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2016年4月

2016年4月30日 (土)

工事が延々と続く横浜駅は「日本のサグラダ・ファミリア」 JR東日本 地上29階、高さ約132mの「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」が本格着工!

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(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事
 横浜駅周辺は、絶えず工事が続いることから、スペインの世界遺産である「サグラダ・ファミリア教会」を連想させるとして、「日本のサグラダ・ファミリア」と揶揄されています(笑)。

 横浜駅西口の「横浜シァル」と「横浜エクセルホテル東急」跡地に計画している超高層複合ビル「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」は、2015年10月19日に着工(準備工事)されました。「建築計画のお知らせ」通りなら2016年4月1日に本格着工していると思われます。

 引用資料 JR東日本(PDF:2014/03/04)
 (仮称)横浜駅西口駅ビル計画について 

 当初は、地上33階、地下3階、最高高さ約180m、延床面積約182,000㎡で計画されていましたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、従来以上に安全性を重視した構造に改めるために計画が見直されました。

 更に、「JR東日本、東急電鉄」が共同で計画していた事業主体を「JR東日本」に一本化しました。当初計画からすると規模は大幅に縮小されています。

(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区南幸一丁目1番2他
◆ 階数-地上29階(建築基準法上30階)、地下3階(駅前棟)、地上9階(鶴屋町棟)
◆ 高さ-最高部132.264m(駅前棟)、最高部約31m(鶴屋町棟)
◆ 敷地面積-8,675.17㎡(駅前棟)、約5,000㎡(鶴屋町棟)
◆ 建築面積-7,251.14㎡(駅前棟)
◆ 延床面積-97,454.82㎡(駅前棟)、約24,000㎡(鶴屋町棟)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(駅前棟)商業施設、オフィス等、(鶴屋町棟)駐車場、保育所等
◆ 事業主体-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2015年10月19日(駅前棟・準備工事)、2016年04月01日(駅前棟・本体工事)、2018年予定(鶴屋町棟)
◆ 竣工-2020年03月31日予定

(注意) 「建築計画のお知らせ」では、地上29階(建築基準法上30階)となっていますが、JR東日本の2015年9月3日のPDF資料では、地上26階(建築基準法上30階)となっているので、運用上は従来通りの地上26階だと思われます。

 JR東日本(PDF:2015/09/03)
 (仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事の着手について


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「配置図、断面図」です。「駅前棟」と「鶴屋町棟」の2棟で構成されています。


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(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事

 地上29階(建築基準法上30階)、地下3階(駅前棟)、高さ132.264mの「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」の建設現場です。


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「横浜シァル」跡地です。


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「横浜エクセルホテル東急」跡地です。


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きた西口(きた通路)

 横浜駅の「きた西口」です。「きた西口」の手前が「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」の北端になります。この部分には「きた西口広場」が整備されます。

 この先は東西自由通路の「きた通路」となっています。「きた通路」沿いにJRと京浜急行の改札口があります。

 横浜駅には、東西自由通路が北から「きた通路、中央通路、みなみ通路」の3本あります。影が薄かった「きた通路」ですが、「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」が完成すると状況が一変しそうです。


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「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」の「建築計画のお知らせ」です。計画通りなら2016年4月1日に本格着工していると思われます。


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新田間川

 「新田間川」を北側に越えて「鶴屋町棟」まで歩行者デッキが整備されます。上を走っているのは「首都高速道路神奈川2号線」です。


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鶴屋町棟

 「鶴屋町棟」の建設予定地を南西側から見た様子です。地上9階、高さ約31mの「鶴屋町棟」には、立体駐車場、保育所等が整備されます。「鶴屋町棟」は、2018年着工予定です。


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「鶴屋町棟」の建設予定地を北側から見た様子です。

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2016年4月29日 (金)

JR中央線国分寺駅直結 超高層ツインタワーマンション「シティタワー国分寺ザ・ツイン(ウエスト・イースト)」

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-シティタワー国分寺ザ・ツイン(ウエスト・イースト)-

 「国分寺駅」は、多くの人々が利用する交通の結節点であり、北口周辺は国分寺市の中心市街地として発展してきました。
 しかし、駅利用者の増加に対して道路や駅前広場の整備が遅れており、再開発が計画されていました。

 特定建築者に選定さている「住友不動産」は、国分寺市が施行する「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」を2015年7月1日に着工しました。共同住宅部分の正式名称は「シティタワー国分寺ザ・ツイン」となっています。

 引用資料 国分寺市・公式HP(2015/07/10)
 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業 

● 商業施設にはクイーンズ伊勢丹などが出店
 「三越伊勢丹プロパティ・デザイン」は、「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」に伴い設置される西街区の地上1階~4階の商業施設の運営を受託しています。

 1階にはグループ企業の三越伊勢丹フードサービスが展開する「クイーンズ伊勢丹」が出店する予定で、2階~4階の商業施設の詳細については検討中です。

国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-(仮称)国分寺都市計画事業 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事
◆ 所在地-東京都国分寺市本町二丁目、三丁目の各一部
◆ 施工区域面積-約21,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約8,500㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約93,100㎡(施設全体)
◆ 施工者-国分寺市
◆ 特定建築者-住友不動産


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「位置図」です。JR国分寺駅から「西街区」を挟んで、北側に「交通広場」が整備されます。


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「セレオ国分寺」9階の「アウトドアガーデン」から見た「(仮称)国分寺都市計画事業 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事」です。


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シティタワー国分寺 ザ・ツイン ウエスト
 
「西街区」の「シティタワー国分寺 ザ・ツイン ウエスト」の建設現場です。

シティタワー国分寺 ザ・ツイン ウエストの概要
◆ 計画名-(仮称)国分寺都市計画事業 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事・西街区
◆ 所在地-東京都国分寺市本町三丁目3001号(地番)
◆ 交通-JR中央本線「国分寺」駅から徒歩1分、西武鉄道国分寺線「国分寺」駅から徒歩1分、 西武鉄道多摩湖線「国分寺」駅から徒歩1分
◆ 階数-地上36階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部134.9m
◆ 敷地面積-5,460.54㎡
◆ 建築面積-3,947.24㎡
◆ 延床面積-57,317.63㎡(容積対象面積38,187.54㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造(軸力フリー制震間柱)
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、公益施設
◆ 総戸数-299戸(その他店舗18区画、公益業務施設1区画)   
◆ 建築主-住友不動産(特定建築者および売主)
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2015年06月25日(安全祈願祭)、2015年07月01日(着工)
◆ 竣工-2018年02月下旬予定 
◆ 入居開始-2018年04月下旬予定


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地下3階なのでかなり深く掘削しています。基礎工法は、強固な地盤で建物を直接支える「直接基礎」となっています。

 「山留め壁」が見えますが、下段を「ソイルセメント柱列壁工法」、上段を「親杭横矢板工法」で構築しています。山留め壁は「アースアンカー」で支えています。


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「西街区」の北側には、「交通広場」が整備されます。


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シティタワー国分寺 ザ・ツイン イースト
 
「東街区」の「シティタワー国分寺 ザ・ツイン イースト」の建設現場です。コンデジをフェンスの外に出して撮影しました。

シティタワー国分寺 ザ・ツイン イースト の概要
◆ 計画名-(仮称)国分寺都市計画事業 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事・東街区
◆ 所在地-東京都国分寺市本町二丁目3002号(地番)
◆ 交通-JR中央本線「国分寺」駅から徒歩1分、西武鉄道国分寺線「国分寺」駅から徒歩1分、 西武鉄道多摩湖線「国分寺」駅から徒歩1分
◆ 階数-地上35階、塔屋2階、地下2階 
◆ 高さ-最高部124.8m
◆ 敷地面積-3,043.68㎡
◆ 建築面積-1,795.96㎡
◆ 延床面積-35,801.51㎡(容積対象面積22,779.97㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造(軸力フリー制震間柱)
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-284戸(地権者住戸30戸含む、その他店舗12区画)   
◆ 建築主-住友不動産(特定建築者および売主)
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2015年06月25日(安全祈願祭)、2015年07月01日(着工)
◆ 竣工-2018年01月下旬予定 
◆ 入居開始-2018年04月下旬予定


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地下2階なのでかなり深く掘削しています。基礎工法は、強固な地盤で建物を直接支える「直接基礎」となっています。

 「山留め壁」が見えますが、下段を「ソイルセメント柱列壁工法」、上段を「親杭横矢板工法」で構築しています。山留め壁は「アースアンカー」で支えています。


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JR中央本線の「国分寺駅」を北側に出るとすぐに「シティタワー国分寺 ザ・ツイン」の建設現場です。「仮囲い」に透明のアクリル板で「のぞき窓」が多数設けられています。


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のぞき窓から見た「西街区」の「シティタワー国分寺 ザ・ツイン ウエスト」の建設現場です。


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のぞき窓から見た「東街区」の「シティタワー国分寺 ザ・ツイン イースト」の建設現場です。

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2016年4月28日 (木)

中央区 2016年秋に開業予定 地上32階、高さ約170mの「KYOBASHI EDOGRAND(京橋エドグラン)」

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-KYOBASHI EDOGRAND(京橋エドグラン)-

 東京駅近くの京橋二丁目では、「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業」が建設中です。複合施設の名称は「KYOBASHI EDOGRAND(京橋エドグラン)」に決定しています。2016年秋に開業予定です。

 引用資料 日本土地建物(PDF:2016/01/19)
 ビジネスや賑わい、観光の拠点として注目される“京橋エリア”の新たなランドマーク「KYOBASHI EDOGRAND(京橋エドグラン)」に名称決定~2016年秋に開業予定~ 

 2つのプロジェクトで構成されおり、計画名は「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物(再開発棟)」と「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物(歴史的建築物棟)改修工事」となっています。
 
KYOBASHI EDOGRAND(京橋エドグラン)の概要
◆ 計画名-京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物(再開発棟)
◆ 所在地-東京都中央区京橋二丁目2番27(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線「京橋」駅直結、JR「東京」駅徒歩5分
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部170.41m、軒高167.56m
◆ 敷地面積-7,994.44㎡(施設全体)
◆ 建築面積-5,182.84㎡(再開発棟)
◆ 延床面積-113,553.53㎡(再開発棟)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎-直接基礎、一部場所打ち杭(アースドリル工法、拡底杭)
◆ 地震対策-中間層免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、公益施設
◆ 建築主-京橋二丁目西地区市街地再開発組合(参加組合員 日本土地建物、東京建物、清水建設)
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年10月02日(起工式)
◆ 竣工-2016年10月31日予定
◆ 開業- 2016年秋予定


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街並み景観に配慮した施設計画

 「京橋エドグラン」は、保存・再生した歴史的建築物棟「明治屋京橋ビル」と、新築する再開発棟の2棟で構成されます。

 中央通りから見て右側に「明治屋京橋ビル」、左側に再開発棟の低層部が位置します。これらは建物の高さを合わせることで街並み景観への配慮を行っています。


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中間層免震構造を採用

 「京橋エドグラン」は、7階の下に「免震層」を備えた「中間層免震構造」を採用しています。加えて、通常時の風荷重や中規模地震以下に対しては免震層を固定してダンパーによる集中制振とし、大地震時にはロックが外れて免震装置が機能する「弾性ロック機構」を国内で初めて導入しました。


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北東側(中央通り側)から見た様子です。


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北東側(中央通り側)から見た下層階の様子です。中央通りから見て右側に「明治屋京橋ビル」、左側に再開発棟の低層部が位置します。これらは建物の高さを合わせることで街並み景観への配慮を行っています。


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歴史的建築物の「明治屋京橋ビル」は、改修工事を実施して保存され、「免震構造」のビルに生まれ変わりました。外壁の美装化も行われピカピカになっています。


