と地上16階、高さ約66mの「住宅C棟」を建設します

(仮称)三田小山町西地区市街地再開発事業の概要
全体計画
◆ 所在地-東京都港区三田一丁目10、11の一部の
◆ 敷地面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約10,550㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約179,600㎡(施設全体)
◆ 総戸数-約1,300戸(施設全体)
◆ 建築主-三田小山町第3・5地区市街地再開発準備組合(事業協力者 戸田建設、大成建設)
◆ コンサルタント業務-アール・アイ・エー
◆ 都市計画決定-2015年予定
◆ 解体工事着手-2017年予定
◆ 竣工-2020年予定
◆ 供用開始-2021年予定

北街区
◆ 階数-地上45階、地下1階(住宅A棟)、地上10階、地下1階(事務所棟)
◆ 高さ-約165m(住宅A棟)、約50m(事務所棟)
◆ 敷地面積-約10,900㎡(北街区全体)
◆ 建築面積-約5,900㎡(北街区全体)
◆ 延床面積-約108,200㎡(北街区全体)
◆ 総戸数-約790戸(北街区全体)

南街区
◆ 階数-地上33階、地下1階(住宅B棟)、地上16階、地下1階(住宅C棟)
◆ 高さ-約125m(住宅B棟)、約66m(住宅C棟)
◆ 敷地面積-約9,500㎡(南街区全体)
◆ 建築面積-約4,650㎡(南街区全体)
◆ 延床面積-約71,400㎡(南街区全体)
◆ 総戸数-約510戸(南街区全体)


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「(仮称)三田小山町西地区市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。


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「パークコート麻布十番 ザ タワー」との境目の道路を南側から見た様子です。


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「(仮称)三田小山町西地区市街地再開発事業」の予定地の中央くらいを東西に走る道路です。


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「古川」の東側が「(仮称)三田小山町西地区市街地再開発事業」の予定地です。「古川」と「渋谷川」は同じ川で、上流を「渋谷川」、下流を「古川」と呼びます。

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2015年12月24日 (木)

港区 民間における過去最大規模の再開発プロジェクト 地区面積約9.5ha、延床面積約1,050,000㎡で計画されている「六本木五丁目西地区」の予定地

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-六本木五丁目西地区-
 「森ビル」は、今後10年間に虎ノ門・六本木エリアを中心とした約10ヶ所で、総区域面積約22ha、総延床面積約220万㎡に及ぶ再開発プロジェクトを推進する方針を明らかにしています。総事業費は約1兆円に上る見通しです。

 その中で最大規模の再開発プロジェクトが、「六本木五丁目西地区」と「虎ノ門・麻布台地区」です。この2件は当然のことながら「国家戦略特区」に指定されます。

● 六本木五丁目西地区は、延床面積約1,050,000㎡!
 「六本木五丁目西地区」の事業主体は「森ビル、住友不動産」となっています。住友不動産の「再開発への取り組み」を見ると、「六本木五丁目西地区」は、地区面積約9.5ha、延床面積約1,050,000㎡ととんでもない規模になるようです。

 住友不動産 → 再開発への取り組み 

 まだ正式に決まった訳ではないので大幅な変更があると思いますが、地区面積約9.5ha、延床面積約1,050,000㎡は、「六本木ヒルズ」の開業時の面積である敷地面積84,801.02㎡、延床面積724,524.60㎡を上回ります。

 「三菱地所」から、地上61階、高さ約390m、総延床面積約680,000㎡、総事業費は、土地・建物を含め1兆円超と国家プロジェクト並の「常盤橋街区再開発プロジェクト」の発表がありましたが、延床面積約1,050,000㎡はそれを遥かに上回ります。

 順調に行けば2015年中に都市計画決定となっていましたが、その後、新しいニュースがありません。真偽の程は分かりませんが、航空法の高さ制限を大幅に上回る高さ300mを超えるとのウワサもあります。


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森ビルの“国際新都心”形成に向けたプロジェクトです。「六本木五丁目西地区」がいかに広大な地区面積か良く分かります。

 引用資料 森ビル(PDF:2014/11/18)
 2015年3月期 中間決算報告 


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六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」から見た「六本木五丁目西地区」の北西側です。敷地の一部が「六本木通」の「六本木交差点」に接しています。


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「六本木五丁目西地区」の北側部分です。駐車場が目立ちます。


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「六本木五丁目西地区」の南側部分です。このあたりは緑が多いです。


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「六本木五丁目西地区」西側の「芋洗坂」です。「芋洗坂」沿いには雑居ビルが連なっています。芋洗坂の地下を「都営地下鉄大江戸線」が走っています。


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「六本木五丁目西地区」東側の「鳥居坂」です。「鳥居坂」の両側には「東洋英和女学院中学部・高等部、東洋英和女学院小学部、東洋英和幼稚園」などが立地する閑静な場所です。


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「六本木五丁目西地区」の南東角です。写真右側が「鳥居坂」です。

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2015年12月23日 (水)

品川区 パークシティ大崎 竣工した高層住宅棟「パークシティ大崎 ザ レジデンス」

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-パークシティ大崎-

 「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」は、「目黒川」北側のすでに再開発が終わった「オーバルコート」の南東側一帯約36,000㎡です。一帯には、住宅、オフィス、工場、倉庫、駐車場などが混在していました。

 「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」では、地上40階の超高層住宅棟と地上31階の超高層業務棟を中心に合計7棟のビルが建設されました。街区の正式名称は「パークシティ大崎」となっています。

 引用資料 三井不動産(2015/05/20)
 業・住・商からなる新しい街『パークシティ大崎』 2棟の業務・商業棟、2棟の住宅棟、1棟の商業棟竣工  商業ゾーン「パークシティ大崎 Shop&Restaurant」出店店舗決定

● パークシティ大崎 ザ レジデンス
 「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業 高層住宅棟(A2棟)」は、地上18階、高さ68.37m、総戸数116戸のマンションです。正式名称は「パークシティ大崎 ザ レジデンス」となっています。

パークシティ大崎 ザ レジデンスの概要
◆ 計画名-北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業 高層住宅棟(A2棟)
◆ 所在地-東京都品川区北品川五丁目565番2(地番)
◆ 交通-JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京臨海高速鉄道りんかい線「大崎」駅徒歩3分、東急池上線「五反田」駅徒歩10分、JR山手線・都営浅草線「五反田」駅徒歩11分、 JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線・総武本線・京浜急行本線「品川」駅徒歩20分
◆ 階数-地上18階、地下0階
◆ 高さ-68.37m
◆ 敷地面積-2,205.87㎡
◆ 建築面積-1,233.91㎡
◆ 延床面積-12,453.27㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-耐震構造
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-116戸(販売総戸数92戸、事業協力者戸数24戸含む)
◆ 建築主-北品川五丁目第1地区市街地再開発組合(売主 三井不動産レジデンシャル、日本土地建物販売、大成建設、大和ハウス工業、新日鉄興和不動産)
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2012年04月02日(本体工事)
◆ 竣工-2015年04月16日(工事完了)、2015年06月末(竣工)
◆ 入居開始-2015年07月下旬

(注意) 上記の概要は、公式ホームページ等のものです。東京都環境局のホームページでは、竣工後の数値が、延床面積12,598.47㎡となっています。


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「パークシティ大崎」全体俯瞰です。


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「パークシティ大崎 ザ レジデンス」を北東側から見た様子です。


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「パークシティ大崎 ザ レジデンス」を北側から見上げた様子です。 


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「パークシティ大崎 ザ レジデンス」の下層階を北東側から見た様子です。「パークシティ大崎 ザ レジデンス」の北側(大崎ブライトタワーの西側)には植栽が行われています。


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植栽を西側から見た様子です。奥は「大崎ブライトタワー」です。

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2015年12月22日 (火)

港区 地上36階、高さ約185mの「(仮称)虎ノ門一丁目地区市街地再開発事業」 環境影響評価書の縦覧を開始 2015年度内に解体工事に着手!

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-(仮称)虎ノ門一丁目地区市街地再開発事業-
 
「虎ノ門駅南地区地区計画」は、虎ノ門ヒルズの北側の再開発プロジェクトです。「A-1街区、A-2街区、B街区」の3街区で構成されています。

 引用資料 内閣府(PDF)
 都市再生特別地区(虎ノ門一丁目3・17地区)都市計画(素案)の概要

 「建設通信新聞」と「日刊建設工業新聞」は、「A-1街区、A-2街区」で構成する「(仮称)虎ノ門一丁目地区市街地再開発事業」の環境影響評価書(環境アセス)の縦覧を開始したと報じました。

 建設通信新聞(2015/12/22)
 15年度内に解体着手/虎ノ門一丁目地区再開発/準備組合

 日刊建設工業新聞(2015/12/22)
 東京都/再開発2地区の環境アセス書縦覧開始/虎ノ門一丁目地区と晴海五丁目西地区

 2015度中に既存の「虎ノ門5森ビル」や「旧西松建設本社ビル」などの解体工事に着手し、2016年度後半に本体に着工予定です。

 「建設通信新聞」には、 ”地下工事を実施する時に荷重を支えるための仮設鉄骨柱を設置する横真柱工事などを進める。” と書いてあります。「横真柱工事」は「構真柱工事 」の誤記だと思われます。工事は「逆打ち工法」で行われるようです

