JR東日本 中央線「飯田橋駅」のホームを新宿方に200m移設して直線化 「JR飯田橋駅西口仮駅舎工事」が本格化 & 新宿方へのホーム移設工事も始まる!
-JR飯田橋駅-
JR東日本は、中央線飯田橋駅のホームを西側(新宿方)に約200m移設します。2020年の東京オリンピック前に完成させたい考えで、整備費は100億円程度を見込みます。
現在の「飯田橋駅」の中央線ホームは、急曲線区間(曲線半径R=300m)にあり、列車とホームの隙間が大きくなっています。列車とホームの隙間が最大で33cmもあります。
現在は、転落検知マットや注意喚起の回転灯、放送設備などを設置して利用者の転落を防いでいますが、ホームを直線区間に移すことで隙間を解消することにしました。移設が完了すると隙間が最大で15cmに縮小する予定です。
平面イメージ図です。現在のホームは目白通りを東京方に一部越えて、急曲線区間(曲線半径R=300m)にあります。
ホームを西側(新宿方)の直線区間に約200m移設します。「現在の連絡通路+早稲田通りを越えた新宿方」が新しいホームになります。
引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/07/02)
JR中央線飯田橋駅ホームにおける抜本的な安全対策の着手について
急曲線区間(曲線半径R=300m)です。急曲線区間(曲線半径R=300m)は、列車とホームの隙間が大きくなります。列車とホームの隙間が最大で33cmもあります。
JR飯田橋駅西口仮駅舎工事
「飯田橋駅」のホームを新宿方に200m移設するには、仮設の西口駅舎を設ける必要があります。JR東日本の公式HPから工程が発表されることはまず無いので、どのように工事を行うのか妄想するのは楽しいです。
どこに仮設の西口駅舎を設けるのかな? と思っていたら上記の場所でした。他にスペースが無いので、ここしかありませんね。
雨の水滴で見づらいですが、「JR飯田橋駅西口仮駅舎工事」の仮駅舎イメージ図です。
「JR飯田橋駅西口仮駅舎工事」が本格的に行われています。「労災保険関係成立票」によると工期は2015年4月6日~2016年9月30日(予定)となっていました。西口仮駅舎の供用開始は、2016年夏以降になりそうですね。
アップです。仮設と言っても本格的な駅舎です。こんな大雨の日に撮影するのはおバカな私くらいのものですが、雨の日はビルの撮影が出来ないので、鉄道関係の撮影と決めています。
別角度から見た様子です。
JR飯田橋のホームから見た様子です。
構台を構築して建設しています。
JR飯田橋駅の西口への連絡通路です。すでに両側と床が仮設になっています。連絡通路は解体されて、新しいホームになります。
図がボケボケで申し訳ないですが、現地に掲示されていた解体工程表を見ると既存の連絡通路(黄色)の内部に仮設の連絡通路(赤)を設て、外側の解体を行うようです。
私のような部外者が考えると西口仮駅舎の供用開始後に一気に解体すれば、手間も省け、工費も安上がなのに・・・ と思いますが、段階を踏むのには理由があるんでしょうね。
西口への連絡通路を外側から見た様子です。
何か工事を行っています。現地に掲示されていた解体工程表を見ると仮設の連絡通路は、仮設の支柱で支えるようです。
「牛込橋(早稲田通り)」の北側にJR飯田橋駅の西口があります。ホーム移設にあわせ「西口駅舎」を建て替えます。また、駅舎建替えに合わせて小規模な店舗を計画するとともに、千代田区と連携し駅前広場(約1,000㎡)を整備します。
「牛込橋(早稲田通り)」を新宿方(南西側)に越えてホームが伸びます。敷地に余裕があるのでホーム設置には問題はありません。
ホーム移設を計画する範囲の一部は史跡区域(江戸城外堀跡)に指定されています。そのため、文化財に配慮した計画となるよう検討を進めていきます。
新宿方(南西側)のホーム設置工事もすでに始まっています。
アップです。
少し方向を変えた様子です。
東側は「中央線快速」のためホームは設けません。
旧牛込駅
この場所にはかつて「牛込駅」がありました。中央線の複々線化に伴い、従来からあった「牛込駅」と「飯田町駅」を統合して中間に飯田橋駅を開業しました。
そのため、中央線飯田橋駅のホームを西側(新宿方)に約200m移設するのjは、旧牛込駅の復活とも言えます。
JR飯田橋「東口」でも工事が行われていました。何の工事かは分かりませんでした。
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