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「明治屋京橋ビル」は、2015年8月31日から業務を開始しています。「明治屋京橋ストアー」は、2015年9月16日に新装オープンしています。


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東側(中央通り側)から見た様子です。


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7階下の低層部とオフィスの切り替え部分に「免振層」を備えた「中間層免震構造」を採用しています。「免震層」の下は高さ約31mの吹き抜け空間です。


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南東側(中央通り側)から見た様子です。


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南東側(中央通り側)から見た下層階の様子です。


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再開発棟の低層部です。


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南西側(柳通り側)から見た下層階の様子です。


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北西側(柳通り側)から見た下層階の様子です。

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2016年4月27日 (水)

千代田区 「富士ビル・東京商工会議所ビル・東京會舘ビル」を一体的に建て替え 地上30階、高さ約約150mの「(仮称)丸の内3-2計画」

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-(仮称)丸の内3-2計画-
 「(仮称)丸の内3-2計画」は、「富士ビル、東京商工会議所ビル、東京會舘ビル」の3棟を一体的に建て替えるプロジェクトです。

 「(仮称)丸の内3-2計画」は、着工に先立ち2015年11月11日に地鎮祭が行われ、2015年11月16日に着工しました。

 引用資料 三菱地所・ニュースリリース(PDF:2015/11/11)
 三菱地所・東京商工会議所・東京會舘による共同プロジェクト 「(仮称)丸の内3-2計画」 着工 

(仮称)丸の内3-2計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目2番他 
◆ 階数-地上30階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部149.995m、軒高約140m
◆ 敷地面積-9,935.02㎡
◆ 建築面積-8,394.96㎡
◆ 延床面積-173,497.12㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、会議室、バンケット、店舗、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所、東京商工会議所、東京會舘
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2015年01月19日~2015年11月15日
◆ 着工-2015年11月11日(地鎮祭)、2015年11月16日(着工)
◆ 竣工-2018年10月中旬予定


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フロア構成図です。

低層部
 「低層部」については、「三菱地所、東京商工会議所、東京會舘」による区分所有となり、「三菱地所」による丸の内仲通り路面店舗を中心とした店舗、「東京商工会議所」による貸し会議室、賃貸オフィスおよび東商事務局、「東京會舘」によるバンケットを配置します。

高層部
 「高層部」は、皇居外苑を正面に望む賃貸オフィスとなり、「三菱地所」と「東京會舘」が共有します。


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「(仮称)丸の内3-2計画」の建設現場を北西側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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「(仮称)丸の内3-2計画」の建築計画のお知らせです。最高部の高さが、約150mから149.995mに修正されていました。延床面積も少し変更されていました。

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2016年4月26日 (火)

中央区 超巨大なトライスター型タワーマンション「KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)」

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-KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)-

 「勝どき五丁目地区第一種市街地再開発事業」は、超巨大な超高層タワーマンション「THE TOKYO TOWERS」のすぐ北側に計画されている再開発計画です。

 3街区に分かれ中心となる「B-1街区」には、地上53階、地下2階、高さ178.78m、総戸数1,420戸(販売総戸数1,318戸、事業協力者戸102戸を含む、他に公益施設・店舗)の超高層タワーマンションが建設中です。

 正式名称は「KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)」で、超巨大な「トライスター型」のタワーマンションになります。
 総戸数1,420戸は、マンション1棟あたりの総戸数が「THE TOKYO TOWERS」に次いで国内2番目になります。竣工前ですが、すでに全戸完売しています。 

KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)の概要
◆ 計画名-勝どき五丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事(B-1街区)
◆ 所在地-東京都中央区勝どき五丁目1400番
◆ 交通-都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩6分
◆ 階数-地上53階、地下2階
◆ 高さ-最高部178.78m、軒高175.13m
◆ 敷地面積-10,878.09㎡
◆ 建築面積-5,915.90㎡
◆ 延床面積-161,697.33㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造 、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(VDコアフレーム工法)
◆ 用途-共同住宅、店舗、児童福祉施設等
◆ 総戸数-1,420戸(販売総戸数1,318戸、事業協力者戸102戸を含む、他に公益施設・店舗)
◆ 建築主-勝どき五丁目地区市街地再開発組合(売主 鹿島建設、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、住友商事、野村不動産)
◆ 設計者・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2013年09月01日
◆ 竣工-2016年12月下旬予定
◆ 入居開始-2017年03月下旬予定


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た見た様子です。竣工前ですが、すでに全戸完売しています。


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「KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)」は、上から見ると「Y字型」の超巨大な「トライスター型」のタワーマンションです。

 基礎工法は湾岸部では珍しい「直接基礎」を採用しています。この辺りは、比較的浅い部分に堅固な支持層があるので、すぐ近くの「THE TOKYO TOWERS」も「直接基礎」です。

 地震対策として、「制振構造」を採用しています。世界初の採用となる、3つの棟を組み合わせる「VDコアフレーム工法」を採用しています。


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南側から見た様子です。


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西側から見た様子です。

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2016年4月25日 (月)

川崎市 JR鹿島田駅とJR新川崎がペデストリアンデッキで直結 地上47階、高さ約165mの「パークタワー新川崎」

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-パークタワー新川崎-

 川崎市の「JR鹿島田駅」と「JR新川崎駅」の間に「(仮称)鹿島田駅西部地区第一種市街地再開発事業施設建築物」が建設中です。

 2つのプロジェクト「(仮称)鹿島田駅西部地区第一種市街地再開発事業施設建築物 住宅棟」と「(仮称)鹿島田駅西部地区第一種市街地再開発事業施設建築物 生活利便施設棟」で構成されています。

 「住宅棟」は、地上47階、地下2階、高さ165.00m、総戸数670戸(事業協力者戸数12戸含む、他に店舗3区画、事業協力者用店舗16区画)となっています。
 正式名称は「パークタワー新川崎」に決まりましたが、ご存知のようにいろいろあって工事が一部やり直しになりました。

 「生活利便施設棟」は、地上5階、地下1階、延床面積約17,000㎡(店舗面積約11,000㎡)となっています。2015年3月26日(木)に「新川崎スクエア」として先行してオープンしました。

● パークタワー新川崎から名称変更なし
 
工事が一度中断するとマンション名を変更する事がよくありますが、「パークタワー新川崎」は名称変更しませんでした。

 当初計画では、竣工が2015年3月中旬予定、入居開始が2015年5月下旬予定でしたが、竣工が2016年10月上旬予定、入居開始が2017年1月中旬予定と1年半以上先送りになりました。

パークタワー新川崎の概要
◆ 計画名-(仮称)鹿島田駅西部地区第一種市街地再開発事業施設建築物 住宅棟
◆ 所在地-神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目1201番(地番)
◆ 交通-JR横須賀線「新川崎」駅徒歩3分、JR湘南新宿ライン「新川崎」駅徒歩3分、JR南武線「鹿島田」駅徒歩4分
◆ 階数-地上47階、地下2階(住宅棟)
◆ 高さ-最高部165.00m
◆ 敷地面積-6,131.20㎡(住宅棟)
◆ 建築面積-4,813.52㎡(住宅棟)
◆ 延床面積-76,064.73㎡(住宅棟)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間免震構造(4種類の免震ゴム×40台、オイルダンパー×12本、弾性すべり支承×8台)
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-670戸(事業協力者戸数12戸含む、他に店舗3区画、事業協力者用店舗16区画)
◆ 建築主-鹿島田駅西部地区再開発会社(出資者:三井不動産、三井不動産レジデンシャルなど)、売主(三井不動産レジデンシャル)
◆ 設計者・ 監理者-松田平田設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2012年04月15日
◆ 竣工-2016年10月上旬予定
◆ 入居開始-2017年01月中旬予定


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東側から見た下層階の様子です。私はてっきり「ペデストリアンデッキ」は、こちら側(パークタワー新川崎の北側)に整備されるのかと思っていましたが、反対側の南側でした。


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北側から見た下層階の様子です。1階は店舗になります。「テナント募集中」の告知には、「平成28年12月オープン(予定)」となっていました。

 「パークタワー新川崎」の基礎工法は「場所打ちコンクリート拡底杭」、地震対策として「中間免震構造」を採用しています。
 1階と2階の間に「免震装置(4種類の免震ゴム×40台、オイルダンパー×12本、弾性すべり支承×8台)」を設置しています。


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西側から見た様子です。


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JR鹿島田駅とJR新川崎がペデストリアンデッキで直結 
 JR鹿島田駅」側から見た様子です。「JR鹿島田駅」と「パークタワー新川崎」は、ペデストリアンデッキで直結します。


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「JR鹿島田駅」側のペデストリアンデッキが延長されています。


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まだ「パークタワー新川崎」が建設中のため、「パークタワー新川崎」手前で行き止まりです。


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階段で降ります。


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「パークタワー新川崎」の南側に、ペデストリアンデッキが整備されます。


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90度曲がって、「パークタワー新川崎」と「新川崎スクエア」の間にペデストリアンデッキが整備されます。ペデストリアンデッキは、西側に隣接する「新川崎スクエア」の3階と接続されます。


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新川崎スクエア
 
2015年3月26日(木)にオープンした「新川崎スクエア」です。「新川崎スクエア」には、北側に3階床レベルでペデストリアンデッキが整備されています。

 「JR新川崎駅」側のペデストリアンデッキ(JR新川崎駅~新川崎スクエアの手前)は、2014年10月6日から供用開始されています。

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2016年4月24日 (日)

JR東日本 中央線「御茶ノ水駅」 人工地盤・耐震補強・ホーム延長 大規模に行われている「JR御茶ノ水駅バリアフリー整備等工事」

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-JR御茶ノ水駅バリアフリー整備等工事-
 
JR御茶ノ水駅は、中央・総武線(各駅停車)と中央快速線の接続や地下鉄との乗り換えもできる鉄道交通の要衝です。
 しかし、駅の北側の「神田川」をはじめ、「聖橋」や「お茶の水橋」、「茗渓通り」に囲まれた狭隘(きょうあい)な位置にあることも影響し、これまでバリアフリー設備が未整備でした。

 JR東日本は、2013年秋からバリアフリー整備等の改良工事に本格着手しました。バリアフリー整備とあわせて「聖橋口」の駅前広場機能整備も進めます。バリアフリー整備は2018年度、駅前広場機能整備は2020年度までの完了を目指します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2013/09/03)
 JR中央線御茶ノ水駅バリアフリー整備等の本体工事着手について 

● バリアフリー整備
 「御茶ノ水駅」のホームと線路上空に、御茶ノ水橋口と聖橋口を結ぶ人工地盤(約2,900㎡)を設置します。

 各ホームにエレベーター1基、エスカレーター2基を配置し、御茶ノ水橋口~聖橋口への2方向バリアフリールートを整備して利便性の向上を図ります。

● 聖橋口駅前広場機能の整備
 バリアフリー整備に合わせて、千代田区と連携して「聖橋口駅前広場機能」の整備も進めます。

 新たに整備される駅前広場は約500㎡で、駅舎も現在の茗渓通り側から聖橋側(人工地盤上)に移設されます。


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西側の「お茶の水橋」から見た「仮設桟橋」です。中央線の茶ノ水駅は、神田川に沿って構築された盛土上にあり、神田川と台地側切土に挟まれた狭隘(きょうあい)な地形上に位置しています。

 そのため神田川に「仮設桟橋」を設置して、「仮設桟橋」の上から工事を行うしか方法がありません。工事名は「御茶ノ水駅改良工事」で「鹿島建設、大成建設JV」により行われています。工期は2012年9月7日~2020年3月31日までとなっています。


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河川側盛土耐震補強
 JR御茶ノ水駅では、バリアフリー化工事に併せて河川側盛土の「耐震補強工事」も行っています。


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「耐震補強工事」の補強方法(標準)です。線路下の土中に「棒状補強材」を埋め込み、大規模地震による崩壊を防止します。