(仮称)虎ノ門一丁目地区市街地再開発事業・A-1街区の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目
◆ 階数-地上36階、塔屋3階、地下3階
◆ 高さ-GL+約185m
◆ 敷地面積-約10,100㎡
◆ 延床面積-約175,000㎡(容積率対象面積約146,000㎡)
◆ 用途-オフィス(5階~36階)、店舗(1階~4階)、ビジネス支援施設、駐車場 等 
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 建築主-虎ノ門一丁目地区市街地再開発準備組合(参加組合員 森ビル、西松建設、京阪電気鉄道、東京都市開発)
◆ 事業協力者-森ビル、西松建設
◆ 着工-2017年02月予定
◆ 竣工-2019年12月予定

(備考) 上記の概要は「A-1街区」ですが、「A-2街区」には、地上3階、高さ約20m、延床面積約600㎡の「教会棟」が建設されます。


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「虎ノ門駅南地区地区計画」の「位置図」です。


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「虎ノ門駅南地区地区計画」の「配置図」です。「A-1街区、A-2街区、B街区」の3街区で構成されています。


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「A-1街区、A-2街区」の予定地を南東側から見た様子です。


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「A-1街区、A-2街区」の予定地を北東側から見た様子です。北東側には、「虎ノ門10森ビル」があります。再開発予定地には他にも「森ビル」のナンバービルがあります。


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「A-1街区、A-2街区」の予定地を北西側から見た様子です。


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「A-1街区、A-2街区」の予定地を南西側から見た様子です。南西側には「西松建設」の旧本社ビルがあります。

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2015年12月21日 (月)

練馬区 リズモ大泉学園 「プラウドタワー大泉学園、Grand Emio(グランエミオ)、大泉アニメゲート」などの複合ビルとして竣工

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-リズモ大泉学園-

 西武鉄道大泉学園駅前では、「大泉学園駅北口地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物及び公共施設新築工事」が建設されました。

 大泉学園駅北口は、老朽化した建物や低・未利用地が多く、商業や公共施設の集積と地域活性化が課題で、歩行者にとっても十分な歩行空間が確保されず、快適で安全な交通機能の整備も急務でした。

 再開発ビルの概要は、地上27階、塔屋1階、地下2階、高さ99.80mです。施設全体の名称は「リズモ大泉学園」となっています。
 「リズモ大泉学園」には、大泉区民事務所や区立図書館資料大泉学園駅受取窓口、区立自転車駐車場などが開設するほか、店舗・銀行・住宅などの施設が入っています。

プラウドタワー大泉学園の概要
◆ 計画名-大泉学園駅北口地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物及び公共施設新築工事
◆ 所在地-東京都練馬区東大泉一丁目28番2
◆ 交通-西武池袋線「大泉学園」駅徒歩1分(ペデストリアンデッキ直結)
◆ 階数-地上27階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部99.80m、軒高93.90m
◆ 敷地面積-5,110.71㎡(建築計画対象面積)
◆ 建築面積-4,085.55㎡
◆ 延床面積-37,736.28㎡(容積対象面積25,058.16㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制震構造 
◆ 用途-共同住宅(5階~27階)、物販店舗、飲食店舗、公益施設
◆ 総戸数-168戸(非分譲住戸3戸含む)
◆ 建築主-大泉学園駅北口地区市街地再開発組合(参加組合員 野村不動産)、権利者(個人権利者5名、西武鉄道、東京あおば農業協同組合、野村不動産)
◆ 設計者・監理者-アール・アイ・エー
◆ 施工者-清水・西武 建設共同企業体(清水建設、西武建設JV)
◆ 着工-2013年01月29日(起工式)
◆ 竣工-2015年01月29日(工事完了)、2015年03月(竣工)
◆ 入居開始-2015年03月下旬


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「リズモ大泉学園」は、西武池袋線「大泉学園駅」の北側に隣接しています。


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西武池袋線「大泉学園駅」の橋上駅舎の改札口です。


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「リズモ大泉学園」は、「大泉学園駅」から徒歩1分(ペデストリアンデッキ直結)となっています。


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「ペデストリアンデッキ」です。


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「ペデストリアンデッキ」には広場があります。写真左側の再開発区域に食い込むように建っている2棟は再開発の対象外です。


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大泉アニメゲート
 
大泉学園駅北口と「リズモ大泉学園」をつなぐペデストリアンデッキ(歩行者回廊)上に、「大泉アニメゲート」が整備され、2015年4月4日にオープンしました。


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「大泉アニメゲート」の下は、「タクシーのりば」となっています。


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プラウドタワー大泉学園
 5階~27階が総戸数168戸(非分譲住戸3戸含む)の共同住宅「プラウドタワー大泉学園」となっています。「野村不動産」が分譲しました。


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Grand Emio(グランエミオ)
 西武プロパティーズは2015年4月10日に、新ブランドの商業施設「Grand Emio(グランエミオ)」をオープンしました。

 「Grand Emio(グランエミオ)大泉学園」は、「リズモ大泉学園」の地下1階~3階の4フロアで、大泉学園駅北口改札からペデストリアンデッキで直結し、店舗面積は約4,930㎡です。


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屋上庭園
 4階には、「屋上庭園」があり一般に解放されています。植栽が行われており、ウッドデッキやベンチがあります。


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北側から見た様子です。


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北側から見た下層階の様子です。写真右側の再開発区域に食い込むように建っている2棟は再開発の対象外です。


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街区北東側の道路は見違えるように広くなりました。


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1階の1部は「バスのりば」となっています。


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「バスのりば」です。


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南東側から見た様子です。


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南東側から見た下層階の様子です。一部で「壁面緑化」が行われています。


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「リズモ大泉学園」の敷地南側は、西武池袋線沿いに東西に抜ける事が出来ます。

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2015年12月20日 (日)

千代田区 「銀行会館、東京銀行協会ビル、みずほ銀行前本店ビル」の建て替え 「(仮称)丸の内1-3計画」の予定地

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-(仮称)丸の内1-3計画-

 「三菱地所」は、千代田区丸の内一丁目の「銀行会館、東京銀行協会ビル、みずほ銀行前本店ビル」を「(仮称)丸の内1-3計画」として、一般社団法人全国銀行協会、株式会社みずほフィナンシャルグループと共に、3者の共同事業により、一体的に建て替えることに合意しています。

 引用資料 三菱地所・ニュースリリース(PDF:2014/11/27)
 銀行会館・東京銀行協会ビル・みずほ銀行前本店ビルの建て替え着手決定 「(仮称)丸の内1-3計画」始動 ~大手町・丸の内・有楽町エリアにおける国際金融拠点機能強化

 ニュースリリースから1年以上が経過しました。その後続報がありません。そろそろ具体的な概要が発表されてもいい頃だと思います。既存建物の解体は2016年度下期から着手予定となっています。


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「計画地」です。


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銀行会館

 「銀行会館」です。竣工が1965年なので築50年です。

銀行会館の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目8番5号
◆ 階数-地上8階、地下4階
◆ 敷地面積-約1,421㎡
◆ 延床面積-約18,052㎡
◆ 竣工-1965年
◆ 所有者-一般社団法人全国銀行協会


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東京銀行協会ビル
 「東京銀行協会ビル」です。竣工が1993年9月なのでまだ築22年です。

東京銀行協会ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目8番27号
◆ 階数-地上19階、地下4階
◆ 高さ-88.2m
◆ 敷地面積-約2,890㎡
◆ 延床面積-約32,575㎡
◆ 竣工-1993年09月
◆ 所有者-一般社団法人全国銀行協会、三菱地所


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「東京銀行協会ビル」の下層階を南西側から見た様子です。大正5年に建てられた煉瓦造の「東京銀行集会所」の外壁のうち、2面を残し内側に新築のビルが建てられました。

 このような保存形式を「ファサード保存」と言いますが、新たに建設されるビルにも保存されるのでしょうか?


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「東京銀行協会ビル」の下層階を南東側から見た様子です


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みずほ銀行前本店ビル

 「みずほ銀行前本店ビル」です。北側から見ると東西の幅が狭いビルです。「みずほフィナンシャルグループ」の前身の1社である「日本興業銀行」の本店ビルとして1973年12月に竣工しました。

みずほ銀行前本店ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目8番1号
◆ 階数-地上15階、地下5階
◆ 敷地面積-約6,925㎡
◆ 延床面積-約75,994㎡
◆ 竣工-1973年12月
◆ 信託受益者-みずほフィナンシャルグループ


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「みずほ銀行前本店ビル」を南東側から見た様子です。


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「みずほ銀行前本店ビル」の南側壁面です。

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2015年12月18日 (金)

森トラスト 大規模な再開発が計画されている港区三田三丁目(三田3丁目MTビル、三田43MTビル、三田MTビル)の予定地

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-港区三田三丁目の再開発予定地-

 森トラストは、「虎ノ門パストラル」跡地、「赤坂ツインタワー」建て替え、「三田43MTビル」を中心とした再開発など、東京都港区内で計画している3件の開発予定地に積極投資します。

 特区による容積率緩和などを勘案すれば総延床面積は50万㎡程度のスケールとなる見込みです。
 「虎ノ門パストラル」跡地は「虎ノ門トラストシティ ワールドゲート」として詳細な概要が発表されています。「赤坂ツインタワー」も解体工事が終わり暫定的に駐車場となっています。

 残るは「三田43MTビル」を中心とした再開発です。北側から「三田3丁目MTビル、三田43MTビル、三田MTビル」の連続した3棟の敷地が「森トラスト」の所有となっています。
 敷地面積は3棟合計で11,065.62㎡(1,604.19㎡+5,971.63㎡+3,489.80㎡)です。一体的に大規模な再開発が行なわれると思われます。


