文京区 総事業費約1,180億円の「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」 解体工事が始まり本格的に動き出す!
-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業-
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、南側に「文京シビックセンター」が隣接し、更に南側には「東京ドーム」が立地しています。地下鉄4路線が周辺で交差、更に街区の4周を幹線道路が囲むという好立地です。
再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。「南街区、北街区、西街区」の3街区に分けて再開発が行われます。
引用資料 → 春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
● 本格的に動き出す!
再開発は当初計画よりも大幅に遅れていますが、既存建物の解体工事が始まって本格的に動き出しています。
本体工事の施工者も、南街区は「大成建設」、北街区は「清水建設」、西街区は「東洋建設」に決まりました。本体工事は、解体工事と並行して段階的に進めます。
日刊建設工業新聞(2016/03/22)
春日・後楽園駅前地区再開発(東京都文京区)/本体工事の施工者決定/組合
建設通信新聞(2016/03/22)
南工区を大成、北は清水/西工区が東洋建設/春日・後楽園駅前再開発組合
参加組合員には、「三井不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、新日鉄興和不動産」、事業協力者として「清水建設、大成建設」が参画しています。
総事業費は、当初754億円を見込んでいましたが、資材・労務費の高騰などを受けて約1100億円と増加していました。その後更に増えて、現時点では総事業費は1180億円程度を見込んでいます。
「施設建築物イメージ」です。
「配置図」です。再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。
「断面図」です。
「文京シビックセンター」の展望台から見た「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地です。このように中小のビルが密集しています。
南街区
「南街区」の建設予定地です。
南街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 南街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上23階、地下2階
◆ 高さ-最高部109.08m、軒高100.23m
◆ 敷地面積-9,315.59㎡
◆ 建築面積-5,113.21㎡
◆ 延床面積-94,166.32㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、CFT造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、変電所
◆ 総戸数-157戸(うちワンルーム43戸)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2016年03月末日予定
◆ 竣工-2019年12月31日予定
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 南街区」の建築計画のお知らせです。数値が変更されていました。
高さ(最高部110.70m、軒高104.49m)→(最高部109.08m、軒高100.23m)、建築面積5,360.80㎡→5,113.21㎡、延床面積94,920.84㎡→94,166.32㎡に変更になっていました。
北街区
「住友不動産後楽園ビル」の東側が、「北街区」の建設予定地です。
北街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上40階、地下2階
◆ 高さ-最高部151.10m、軒高140.83m
◆ 敷地面積-6,208.90㎡
◆ 建築面積-4,101.18㎡
◆ 延床面積-84,956.87㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭、直接基礎
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-578戸
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2015年09月末日予定(当初計画)
◆ 竣工-2019年12月31日予定(当初計画)
解体工事が本格的に始まっていました。
地上から見た解体工事の様子です。
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区」の建築計画のお知らせです。
西街区
地上20階、塔屋1階、地下2階の「住友不動産後楽園ビル」の南側が、「西街区」の建設予定地です。「住友不動産後楽園ビル」は、1998年8月竣工と新しいため、今回の再開発には参加しません。
西街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 西街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上13階、地下1階
◆ 高さ-最高部48.80m、軒高45.30m
◆ 敷地面積-463.14㎡
◆ 建築面積-235.69㎡
◆ 延床面積-3,259.68㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-28戸(うちワンルーム28戸)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-東洋建設
◆ 着工-2015年09月末日予定(当初計画)
◆ 竣工-2019年12月31日予定(当初計画)
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 西街区」の建築計画のお知らせです。前回探しても見つける事が出来ませんでしたが、今回やっと掲示場所を見つけました。
| 固定リンク
« 祝! 新宿駅に直結した国内最大規模の高速バスターミナル 「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」が2016年4月4日(月)にオープン! | トップページ | 港区 地上22階、高さ約129mの「(仮称)芝公園1丁目ビル計画」 2016年2月下旬の建設状況 »
「130 東京都・文京区」カテゴリの記事
- 飯田橋に「住友村」が誕生 地上35階、高さ約170mの「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価調査計画書の縦覧!(2023.09.25)
- 東京ドーム 過去最大規模のリニューアルを実施 国内スタジアムで最大規模の横幅約125.6mのフルカラーLEDメインビジョンが稼働!(2022.04.07)
- 東京ドーム 過去最大規模のリニューアルを実施 工事を1年前倒し 2022年3月のオープン戦から新たな装いでプロ野球が開幕!(2021.12.14)
- 「飯田橋駅」の北側 「北・北西地区、南地区」の2地区で再開発を検討 文京区が「後楽二丁目地区まちづくり整備指針(素案)」を公表!(2021.03.04)
- 「三井不動産」がホワイトナイトに! 1,000億円規模で、「東京ドーム」に株式公開買い付け(TOB)を実施で最終調整(2020.11.27)