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「耐震補強工事」の様子です。


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既存の「法面(のりめん)」を補強して「耐震補強工事」を行っている様子が分かります。


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ホーム西側から見た神田川に設置された「仮設桟橋」です。


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ホーム東側から見た神田川に設置された「仮設桟橋」です。


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東側の「聖橋(ひじりばし)」から見た神田川に設置された「仮設桟橋」です。


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少し北側から見た様子です。


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「神田川」の北岸にゲートが設けられています。


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この上に人工地盤を構築して「改札内コンコース、駅施設等」を整備します。


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北側の3番線・4番線ホームです。


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既存のホームは解体されて、仮設のホームに造り替えられています。このような工事は終電から始発の間に行われますが、気が付かない間に少しずつ変わるので、いつも感心してしまいます。


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新しいホームを支える基礎です。現在は仮設のホームを支えています。工事前は「盛土式ホーム」でしたが、「盛土」がすべて撤去されています。


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北側の3番線・4番線ホームです。ホーム屋根を支える支柱が仮設の支柱に造り替えられています。ホーム屋根も仮設の屋根に造り替えられています。

 ホーム床に黒いゴムマットが敷かれています。「断面図」を見ると上下線の各ホームの中心部分に人工地盤を支えるための柱があります。

 上下線の各ホームの中心部分に人工地盤を支えるための「場所打ちコンクリート杭」を新たに構築するようです。ここにもJR千葉駅で活躍した「コンパクトリバース JET-18」が投入されると思われます。


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仮設のホーム屋根です。


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架線を吊る部分も仮設の鉄骨に造り替えられています。


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南側の1番線・2番線ホームです。


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既存のホームは解体されて、仮設のホームに造り替えられています。


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南側の1番線・2番線ホームです。ホーム床に黒いゴムマットが敷かれています。


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既存の柱がまだ残っていますが、ホーム屋根を支える支柱が仮設の支柱に造り替えられています。ホーム屋根も仮設の屋根に造り替えられています。


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階段を支える部分も仮設に造り替えられています。


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12両編成対応にホームを延長

 JR中央線は、2020年度を目途に快速電車へ2階建グリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う予定です。

 そのため、快速電車が発着する外側の1番線と4番線を、12両編成の列車が停車できるようにホームを延長する工事が行われます。

 どの部分が延長されるのか分かりませんが、東京方は延長する余裕が無いので、新宿方の「「お茶ノ水橋口」の橋上駅舎の下が延長されると思われます。


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台地側擁壁耐震補強
 JR御茶ノ水駅は、1番線のすぐ南側が切土による崖になっている狭隘(きょうあい)な場所にあります。南側の切土による崖の部分も大規模地震による崩壊を防止するために「台地側擁壁耐震補強」を行います。

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2016年4月23日 (土)

大手町で生活する究極の贅沢 大手町ホトリア 地上29階、高さ約150mの「大手町パークビルディング」

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-大手町ホトリア-

 「(仮称)大手町1-1計画(A棟・B棟)新築工事」は、「りそな・マルハビル」と「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の建て替えプロジェクトです。
 地上22階、塔屋2階、地下5階、高さ114.85mの「A棟」と地上29階、塔屋2階、地下5階、高さ149.95mの「B棟」の2棟の超高層ビルが建設されます。

 街区の名称は、「大手町ホトリア」です。 ”皇居外苑濠の「ほとり」+ia(場所を表す名詞語尾)” であり、「お濠のほとりに豊かな空間を」という意味を込めています。隣接する大手センタービルも「大手町ホトリア」に含まれます。

 引用資料 三菱地所・ニュースリリース(PDF:2015/05/11)
 丸の内再構築第2ステージ・第4弾プロジェクト「(仮称)大手町1-1計画」街区名称「大手町ホトリア」に決定

 建物の名称は、A棟が「大手門タワー・JXビル」、B棟が「大手町パークビルディング」となっています。A棟の「大手門タワー・JXビル」はすでに竣工済みです。

● 大手町パークビルディング
 「B棟」は、「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の建て替えプロジェクトです。正式名称は「大手町パークビルディング」で、目玉は地上22階~29階の129室のサービスアパートメントです。

 シンガポールのサービスアパートメント大手「アスコット」の最高級ブランド「Ascott The Residence(アスコット・ザ・レジデンス)」が日本初上陸します。
 英語などを話すスタッフが常駐しビジネスを支援し、職住近接を好む外国人向けに都心に住宅を整備し、グローバル企業の誘致につなげます。

 「大手町パークビルディング」は、東西約108.0m×南北約48.0mと巨大です。地上2階~20階はオフィスで、オフィスフロアは基準階面積約3,300㎡(約1,000坪)あります。 

大手町ホトリア 大手町パークビルディングの概要(B棟)
◆ 計画名-(仮称)大手町1-1計画(A棟・B棟)新築工事
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目1番1号 (住居表示)
◆ 階数-地上29階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部149.95m、軒高139.80m
◆ 敷地面積-9,338.97㎡
◆ 敷地面積-5,454.51㎡
◆ 延床面積-149,676.25㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、柱一部CFT構造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、サービスアパートメント、地域冷暖房施設、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2014年04月14日
◆ 竣工-2017年01月下旬予定


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「大手町ホトリア 大手町パークビルディング」のフロア構成です。22階~29階がサービスアパートメント、2階~20階がオフィスとなっています。


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「大手町ホトリア 大手町パークビルディング」を北西側から見た様子です。


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北西側から見た下層階の様子です。皇居側およびA棟・B棟の間には、約2,8000㎡の緑豊かな広場「ホトリア広場」が整備されます。


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南西側から見た様子です。このあたりの皇居側は「まちづくりガイドライン」により、新たに建設するビルは、建物の高さ100m(塔屋を含む最高部は115m)に揃えるように決められています。

 そのため、皇居側は最高部の高さ約115mが、北から「大手町パークビルディング、大手門タワー・JXビル、パレスビル、パレスホテル東京」と4棟並んでします。


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東西約108.0m×南北約48.0mと東西に非常に長いビルになります。


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南東側から見た様子です。高層階のセットバックしている部分の地上22階~29階は、129室の「サービスアパートメント」になります。

● 大手町で生活する究極の贅沢
 シンガポールのサービスアパートメント大手「アスコット」の最高級ブランド「Ascott The Residence(アスコット・ザ・レジデンス)」が日本初上陸します。

 今までは「大手町」に人が住んで生活するなんて考えられませんでした。職住近接を好む外国人向けですが、大手町に人が住んで生活する時代がやってきます。

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2016年4月22日 (金)

品川区 壮大な建設現場となっている延床面積約22万㎡の大規模プロジェクト「西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業」

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-西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業-

 「西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「住友不動産」が地権者並びに参加組合員として参画している約3.9haの広大なエリアを施行区域とする大規模再開発プロジェクトです。

 「住友不動産」から、2016年1月21日に「西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業」が全体工事に着手したとニュースリリースがありました。

 引用資料 住友不動産(PDF:2016/01/21)
 大崎駅前の発展する都市機能と連続した“業務×住宅×商業等の大規模複合開発”「西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業」全体着工

 建設費の高騰を受けて着工時期を変更していた「西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業」ですが、「A街区」が2015年7月に先行して本格着工しました。「B街区」が着工したので、全体着工となりました。

  「完成イメージ」の左側が「業務棟」、右側が「住宅棟」となります。A街区の「業務棟」は、地上24階、塔屋1階、地下2階、高さ約115m、延床面積約177,990㎡、B街区の「住宅棟」は、地上22階、塔屋1階、地下2階、高さ約87m、延床面積約41,430㎡です。

西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業(A街区)の概要
◆ 所在地-東京都品川区西品川一丁目778番1他
◆ 交通-JR線・りんかい線「大崎」駅徒歩6分
◆ 階数-地上24階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-約115m
◆ 敷地面積-19,927.70㎡
◆ 建築面積-約7,750㎡
◆ 延床面積-約177,990㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造(柱CFT造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-柱頭免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 建築主-西品川一丁目地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大成建設、前田建設工業
◆ 着工-2015年07月
◆ 竣工-2018年予定
◆ 総事業費-約1,346億円(施設全体)

西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業(B街区)の概要
◆ 所在地-東京都品川区西品川一丁目778番1他
◆ 交通-JR線・りんかい線「大崎」駅徒歩6分
◆ 階数-地上22階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-約87m
◆ 敷地面積-10,153.09㎡
◆ 建築面積-約2,800㎡
◆ 延床面積-約41,430㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅、事業所、駐車場等
◆ 総戸数-423戸
◆ 建築主-西品川一丁目地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大成建設、前田建設工業
◆ 着工-2015年11月(事業所工区着工)、2016年01月(住宅工区着工)
◆ 竣工-2019年予定
◆ 総事業費-約1,346億円(施設全体)


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敷地配置図

 「敷地配置図」です。A街区とB街区の間に約6,000㎡+A街区の両端に約1,000㎡×2=約8,000㎡の広場が整備されます。

 大崎駅前と計画地を隔てていた街区の骨格となる東側の「都市計画道路 補助163号線」は、幅員12.0m~16.0mに拡幅されます。


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基準階平面図 (12階平面図)

 <基準階平面図 (12階平面図)>です。東京都内最大級(住友不動産最大)の基準階賃貸面積約1,647坪(約5,444㎡)を誇るメガオフィスロアとなります。


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「都市計画道路(補助163号線)」側の南寄りのゲートから見た様子です。


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「都市計画道路(補助163号線)」側の中央付近のゲートから見た様子です。


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「都市計画道路(補助163号線)」側の北寄りのゲートから見た様子です。


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街区東側の「都市計画道路(補助163号線)」は拡幅されます。


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西側が高いかなりの高低差がある敷地でしたが、削って平らにしています。奥の「山留め壁」の高さ分を削っています。


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南側の区道沿いの住宅です。かなりの高台にあります。フェンスの先は「山留め壁」となっています。南側の区道と敷地の高低差をどのように克服するのでしょうか? 