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「森トラスト」による港区三田三丁目の再開発予定地を南西側から見た様子です。手前の道路は「第一京浜」です。


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三田MTビル
 一番南側にあるのが「三田MTビル」です。再開発される予定ですが、耐震補強工事(新耐震基準と同等の耐震性能を実現)は実施済です。

三田MTビルの概要
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目13-12
◆ 階数-地上11階、塔屋2階、地下1階
◆ 敷地面積-3,489.80㎡
◆ 延床面積-21,043.02㎡ 
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 竣工-1974年09月


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三田43MTビル
 中央にあるのが「三田43MTビル」です。再開発が予定されている3棟の中で、敷地面積、延床面積共に最も広いです。

三田43MTビルの概要
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目13-16
◆ 階数-地上16階、塔屋2階、地下3階
◆ 敷地面積-5,971.63㎡
◆ 延床面積-44,354.46㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 竣工-1983年03月


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三田3丁目MTビル(旧:明治安田生命三田ビル)

 一番北側にあるのが「三田3丁目MTビル(旧:明治安田生命三田ビル)」です。「森トラスト」は2013年12月、港区三田三丁目のオフィスビル「明治安田生命三田ビル」を明治安田生命保険から取得しました。「明治安田生命三田ビル」は、「三田3丁目MTビル」に改称されています。

 「森トラスト総合リート投資法人」は2014年12月、港区三田三丁目のオフィスビル「三田MTビル」をスポンサーである「森トラスト」に売却しました。

三田3丁目MTビル(旧:明治安田生命三田ビル)の概要
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目14-10
◆ 階数-地上12階、塔屋1階
◆ 敷地面積-1,604.19㎡
◆ 延床面積-9,649.47㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 竣工-1982年07月


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まちづくりガイドライン

 港区では、田町駅西口・札の辻交差点周辺地区について、まちの将来像を地域の方とともに共有し、計画的にまちづくりを進めるため、「田町駅西口・札の辻交差点周辺地区まちづくりガイドライン」を策定しました。

 引用資料 港区公式HP(2014/04/05)
 田町駅西口・札の辻交差点周辺地区まちづくりガイドライン

 「三田3丁目MTビル、三田43MTビル、三田MTビル」の3棟も「田町駅西口・札の辻交差点周辺地区まちづくりガイドライン」の対象区域内です。

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2015年12月17日 (木)

品川区 地上41階、高さ約145mの「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」 2015年12月中にも本組合の設立認可を申請!

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-武蔵小山駅周辺-
 遂に明日の午後6時30分から「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が全国一斉公開になります。今回は、先先行公開、先行公開がありませんでした。

 1ヶ月前に12月18日午後6時30分の初回分をゲットしましたが、今からドキドキしています。メチャメチャ期待していますが、ディズニーに変わったのでちょっと不安でもあります・・・

 本題に戻って、品川区の「武蔵小山駅(むさしこやまえき)」は、東急目黒線にあります。東急目黒線は、かつては「目蒲線」の一部で、東急電鉄の鉄道網の中では支線に過ぎませんでした。
 しかし、「目黒駅」から東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」に相互直通運転するようになり状況が一変しました。

 東急目黒線の大規模な改良工事も行われ、「目黒駅~洗足駅」までの区間で、連続立体交差事業が行われました。
 武蔵小山駅周辺では、武蔵小山駅の地下化により、再開発の機運が高まっており、複数の再開発計画が進行中です。

  一番先行している地上41階、地下2階、高さ144.95mの 「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物」には、建築計画のお知らせが掲示され、解体工事も始まっています。

● 武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業
 「武蔵小山駅」の南東側には、「武蔵小山商店街PALM(パルム)」という東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードがあります。

 「武蔵小山商店街PALM」の北側で、 「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物」が計画されていますが、更にその北側で「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 引用資料 東京都・都市計画プロジェクト
 武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業(品川区決定)

 地上41階、地下2階、高さ約145m、総戸数約500戸の超高層タワーマンションが建設される予定です。地上1階・2階に「店舗」、2階には「公益施設」、3階が中間免震層となり、4階以上が共同住戸となる予定です。

 「武蔵小山駅前通り地区再開発準備組合」は、2015年12月中にも東京都に本組合の設立認可を申請し、2015年度中の設立認可を目指します。

 建設通信新聞(2015/12/16)
 12月中にも本組合申請/20年6月完成目指す/武蔵小山駅前通り再開発準備組合

武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区小山三丁目地内
◆ 階数-地上41階、地下2階
◆ 高さ-約145m
◆ 区域面積-約7,000㎡
◆ 延床面積-約53,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、商業、事務所、公益施設、駐車場等
◆ 総戸数-約500戸
◆ 建築主-武蔵小山駅前通り地区市街地再開発組合(予定)
◆ 事業協力者-五洋建設、清水建設
◆ コンサルタント-アール・アイ・エー
◆ 着工-2017年03月予定
◆ 竣工-2020年06月予定
◆ 総事業費-約321億円(予定)


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「位置図」です。


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「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北側から見た様子です。


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「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の予定地を西側から見た様子です。

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2015年12月16日 (水)

千代田区 神田地区の歴史的景観のひとつとなっていた博報堂旧本館を復元した複合ビル「テラススクエア」

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-テラススクエア-
 「博報堂、住友商事、三井住友海上火災保険、大修館書店、安田不動産」は、5社共同で「(仮称)神田錦町三丁目共同建替計画」を建設し、複合ビル「テラススクエア」として2015年5月15日にグランドオープンしました。

 建設地には、かつては博報堂旧本館など6棟のビルが建っていました。各社の出資割合は、土地の持分に応じて「博報堂(44.5%)、住友商事(31.9%)、三井住友海上火災保険(9.8%)、大修館書店(8.9%)、安田不動産(4.9%)」で、住友商事が幹事会社を務めました。

 「テラススクエア」は、地上17階、塔屋3階、地下2階、高さ89.57mで、商業施設(1~2階)、カンファレンスゾーン(3階)、オフィス(4階~17階)で構成されています。建物の足元には1,000㎡を超える広場が整備されました。

 建物の南東側には、神田地区において「学士会館、共立講堂」と並ぶ歴史的景観のひとつとなっていた「博報堂旧本館」のファサードを復元しました。

テラススクエアの概要
◆ 計画名-(仮称)神田錦町三丁目共同建替計画
◆ 所在地-東京都千代田区神田錦町三丁目22番地
◆ 交通-東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線・三田線「神保町」駅徒歩2分、東京メトロ東西線「竹橋」駅徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線「淡路町」駅徒歩7分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅徒歩7分、JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅徒歩10分
◆ 階数-地上17階、塔屋3階、地下2階
◆ 高さ-最高部89.57m
◆ 敷地面積-6,049.85㎡
◆ 建築面積-3,369.19㎡
◆ 延床面積-52,836.84㎡(オフィス総貸付面積29,840.76㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-中間層免震構造(鉛プラグ入り積層ゴム、U型鋼材ダンパー)
◆ 用途-オフィス(4階~17階)、商業施設(1階・2階)、カンファレンス(3階)、自動車車庫(地下1階)
◆ 建築主-博報堂(44.5%)、住友商事(31.9%)、三井住友海上火災保険(9.8%)、大修館書店(8.9%)、安田不動産(4.9%)
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-神田錦町三丁目共同建替計画建設共同企業体(鹿島建設、清水建設)
◆ 着工-2012年11月15日
◆ 竣工-2015年04月28日(工事完了)、2015年04月30日(竣工)
◆ オープン-2015年05月15日(グランドオープン)


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「テラススクエア」を南東側から見た様子です。


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「テラススクエア」の下層階を南東側から見た様子です。


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博報堂旧本館を復元
 神田地区において「学士会館、共立講堂」と並ぶ歴史的景観のひとつとなっていた「博報堂旧本館」のファサード(正面外観)を建物の南東側に復元しました。

 「博報堂旧本館」は、岡田信一郎氏による作品で、1930年に竣工しました。新古典主義的でありながら、人造石による柔らかい印象の外観が特徴です。


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東側から見た様子です。


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復元されたのは「博報堂旧本館」のファサード(正面外観)のみです。1階には情報発信拠点となるカフェ、2階には上質なダイニングの店舗が出店しています。


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「テラススクエア」と東側の「錦町TRAD SQUARE(錦町トラッドスクエア)」の間は、1,000㎡を超える広場が整備されています。


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広場の植栽です。


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錦三・七五三太公園
 広場の愛称は「錦三・七五三太公園」となっています。この地に生まれて育った「新島襄」の幼名「七五三太(しめた)」に由来しています。新島襄はアメリカから帰国後、京都に「同志社英学校(現在の同志社大学)」を創立しています。


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広場を北側に見た様子です。


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広場を南側に見た様子です。


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「テラススクエア」の北東角です。


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敷地北側の植栽です。


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「テラススクエア」を南西側から見た様子です。


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「テラススクエア」の下層階を南西側から見た様子です。

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2015年12月15日 (火)

日本スポーツ振興センター 候補2案「新国立競技場整備事業に関する技術提案書」を公表!

