« 江東区 延床面積約258,600㎡の大規模プロジェクト「豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」 2016年5月着工へ! | トップページ | 千代田区 国家戦略特区指定案件 「有楽町駅周辺地区(東京都等(官民連携))」の予定地 »

2016年1月26日 (火)

港区 芝浦一丁目建替え(国家戦略特区指定案件) 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を将来的に建て替え?

Tokyotoshiba16011
-芝浦一丁目建替え(国家戦略特区指定案件)-

 「野村不動産ホールディングス」のIR資料や首相官邸の「国家戦略特区」の資料を見ていると「芝浦一丁目建替え」とか「芝浦一丁目地区」が出てきます。

 これは、「野村不動産ホールディングス」が所有する「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」周辺の再開発事業です。「国家戦略特区指定案件」となっており、早ければ2017年中の都市計画決定を見込んでいます。

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」に東芝の本社機能が集中しているようなイメージがありますが、本社機能のかなりの部分が川崎市の「スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)」に移転しています。

 現在、東芝の本社機能は、東京都港区の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」、川崎市の「スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)」、東京都江東区の「NBF豊洲ガーデンフロント」の3ヶ所に分かれています。

 東芝は、「不適切会計問題」の渦中にあります。これからリストラによる事業部や子会社の売却が本格化します。「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」からの更なる撤退も考えられます。

● NREG東芝不動産
 「NREG東芝不動産」は、「東芝住宅産業」として設立され、その後はグループ各社と合併を繰り返します。2008年12月に東芝の子会社だった「東芝不動産」の株式の65%を約800億円で「野村不動産ホールディングス」に売却して「NREG東芝不動産」となります。
 
 2015年9月には、更に株式の30%を370億円で売却しました。「NREG東芝不動産」の現在の出資比率は、「野村不動産ホールディングス」が95%、「東芝」が5%となっています。


Tokyotoshiba16012
浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
 
「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」は、地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mのオフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。

 現在は、「NREG東芝不動産(野村不動産ホールディングス95%、東芝5%)」が所有し、ビル名は「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」となっています。

 「耐震補強・長周期地震動対策工事」が行われ、地震による水平方向の揺れを吸収する「ダイナミックスクリュー」と「オイルダンパー」を、低層階を中心に102ヶ所設置しました。

浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m 
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月

(備考) 高さは、最高部166.65m、軒高165.8mという資料もあります。

 
Kawasakitoshiba140312
スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)
 
「スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)」は、JR川崎駅西口の東芝の「川崎事業所(旧堀川町工場)」跡地に建設された地上15階、塔屋1階、地下0階、高さ約71m(軒高約65m)、延床面積104,594.45㎡の大規模なオフィスビルです。

 基準階面積2,000坪は日本最大級の面積になります。竣工前から「東芝」が全フロア一括賃借する事が決まっており、2013年10月31日に東芝の「スマートコミュニティセンター」が開所しました。
 
ラゾーナ川崎東芝ビル(スマートコミュニティセンター)の概要
◆ 計画名-(仮称)ラゾーナ川崎東芝ビル新築工事
◆ 所在地-神奈川県川崎市幸区堀川町72番地34(地番)
◆ 交通-JR川崎駅徒歩1分、京急川崎駅徒歩5分
◆ 階数-地上15階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-最高部約71m、軒高64.830m
◆ 敷地面積-9,765.58㎡
◆ 建築面積-7,777.15㎡
◆ 延床面積-104,594.45㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造(積層ゴム84本、オイルダンパー16本)
◆ 用途-オフィス、博物館、駐車場
◆ 建築主-NREG東芝不動産
◆ プロジェクトマネジメント-野村不動産
◆ 基本設計-野村不動産、日建設計
◆ 実施設計・監理-野村不動産、大林組
◆ 設計監修-日建設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2011年07月
◆ 竣工-2013年03月31日
◆ オープン-2013年10月31日(スマートコミュニティセンター開所)
◆ 総事業費-500億円弱(土地代を含む)


Tokyotoshiba16013
NBF豊洲ガーデンフロント
 
「NBF豊洲ガーデンフロント」は、東京都江東区豊洲五丁目6番15号にある地上9階、敷地面積12,551.33㎡、延床面積35,621.93㎡のオフィスビルです。

|

« 江東区 延床面積約258,600㎡の大規模プロジェクト「豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」 2016年5月着工へ! | トップページ | 千代田区 国家戦略特区指定案件 「有楽町駅周辺地区(東京都等(官民連携))」の予定地 »

122 東京都・港区②」カテゴリの記事