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かなりの高低差がある事が分かります。


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東海道新幹線・JR横須賀線の高架下の通路です。この先がA街区とB街区の間の約6,000㎡の「広場1号」となります。JR大崎駅方面への大きなアクセス通路になります。


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南西端の東海道新幹線・JR横須賀線の高架下の通路です。ここからもJR大崎駅方面へ向かう事が出来ますが、ちょっと遠回りになります。

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2016年4月21日 (木)

立川市 地上32階、高さ約128mの「プラウドタワー立川(立川タクロス)」 & JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業

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立川タクロス(tachikawa tacross)
 JR立川駅は、JR中央本線・青梅線・南武線の3路線が乗入れる鉄道交通の要衝となっています。更に北口は、多摩都市モノレール「立川北駅」に隣接するなど交通結節点として非常に恵まれています。

 JR立川駅北口では、JR立川駅の北西側に隣接する「第一デパート」と「第一デパート」西側の雑居ビル群や南側の駐輪場の再開発を行う「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」が行われています。

 地上32階、塔屋1階、地下2階、高さ128.03mの商業・業務・住宅の複合ビルとなり、1階と3階~7階を商業・業務施設、9階~32階は住宅施設(319戸)、駐車施設として地下1階・2階とタワー駐車場、2階には駐輪施設を整備します。

● タウンネーミグは「立川タクロス」 
 街区全体のタウンネーミグは、「立川タクロス(tachikawa tacross)」に決定しています。多くの人が交わり、にぎわいが生まれる場所という思いを込めた「cross(クロス)」に、立川と多摩をリードする施設になってほしいとの意味で、両方の頭文字の「タ」をつけました。

 3階~7階には核テナントの「ヤマダ電機」が出店します。店舗名は「ヤマダ電機LABI立川」になる予定です。店舗面積は約6,451㎡で、2016年11月頃にオープンする予定です。

 9階~32階の共同住宅部分の正式名称は「プラウドタワー立川」で、「野村不動産」により分譲が行われましたが、すでに全戸完売しています。

プラウドタワー立川(立川タクロス)の概要
◆ 計画名-立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都立川市曙町二丁目500番他(地番)
◆ 交通-JR中央線・南武線・青梅線 「立川」駅徒歩2分、多摩都市モノレール線 「立川北」駅徒歩1分
◆ 階数-地上32階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部128.03m
◆ 敷地面積-6,019.53㎡(建築確認対象面積、分譲対象面積5,583.42㎡) ※本敷地には多摩都市モノレール線の為の地上権が設定されている。また、JR架空線(高圧線)が一部越境している。
◆ 建築面積-4,749.25㎡(建築確認申請面積)
◆ 延床面積-58,657.09㎡(容積対象外面積17,332.17㎡含む、建築確認申請面積)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(一部直接基礎)
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-共同住宅(9階~32階)、店舗、オフィス
◆ 総戸数-319戸(非分譲住戸27戸含む)
◆ 建築主-立川駅北口西地区市街地再開発組合(売主 野村不動産)
◆ 設計者-清水建設、松田平田設計
◆ 監理者-松田平田設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年07月03日(起工式)
◆ 竣工-2016年07月下旬予定
◆ 入居開始-2016年08月下旬予定


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高い高架を「多摩都市モノレール」が走っています。いかにも立川駅前という風景です。


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北東側(北口のペデストリアンデッキ)から見た様子です。


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北東側から見た下層階の様子です。


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「立川タクロス(tachikawa tacross)」のロゴです。


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敷地東側は「公開広場」になる予定です。南口のペデストリアンデッキと「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」で整備する公開広場と接続し、北口のペデストリアンデッキへとつながります。


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下層階の様子です。


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北西側から見た下層階の様子です。


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西側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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南口のペデストリアンデッキ側から見た様子です。


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JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業

 「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」に合わせて、南口のペデストリアンデッキと「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」で整備する公開広場と接続し、北口のペデストリアンデッキへとつなげる工事が行われています。

 引用資料 立川市・公式HP(2016/01/03)
 立川駅西側新自由通路整備事業

 費用負担は、「JR東日本(東日本旅客鉄道)」、国及び立川市が補助対象事業費のそれぞれ3分の1の負担することを基本としています。2013年9月に着工し、竣工は2016年7月を予定しています。

● JR中央線立川駅西側新改札口設置工事
 「JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業」に合わせて、ペデストリアンデッキ側に「西側新改札口」を設置します。


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「配置図」です。


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「新改札口パース」です。


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「JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業」の建設現場を北口から見た様子です。


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「JR中央線立川駅西側新自由通路整備事業」の建設現場を南口から見た様子です。

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2016年4月20日 (水)

「日本橋再生計画」第2ステージ 日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区 地震エネルギーで揺れを止める新世代制震装置「HiDAX-R (Revolution)」を採用!

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-日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「日本橋三井タワー」北側の一帯の再開発プロジェクトです。「江戸通り」を挟んで、南側の「A地区」と北側の「B地区」に分かれます。

 2016年1月29日に「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区」の起工式を行いました。1ヶ月以上前の2015年12月17日にすでに着工しています。

 引用資料 三井不動産(2016/01/29)
 「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区」着工 ~「日本橋再生計画」第二ステージの中核プロジェクト・日本橋における「都心型スマートシティ」を実現するミクストユースの大規模再開発 

日本橋室町三丁目地区再開発事業A地区の概要
◆ 計画名-日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区新築工事
◆ 所在地-東京都中央区日本橋室町三丁目10番
◆ 交通-東京メトロ銀座・半蔵門線「三越前」駅地下直結、JR横須賀・総武快速「新日本橋」駅地下直結、JR中央・山手・京浜東北線「神田」駅徒歩4分、 JR各線「東京」駅徒歩9分
◆ 階数-地上26階、地下3階
◆ 高さ-最高部約142m
◆ 地区面積-約21,000㎡
◆ 敷地面積-11,483.91㎡
◆ 建築面積-約8,600㎡ 
◆ 延床面積-約168,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(新世代制震オイルダンパー HiDAX-R 等)
◆ 用途-オフィス、商業、駐車場等
◆ 建築主-日本橋室町三丁目地区市街地再開発組合(事業協力者 三井不動産)
◆ 基本設計-日本設計
◆ 実施設計-KAJIMA DESIGN(鹿島建設)
◆ 監理-日本設計
◆ デザインアーキテクト-Pelli Clarke Pelli Architectts,inc (ペリ クラーク ペリ アーキテクツ ジャパン)
◆ 施工者-鹿島・清水・佐藤工業特定業務代行共同企業体(鹿島建設、清水建設、佐藤工業JV)
◆ 着工-2015年12月17日(着工)、2016年01月29日(起工式)
◆ 竣工-2019年03月31日予定
◆ 総事業費-約1,265億円(B地区含む)


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「位置図」です。再開発予定地は「日本橋三井タワー」北側の一帯です。「江戸通り」を挟んで、南側の「A地区」と北側の「B地区」に分かれます。


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「断面イメージ」です。5階~25階が「オフィスフロア」、4階が「機械室」、3階が「ホール」、地下1階~地上2階が「商業施設」となります。

 オフィスフロアは、基準階専有面積が約4,300㎡(約1,300坪)と都心最大級のフロアプレートを実現しており、効率的な執務室のレイアウトが可能となります。


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「A地区」を南西側から見た様子です。


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「A地区」を北西側から見た様子です。


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「A地区」を北東側から見た様子です。


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「A地区」を南東側から見た様子です。


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南東角の黒いビル「海老屋ビル」は、今回の再開発には参加しません。「海老屋ビル」は1988年竣工なので新しいビルという訳ではありません。


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HiDAX-R (Revolution)

 「鹿島建設」は、建物用制震ダンパーとして、世界初となる振動エネルギー回生システムVERS (Vibration Energy Recovery System)を搭載した新世代制震オイルダンパー「HiDAX-R (Revolution)」を開発しました。

 引用資料 鹿島建設(2015/07/27)
 世界初、地震エネルギーで揺れを止める新世代制震装置 「HiDAX-R 【Revolution】」を開発

 地震による建物の振動エネルギーを一時的に補助タンクに蓄え、それをダンパーの制震効率を高めるアシスト力として利用することにより、従来型装置の限界を大幅に超えた世界最高の制震効率を達成しました。

 風揺れから震度7の大地震までカバーするのはもちろんのこと、頻度の高い震度4~5クラスの地震や長周期地震動に特に高い効果を発揮し、一般的な制震構造と比較して揺れ幅を半減、揺れが収まるまでの時間を劇的に短縮することが可能です。

 「HiDAX-R (Revolution)」は、建設中の「(仮称)新日比谷プロジェクト」を第1号に、「(仮称)日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業(C街区)」、「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区新築工事」でも採用が決定しています。


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「HiDAX-Rの内部機構概念図」です。自動車のブレーキ制御などで用いられているエネルギー回生システムの原理を初めて建物に応用したということです。


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B地区
 「B地区」を南東側から見た様子です。「B地区」は、「江戸通り」を挟んだ北側の「三井第二別館ビル」が再開発対象となります。

B地区の概要
◆ 階数-地上4階、地下1階
◆ 高さ-約26m
◆ 敷地面積-約1,390㎡
◆ 延床面積-約3,390㎡
◆ 用途-公共公益施設、駐車場等

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2016年4月19日 (火)

東天紅「上野本店」跡地 本体工事に着工した地上36階、高さ約131mの「ブリリアタワー上野池之端」

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ブリリアタワー上野池之端
 「(仮称)上野池之端プロジェクト」は、東京都台東区の東天紅の「旧上野本店」跡地に建設中の地上36階、塔屋2階、地下1階、高さ131.20mの超高層タワーマンションです。

 中華レストランを展開する「東天紅が、「上野本店」と隣接する「東天紅平成ホール」を売却しました。「東天紅」は隣接地へ移転し、高い耐震性能、環境性能を備える新店舗を建設しました。

 当初計画では、解体工事が2015年3月2日~2015年11月30日(予定)、本体工事着工が2015年12月1日(予定)でしたが、解体工事が2016年1月30日まで長引いたため、本体工事着工は2016年2月1日になったようです。正式名称は「ブリリアタワー上野池之端」となっています。

 引用資料 東京建物(PDF:2016/03/15)
 多くの文化施設を内包する上野恩賜公園に近接、8 駅15 路線が利用可能な超高層タワー型分譲マンション 『Brillia Tower 上野池之端』 3 月19 日ゲストサロンオープン(完全予約制)

ブリリアタワー上野池之端の概要
◆ 計画名-(仮称)上野池之端プロジェクト
◆ 所在地-東京都台東区池之端一丁目7番3(地番) *土地合筆のため、地番の表記が変更
◆ 交通-東京メトロ千代田線「湯島」駅徒歩4分、JR山手線他「上野」駅徒歩10分、東京メトロ日比谷線「上野」駅徒歩10分、東京メトロ銀座線「上野」駅徒歩10分、都営大江戸線「上野御徒町」駅徒歩8分、京成本線「京成上野」駅徒歩9分
◆ 階数-地上36階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-最高部131.20m、軒高123.20m
◆ 敷地面積-2,985.37㎡
◆ 建築面積-1,033.03㎡ 
◆ 延床面積-36,113.29㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 地震対策-制震構造(制震間柱、粘性制震壁) 
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-361戸(うち、非分譲住戸34戸を含む)
◆ 建築主-東京建物
◆ 設計者・監理者-三井住友建設
◆ 外装・デザイン監修-日建ハウジングシステム
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 解体工事-2015年03月02日~2016年01月30日
◆ 着工-2016年02月01日
◆ 竣工-2019年03月中旬予定
◆ 入居開始-2019年06月下旬予定


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東天紅「上野本店」の新店舗と「ブリリアタワー上野池之端」の建設現場です。


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「東天紅」の南隣の「池之端KGゴルフガーデン」の跡地に地上9階、塔屋1階、地下1階の「東天紅」の新店舗が建設されました。「上野本店」の新店舗は、2015年2月26日にグランドオープンしました。


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東天紅の「旧上野本店」と隣接する「東天紅平成ホール」の解体工事が行われ、跡地に「ブリリアタワー上野池之端」」が建設中です。2016年2月1日に本体工事に着工したようです。


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「ブリリアタワー上野池之端」の建設現場を北東側から見た様子です。撮影時は「山留め壁」の構築が行われていました。


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「ブリリアタワー上野池之端」の建設現場を南東側から見た様子です。

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2016年4月18日 (月)

港区 JR田町駅直結の大規模複合開発「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」 大規模に建設されている「A棟・ホテル棟、B棟Ⅰ期(先行部)」

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-(仮称)TGMM芝浦プロジェクト-
 「東京ガス、三井不動産株、三菱地所」は、田町駅東口の芝浦エリアにおいて、3社共同で「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の開発計画を進めていますが、2015年9月28日に、A棟及びホテル棟、またスマートエネルギーセンター(B棟Ⅰ期工事)の起工式を行い、2015年10月1日に着工しました。

 引用資料 三井不動産(2015/09/28)
 「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」着工 -東京ガス・三井不動産・三菱地所によるJR田町駅直結の大規模複合開発- 


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「配置図」です。


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A棟・ ホテル棟

 「A棟」と「ホテル棟」の概要図です。「A棟」ではオフィス店舗を始めとした機能を、「ホテル棟」では宿泊機能を設けることで多様な機能を集積・連携させた駅直結の複合拠点を形成します。