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-新国立競技場-
 すったもんだの末に、2020年東京オリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設計画の見直しが行われ、「日本スポーツ振興センター(JSC)」は、12月14日に新国立競技場の新整備計画で選定する候補案をウェブサイト上で公表しました。

 引用資料 日本スポーツ振興センター(2015/12/14)
 新国立競技場整備事業に関する技術提案書

 公表された資料は、審査の中立性・公平性の確保などの観点から、案者名は記されていませんが、応募したのは「大成建設」を中心としたチームと、「竹中工務店と清水建設、大林組」などから成るチームの2つの陣営とみられます。

 「ザハ・ハディド・アーキテクツ」による新競技場の当選案を忠実に実現すると、建設費が最大で3,000億円程度に達する恐れのあることが判明したため、実現可能な形状に変更すると共に規模が縮小されました。
 更に計画の見直しが行われ、開閉式屋根を先送りしました。それでも1,625億円を大幅に上回る2,520億円と試算されていました。

 国民からの反発が物凄かったため「ザハ・ハディド・アーキテクツ」の案は白紙撤回されました。「ザハ・ハディド・アーキテクツ」による案に比べると、「A者」も「B者」も平凡で地味です。でも私はこれで良かったと思っています。

 国民の反発の中で血税をつぎ込んで、「ザハ・ハディド・アーキテクツ」による案での建設を強行していたら、完成後はずっと「森○朗古墳」と呼ばれていたと思います(笑)。


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「A者」の技術提案書に描かれたパースです。建設費は約1,490億円で、2019年11月末の完成予定です。


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「A者」の配置図です。


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「B者」の技術提案書に描かれたパースです。建設費は約,1497億円で、2019年11月末の完成予定です。


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「B者」の配置図です。


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霞ケ丘アパート

 建設予定地南側にある都営団地「霞ケ丘アパート」です。「霞ケ丘アパート」は解体されて「新明治公園」になる予定です。現在、別の都営住宅への引っ越し作業が行われています。

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2015年12月14日 (月)

足立区 地上30階、高さ約112m「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地

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-千住一丁目地区第一種市街地再開発事業-
 3人組メタルダンスユニット「BABYMETAL」が、ワールドツアー「BABYMETAL WORLD TOUR 2016」を開催し、初の東京ドームワンマンライブで千秋楽を迎えるそうです。

 WOWOWで、「BABYMETAL」の幕張メッセで行われたライブを見ましたが、私にはまだ彼女たちの魅力がよく分かりませんでした。
 でも、まだ16歳~17歳の少女がワールドツアーや東京ドームでライブを行うのは驚くべき事です。素直に応援したいと思います。

 本題に戻って、東京都足立区のJR北千住駅西口で再開発事業を計画している「千住一丁目地区第一種市街地再開発準備組合」は、臨時総会で参加組合員として「三菱地所レジデンス」が参画することを承認しました。

 引用資料 東京都都市整備局
 千住一丁目地区第一種市街地再開発事業 (足立区決定)

 建設通信新聞(2015/12/14)
 参加組合員に地所レジ/月内に本組合設立申請/千住一丁目再開発準備組合

 本組合設立認可を申請することも議決しており、2015年12月中に東京都に申請する予定です。順調にいけば2016年2月頃に本組合設立認可を得る予定です。

 施行区域は本町センター通りに面している「足立区千住一丁町目30」の約4,700㎡ です。権利者は「スギモトホールディングス、第一生命保険、東京都財務局」など計5者です。

 再開発施設の規模は、地上30階、地下1階、高さ約112m、延床面積約24,000㎡です。地下1階は「駐車場、機械室、多段式駐輪場」、1階が「商業施設」、2階は「商業施設、駐輪場、子育て支援施設」、3階は「住宅共用部分、多目的室、機械室」、4階~30階は180戸の住宅となる予定です。

 2015年7月の都市計画決定時では、地上32階、高さ約115m、延床面積約25,700㎡としていましたが、足立区の指導により見直しました。

千住一丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都足立区千住一丁目30 
◆ 階数-地上30階、地下1階
◆ 高さ-約112m
◆ 施工区域面積-約4,700㎡
◆ 敷地面積-約3,415㎡ 
◆ 建築面積-約2,200㎡
◆ 延床面積-約24,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、店舗、子育て支援施設 
◆ 総戸数-180戸
◆ 建築主-千住一丁目地区第一種市街地再開発組合(予定) *参加組合員(三菱地所レジデンス)
◆ 権利者-スギモトホールディングス、第一生命保険、東京都財務局など計5者   
◆ 事業コンサルタント-梓設計、谷澤総合鑑定所
◆ 事業協力者-スギモトホールディングス 
◆ 着工-2017年04月予定
◆ 竣工-2019年09月予定
◆ 総事業費-116億円


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「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。旧日光街道の本町センター街に面し、商業地区内の核となる比較的まとまった敷地にありながら、建物の更新が進まず、防災上の課題が大きい状況です。

 再開発予定地には、イオングループとなった「トポス北千住店」や「旧足立都税事務所」などがあります。Googleマップで見ると周囲には一方通行の狭い道路しなかいので、工事が大変そうです。


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「位置図」です。


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「フロア構成」です。地上32階、高さ約115m、延床面積約25,700㎡時の「フロア構成」なので、少し変更になります。

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2015年12月13日 (日)

豊島区 池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)整備基本構想 「南デッキ&北デッキ」の整備イメージ

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-池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)-

 スペインのバルセロナで行われたフィギュアスケートのグランプリファイナルで、羽生結弦選手が合計330.43点で優勝しました。1人だけ次元が違いますね。もはや神の領域で、「神に選ばれし者」という表現がピッタリだと思います。

 フィギュアの日本女子は黄金期が終わったのかな? と思っていましたが、優秀な選手が次々と出てきました。女子も今後が非常に楽しみです。

 本題に戻って、巨大ターミナルの池袋駅ですが、南北に伸びる池袋駅が東西の街を分断していますが、地下には、地下通路が3本(北通路、中央通路、南通路)あり、歩行者にとっては決して東西の交通が不便な訳ではありません。

 しかし、2011年3月に発生した「東日本大震災」は、地震災害に対する大都市の脆弱性を露わにするとともに、とりわけ、ターミナル駅における安全確保対策が急務となり、池袋駅の防災対策の柱の一つとして、東西デッキの役割がクローズアップされました。

 東西デッキは、民間事業者、国、東京都で構成される「池袋駅及び駅周辺整備検討委員会」において、整備に向けた検討が進められ、また、2013年度からは、関係鉄道事業者の協力を得て、東西デッキの整備に向けた基礎調査(現況測量等)を実施しています。

 引用資料 豊島区
 池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)整備基本構想


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「池袋駅におけるデッキネトワークの考え方」です。「南デッキ」と「北デッキ」を整備する予定です。

● 南デッキの先行整備
 西口のメトロポリタンプラザビルに東西デッキとの接続を考慮した施設が既に設置されていること、また、避難経路等として有効な機能を備えた「西武鉄道池袋ビル建替え計画」が建設されていること等を踏まえ、「南デッキ」を先行して整備することとします。

 南デッキの整備にあたっては、駅施設の機能更新など、池袋駅全体の再生に資する事業となるよう、西武鉄道、JR東日本、隣接する百貨店などの関係事業者と連携を図ります。

● 北デッキの整備
 「北デッキ」は、池袋駅周辺における開発整備の動向を踏まえて整備することとします。池袋駅西口においては、現在、東武百貨店エリア(メトロポリタンプラザビルを除く)を含めた駅前街区のまちづくりが事業化に向けて検討、協議されています。

 このまちづくり事業と北デッキとの関連性等を検討するとともに、「東武鉄道」を始めとする関係事業者とともに北デッキのあり方について協議を進めます。


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「南デッキ」は、JRの「メトロポリタン改札口」と直結、西武鉄道側は、野外広場の南側に「南デッキ上改札口」を整備する予定です。


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「南デッキ」は、「メトロポリタンプラザビル」側からJR池袋駅上空をまたぎ、「西武池袋本店」側につなぐ計画です。

 さらにデッキで「西武池袋線」を上空をまたぎ、建て替え中の「西武鉄道池袋ビル建替え計画」までつなぐイメージとなっています。


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西口の「メトロポリタンプラザビル」には、JRの「メトロポリタン改札口」の南側に東西デッキとの接続を考慮した広場が設置されています。


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JRの「メトロポリタン改札口」の改札内コンコースです。今は脇役の改札口ですが、「南デッキ」が整備されると一気にメインの改札口の1つになると思われます。


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北側には、「西武池袋本店」と「東武百貨店池袋本店」を線路上空で結ぶもう1つの東西連絡通路「北デッキ」を整備する予定です。

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2015年12月12日 (土)

新宿区 地上60階、高さ約209mの「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」 2015年12月5日の建設状況

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-ザ・パークハウス 西新宿タワー60-

 「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業」は、区域面積約1.5haの再開発プロジェクトです。約1.5haを「A1地区」~「A5地区」に分けて開発します。

 最大規模の「A-1地区」には、地上60階、地下2階、高さ208.97m、総戸数976戸の超高層タワーマンションが建設中です。正式名所は「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」となっています。すでに全戸完売しています。

 引用資料 公式ホームページ(全戸完売)
 ザ・パークハウス 西新宿タワー60 

 竣工時点で、最高部208.97mは、超高層タワーマンションでは大阪の「The Kitahama(北浜タワー)」の地上54階、塔屋2階、地下1階、高さ(最高部209.35m、建築物207.76m)に次ぐ高さになります。

