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2015年12月 1日 (火)

港区 NTT都市開発 東新ビル跡地の「新橋一丁目開発事業」は、地上27階の超高層複合ビル!

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-東新ビル跡地-

 「NTT都市開発」は、東京都港区新橋一丁目で開発プロジェクトを始動しています。「東新ビル」の跡地を開発する「新橋一丁目開発事業」です。

 この情報が一番最初に出たのが、2013年11月6日の「日刊建設工業新聞」でした。東日本大震災により福島第一原発の事故が発生し、多額の賠償費用をねん出するための資産売却の一環として手放され、「NTT都市開発」が2012年9月に250億5000万円で取得し、既存建物の解体工事に着手すると言う内容でした。
 
 解体された「東新ビル」は、地上9階、地下4階、高さ約40m、延床面積約27,687㎡です。「東京電力」により建設され、1983年竣工しました。

● 新橋一丁目開発事業
 その間に一体的な再開発が期待された西隣の「日比谷ビルディング」は解体されて、単独で建て替えを行っています。地上10階、地下1階、高さ約58mのオフィスビルです。

 東新ビル跡地だけでは、超高層ビルは無理かな? と諦めモードでした。約2年間情報がありませんでしたが、約2年ぶりにドッカーン!と大きなニュースが入って来ました。

 「NTT都市開発」は、「JR九州(九州旅客鉄道)」との間で「新橋一丁目開発事業」に関する基本協定を締結し、オフィスとホテルの複合開発について協議を進めることとなったと発表しました。

 引用資料 NTT都市開発(PDF:2015/11/30)
 新橋一丁目敷地におけるオフィス・ホテル複合開発に関するお知らせ 

 九州旅客鉄道 ニュースリリース(PDF:2015/11/30)
 東京都港区新橋一丁目へのホテル出店計画について 

 私的には、超高層ビルは諦めていましたが、なんと地上27階、地下2階の超高層ビルです。予想していたのが15階~20階くらいのビルだったのでサプライズでした。
 延床面積約35,800㎡で、ホテル、オフィス、店舗で構成される超高層複合ビルとなります。ホテルは18階~27階の10フロアで、総客室数は267室です。

新橋一丁目開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区新橋一丁目1-13
◆ 交通-新橋駅(JR線・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線)より徒歩3分、内幸町駅(都営地下鉄三田線)より徒歩2分
◆ 階数-地上27階、地下2階
◆ 高さ-不明
◆ 敷地面積-3,071.04㎡
◆ 延床面積-約35,800㎡(ホテル延床面積約10,400㎡)
◆ 用途-ホテル(18~27階)、オフィス、店舗
◆ 総客室数-267室
◆ 建築主-NTT都市開発(ホテル事業者 九州旅客鉄道)
◆ 竣工-2019年予定
◆ 開業-2019年予定


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「新橋一丁目開発事業」の位置図です。西側の「日比谷通り」との間にスペースがありますが、この部分には地上10階、地下1階、高さ約58mの「日比谷ビルディング」が建設中です。

 「日比谷ビルディング」は、敷地面積が1,048.39㎡あるので、これがプラスされたらもう少し大きなビルが建設可能でした。なかなか再開発はビルヲタの思い通りにはなりませんね・・・


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「新橋一丁目開発事業」の予定地です。奥のビルは「第一ホテル東京」です。


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撮影時は、地上躯体は完全に姿を消していました。

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