● 都市再生特別措置法
 「国土交通省」は、都市再生特別措置法第20条第1項に基づき、2015年10月9日付けで「三井不動産、三菱地所」から申請のあった民間都市再生事業計画について、同法第21条第1項の規定により認定しました。

 引用資料 国土交通省(PDF:2015/11/20)
 都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について((仮称)TGMM芝浦プロジェクト(A棟・ホテル棟)) 

(仮称)TGMM芝浦プロジェクト A棟の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦三丁目11番3他
◆ 階数-地上32階、地下2階
◆ 高さ-最高部168.98m
◆ 敷地面積-10,717.535㎡(A棟、ホテル棟)
◆ 建築面積-8,384.81㎡(A棟、ホテル棟)
◆ 延床面積-148,964.17㎡(A棟、ホテル棟) *容積対象面積128,606.98㎡(A棟、ホテル棟)
◆ 構造-鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭兼用直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-三井不動産、三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計、日建設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2015年09月28日(起工式)、2015年10月01日(着工)
◆ 竣工-2018年05月01日予定

(仮称)TGMM芝浦プロジェクト ホテル棟の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦三丁目1番20ほか
◆ 階数-地上10階、地下2階
◆ 高さ-約45m
◆ 敷地面積-10,717.535㎡(A棟、ホテル棟)
◆ 建築面積-8,384.81㎡(A棟、ホテル棟)
◆ 延床面積-148,964.17㎡(A棟、ホテル棟) *容積対象面積128,606.98㎡(A棟、ホテル棟)
◆ 用途-ホテル
◆ 建築主-三井不動産、三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計、日建設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2015年09月28日(起工式)、2015年10月01日(着工)
◆ 竣工-2018年05月01日予定


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「A棟・ ホテル棟」の周辺状況です。


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「A棟」の建設現場を「東京モノレール」の車窓から見た様子です。


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「A棟」の建設現場を東側から見た様子です。


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仮囲い越しに「バリアングル」で撮影しました。撮影時は「杭工事、地下躯体工事」となっていました。現在はタワークレーンが登場しているかも知れません。


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「ホテル棟」の建設現場を「東京モノレール」の車窓から見た様子です。


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「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト(A棟・ホテル棟新築工事)」の建築計画のお知らせです。「建築計画のお知らせ」では、「A棟」と「ホテル棟」が1棟扱いになっています。「国土交通省」の資料と同じ数値に修正されていました。


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B棟
 「B棟」のフロア構成です。高層階に「スカイロビー」がありますが、部外者が入れるかは分かりません。もし入る事が出来たら素晴らしい眺望が期待出来そうです。

 「B棟」には、「スマートエネルギーセンター」を設け、隣接する「A棟」へ熱・電気を供給するとともに、近隣の公共街区に構築した既存のスマートエネルギーネットワークと連携することにより災害時の都市機能の継続性を強化することで地域の防災対策拠点を形成します。

● 都市再生特別措置法
 「国土交通省」は、都市再生特別措置法第20条第1項に基づき、2015年10月16日付けで「東京瓦斯(東京ガス)」から申請のあった民間都市再生事業計画について、同法第21条第1項の規定により認定しました。

 引用資料 国土交通省(PDF:2015/11/30)
 日都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について((仮称)TGMM芝浦プロジェクト(B棟))  

(仮称)TGMM芝浦プロジェクト B棟の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦三丁目11番3他
◆ 階数-地上36階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-約180m(Ⅰ期工事約22m)
◆ 敷地面積-13,659.59㎡
◆ 建築面積-6,870.00㎡
◆ 延床面積-149,940.00㎡(Ⅰ期工事含む) *容積対象面積128,610.00㎡
◆ 構造-(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、(地上)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、物販店舗、飲食店舗、駐車場、その他(地域冷暖房施設)
◆ 建築主-(Ⅰ期工事)東京ガス、(Ⅱ期工事)三井不動産、三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計、日建設計
◆ 施工者-清水建設(スマートエネルギーセンター)
◆ 着工-2015年09月28日(起工式)、2015年10月01日(着工)
◆ 竣工-(Ⅰ期工事)2018年春予定、(Ⅱ期工事)2019年12月31日予定


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「B棟」の「事業区域」です。


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「B棟」の建設現場を「東京モノレール」の車窓から見た様子です。手前が「B棟」の建設現場です。


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先行して、「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト B棟Ⅰ期(先行部)新築工事」が行われています。


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港区立しばうら保育園・あっぴい芝浦
 「港区スポーツセンタープール棟」は、解体しないで港区が建物をリニューアルして「生活支援施設棟」としました。「プール棟」は、2002年の竣工と新しいためリニューアルに決まったようです。

 プール棟の4階の可動式の天井を持った吹き抜けのプールは、プール部分を軽い素材で埋め立てて、人工芝の全天候型園庭となりました。

 港区立保育園の「しばうら保育園」と一時預かり「あっぴい芝浦」が、2016年10月1日に開園しました。1階が「あっぴい芝浦」、2階・3階が「しばうら保育園」、4階が人工芝の全天候型園庭(天井が開閉式)となっています。

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2016年4月17日 (日)

JR千葉駅 駅舎・駅ビル建替え計画 ホームを覆う巨大駅舎の鉄骨建方が進行中!

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-JR千葉駅 駅舎・駅ビル建替え計画-
 現在のJR千葉駅は、区画整理の一環として1963年に現在の「東千葉駅」がある場所から移転してきたものです。総武本線と成田線が共用だっため、当初は4面8線(現在は5面10線)で開業しました。

 その後の千葉市の人口急増により、ホームの増設、千葉都市モノレールの乗り入れなど改良が重ねられてきましたが、根本的な改良をせず継ぎ足して拡張してきました。

 千葉駅のコンコースは高架下にあり、天井が低い上に柱が林立しています。また東口と西口が別フロアで分かりにくく、千葉都市モノレールの駅との接続も不便でした。また老朽化も進み、こうした状況を改善すべく、新駅舎の建設に踏み切りました。

 引用資料 千葉市・公式HP(2016/03/23)
 JR千葉駅駅舎・駅ビル建替え 

 延床面積約73,800㎡(駅施設他約16,400㎡、エキナカ約8,000㎡、駅ビル約49,400㎡)のホームを覆う巨大駅舎を建設する大規模プロジェクトです。

● 千葉駅・駅ビルの開業時期変更
 千葉駅の工事は、基礎工事において予想を超える地中障害物により工程が遅延しているため、新駅舎の開業時期を変更し、2016年秋頃の開業を目指して工事を進めています。

 JR東日本・千葉支社(PDF:2015/04/24)
 千葉駅工事の遅延に伴い来年秋頃の開業を目指します

変更の概要
◆ 2016年夏頃 → 2016年秋頃 新駅舎、3階エキナカ開業
◆ 2017年春頃 → 2017年夏以降 エキナカ全面開業、駅ビル先行開業(2階以上)
◆ 2018年春頃 → 2018年夏以降 駅ビル全面開業


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地上3階の配置図です。


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西口改札側の「跨線橋」から見た様子です。ホームを覆う巨大駅舎の建設が行われています。


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ホームから見た様子です。ホームの上を覆っています。


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橋上駅舎は、西口改札側の「跨線橋」までは到達しませんが、4番線と5番線の軌道上に設ける「西口連絡通路」で直結します。


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4番線と5番線の軌道上の「西口連絡通路」をホームから見た様子です。


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東側から見た様子です。


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ホーム上に橋上駅舎を支える新しい巨大な柱が林立しています。


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最終的には、既存のホームは解体されて新しく造り替えられます。


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階段の途中にも橋上駅舎を支える新しい巨大な柱が姿を現しています。いかにも難工事だと分かりますが、どうやって工事したんだろう? と感心してしまいます。この階段もやがて解体されるので、今だけ見られる面白い光景です。


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非常に難しい場所打ちコンクリート杭の構築
 
橋上駅舎を支える新しい巨大な柱の基礎は「場所打ちコンクリート杭」です。難しいのが、天井が低く狭い空間での「場所打ちコンクリート杭」を構築です。

 JR東日本のプレスリリースを見ると下記の理由により大口径の杭(杭径3.0m)の「場所打ちコンクリート杭」を構築する必要があったそうです。
 これらを解決するために「孔壁防護併用場所打ち杭工法(仮称)」と「超低空頭場所打ち杭工法(仮称)」が採用されました。

杭径3.0mが必要なの理由
◆ 線路直上に6層、高さ約30mの駅ビル
◆ 柱が少なく開放的な空間を採用した駅ビル
◆ コスト・工期の観点から地中梁なし
◆ 柱が既存高架橋を貫通し、脚が長い

 JR東日本 プレスリリース(2011/09/06)
  千葉駅 駅舎・駅ビル建替え 本体工事の着手について 


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コンパクトリバース JET-18
 このマシンは、JR川崎駅で使用されている「場所打ちコンクリート杭」を構築する掘削機です。「コンパクトリバース JET-18」だと思われますが、間違っていたらゴメンナサイ・・・ ちなみにJR千葉駅では、「コンパクトリバースJET-18」が使用されました。

 JR東日本 建設プロジェクトを支える新技術
 超低空頭場所打ち杭工法(コンパクトリバース JET-18)

 鉄建建設 地下空間、地盤・基礎工法技術
 超低空頭場所打ち杭工法(コンパクトリバース JET-18) 

 狭隘(きょうあい)な場所での工事になるので、ビルの建設現場で一般的な「アースドリル掘削機」とは違ったマシンが使用されます。

 「場所打ちコンクリート杭」の構築には、大きく分けて「(1)アースドリル工法、(2)オールケーシング工法、(3)リバースサーキュレーション工法」の3工法がありますが、「コンパクトリバースJET-18」は、リバースサーキュレーション工法(ターンテーブル式リバースサーキュレーションドリル)となります。


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東口の改札内コンコースです。新しい巨大な柱と撤去される予定の既存の柱が混在しています。


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最終的には撤去される既存の柱です。


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東口の改札口を改札内コンコースから見た様子です。JR千葉駅は、当分「サグラダ・ファミリア」状態が続きます(笑)。

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2016年4月16日 (土)

総事業費約4000億円 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3棟の超高層タワーの大規模プロジェクトが一気に加速 Part3・「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の建設予定地

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-虎ノ門ヒルズが拡大・進化-

 午前1時25分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の大きな地震がありました。被災地の方々は大変な時間を過ごしていると思います。心よりお見舞い申し上げます。

 森ビルは、「虎ノ門ヒルズ」の両側にオフィスを中心とした「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(2019年度竣工予定)」と、住宅を中心とした「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー(2019年度竣工予定)」の2つのプロジェクトを進めています。

 さらに、「桜田通り」を挟んだ西側には、「東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)」と一体開発する「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(2022年度竣工目標)」を計画しています。

 引用資料 森ビル(2016/04/13)
 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3つの大規模プロジェクトと地下鉄新駅の一体的都市づくりを一気に加速

 新たな3棟の超高層タワーが加わることで、「虎ノ門ヒルズ」は区域面積7.5ha、延床面積80万㎡に拡大し、「六本木ヒルズ」に匹敵するインパクトを与える真の国際新都心へと進化します。3棟の超高層タワーの事業費は4000億円程度を見込みます。


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拡大・進化する「虎ノ門ヒルズ」の街区図です。


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(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
 「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」は、今までは「虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業」と呼ばれていたプロジェクトです。

 地上36階、塔屋3階、地下3階、高さ約185m、延床面積約173,020㎡の「高層棟」と、地上4階、高さ約20m、延床面積約約600㎡の「教会棟」が建設されます。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2016/01/05)
 虎ノ門一丁目地区市街地再開発組合の設立認可について

