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2016年1月15日 (金)

2020年東京オリンピック 3施設「オリンピックアクアティクスセンター、有明アリーナ、海の森水上競技場」の建設プロジェクトが始動!

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-2020年東京オリンピック-
 
2020年の東京オリンピックで使用される競技施設で、新たに「オリンピックアクアティクスセンター(水泳)」、「有明アリーナ(バレーボール)」、「海の森水上競技場(ボート、カヌー)」の3施設の建設プロジェクトが始動します。

 東京都財務局は2016年1月14日に、実施設計と施工を一括するデザインビルド(DB)発注方式を採用した3施設の一般競争入札を開札し、設計・施工を行う事業者を決定しました。

 日刊建設工業新聞(2016/01/15)
 東京都財務局/五輪競技3施設、DB方式で始動/アクアティクスセンターは大林組JV 

 建設通信新聞(2016/01/15)
 アクアティクスCは470億で大林・東光・エルゴ・東熱JV/東京五輪3競技施設 


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オリンピックアクアティクスセンター
 
「オリンピックアクアティクスセンター」は、江東区臨海部の辰巳地区の「辰巳の森海浜公園」に整備されます。オリンピックでは「水泳(競泳、飛込、シンクロナイズドスイミング)」の会場となります。

 辰巳地区には既に水泳のメッカ「東京辰巳国際水泳場」があります。「東京辰巳国際水泳場」を大改修して運河側に客席を大規模に増設する案も検討されましたが、「運河の上に席を造るのは難しい」として断念されました。

 50mのメーンプールとサブプールの床や壁を可動式にし、水深を浅くしたり、25mに区切ったりできるようにし、大会後も子供らが使えるようにします。大会時は約20,000席ですが、大会終了後は約5,000人席に減築して維持費を抑制します。

 「オリンピックアクアティクスセンター」の隣接地に「ウォーターポロアリーナ」の整備も計画されていましたが、競技会場見直しで整備が中止になりました。代替施設は既存の「東京辰巳国際水泳場」を予定しています。

オリンピックアクアティクスセンターの概要
◆ 計画名-オリンピックアクアティクスセンター(仮称)(27)新築工事
◆ 所在地-東京都江東区江辰巳二丁目2
◆ 階数-地上5階
◆ 敷地面積-約122,000㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約77,700㎡(オリンピック開催時)、約46,600㎡(大会終了後)
◆ 座席数-約20,000席(オリンピック開催時)、約5,000席(大会終了後)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 建築主-東京都
◆ 基本設計-山下設計
◆ 実施設計・施工者-大林組・東光電気工事・エルゴテック・東洋熱工業異業種特定JV
◆ 竣工-2019年12月20日予定
◆ 落札額-469億8000万円(税込み)


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有明アリーナ
 「有明アリーナ」は、座席数は約12,700席(オリンピック開催時は約15,000席)で、オリンピックでは「バレーボール(インドア)」の会場となります。

 有明地区には、既存施設の改修を行う「有明テニスの森」以外に、「有明アリーナ、有明BMXコース、有明体操競技場」の3競施設が新たに建設されますが、「有明アリーナ」以外は仮設のため大会終了後には解体されます。

 大会終了後は、様々な室内競技大会やコンサートなどのイベントを行うことができる大規模体育館となります。そのため機材搬入用の大型車が入れるようメーンアリーナの床はコンクリートとなります。

 首都圏では、「代々木第一体育館、日本武道館、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナ、幕張イベントホール(幕張メッセ)」に次ぐ6ヶ所目の「アリーナツアー」が開催出来るライブ会場が誕生する事になります。

有明アリーナの概要
◆ 計画名-有明アリーナ(仮称)(27)新築工事
◆ 所在地-東京都江東区有明一丁目9
◆ 階数-地上5階
◆ 敷地面積-約36,700㎡
◆ 延床面積-約45.600㎡
◆ 座席数-約12,700席、約15,000席(オリンピック開催時)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 建築主-東京都
◆ 基本設計-久米設計
◆ 実施設計・施工者-竹中工務店・東光電気工事・朝日工業社・高砂熱学工業異業種JV
◆ 竣工-2019年12月09日予定
◆ 落札額-360億2880万円(税込み)


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「有明アリーナ」の建設予定地です。


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海の森水上競技場

 「海の森水上競技場」は、東京港中央防波堤内側及び外側埋立地間の水路に新しく整備される施設です。オリンピックでは「ボート、カヌー(スプリント)」の競技場となります。

 国際大会が開催できるボート・カヌーの競技場及び育成・強化の拠点とするほか、多面的な水面利用を図り、東京都民のレクリエーションの場、憩いの場となります。

海の森水上競技場の概要
◆ 計画名-平成27年度海の森水上競技場整備工事
◆ 所在地-東京都江東区青海三丁目
◆ 階数-地上2階
◆ 延床面積-約13,000㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 建築主-東京都
◆ 基本設計-パシフィックコンサルタンツ
◆ 実施設計・施工者-大成建設・東洋建設・水ing・日立造船異業種JV
◆ 竣工-2019年03月28日予定
◆ 落札額-248億9832万円(税込み)

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