千代田区 延床面積約354,000㎡の超高層ツインタワー「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」 2016年2月下旬の建設状況
-大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業-
東京(首都圏)の撮影ツアーのために更新を休んでいました。当初は、1月下旬に行く予定でしたが、。昨年末から原因不明の酷い腰痛に苦しみ延期していました。私は、長距離を歩いても苦にならない、足腰が強いのだけが自慢だったのですが・・・
まだ腰は痛かったのですが、ネタ不足で毎日の更新が不可能になりかけていたのと、仕事の関係でこの時期を逃すとかなり先まで行けなくなるので強行しました。
「Perfume(パフューム)」の聖地である「サンストリート亀戸」が2016年3月31日をもって閉館するので、営業終了までに撮影したかったのも大きな理由です(笑)。
そのため今回は、横須賀や二俣川(横浜)や柏の葉キャンパス(柏市)などの遠くは最初から諦めました。腰に負担をかけないように、ゆっくり歩き、毎日の撮影は早めに終えてなんとかミッションを完了しました。
本題に戻って、「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、区域面積約24,000㎡、 敷地面積19,898.68㎡に延床面積約354,000㎡の超高層ツインタワーを建設するビッグプロジェクトです。
「A棟」は、敷地西側の「逓信ビル」の跡地に建設されています。「B棟」は、敷地東側の「東京国際郵便局ビル」と「関東郵政局」の跡地に建設されています。
引用資料 NTT都市開発(PDF:2015/05/11)
大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事着工のお知らせ
NTT都市開発 ニュースリリース(PDF:2015/09/03)
大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 店舗・国際会議室のリーシング及びプロパティ・マネジメント業務受託のお知らせ
大手町二丁目地区再開発施設建築物A棟の概要
◆ 計画名-大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物 A棟
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目1番17から34
◆ 階数-地上35階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-約178m (注意)高さは軒高だと思われます。
◆ 敷地面積-19,898.68㎡(施設全体)
◆ 建築面積-13,929.00㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約354,000㎡(施設全体)、約202,000㎡(A棟)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-杭基礎、一部直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、カンファレンス、地域冷暖房施設、駐車場等(施設全体)
◆ 建築主-エヌ・ティ・ティ都市開発(NTT都市開発)
◆ 設計者-日本設計
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2015年05月15日(地下部分除却工事を含む)
◆ 竣工-2018年07月予定
(備考) 建築計画のお知らせでは、「A棟」の高さは179.00m(最高182.00m)となっています。
大手町二丁目地区再開発施設建築物B棟の概要
◆ 計画名-大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物 B棟
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目1番17から34
◆ 階数-地上32階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-約163m (注意)高さは軒高だと思われます。
◆ 敷地面積-19,898.68㎡(施設全体)
◆ 建築面積-13,929.00㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約354,000㎡(施設全体)、約152,000㎡(B棟)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-杭基礎、一部直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、カンファレンス、地域冷暖房施設、駐車場等(施設全体)
◆ 建築主-独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
◆ 設計者-大林組
◆ 監理者-日本設計・NTTファシリティーズ共同企業体
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2015年05月15日(地下部分除却工事を含む)
◆ 竣工-2018年07月予定
「配置図(イメージ)」です。「A棟」は、敷地西側の「逓信ビル」の跡地に建設されています。「B棟」は、敷地東側の「東京国際郵便局ビル」と「関東郵政局」の跡地に建設されています。
「断面図(イメージ)」です。「A棟」が、地上35階、塔屋1階、地下3階、高さ約178m、「B棟」が、地上32階、塔屋1階、地下3階、 高さ約163mとなります。地下と低層部は、A棟とB棟が一体化します。
地下と低層部の一体化した部分に、大手町地区における地域冷暖房施設のループ化を実現します。
災害時の業務継続を可能とする自立性の高い電源の導入(ガスコジェネレーション、非常用発電機)、帰宅困難者を受け入れ支援する災害対応能力を強化(一時滞在施設、防災備蓄倉庫)します。
「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」の建設現場を南東側から見た様子です。「逆打ち工法」が採用されているのが現地で確認出来たので、逆打ち工法ヲタの私としては、なんとか高い所から撮影出来ないか周囲を見渡しました。
あった! JR中央線の高架橋です。JR中央線は現場に近い一番西側を走っている上に、山手線や京浜東北線よりも一段高い高架橋となっています。
東京駅から神田駅に向かう中央線下り(御茶ノ水・新宿・高尾方面)の車内から撮影しました。このあたりではすでにかなり加速しているので手前の方はブレますが、奥の方はなんとか撮影出来ます。
かなり深く掘削しています。「スロープ」と「山留め壁」が見えます。一段深く掘削した場所に「作業床」を設け、「場所打ちコンクリート杭」の構築と「逆打ち工法」のメインイベントである「構真柱(こうしんちゅう)」の建込みを行っています。
A棟の建設現場
「A棟」は、敷地西側の「逓信ビル」の跡地に建設されています。
B棟の建設現場
「B棟」は、敷地東側の「東京国際郵便局ビル」と「関東郵政局」の跡地に建設されています。かなりブレていますが、クローラークレーンで「構真柱(こうしんちゅう)」を吊り上げて建込んでいる様子が分かります。
写真右側には、「構真柱」が並べられています。この現場は「構真柱」を寝かして組んでいるようです。敷地に余裕が無い場合は、立てて組む場合もあります。
西側(A棟側)のゲートが開いていました。
少し角度を変えた様子です。
「アースドリル掘削機」です。基礎工法は、「杭基礎、一部直接基礎」となっています。アースドリル掘削機で掘削した「掘削孔」に「場所打ちコンクリート杭」の構築と「構真柱(こうしんちゅう)」の建込みを行います。
「構真柱(こうしんちゅう)」がダンプトラックで運ばれてきました。道路上は長い鉄骨は運べないので、「構真柱」は現地で所定の長さに延長(溶接)します。
「オールケーシング掘削機」で地中障害物の撤去を行っています。クローラークレーンが吊り上げているミサイルのようなものは「ハンマークラブ」です。
「オールケーシング掘削機」で打ち抜いた地中障害物を、「ハンマークラブ」を勢いよく落下させて挟み込んで吊り上げて撤去します。
東側(B棟側)のゲートが開いていました。
東側のこの部分に実物大の「外装モックアップ」を設置すると思われます。「大林組」と書かれているので、「B棟」のモックアップとなります。
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