東京都市計画神宮外苑地区地区計画 「神宮球場」と「秩父宮ラグビー場」の場所を入れ替えて建て替えが計画されている予定地
-東京都市計画神宮外苑地区地区計画-
「東京都」は、神宮外苑地区における国立競技場の建替計画の具体化を契機に、同地区一帯の再整備を進めるための「東京都市計画神宮外苑地区地区計画」を決定しています。
引用資料 東京都・報道発表資料(2015/04/01)
神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書を締結
「神宮球場」と「秩父宮ラグビー場」の土地を交換した上で、「秩父宮ラグビー場」を先に取り壊し、2020年の東京オリンピック期間中は「新国立競技場」の駐車場などとして利用します。
2020年の東京オリンピック翌年以降跡地に新しい球場を建設します。完成は2022年度を想定しています。新球場が完成するまでは、現在の球場を利用します。「秩父宮ラグビー場」は、球場を取り壊したあとで整備します。完成は2025年度を想定しています。
「対象区域」です(赤線内)。覚書の締結者が「宗教法人明治神宮、独立行政法人日本スポーツ振興センター、一般財団法人高度技術社会推進協会、伊藤忠商事、日本オラクル、三井不動産、東京都」となっているので、赤線内の「青山通り」沿いの既存のビルの再開発が行われる可能性があります。
神宮球場
「神宮球場」の正式名称は「明治神宮野球場」で、1926年10月に開場しました。東京六大学野球の開催球場として生まれ、1964年からはヤクルトが本拠球場として使用しています。
1982年にフェアグラウンド人工芝敷設、2008年に外野拡張など幾度も改修工事が行われていますが、施設の老朽化が深刻です。収容能力は34,572人です。
建て替えではドーム化せずに、規模は広島市の「MAZDAZoom-Zoomスタジアム広島」と同程度と言われていますが、まだ概要等が正式に決まった訳ではありません。
秩父宮ラグビー場
「秩父宮ラグビー場」は1947年11月に東京ラグビー場として完成して、1953年から現在の名称になっています。
収容人数は25,194人で、大学ラグビーやトップリーグが行われ、東大阪市の「近鉄花園ラグビー場」と共に日本ラグビー界の聖地となっています。
新しいラグビー場は、スタンド全面に屋根が架けられる予定です。これにより、雨や雪の心配なく観戦可能となり、更に移転により高層ビルから離れる事により、強いビル風も軽減されるメリットがあります。
「秩父宮ラグビー場」を少し引いて見た様子です。
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