 ビジネスタワーは、約94,000㎡のグローバルレベルの大規模オフィス、約6,300㎡の商業施設を持つオフィスタワーです。

 「日比谷線虎ノ門新駅(仮称)」や既存の「銀座線虎ノ門駅」とも連結します。1階には、都心と臨海を結ぶBRTや、空港リムジンバスも発着可能な約1,000㎡のバスターミナルを設置し、世界と都心を繋ぐ「東京の玄関口」として機能します。

(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの概要
◆ 計画名-虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業(A-1街区)
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目の一部
◆ 階数-地上36階、塔屋3階、地下3階
◆ 高さ-最高部約185m
◆ 敷地面積-約10,100㎡
◆ 延床面積-約173,020㎡
◆ 用途-1階(バスターミナル)、2階・3階(店舗など)、4階(ビジネス支援施設)、オフィス(5階~36階)、駐車場等 
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 建築主-虎ノ門一丁目地区市街地再開発組合(参加組合員 森ビル、西松建設、京阪電気鉄道、東京都市開発)
◆ 設計者- 森ビル
◆ デザイナー-(外装)インゲンホーフェン・アーキテクツ、(内装)ワンダーウォールほか
◆ 事業協力者-森ビル、西松建設
◆ 着工-2016年度予定
◆ 竣工-2019年度予定
◆ 総事業費-約1,250億円


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の低層部イメージです。中央奥に見えるのは「教会棟」です。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」のバスターミナルイメージです。1階には、都心と臨海を結ぶBRTや、空港リムジンバスも発着可能な、約1,000㎡のバスターミナルを設置し、世界と都心を繋ぐ「東京の玄関口」として機能します。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の配置図です。「教会棟」の北側には約1,200㎡の公園が整備されます。「公園」と「高層棟」の間には約1,000㎡のバスターミナルが整備されます。

 「虎ノ門ヒルズ 森タワー」とは歩行者デッキで繋がります。歩行者デッキは、幅員約5.5m×延長約30mを予定しています。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の断面図です。1階が「バスターミナル」、2階・3階が「店舗」など、4階が「ビジネス支援施設」、5階~36階が「オフィス」となります。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の予定地を南西側から見た様子です。南西角にあった「西松建設」の旧本社ビルの解体工事が行われています。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の予定地を北西側から見た様子です。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の予定地を北東側から見た様子です。北東角にあった「虎ノ門10森ビル」の解体工事が行われています。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の予定地を南東側から見た様子です。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」と「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の間は、歩行者デッキ(幅員約5.5m×延長約30m)で結ばれます。

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2016年4月15日 (金)

総事業費約4000億円 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3棟の超高層タワーの大規模プロジェクトが一気に加速 Part2・「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の建設予定地

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-虎ノ門ヒルズが拡大・進化-

 森ビルは、「虎ノ門ヒルズ」の両側にオフィスを中心とした「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(2019年度竣工予定)」と、住宅を中心とした「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー(2019年度竣工予定)」の2つのプロジェクトを進めています。

 さらに、「桜田通り」を挟んだ西側には、「東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)」と一体開発する「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(2022年度竣工目標)」を計画しています。

 引用資料 森ビル(2016/04/13)
 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3つの大規模プロジェクトと地下鉄新駅の一体的都市づくりを一気に加速

 新たな3棟の超高層タワーが加わることで、「虎ノ門ヒルズ」は区域面積7.5ha、延床面積80万㎡に拡大し、「六本木ヒルズ」に匹敵するインパクトを与える真の国際新都心へと進化します。3棟の超高層タワーの事業費は4000億円程度を見込みます。


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拡大・進化する「虎ノ門ヒルズ」の街区図です。


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仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー
 「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」は、今までは「愛宕山周辺地区(Ⅰ地区)開発事業」と呼ばれていたプロジェクトです。

 当初計画では、最高部の高さ約180m、延床面積約95,000㎡でしたが、「国家戦略特区」の指定により、地上56階、地下4階、高さ約220m、延床面積約122,000㎡に規模が拡大しています。

 グローバルレベルのレジデンス約600戸を供給します。「森ビル」の高級住宅ブランド「MORI LIVING」シリーズの最高峰となる住宅のほか、6つ目となる会員制のヒルズスパも併設します。

(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワーの概要 
 
◆ 計画名-愛宕山周辺地区(Ⅰ地区)開発事業
◆ 所在地-東京都港区愛宕一丁目、虎ノ門三丁目の一部
◆ 階数-地上56階、地下4階
◆ 高さ-最高部約225m、建築物約220m
◆ 区域面積-約7,000㎡
◆ 敷地面積-約6,530㎡
◆ 建築面積-約4,000㎡  
◆ 延床面積-約122,000㎡(容積対象延床面積約78,000㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、店舗、子育て支援施設、スパ等
◆ 総戸数-約600戸
◆ 事業者-森ビル
◆ デザイナー-(外装)インゲンホーフェン・アーキテクツ、(内装)トニーチー・アソシエイツほか
◆ 着工-2016年度予定
◆ 竣工-2019年度予定


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の低層部イメージです。「虎ノ門ヒルズ 森タワー」と歩行者デッキで結ばれます。


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「配置図」です。以前の港区の資料では、高さ約220mは、軒高もしくは建築物の高さで、最高部約225mとなっていました。変更が無ければ最高部は約225mです。

 引用資料 港区・公式ホームページ(リンク切れ)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧 (仮称)愛宕山周辺地区(I地区)開発事業


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の街区の北側方向を見た様子です。撮影時は、埋蔵文化財発掘調査が行われていました。「愛宕下武家屋敷群-鎧小路南地区遺跡」の発掘調査となっていました。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の街区の北西側方向を見た様子です。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の街区の西側方向を見た様子です。


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狭いですが、街区内を東側の道路「愛宕下通り」に抜けられるようになります。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の予定地を南西側から見た様子です。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の予定地を北西側から見た様子です。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の予定地を北東側から見た様子です。写真中央は「虎ノ門9森ビル」です。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」と「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の間は、「特別区道1014号線」をオーバーパスして歩行者デッキで結ばれます。

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2016年4月14日 (木)

総事業費約4000億円 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3棟の超高層タワーの大規模プロジェクトが一気に加速 Part1・「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の建設予定地

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-虎ノ門ヒルズが拡大・進化-

 昨日(4月13日)、「森ビル」からドッカーンと特大の花火が打ち上がりました。私はニュースリリースを見て思わず狂喜乱舞してしまいました(笑)。

 森ビルは、「虎ノ門ヒルズ」の両側にオフィスを中心とした「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(2019年度竣工予定)」と、住宅を中心とした「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー(2019年度竣工予定)」の2つのプロジェクトを進めています。

 さらに、「桜田通り」を挟んだ西側には、「東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)」と一体開発する「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(2022年度竣工目標)」を計画しています。

 引用資料 森ビル(2016/04/13)
 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3つの大規模プロジェクトと地下鉄新駅の一体的都市づくりを一気に加速

 新たな3棟の超高層タワーが加わることで、「虎ノ門ヒルズ」は区域面積7.5ha、延床面積80万㎡に拡大し、「六本木ヒルズ」に匹敵するインパクトを与える真の国際新都心へと進化します。3棟の超高層タワーの事業費は4000億円程度を見込みます。

● (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
 
今回の最大のニュースは、「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」です。他の2棟はすでに詳細が判明していました。

 「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、「虎ノ門一丁目・二丁目地区」として2015年6月に、「国家戦略特区」に認定されています。事業主体は「森ビル、UR都市機構」です。

 大規模な超高層ビルになるとは思っていましたが、まさかここまで規模が大きいとは私は予想していませんでした。「虎ノ門ヒルズと同規模程度」とはビックリ仰天です! 以下はニュースリリースの引用です。

 ”ステーションタワーは、東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)と一体的に開発する、これからの都市再生モデルとなるプロジェクトです。
 現在の虎ノ門ヒルズと同規模程度のオフィスやホテルなどを複合させたタワーを検討しており、最上部には大企業やベンチャー企業、起業家から広く一般の方にも開かれた交流施設を設置、新たなビジネスやイノベーションの発信拠点を目指します。現在、虎ノ門一丁目・二丁目地区市街地再開発準備組合が事業を推進しています。”

概要
◆ 事業名称-虎ノ門一丁目・二丁目地区市街地再開発事業
◆ 所在地-港区虎ノ門一丁目、二丁目の一部
◆ 準備組合設立-2016年02月予定
◆ 竣工-2022年度(目標)


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拡大・進化する「虎ノ門ヒルズ」の街区図です。


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「虎ノ門ヒルズ」が、区域面積7.5ha、延床面積80万㎡に拡大し、「六本木ヒルズ」に匹敵するインパクトを与える真の国際新都心へと進化します。


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東京タワーの「特別展望台」から見た「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の建設予定地です。


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桜田通りを挟んで一体開発
 「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の街区は、驚いた事に「桜田通り」を挟んで「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の西側に隣接するビル群にまで及びます。これにはビックリ仰天しました。

 「桜田通り」のような大きな幹線道路を挟んで一体的な再開発が認められるとは「国家戦略特区」の規制緩和恐るべしです。
 

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桜田通りの上に巨大な歩行者デッキ
 「桜田通り」です。「桜田通り」をオーバーパスする巨大なデッキが「虎ノ門ヒルズ 森タワー」2階の人工地盤から伸びます。

● 東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)
 「虎の門二丁目交差点」南側の地下には、「東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)」が建設されます。2016年2月8日に起工式が行われ、2020年供用開始(予定)、2022年度最終完成(予定)となっています。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の低層部を東側から見た様子です。「桜田通り」の上は、このように広場のようなデッキになります。これはもう凄いを通り越して驚愕です(笑)。


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「虎ノ門ヒルズ 森タワー」2階の人工地盤から「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」まで、「桜田通り」をオーバーパスして人工地盤が一体的に整備されます。


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北側から見た様子です。奥が「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の街区となります。手前にある駐車場と写真左側の「住友不動産虎ノ門ビル」は含まれません。


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「虎の門二丁目交差点」から南西方向を見た様子です。写真左側の「虎ノ門11森ビル」から南側が「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の街区となります。この部分が「桜田通り」西側の北東端になります。写真右側が「住友不動産虎ノ門ビル」は含まれません。


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「虎の門三丁目交差点」から北西方向を見た様子です。この部分が「桜田通り」西側の南東端になります。


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この道路から北側(写真左側)が「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の街区となります。


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虎ノ門36森ビル・虎ノ門37森ビルは含まれない
 
私は、写真左側の「虎ノ門36森ビル」と写真右側が「虎ノ門37森ビル」までが、「虎ノ門一丁目・二丁目地区市街地再開発事業」の範囲に含まれると予想していましたが、今回は含まれませんでした。このブロックもいずれ再開発されると思われます。

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2016年4月13日 (水)

品川区 地上41階、高さ約145mの「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」 2016年4月13日(水)に再開発組合の設立認可!