 地上60階は、川崎市の「パークシティ武蔵小杉 ミッドスカイタワー」の地上59階を抜き日本一階数が多い超高層タワーマンションになります。

ザ・パークハウス 西新宿タワー60の概要
◆ 計画名-西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業(A1地区)
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿五丁目700番(地番)
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅より徒歩9分、都営大江戸線「西新宿五丁目」駅より徒歩7分、JR山手線「新宿」駅より徒歩18分、都営大江戸線「都庁前」駅より徒歩8分、東京メトロ丸ノ内線「中野坂上」駅より徒歩9分
◆ 階数-地上60階、地下2階
◆ 高さ-最高部208.97m、軒高199.16m
◆ 敷地面積-7,530.65㎡(売買対象面積)
◆ 建築面積-3,090.32㎡
◆ 延床面積-103,899.60㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-954戸(事業協力者住戸177戸含む、事業協力者店舗15区画、他に管理室、ゲストルーム、ミーティングスペース等)
◆ 建築主-西新宿五丁目中央北地区市街地再開発組合(売主 三菱地所レジデンス、相鉄不動産、丸紅)
◆ コンサルタント-INA新建築研究所
◆ 設計者・監理者-フジタ
◆ 施工者-フジタ
◆ 着工-2014年05月12日(起工式)
◆ 竣工-2017年07月下旬予定
◆ 入居開始-2017年11月下旬予定


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2015年12月5日の建設状況を「タイム氏」に送って頂いたのでUPしたいと思います。「タイム氏」の自宅からの撮影です(本人了解済み)。

 「タイム氏」は福岡に転勤になり引っ越します。そのため、今回が最後の写真になります。今までたくさんの写真を送って頂いて本当にありがとうございました(写真提供タイム氏)。


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南東側(十二社通り側)から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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かなり高くなってきました(写真提供タイム氏)。


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北東側(十二社通り側)から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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南西側から見た様子です(写真提供タイム氏)。


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西側の「神田川」沿いから見た様子です(写真提供タイム氏)。

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2015年12月11日 (金)

相模鉄道 拠点駅の「横浜駅」にホームドアを設置 2016年3月下旬から順次使用開始!

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-相模鉄道・横浜駅にホームドアを設置-
 「相模鉄道」では、2015年12月7日から「横浜駅」へのホームドアの設置工事を本格的に開始し、2016年3月下旬には「3番線」に、2017年4月以降には「1番線、2番線」にホームドアを設置し使用を開始します。

 引用資料 相模鉄道・ニュースリリース(PDF:2015/12/07)
 横浜駅にホームドアを設置します

 「相模鉄道」では、これまで内方線付き点状ブロックや非常停止ボタン、列車接近表示器、ホーム安全柵の設置などさまざまなホームの安全対策を実施してきました。
 しかし、ホームからの転落や列車との接触事故が防ぎきれないことから、乗降客の更なる安全確保と事故防止を図るため、事故防止効果のより高いホームドアを設置することにしました。

 今後は、「横浜駅」への設置を鋭意進めるとともに、他の駅へのホームドアの本格設置に向け、技術・運用面等各種課題の検討を進めて行きます。

スケジュール
◆ 2015年12月07日-3番線ホームドア工事開始
◆ 2016年03月上旬-3番線ホームドア試験運用開始(予定)
◆ 2016年03月下旬-3番線ホームドア使用開始(予定)
◆ 2017年04月以降-1番線・2番線ホームドア使用開始(予定)


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「横浜駅に設置するホームドア(イメージ)」です。えらく簡易なイメージですね(笑)。実際は、扉の一部分に透明な強化ガラスなどを採用すると思われます。


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「ホームドア設置図」です。


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ホームドアを設置前は、内方線付き点状ブロックや非常停止ボタン、列車接近表示器、ホーム安全柵の設置などさまざまなホームの安全対策を実施してきました。

 写真は昼間なのでイメージが湧きませんが、朝のラッシュ時は、超満員の電車が次々と到着してホームに人があふれて凄まじい状態になります。


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2016年3月下旬からホームドア使用開始が予定されている3番線です。手前が3番線(乗車用)、奥が3番線(降車用)のホームです。


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2017年4月以降にホームドア使用開始が予定されている「1番線」と「2番線」のホームです。

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2015年12月10日 (木)

港区 ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事「浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト」 都市再生特別措置法の認定により詳細が判明!

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-ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事-

 浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「(仮称)浜松町駅西口開発計画」が計画されています。「A街区」と「B街区」の5棟のビルからなる総延床面積約370,000㎡の巨大プロジェクトになります。

 「日本生命保険相互会社」と「大林組」がJR浜松町駅西口の浜松町二丁目4地区B街区に建設する「ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事」の地鎮祭を10月15日に現地で行い、2015年11月1日に本体工事に着工しました。

● 都市再生特別措置法
 「国土交通省」は、都市再生特別措置法第20条第1項に基づき、2015年10月30日付けで「日本生命保険相互会社、大林組」から申請のあった 民間都市再生事業計画について、同法第21条第1項の規定により認定しました。

 引用資料 国土交通省(PDF:2015/12/09)
 都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について(浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト)) 

 「国土交通省」の資料により不明だった「浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト」の外観イメージ、フロア構成等が判明しました。

ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事の概要
◆ 計画名-浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目5番2他
◆ 交通-JR・東京モノレール「浜松町」駅徒歩2分、都営地下鉄「大門」駅直結
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約156m
◆ 敷地面積-7,646.56㎡(事業区域面積)、7,373.12㎡(敷地面積)
◆ 建築面積-5,395.40㎡
◆ 延床面積-99,277.09㎡(容積対象面積85,298.02㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、飲食店舗、物販店舗、集会場、サービス業を営む店舗、診療所、自動車車庫、自転車駐車場
◆ 建築主-日本生命保険相互会社、大林組(用地の持ち分割合は日本生命保険相互会社が80%、大林組が20%)
◆ 基本設計・監理者-日建設計(デザインアーキテクト・技術コンサル)
◆ 実施設計-大林組
◆ 施工者-大林・大末・太啓・岩田地崎 建設共同企業体(大林組、大末建設、太啓建設、岩田地崎建設JV)
◆ 着工-2015年10月15日(地鎮祭)、2015年11月01日予定(本体工事)
◆ 竣工-2018年08月31日予定


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「位置図」です。


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「フロア構成」です。 地上29階、塔屋1階、地下3階となっています。非常用発電機やコージェネレーションシステムなど重要な機械設備を7階・8階に配置し、「BCP(事業継続計画)」対策にも万全を期します。


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「B街区」です。


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「建築計画のお知らせ」です。正式名称は「ニッセイ浜松町クレアタワー」になるようです。

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2015年12月 9日 (水)

横浜市 地上31階、高さ約152mの「横浜市市庁舎移転新築工事」 約679億(税込)で「竹中・西松建設共同企業体」に決定!

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-横浜市市庁舎移転新築工事-

 ちょっとUPするのが遅くなりましたが、この話題に触れない訳にはいかないのでUPします。横浜市は、2015年12月4日に「横浜市市庁舎移転新築工事」の一般競争入札で「竹中・西松建設共同企業体」を落札者として決定したと発表しました。

 引用資料 横浜市・記者発表資料(PDF:2015/12/04)
 「横浜市市庁舎移転新築工事」の落札者が決定しました。

 「横浜市市庁舎移転新築工事」については、2015年6月16日に「高度技術提案(設計・施工一括)型総合評価落札方式」による一般競争入札(WTO)の公告を行い、10月8日~13日の期間に5者から技術提案資料の提出及び入札がありました。

 入札金額は大成建設の626億円(税抜き)に次いで2番手でしたが、技術提案と入札金額を総合的に評価し、「竹中・西松建設共同企業体」を落札者として決定しました。

 契約金額は629億円(税込679億3200万円)です。予定価格(税込)718億9560万円の94.5%です。建設資材や労務費の高騰はやっと落ち着いたようで、一部ですが値下がりする現象も起きているようです。

横浜市市庁舎移転新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区本町六丁目50番地の10ほか
◆ 階数-地上31階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-約152m
◆ 敷地面積-約13,486㎡
◆ 延床面積-約140,700㎡
◆ 構造-鉄骨造(CFT柱)、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-中間免震構造+制震構造
◆ 用途-市庁舎、店舗
◆ 建築主-横浜市
◆ 設計者・監理者-竹中・西松建設共同企業体(竹中工務店、西松建設JV)
◆ 施工者-竹中・西松建設共同企業体(竹中工務店、西松建設JV)
◆ 着工-2017年夏頃着予定
◆ 竣工-2020年01月31日予定
◆ 新市庁舎供用開始-2020年06月末予定
◆ 契約金額(税込)-679億3200万円 *低層部内装工事費約30億円は別途


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低層部のイメージ図です。2枚のイメージ図は、技術提案の補足資料として提出されたイメージ図です。実際の建物は今後設計を行い決定します。


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横浜ランドマークタワーの展望フロア「スカイガーデン」から見た「横浜市市庁舎移転新築工事」の建設予定地です。


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街区の東側には、地上27階、塔屋2階、地下3階、高さ119.12mの「横浜アイランドタワー」が建っています。西側には、地上41階、高さ約180mの「第二期工事」が計画されていましたが、計画は立ち消えになり、いろいろな開発案が提案されていました。

 今にして思えば、交通至便なこの土地を更地として残しておて本当に良かったと思います。JR桜木町駅に近く、横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道駅」直結の抜群の立地です。

 ちなみに現在の「横浜市役所」は、写真の奥に見える「横浜スタジアム」の西隣にあるので、距離的にはそんなに移動しません。


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「横浜市市庁舎移転新築工事」の建設予定地です。現在は掘削して「遺跡発掘調査工事」を行っているようです。

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2015年12月 8日 (火)

千代田区 「三井物産ビル、大手町パルビル、大手町一丁目三井ビルディング」跡地 地上39階、高さ約200mの「(仮称)OH-1計画」に建築計画のお知らせ掲示!   

