新宿副都心 「西新宿六丁目西第5東地区」の土地基盤整備準備組合が解散 「住友不動産」が、建て替えを検討していく模様
-西新宿六丁目西第5東地区-
新宿副都心は、「公園通り」から東側はほぼ再開発が終わりましたが、公園通り西側の「西新宿六丁目」は、再開発が終わった場所と終わっていない場所がまだら模様になっています。
「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」と「コンシェリア西新宿TOWER’S WEST」に挟まれた「西新宿六丁目西第5地区東」でも再開発が計画されています。「西新宿六丁目西第5東地区」には、「住友不動産が」が事業協力者として参画しています。
地権者任意による「西新宿六丁目西第5ブロック東地区土地基盤整備準備組合」は、共同建て替え、再開発事業、区画整理事業など、さまざまな事業手法を視野に入れ、まちづくりについての検討を進めていました。
● 準備組合が解散
「建設通信新聞」によると「西新宿六丁目西第5ブロック東地区土地基盤整備準備組合」が、2015年末に組織を解散したそうです。
建設通信新聞(2016/01/19)
準備組合を解散/住友不が建て替え検討へ/西新宿六丁目西第5東地区
今後は事業協力者として参画していた「住友不動産」が、建て替えを検討していく模様のようです。開発手法に加え、単独開発となるかどうかは現時点で未定となっています。
超高層タワーマンションが建設されると言われていましたが、周囲を超高層ビルで囲まれていて眺望が見込めないので、オフィスビルになる可能性もありますね。
「西新宿六丁目西第5地区東」の予定地です。区域面積は約6,000㎡です。西新宿六丁目の超高層ビルの谷間で再開発から取り残されたようなところです。
”敷地中央に区道が通っているため、まとまった建物が建てられない課題があるという。” となっていますが、多くの再開発で実施しているように道路を街区の端に付け替えればいいような気がしますが・・・
街区内には駐車場や空き家が多く防犯上にも問題があるようです。
街区の南東側には、幅の広い地上45階、塔屋2階、高さ167.43mの超高層タワーマンションの「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」が建っているので、超高層タワーマンションを建設しても眺望は期待出来ません。
また、住友不動産の高級賃貸住宅「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」からの眺望も悪くなり、価値が下がります。
この事から「新宿セントラルパークシティ」の拡張という形で、北側に建っている地上17階、地下2階のオフィスビル「住友不動産新宿セントラルパークビル」と同程度の高さのオフィスビルの建設を想定しているのではないか? と私は予想しています。
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