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-武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業-
 品川区の「武蔵小山駅(むさしこやまえき)」は、東急目黒線にあります。東急目黒線は、かつては「目蒲線」の一部で、東急電鉄の鉄道網の中では支線に過ぎませんでした。
 しかし、「目黒駅」から東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」に相互直通運転するようになり状況が一変しました。

 東急目黒線の大規模な改良工事も行われ、「目黒駅~洗足駅」までの区間で、連続立体交差事業が行われました。
 武蔵小山駅周辺では、武蔵小山駅の地下化により、再開発の機運が高まっており、複数の再開発計画が進行中です。

 「武蔵小山駅」の南東側には、「武蔵小山商店街PALM(パルム)」という東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードがあります。

 一番先行しているは、「武蔵小山商店街PALM」の北側の地上41階、地下2階、高さ144.95mの「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物」です。更にその北側で「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

● 再開発組合の設立認可
 東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「武蔵小山駅前通り地区市街地再開発組合」の設立を2016年4月13日(水)に認可します。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2016/04/12)
 武蔵小山駅前通り地区市街地再開発組合の設立認可について

 地上41階、地下2階、高さ約145m、総戸数約500戸の超高層タワーマンションが建設される予定です。地上1階・2階に「店舗」、2階には「公益施設」、3階が中間免震層となり、4階以上が共同住戸となる予定です。

武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区小山三丁目地内
◆ 階数-地上41階、地下2階
◆ 高さ-最高部約145m
◆ 地区面積-約7,000㎡
◆ 延床面積-約53,870㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、店舗等、公益施設、駐車駐輪場等
◆ 総戸数-約500戸
◆ 建築主-武蔵小山駅前通り地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 事業協力者-五洋建設、清水建設
◆ コンサルタント-アール・アイ・エー
◆ 着工-2017年03月予定
◆ 竣工-2020年06月予定
◆ 総事業費-約321億円


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「計画配置図」です。


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「断面図」です。地上1階・2階に「店舗」、2階には「公益施設」、3階が中間免震層となり、4階以上が共同住戸となる予定です。


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「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」の予定地を西側から見た様子です。


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予定地の南西側の通路です。この通路を挟んで写真左側までが範囲です。写真右側の「仮囲い」は、「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の工事現場です。

 この部分には「区画道路」が整備されます。「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の一部として新設整備されます。


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予定地の北西側の道路(区画道路2号)です。写真左側の地下には「東急目黒線」が走っています。


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もう少し北東側に進んで、西側から見た様子です。奥のブラウンのマンション「パークホームズ武蔵小山」は対象外で、その手前までが再開発の範囲です。


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この部分には、東西に抜ける道路があります。再開発区域内では、「区画道路4号」に替えが行われて廃道になります。「施設内貫通通路」が設けられるようです。


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予定地を北側から見た様子です。

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2016年4月12日 (火)

中央区 「コレド日本橋」の東隣 当初計画より1年遅れで「(仮称)日鐵日本橋ビル建替計画」が着工! 

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-(仮称)日鐵日本橋ビル建替計画-

 「新日鉄興和不動産」が、東京都中央区日本橋一丁目にて開発を進めている「(仮称)日鐵日本橋ビル建替計画」は、2016年4月1日に着工し、4月11日に「地鎮祭」を執り行いました。

 引用資料 新日鉄興和不動産(2016/04/11)
 「(仮称)日鐵日本橋ビル建替計画」着工 ~基準階約300坪のオフィスビル、2019年3月竣工予定~   

 「(仮称)日鐵日本橋ビル建替計画」は、新日鉄興和不動産の自社保有物件である「日鐵日本橋ビル(2014年7月解体済み)」の跡地に、地上18階、地下3階、延床面積27,370.25㎡のオフィスビルを建設するものです。

 「建築計画のお知らせ」では、工期が2015年4月1日~2017年10月31日の予定となっていましたが、1年遅れで着工しました。

 すぐ北側では、「三井不動産」を中心として大規模な再開発「日本橋一丁目中地区(4-12街区)」が計画されています。
 私は、 ”ひょっとしたら「日本橋一丁目中地区(4-12街区)」に編入されるための計画見直し?” なんて妄想していましたが、さすがにそれはありませんでした(笑)。

(仮称)日鐵日本橋ビル建替計画の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目13番1号地(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東西線、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅 地下通路接続予定
◆ 階数-地上18階、地下3階
◆ 高さ-最高部91.66m、軒高83.925m
◆ 敷地面積-2,055.19㎡
◆ 建築面積-1,441.48m
◆ 延床面積-27,370.25㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス等
◆ 建築主-新日鉄興和不動産
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者- 戸田建設
◆ 着工-2016年04月01日(着工)、2016年04月11日(地鎮祭)
◆ 竣工-2019年03月31日予定


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「計画地位置図」です。「コレド日本橋」の東隣になります。


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「(仮称)日鐵日本橋ビル建替計画」の建設予定地です。奥の一帯では、「三井不動産」を中心として、敷地面積約23,000㎡を再開発する「日本橋一丁目中地区(4-12街区)」が計画されています。


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南東側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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「(仮称)日鐵日本橋ビル建替計画」の建築計画のお知らせです。1年遅れで着工しましたが、概要はそのままのようです。ニュースリリースの高さ約84mは軒高で、最高部91.66m、軒高83.925mです。

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2016年4月11日 (月)

川崎市 新たな川崎エリアの玄関口が誕生! 「京急川崎駅前ビル」が2016年4月27日(水)に開業!

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-京急川崎駅前ビル-

 JR川崎駅北口に自由通路等を整備する「川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事」が進行中ですが、「京浜急行電鉄」はJR川崎駅との乗り換え利便性や東西の回遊性のさらなる向上が見込まれることから、新たな拠点となる駅ビルの建設しました。

 「京急川崎駅」は、二層構造になっており高架の本線は2面4線ですが、大師線は地上にあり、頭端式ホームの2面2線となっています。

 敷地に余裕がある訳ではないので、ビルを建設する場合はわずかな隣接地と線路の上空を利用するしかありません。大師線ホーム上空に人工地盤を築き、駅の隣接地と合わせて建設しました。

● 京急川崎駅前ビルが2016年4月27日に開業!
 「京浜急行電鉄」は、羽田空港や都心への好アクセスで、近年、多くの再開発とともに大きな発展を遂げている川崎エリアの中心部に位置する京急川崎駅において、新たな駅ビル「京急川崎駅前ビル」を2016年4月27日(水)に開業します。

 引用資料 京浜急行電鉄(2016/03/01)
 新たな川崎エリアの玄関口が誕生 2016年4月27日(水)に京急川崎駅前ビルが開業します 12階建て複合ビル 商業施設・宿泊施設・認可保育所等を展開

 「京急川崎駅前ビル」は、大師線ホーム上空に人工地盤を設置し、商業施設と宿泊施設を一体的に展開した駅直結の地上12階の複合型のビルとなっています。
 
 商業施設は、沿線を中心に展開するショッピングセンター「京急ショッピングプラザ・ウィング」の5館目となる「ウィング川崎」として開業します。テナントは、25店舗(ATMを除く)となっています。

 宿泊施設「京急EXイン 京急川崎駅前」は、客室数175室(シングルルーム173室、ユニバーサルツインルーム2室)を完備しており、羽田空港や都心にほど近い好立地を活かして、ビジネスパーソンの出張や2020年の東京オリンピック・パラリンピックをはじめとする訪日外国人需要まで、多様なニーズに応える宿泊施設となっています。

京急川崎駅前ビルの概要
◆ 計画名-(仮称)京急川崎駅前ビル計画
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区砂子一丁目3番地1
◆ 階数-地上12階、地下0階
◆ 高さ-47.77m
◆ 敷地面積-3,099.72㎡
◆ 延床面積-9,096.86㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-商業施設、宿泊施設、保育所、駐輪場
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 設計者-東急建設
◆ 監理者-久米設計
◆ 施工者-東急・京急建設共同企業体(東急建設、京急建設)
◆ 着工-2014年05月中旬(本体工事)
◆ 竣工-2016年01月末日
◆ オープン-2016年04月27日


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フロア構成す。


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「高層棟」を南西側から見た様子です。


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南西側から見た下層階の様子です。


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「低層棟」を南側から見た様子です。低層棟5階の認可保育所「京急キッズランド京急川崎保育園」は、2016年6月1日に開園予定です。


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北東側から見た様子です。


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大師線ホーム上空を覆っている様子が分かります。

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2016年4月10日 (日)

港区 本格着工された地上37階、高さ約140mの「パークコート浜離宮ザ タワー」

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-パークコート浜離宮ザ タワー-

 「浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、JR浜松町駅からも近く交通至便な場所ですが、狭い敷地に建築された多数の木造建築物が残され、低層建築物、非耐火建築物、昭和40年代以前建設の旧耐震基準の建築物が存在し、土地利用の更新が図られていませんでした。

 道路で囲まれた区域面積約7,000㎡を、災害に強い、周辺地区とつながる街づくりを進め、地域全体を牽引していくことを目指し再開発が行われます。敷地の西側に「住宅棟」、東側に「事務所棟」が建設されます。

 引用資料 港区環境アセスメント(2014/09/01) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧(浜松町一丁目)

 「浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業」の超高層タワーマンション部分の正式名称は、「パークコート浜離宮ザ タワー」に決定しており、公式ホームページもオープンしています。

パークコート浜離宮ザ タワーの概要
◆ 計画名-浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物
◆ 所在地-東京都港区浜松町一丁目3、4、5番地(地番)
◆ 交通-JR山手線「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「大門」駅徒歩5分、都営地下鉄三田線「御成門」駅徒歩8分、都営地下鉄大江戸線「汐留」駅徒歩6分、JR山手線 「新橋」駅徒歩12分
◆ 階数-地上37階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部139.90m、軒高132.67m、(事務所棟)最高部約55m
◆ 敷地面積-5,162.36㎡
◆ 建築面積-3,136.92㎡
◆ 延床面積-65,716.26㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、保育所
◆ 総戸数-565戸(販売総戸数356戸、事業協力者戸数209戸含む、他に店舗3戸、事務所6戸)
◆ 建築主-浜松町一丁目地区市街地再開発組合(売主 三井不動産レジデンシャル)
◆ 設計者-アール・アイ・エー
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2015年10月以降
◆ 竣工-2019年03月下旬予定
◆ 入居開始-2019年07月下旬予定


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「パークコート浜離宮ザ タワー」の建設現場です。


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南東側から見た様子です。


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撮影時は、東側の「仮囲い」を本体工事用に変更していたので内部が丸見えでした。解体工事が長引いて本体工事着工が遅れたため、竣工は2019年3月下旬予定に先延ばしされています。


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本格的に本体工事に着工しています。撮影時は、「三点式パイルドライバ」で「山留め壁」を構築中でした。


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北東側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。南西角の1棟だけ残っていますが、最終的には解体されます。

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2016年4月 9日 (土)

港区 地上40階、高さ約230mの「住友不動産六本木グランドタワー」 & 地上27階、高さ約109mの「六本木グランドタワーレジデンス」

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-住友不動産六本木グランドタワー-
 「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、六本木の「日本IBM本社ビル」と「ヴィラフォンテーヌ六本木アネックス(旧:六本木プリンスホテル)」を中心とした約2.7haの再開発プロジェクトです。

 中心となる「南街区」の「業務棟」と「住宅棟」、規模は小さいですが「北街区」の「商業棟」で構成されています。

 「住友不動産六本木三丁目東地区プロジェクト」として公式ホームページがオープンしていましたが、正式名称は、業務棟が「住友不動産六本木グランドタワー」、住宅棟が「六本木グランドタワーレジデンス」に決定しています。

 引用資料 公式ホームページ
 住友不動産六本木グランドタワー

 公式ホームページ
 六本木グランドタワーレジデンス 

● 高さ230.76mは4FLからの高さ、最高部は約250m?