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-(仮称)大手町一丁目2地区計画-

 「三井物産」と「三井不動産」は、大手町一丁目2番地区の開発事業を進めています。「三井物産ビル、大手町パルビル、大手町一丁目三井ビルディング」の3棟が解体され、一体的に再開発される予定です。

 引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2014/12/11)
 「(仮称)大手町一丁目2地区計画」整備方針決定

 2014年12月11日のニュースリリースでは、皇居の「大手濠」側の「三井物産ビル」跡地に地上30階、地下5階、高さ約160mの「A棟」が、「日比谷通」側の「大手町一丁目三井ビルディング、大手町パルビル」の跡地に、地上41階、地下5階、高さ約200mの「B棟」が建設されるとなっていました。

● 建築計画のお知らせ掲示
 
遂に「建築計画のお知らせ」が掲示されたようです。昨日(12月7日)に掲示されたようです。写真を「杉並区民氏」に送って頂きました。

 計画名は「(仮称)大手町一丁目2地区計画」と「(仮称)OH-1計画」の2つありましたが、「(仮称)OH-1計画」になったようです。

 「B棟」は、高さ約200mは変わりはありませんが、地上41階、地下5階から地上39階、地下5階に変更になったようです。「建築計画のお知らせ」では1棟扱いのため、「A棟」の高さと階数が変更になったのかは不明です。 

(仮称)OH-1計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目2番
◆ 階数-地上39階、地下5階
◆ 高さ-最高部約200m、軒高約200m
◆ 敷地面積-20,864.32㎡(施設全体)
◆ 建築面積-11,915.30㎡(施設全体)
◆ 延床面積-357,705.58㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎+直接基礎、
◆ 用途-オフィス、ホテル、集会場、飲食店、物販店舗、保育所、自動車車庫、その他
◆ 建築主-三井物産、三井不動産
◆ 設計者-日建設計・鹿島建設 設計共同企業体(日建設計、鹿島建設)
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2016年05月15日予定
◆ 竣工-2021年03月末日予定

ニュースリリース時(2014/12/11)の概要
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目2番
◆ 階数-(A棟)地上30階、地下5階、(B棟)地上41階、地下5階
◆ 高さ-(A棟)約160m、(B棟)約200m
◆ 敷地面積-約20,900㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約361,000㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗、多目的ホール、ホワイエ、ホテル(200室前後)、バンケット、駐車場、 地域冷暖房施設
◆ 建築主-三井物産、三井不動産
◆ 着工-2016年07月予定
◆ 竣工-2019年06月予定
◆ 全体完成-2021年03月予定


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「断面図」です。


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「平面図」です。


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「(仮称)OH-1計画」の建築計画のお知らせです(写真提供杉並区民氏)。 


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平将門の首塚

 「三井物産ビル」と「大手町パルビル」の間に、東京都指定の文化財で、東京都所有の「平将門の首塚(たいらのまさかどのくびづか)」がありますが、この部分は再開発の対象外なので残ります。

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2015年12月 7日 (月)

川崎市 地上50階、高さ約188mの超高層ツインタワーマンション「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」 条例環境影響評価準備書の縦覧

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-学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画-

 「日本医科大学」は、老朽化した「日本医科大学武蔵小杉病院」を建て替えて、跡地を再開発する計画を進めています。

 2015年12月1日~2016年1月14日まで「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の条例環境影響評価準備書の縦覧が行われており、下記の電子縦覧で詳細を見る事が出来ます。

 縦覧期間を過ぎると見られなくなるので、興味のある方はPDFデータをパソコンに保存しておく事をお勧めします。

 引用資料 川崎市(2015/12/01)
 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画


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「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の配置図です。「A地区、B地区、C地区」の3地区に分かれています。

● 開発の手順
 「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」は、地域の拠点病院である「日本医科大学武蔵小杉病院」の機能を停止する事が出来ないので、「A地区、B地区、C地区」の3地区に分けて連鎖的に再開発されます。

(1) 最初に「B地区」に「日本医科大学病院」の新病院を着工します。
(2) 新病院の完成後に「日本医科大学武蔵小杉病院」の機能を移転し、「C地区」の「日本医科大学武蔵小杉病院」の建物を解体します。
(3) 「C地区」の「日本医科大学武蔵小杉病院」の跡地に、地上50階、地下1階、高さ約188mの超高層ツインタワーマンションを建設します。


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「立面図(C地区の南西側)」です。


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「断面図(C地区)」です。高さ(最高部約188m、建物高さ約180m)となっています。


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A地区(現在は、日本医科大学新丸子キャンパス)
 「A地区」は、「日本医科大学新丸子キャンパス」の敷地面積約13,000㎡です。日本医科大学医学部の基礎科学(教養課程:1年次)は、東京都武蔵野市の同一法人「日本獣医生命科学大学」が建設した「合同教育棟」に移転しています。

 「A地区」のうち約10,000㎡を川崎市に貸し付けます。川崎市は、「A地区」の南側10,000㎡に小学校を建設します。残る北側の約3,000㎡(正確には約3,110㎡)の敷地には公園を整備します。


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B地区(現在は、日本医科大学新丸子グラウンド)
 「B地区」は、「日本医科大学新丸子グラウンド」の敷地面積約13,890㎡です。「B地区」に新病院を建設して、「日本医科大学武蔵小杉病院」の機能を移転します。新病院は、地上9階、地下2階で、2017年3月に着工予定です。

 「B地区」北側には、地上6階、地下2階の教育施設を建設します。教育施設は第2期として新病院完成後に工事に着手する予定で、「日本医科大学看護学部」が入ることを想定しています。

B地区の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目304-2、小杉町二丁目298-1の一部 外
◆ 階数-(病院棟)地上9階、地下2階、(教育施設棟)地上6階、地下2階
◆ 高さ-(病院棟)最高部約41m、建物高さ約41m、(教育施設棟)最高部約25m
◆ 区域面積-約41,730㎡
◆ 敷地面積-約13,890㎡
◆ 建築面積-約9,100㎡
◆ 延床面積-約60,800㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-病院、教育施設
◆ 建築主-学校法人日本医科大学
◆ 着工(病院棟)-2017年03月予定
◆ 竣工(病院棟)-2019年06月頃予定(工期28ヶ月)


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C地区(現在は、日本医科大学武蔵小杉病院)
 「C地区」は、「日本医科大学武蔵小杉病院」の敷地面積約20,120㎡です。「C地区」は民間に売却する予定です。

 跡地には、地上50階、地下1階、高さ約188m、総戸数約1,500戸の超高層ツインタワーマンションを建設する計画です。事業者には「三菱地所レジデンス、大成建設」が予定されています。

C地区の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目304-2、小杉町二丁目298-1の一部 外
◆ 階数-地上50階、塔屋あり、地下1階
◆ 高さ-最高部約188m、建物高さ約180m
◆ 区域面積-約41,730㎡
◆ 敷地面積-約20,120㎡
◆ 建築面積-約10,500㎡
◆ 延床面積-約174,800㎡(共同住宅部分約153,590㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等
◆ 総戸数-約1,500戸(総戸数には高齢者向け住宅の戸数は含めていない)
◆ 事業者-三菱地所レジデンス、大成建設
◆ 着工-2020年09月頃予定
◆ 竣工-2023年08月頃予定(工期36ヶ月)

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2015年12月 6日 (日)

横浜みなとみらい21地区 東急不動産の「(仮称)MM21-32街区 オフィス計画」 都市再生特別措置法の認定により詳細が判明!

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-(仮称)MM21-32街区 オフィス計画-

 「みなとみらい21中央地区32街区」の南半分の敷地面積10,083.34㎡をUR都市機構神奈川地域支社が、入札を行い「東急不動産」が86億7200万円で落札しました。「東急不動産」は、敷地北側に「住宅棟」、敷地南側に「事務所棟」を建設しています。

● 都市再生特別措置法
 「国土交通省」は、都市再生特別措置法第20条第1項に基づき、2015年10月19日付けで「東急不動産、三井住友信託銀行」から申請のあった民間都市再生事業計画について、同法第21条第1項の規定により認定しました。

 引用資料 国土交通省(PDF:2015/12/03)
 都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について((仮称)MM21-32街区 オフィス計画)

 「国土交通省」の資料により不明だった「(仮称)MM21-32街区 オフィス計画」の外観イメージ、フロア構成、事業スケジュール等が判明しました。

(仮称)MM21-32街区 オフィス計画の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目7番2(地番)
◆ 階数-地上15階、塔屋1階(本棟)、地上6階(駐車場棟)
◆ 高さ-最高部約83m、軒高約78m
◆ 敷地面積-10,704.69㎡(施設全体)、7,058.34㎡(事務所棟)
◆ 建築面積-5,080.00㎡(本棟3,770.00㎡、駐車場棟1,310.00㎡)
◆ 延床面積-55,578.20㎡(本棟48,603.20㎡、駐車場棟6,975.00㎡)
◆ 構造-(本棟)鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(駐車場棟)鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造(本棟)
◆ 用途-(本棟)オフィス、物販店舗、駐車場、(駐車場棟)保育所、駐車場
◆ 建築主-東急不動産、三井住友信託銀行
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2015年10月20日
◆ 竣工-2017年07月31日予定


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「事業区域」です。敷地の形状は、北側の「住宅棟」を避けて「L字型」になっています。


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「フロア構成」です。


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「(仮称)MM21-32街区 オフィス計画」の建設予定地です。


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「(仮称)MM21-32街区 オフィス計画」の建築計画のお知らせです。


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みなとみらい21中央地区32街区
 「みなとみらい21中央地区32街区」の南半分です。「東急不動産」は、敷地北側に「住宅棟」、敷地南側に「事務所棟」を建設しています。

 住宅棟の計画名は、「(仮称)みなとみらい21 32街区プロジェクト(住宅棟)」で、地上29階、地下1階、高さ99.70m、総戸数228戸の超高層タワーマンションです。正式名称は「ブランズタワーみなとみらい」となっています。

ブランズタワーみなとみらいの概要
◆ 計画名-(仮称)みなとみらい21 32街区プロジェクト(住宅棟)
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目7番2(地番)
◆ 交通-みなとみらい線「みなとみらい」駅より徒歩2分、JR東海道線他「横浜」駅より徒歩20分 
◆ 階数-地上29階、地下1階
◆ 高さ-99.70m
◆ 敷地面積-3,025.00㎡(建築確認対象面積)
◆ 建築面積-1,419.97㎡
◆ 延床面積-26,448.45㎡(建築確認対象面積)、17,769.96㎡(容積対象床面積)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造(地下1階柱頭に免震装置を設置)
◆ 用途-共同住宅(分譲)
◆ 総戸数-228戸
◆ 建築主-東急不動産
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2014年10月01日
◆ 竣工-2017年01月下旬予定
◆ 入居開始-2017年02月下旬予定

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2015年12月 5日 (土)

千代田区 JR飯田橋駅周辺 「飯田橋駅中央地区再開発事業」が本格始動 事業協力者に「野村不動産」を選定!

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-JR飯田橋駅周辺-

 「EXILE」の「ATSUSHI」が5大ドームツアーを行うそうです。凄まじい観客動員力ですね。過去に日本人ソロアーティストとして5大ドームツアーを開催したのは、「桑田佳祐、MISIA、小田和正、安室奈美恵、福山雅治」の5名のみのようです。

 本題に戻って、JR飯田橋駅周辺は、2000年代前半まで拠点となる施設がほとんどありませんでしたが、「飯田橋プラーノ」に続き、「飯田橋サクラパーク」と再開発が続き、都心の北西側の玄関口として急速に整備が進んでします。

 「飯田橋駅」は、JR総武線・中央線、東京メトロ東西線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線とJR線、地下鉄×4線が集まる鉄道交通の要衝でもあります。

● 飯田橋駅中央地区市街地再開発事業
 2015年9月に設立された「飯田橋駅中央地区再開発準備組合」は、千代田区飯田橋四丁目及び富士見二丁目の一部他の再開発計画につき、事業協力者として「野村不動産」を選定し、具体的な計画策定に着手しました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2015/11/30)
 飯田橋駅中央地区再開発事業 本格始動 ~事業協力者に野村不動産選定~ 駅中央地区再開発準備組合、野村不動産)

 日刊建設通信新聞(2015/12/01)
 飯田橋駅中央地区再開発(東京都千代田区)/事業協力者に野村不/準備組合

 「日刊建設通信新聞」によると現時点では、オフィス、商業施設、共同住宅などの複合用途を持った再開発ビルを建設する計画です。
 街づくりの目標を「駅前広場一体型複合都市拠点の形成」と設定し、JR中央本線と東京メトロ東西線の両飯田橋駅をつなぐように立体的な駅前広場を整備するほか、ゆとりある歩道状空地も設けます。これらの歩行者動線に沿って店舗を配置します。

 新設するビルの規模などは今後の計画策定や行政協議の中で決めますが、「野村不動産」は参加組合員予定者として保留床のオフィス床面積約20,000㎡、住宅約170戸を取得する方向で調整を進めています。

飯田橋駅中央地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都千代田区飯田橋四丁目8番及び9番、富士見二丁目6番の一部
◆ 施行区域面積-約10,000㎡
◆ 従前権利者数-53名(うち、土地所有者41名、借地権者12名)
◆ 従前建物棟数-35棟(登記簿情報による)
◆ 地域地区-商業地域(700%、500%)、第二種住居地域(400%)
◆ 計画建物用途-オフィス、商業、住宅、その他(予定)
◆ スケジュール
 2015年09月-飯田橋駅中央地区再開発準備組合設立
 2016年度-都市計画決定(予定)
 2017年度-組合設立認可(予定)
 2018年度-権利変換計画認可(予定)
 2019年度-除却・本体工事着工(予定)
 2022年度-工事完了・竣工(予定)


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「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」の位置図です。少し前までは「飯田橋四丁目8番・9番街区」と呼ばれていました。まちづくり協議会が発足して、長期に渡って検討を進めていました。


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「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」の予定地を北西側から見た様子です。「目白通り」地下の東京メトロ東西線「飯田橋駅」の南側になります。


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「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」の予定地を西側から見た様子です。「飯田橋プラーノ」の北東側に位置しますが、このように雑居ビルが密集しています。


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飯田橋駅東地区市街地再開発(飯田橋三丁目6、7)

 「目白通り」の北側の飯田橋三丁目6番、7番にも再開発構想があります。「飯田橋駅東地区市街地再開発」です。

 再開発協議会が立ち上がっており、小さい街区の中央が「タワー飯田橋通り」で分断されているため、虎ノ門ヒルズのような立体道路制度導入の話題も出ているようです。


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JR飯田橋駅
 JR東日本は、中央線飯田橋駅のホームを西側(新宿方)に約200m移設します。2020年の東京オリンピック前に完成させたい考えで、整備費は100億円程度を見込みます。

 現在の「飯田橋駅」の中央線ホームは、急曲線区間(曲線半径R=300m)にあり、列車とホームの隙間が大きくなっています。列車とホームの隙間が最大で33cmもあります。

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2015年12月 4日 (金)

港区 JR田町駅直結の「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」 都市再生特別措置法の認定により「B棟」の詳細が判明!

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-(仮称)TGMM芝浦プロジェクト-

 「東京ガス、三井不動産株、三菱地所」は、田町駅東口の芝浦エリアにおいて、3社共同で「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の開発計画を進めていますが、2015年9月28日に、A棟及びホテル棟、またスマートエネルギーセンター(B棟Ⅰ期工事)の起工式を行い、2015年10月1日に着工しました。

 引用資料 三井不動産(2015年9月28日)
 「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」着工 -東京ガス・三井不動産・三菱地所によるJR田町駅直結の大規模複合開発- 

● 都市再生特別措置法
 「国土交通省」は、都市再生特別措置法第20条第1項に基づき、2015年10月16日付けで「東京瓦斯(東京ガス)」から申請のあった民間都市再生事業計画について、同法第21条第1項の規定により認定しました。

 引用資料 国土交通省(PDF:2015/11/30)
 日都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について((仮称)TGMM芝浦プロジェクト(B棟))

 「国土交通省」の資料により詳細が不明だった「B棟」の建築面積、延床面積、フロア構成、事業スケジュール等が判明しました。

(仮称)TGMM芝浦プロジェクト B棟の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦三丁目11番3他
◆ 階数-地上36階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-約180m(Ⅰ期工事約22m)
◆ 敷地面積-13,659.59㎡
◆ 建築面積-6,870.00㎡
◆ 延床面積-149,940.00㎡(Ⅰ期工事含む) *容積対象面積128,610.00㎡
◆ 構造-(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、(地上)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、物販店舗、飲食店舗、駐車場、その他(地域冷暖房施設)
◆ 建築主-(Ⅰ期工事)東京ガス、(Ⅱ期工事)三井不動産、三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計、日建設計
◆ 施工者-清水建設(スマートエネルギーセンター)
◆ 着工-2015年09月28日(起工式)、2015年10月01日(着工)
◆ 竣工-(Ⅰ期工事)2018年春予定、(Ⅱ期工事)2019年12月31日予定


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「配置図」です。


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「B棟」の「事業区域」です。


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「B棟」のフロア構成です。高層階に「スカイロビー」がありますが、部外者が入れるかは分かりません。もし入る事が出来たら素晴らしい眺望が期待出来そうです。

 「B棟」には、「スマートエネルギーセンター」を設け、隣接する「A棟」へ熱・電気を供給するとともに、近隣の公共街区に構築した既存のスマートエネルギーネットワークと連携することにより災害時の都市機能の継続性を強化することで地域の防災対策拠点を形成します。


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「B棟」の建設予定地です。


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「B棟」の「事業区域」に含まれる「芝浦公園」です。上空を東京モノレールが走っています。「芝浦公園」は「公園街区」に移転します。

 移転後は、都市計画公園では無くなりますが、広場として既存の緑を保つ計画です。広場等は、「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」全体で9,968.74㎡確保されるようです。


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「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト(B棟Ⅰ期新築工事)」の建築計画のお知らせです。


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「A棟」の建設予定地です。

(仮称)TGMM芝浦プロジェクト A棟の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦三丁目1番20ほか
◆ 階数-地上31階、地下2階
◆ 高さ-約165m
◆ 敷地面積-10,717.56㎡(A棟、ホテル棟)
◆ 延床面積-約132,600㎡(A棟)
◆ 構造-鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-三井不動産、三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計、日建設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2015年09月28日(起工式)、2015年10月01日(着工)
◆ 竣工-2018年春予定

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2015年12月 3日 (木)

JR東日本 東京駅が大きく変わる! 総工費450億円「東京駅北通路周辺整備」 中央通路と北自由通路間を大規模に改良!

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-東京駅北通路周辺整備-

 「JR東日本」では、「東京駅が街になる」という 「Tokyo Station City」のコンセプトのもと、丸の内駅舎の保存・復原、グラントウキョウノースタワー・グラントウキョウサウスタワー・グランルーフの開業、八重洲駅前広場の整備など、東京駅構内・駅周辺の整備を順次進めています。

 2012年に着手した「改札内北通路」の改良工事とあわせ、「中央通路」と「北自由通路」間の改良工事に着手します。
 これにより、バリアフリールートの増設、待合広場の開設をはじめとした駅サービス機能の強化、新たな店舗展開等により、利便性・快適性の向上、魅力的なエキナカの展開を図り、日本の表玄関にふさわしい駅へと更なる進化を図ります。

 引用資料 JR東日本(PDF:2015/12/02)
 東京駅北通路周辺整備について

 日刊建設通信新聞(2015/12/03)
 JR東日本/東京駅北通路周辺を再整備/16年1月着工、総工費450億円 

 2016年1月に着工し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前の完成を目指し工事を進めます。総工費は、2012年から行われている「改札内北通路」の改良工事と合わせて450億円程度を見込んでいます。


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地下1 階「地下中央待合広場(仮称)」吹抜け空間付近の完成時イメージです。


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工事の「位置図」です。


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東京駅北通路周辺整備計画

 工事範囲は、駅構内の「中央通路」と「北自由通路」に挟まれた部分で、地上1階部分を再整備し、地下1階部分を掘削して新設します。2層分の整備面積は約17,600㎡です。

◆ 地上1階部分は既存店舗(ノースコート、セントラルストリートの一部)を閉鎖し、全面的に再整備します。一部の範囲(約2,600㎡)を掘削し、新たな店舗スペースやコンコースを配置します。

◆ 地下1階部分は、大部分の範囲(約6,300㎡)を掘削し、駅施設や店舗のスペースを新設します。

◆ 地下1階から地上1階、ホーム階をつなぐエレベーターを4基(段差対応エレベーター1基含む)新設します。改良後の北通路と地下1階、ホーム階をつなぐエスカレーターは13基設けます。

◆ 中央地下通路沿いに、吹抜けのあるシンボリックな空間を持つ「地下中央待合広場(仮称)」約500㎡を整備します。待合広場の周辺にベビー休憩室や免税カウンターなどを配置し、駅のサービス機能を強化します。

◆ 店舗面積は合計で約6,300㎡を計画しています。飲食店や物販店を配置し、にぎわいのある魅力的な空間を創出します。店舗開発運営は「鉄道会館」が行います。


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東京駅八重洲口です。奥にTBSドラマ「下町ロケット」で、「帝国重工本社ビル」として描かれている「JPタワー」が見えます(笑)。

 「下町ロケット」は魂が揺さぶられるドラマですね! それにしても、帝国重工宇宙航空部部長役の「吉川晃司」はカッコ良すぎるくらいカッコイイですね。男から見ても惚れるくらいカッコイイです。ちなみに「阿部寛」は、「ドラゴン桜」の頃から私が一番好きな男優さんです。

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2015年12月 2日 (水)

墨田区 両国駅北口地区再開発等促進区 「アパホテル」が、両国国技館の隣接地に、地上31階、高さ約108mの超高層ホテルを建設!

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-両国駅北口地区再開発等促進区-

 両国地区は、副都心錦糸町とともに商業・業務の集積が高く、にぎわいのあるまちです。墨田区では、「副都心ゾーンの広域総合拠点」として位置づけ、新しいまちづくりを進めています。

 この地区は、江戸時代から栄え下町人情の色濃い江戸文化の発祥地でもあり、歴史や伝統ある歴史的資産も多く残っており、「両国国技館、江戸東京博物館」を中心として、江戸・東京文化の拠点整備を進めています。

 「両国駅北口地区再開発等促進区の区域内」において建築計画等を行う場合は、東京都と事前協議を行う必要があります。


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「両国駅北口地区再開発等促進区」の「地区の計画図」です。

 引用資料 墨田区・公式ホームページ(PDF)
 両国駅北口地区再開発等促進区を定める地区計画の内容


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アパホテル両国駅前(仮称)

 テレビCMなどでお馴染みの「アパホテル」ですが、ホテル業界の風雲児と呼ばれおり、客室数を猛烈な勢いで増やしています。

 「日刊建設通信新聞」によると、「アパホテル」が両国国技館の隣接地に地上31階、地下2階、高さ約108m、延床面積約25,000㎡、総客室数1,065室のホテルを建設するようです。

 日刊建設通信新聞(2015/12/02) 完成イメージ等
 アパホテル/東京都墨田区に超高層ホテル計画/1065室、17年4月着工めざす 

 墨田区は、「両国駅北口地区再開発等促進区」の地区計画を変更し、ホテル用地を宿泊地区に変更します。両国駅北口地区を増加する外国人旅行客への対応や区民ニーズに対応する考えです。

アパホテル両国駅前(仮称)の概要
◆ 所在地-東京都墨田区横網一丁目地内
◆ 階数-地上31階、地下2階
◆ 高さ-最高部約108m
◆ 敷地面積-約3,090㎡
◆ 延床面積-約25,000㎡
◆ 用途-ホテル
◆ 総客室数-1,065室
◆ 建築主-アパグループ
◆ 設計者-新居千秋都市建築設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2017年04月予定
◆ 竣工-2019年02月予定


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「東京スカイツリー」から見た「両国駅北口地区再開発等促進区」です。「アパホテル」の建設予定地は、「NTTドコモ墨田ビル」とほぼ重なるので、建設されるホテルからは「東京スカイツリー」の上の方しか見えないと思います。

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2015年12月 1日 (火)

港区 NTT都市開発 東新ビル跡地の「新橋一丁目開発事業」は、地上27階の超高層複合ビル!

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-東新ビル跡地-

 「NTT都市開発」は、東京都港区新橋一丁目で開発プロジェクトを始動しています。「東新ビル」の跡地を開発する「新橋一丁目開発事業」です。

 この情報が一番最初に出たのが、2013年11月6日の「日刊建設工業新聞」でした。東日本大震災により福島第一原発の事故が発生し、多額の賠償費用をねん出するための資産売却の一環として手放され、「NTT都市開発」が2012年9月に250億5000万円で取得し、既存建物の解体工事に着手すると言う内容でした。
 
 解体された「東新ビル」は、地上9階、地下4階、高さ約40m、延床面積約27,687㎡です。「東京電力」により建設され、1983年竣工しました。

● 新橋一丁目開発事業
 その間に一体的な再開発が期待された西隣の「日比谷ビルディング」は解体されて、単独で建て替えを行っています。地上10階、地下1階、高さ約58mのオフィスビルです。

 東新ビル跡地だけでは、超高層ビルは無理かな? と諦めモードでした。約2年間情報がありませんでしたが、約2年ぶりにドッカーン!と大きなニュースが入って来ました。

 「NTT都市開発」は、「JR九州(九州旅客鉄道)」との間で「新橋一丁目開発事業」に関する基本協定を締結し、オフィスとホテルの複合開発について協議を進めることとなったと発表しました。

 引用資料 NTT都市開発(PDF:2015/11/30)
 新橋一丁目敷地におけるオフィス・ホテル複合開発に関するお知らせ 

 九州旅客鉄道 ニュースリリース(PDF:2015/11/30)
 東京都港区新橋一丁目へのホテル出店計画について 

 私的には、超高層ビルは諦めていましたが、なんと地上27階、地下2階の超高層ビルです。予想していたのが15階~20階くらいのビルだったのでサプライズでした。
 延床面積約35,800㎡で、ホテル、オフィス、店舗で構成される超高層複合ビルとなります。ホテルは18階~27階の10フロアで、総客室数は267室です。

新橋一丁目開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区新橋一丁目1-13
◆ 交通-新橋駅(JR線・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線)より徒歩3分、内幸町駅(都営地下鉄三田線)より徒歩2分
◆ 階数-地上27階、地下2階
◆ 高さ-不明
◆ 敷地面積-3,071.04㎡
◆ 延床面積-約35,800㎡(ホテル延床面積約10,400㎡)
◆ 用途-ホテル(18~27階)、オフィス、店舗
◆ 総客室数-267室
◆ 建築主-NTT都市開発(ホテル事業者 九州旅客鉄道)
◆ 竣工-2019年予定
◆ 開業-2019年予定


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「新橋一丁目開発事業」の位置図です。西側の「日比谷通り」との間にスペースがありますが、この部分には地上10階、地下1階、高さ約58mの「日比谷ビルディング」が建設中です。

 「日比谷ビルディング」は、敷地面積が1,048.39㎡あるので、これがプラスされたらもう少し大きなビルが建設可能でした。なかなか再開発はビルヲタの思い通りにはなりませんね・・・


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「新橋一丁目開発事業」の予定地です。奥のビルは「第一ホテル東京」です。


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撮影時は、地上躯体は完全に姿を消していました。

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