 このプロジェクトは、「建築計画のお知らせ」の高さが、249.20m→242.00m→230.06m→230.76mと何度も変更されて低くなっていましたが、基準を変更しただけで、実際は低くなっていない可能性あります。
 公式ホームページには ”地上43階建、高さ250mの洗練されたガラスデザインのオフィスタワー” と書いてあります。

 建築基準法上での階数は、地上40階、塔屋2階、地下5階ですが、運用上は、地上43階、塔屋2階、地下2階となっています。
 公式ホームページによると高さ230.76mは、「4FL」つまり、4階床面からの高さとなっています。1階床面からカウントすると高さ約250mの可能性があります。

 同じく、「泉ガーデンタワー」も傾斜地に建設されているため西側(高速道路側)と東側(泉屋博古館側)では全く高さが違います。最高部はGL(平均地盤面)+201.00mですが、 計測地点を変えると最高部は約216mとなります。

住友不動産六本木グランドタワーの概要
◆ 計画名-六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業南街区施設建築物
◆ 所在地-東京都港区六本木三丁目2番1号(業務棟)、東京都港区六本木三丁目2番2号(住宅棟)
◆ 交通-東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅直結、東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線「六本木」駅徒歩5分、東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王」駅徒歩8分、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩10分
◆ 階数-(業務棟)地上40階、塔屋2階、地下5階、(住宅棟)地上27階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(業務棟:4FLより)230.76m、(住宅棟)109.05m
◆ 敷地面積-17,371.73㎡南街区全体)
◆ 建築面積-9,413.44㎡(南街区全体)
◆ 延床面積-202,500.74㎡(南街区全体)
◆ 構造-(業務棟)鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、(住宅棟)鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(業務棟)直接基礎、(住宅棟)杭基礎
◆ 地震対策-(業務棟)免震構造「積層ゴムアイソレーター、U字鋼材ダンパー、オイルダンパー」、制振構造「粘性制振壁」、(住宅棟)免震構造
◆ 用途-(業務棟)オフィス、カンファレンスセンター、店舗他、(住宅棟)共同住宅
◆ 総戸数-226戸(権利者住戸含む)
◆ 建築主-六本木三丁目東地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大成・大林建設共同企業体(大成建設、大林組)
◆ 着工-2013年10月28日
◆ 竣工-2016年03月末
◆ オープン-2016年04月末(六本木グランドタワーレジデンス入居開始)、2016年秋頃予定(住友不動産六本木グランドタワー)
◆ 総事業費-約1,141億円


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配置図です。私は「住友不動産六本木グランドタワー」も「泉ガーデン」の一部になると予想していましたが、「泉ガーデン」にはならなかったようです。

 敷地内には万全のBCP対応を備えた1フロア1,000坪超の賃貸オフィス、賃貸レジデンス、ショップ&レストラン、加えて隣接の泉ガーデンにはホテル、スポーツジム、イベントホール、美術館があり六本木に新たな街を創出します。


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東京タワーの「特別展望台」から見た様子です。


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「泉ガーデンタワー」と外壁の色を揃えています。


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住友不動産六本木グランドタワー
 「住友不動産六本木グランドタワー」です。総貸室面積103,620.51㎡(31,346.01坪)、1フロア1,000坪超の大規模な超高層賃貸オフィスビルです。


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最高部です。塔があります。入居が予定されている「テレビ東京」のテレビ塔だと思われます。


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た見た様子です。200m超の超高層ビルが4棟あると迫力があります。


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北東側の「アークヒルズサウスタワー」の前から見た様子です。


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完成予想図にもある出っ張り部分です。


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シャトルエレベーター
 北西側から見た様子です。ビル外側の構造物は、改札階と「スカイロビー」を結ぶ「シャトルエレベーター」です。運用上の地上43階、地下2階では、28階が「免震フロア」、29階が「スカイロビー」となります。

 地震時に「免震層」を挟んでビルは揺れ方が大きく異なります。そのため「免震層」を貫通しない外付けの「シャトルエレベーター」を採用したのだと思われます。


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北西側から見た下層階の様子です。かなりの急傾斜地に建設している事が分かります。公式ホームページには ”地上43階建、高さ250mの洗練されたガラスデザインのオフィスタワー” と書いてありますが、「なだれ坂」側からの高さだと思われます。


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六本木グランドタワーレジデンス

 東京タワーの「特別展望台」から見た高級賃貸レジデンス「六本木グランドタワーレジデンス」です。総戸数226戸(権利者住戸含む)となっています。 2016年3月末に竣工しています。


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「六本木グランドタワーレジデンス」を南西側から見た様子です。


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「六本木グランドタワーレジデンス」を南東側から見た様子です。


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ショップ&レストラン

 地上3階、地下1階、高さ19.95mと規模が小さいですが、北街区には「ショップ&レストラン」が整備されています。

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2016年4月 8日 (金)

西武ホールディングス 認定民間都市再生事業計画 地上20階、高さ約100mの「西武鉄道池袋ビル建替え計画」

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-西武鉄道池袋ビル建替え計画-
 「西武ホールディングス」は、東京都豊島区にある西武鉄道の池袋旧本社ビルを建て替える計画を進めています。

 引用資料 西武ホールディングス(PDF:2015/03/25)
 「池袋旧本社ビル建替え計画」の事業決定について 

 従来の計画の西武池袋線東側の敷地に加え、西側の敷地を取得したことで、合計敷地面積5,530.96㎡となりました。線路上空をまたぐ形で延床面積49,661.63㎡のオフィスビルを建設します。

 総貸室面積では池袋エリアでトップクラスとなり、オフィスフロアの基準階貸室面積は約2,100㎡(約640坪)となります。

 「西武ホールディングス」は、2015年6月16日に「西武鉄道池袋ビル建替え計画」の起工式を着工に先立ち行いました。現在は本格的に工事が行われています。

● 認定民間都市再生事業計画
 「西武鉄道池袋ビル建替え計画」は、都市再生特別措置法第20条第1項に基づき、2015年9月2日付けで「西武鉄道」から申請のあった民間都市再生事業計画について、同法第21条第1項の規定により認定されています。

 国土交通省(2015/10/16)
 都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について(西武鉄道池袋ビル建替え計画)

西武鉄道池袋ビル建替え計画の概要
◆ 所在地-東京都豊島区南池袋一丁目21番23他(地名地番)
◆ 階数-地上20階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部99.98m
◆ 敷地面積-5,530.96㎡
◆ 建築面積-3,894.12㎡
◆ 延床面積-49,661.63㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-西武鉄道
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大林・西武 建設工事共同企業体(大林組、西武建設JV)
◆ 着工-2015年06月16日(起工式)、2015年09月14日(工事開始)
◆ 竣工-2019年03月31日予定
◆ 開業-2019年春予定
◆ 総事業費-約380億円


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「断面イメージ図」です。搭屋を含めた最高部の高さが99.98mになります。完全に1階の「西武池袋線」の線路上空をまたぐ形になっています。

 地震対策として3階の「機械室」と4階の間に中間免震層を設けた「中間免震構造」を採用しています。


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「西武鉄道池袋ビル建替え計画」の建設現場を北東側から見た様子です。


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撮影時は「アースドリル掘削機」で、「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築していました。


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「仮囲い」越しにバリアングルで撮影した様子です。「鉄筋かご」の端と「拡底バケット」が見えます。


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「西武鉄道池袋ビル建替え計画」の建設現場を北西側から見た様子です。「西武池袋線」の線路上空をまたぐ形で、手前の敷地と一体的に再開発されます。線路の路面の高さが1階床の高さとなります。こちら側の路面は地下1階の高さとなります。

 線路の下をビル東側の地下駐車場に抜ける「地下車道」が設けられます。写真左側の開口部は「ビックリガード」です。


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「西武池袋線」の西側の敷地です。この敷地が活用できる事で大型のオフィスビルの建設が可能になりました。


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「西武鉄道池袋ビル建替え計画」の建築計画のお知らせです。

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2016年4月 7日 (木)

渋谷パルコ(PART1、PART3) 建て替えのために2016年8月7日に閉店 跡地には地上20階、高さ約110mの「宇田川町15地区開発計画」を建設!

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-宇田川町15地区開発計画-
 「パルコ」は4月6日に、「渋谷パルコ(PART1、PART3)」の建て替えのために、2016年8月7日に閉店すると発表しました。

 引用資料 パルコ(PDF:2016/04/06)
 渋谷パルコ(パート1、パート3)の建替えのための一時休業について

 「PART1」と「PART3」の跡地は、「宇田川町15地区開発計画」として再開発されます。新築するビルは1棟で、地上20階、地下3階、高さ110m、延床面積約65,000㎡を予定しています。

 地下は駐車場、低層部は店舗、上層部はオフィスとなる予定です。「PART1」と「PART3」の間には道路がありますが、建て替え後は24時間通行可能な屋内の歩行者専用通路とする計画です。

 渋谷駅周辺地区におけるにぎわいの形成をめざし、まちのにぎわい・回遊性を高める歩行者ネットワークを形成します。また、エリアマネジメントによるにぎわいの創出、ファッション・演劇文化の育成・情報発信を行います。

宇田川町15地区開発計画の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町14番の一部、15番
◆ 階数-地上20階、地下3階
◆ 高さ-約110m
◆ 敷地面積-約5,380㎡
◆ 延床面積-約65,000㎡
◆ 用途-店舗、オフィス、育成施設、事業化支援施設、文化発信施設(劇場等)、駐車場 等オフィス、店舗、駐車場
◆ 事業主体-パルコ
◆ 着工-2017年03月予定
◆ 竣工-2019年09月予定


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南東側から見た低層部の「完成イメージ」です。低層部は店舗となる予定です。


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「計画地」です。パルコ「PART1」と「PART3」がある区画です。


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「PART1」を東側から見た様子です。


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「PART1」を北東側から見た様子です。


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「PART1」を北西側から見た様子です。


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「PART1」を南西側から見た様子です。


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「PART1」と「PART3」は、連絡通路で結ばれています。


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「PART1」と「PART3」の間には道路がありますが、建て替え後は24時間通行可能な屋内の歩行者専用通路とする計画です。


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「PART3」を南東側から見た様子です。


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直接は関係ないですが、「PART1」からオルガン坂を挟んで北側に「渋谷パルコ PART2」がありました。耐震不足から2007年末に休業、2011年4月6日に閉店しました。跡地には、「ヒューリック」により「(仮称)渋谷公園通り計画新築工事」が建設されます。


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「(仮称)渋谷公園通り計画新築工事」の建築計画のお知らせです。

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2016年4月 6日 (水)

新宿区 地上37階、高さ約160mの「住友不動産新宿ガーデンタワー(ラ・トゥール新宿ガーデン)」 「新宿ガーデン」街区全体が2016年3月31日に竣工!

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-住友不動産新宿ガーデンタワー-

 「住友不動産」が、JR山手線「高田馬場」駅の南側、緑豊かな「戸山公園」に隣接する約24,000㎡の広大な敷地で開発を進めていた職住近接の街「新宿ガーデン」の街区全体が、2016年3月31日に竣工しました。

 引用資料 住友不動産(PDF:2016/04/05)
 緑豊かな防災性に優れた職住近接の街が誕生 住友不動産「新宿ガーデン」街区全体竣工

 地上37階、塔屋2階、地下2階、高さ159.657mの超高層免震タワー「住友不動産新宿ガーデンタワー」は、2階~22階(23階は構造フロア)がオフィス、24階~37階が最高級賃貸レジデンス「ラ・トゥール新宿ガーデン」、地下2階・地下1階(一部会議室1階)がイベントホール「ベルサール高田馬場」となっています。 

住友不動産新宿ガーデンタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)大久保三丁目西地区開発計画(A-1棟)
◆ 所在地-東京都新宿区大久保三丁目8番2
◆ 交通-JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅より徒歩5分、東京メトロ東西線「高田馬場」駅より徒歩6分、東京メトロ副都心線「西早稲田」駅より徒歩7分
◆ 階数-地上37階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部159.657m、軒高149.657m
◆ 敷地面積-16,820.18㎡
◆ 建築面積-6,864.75㎡
◆ 延床面積-142,569.14㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(積層ゴムアーソレータ、ダンパー等)
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、多目的ホール、貸会議室
◆ 総戸数-363戸
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2013年06月初旬
◆ 竣工-2016年03月31日


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「街区全体図」です。


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東側から見た様子です。手前は「戸山公園」です。


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ラ・トゥール新宿ガーデン

 24階~37階は、全住戸が地上100m超の最高級賃貸レジデンス「ラ・トゥール新宿ガーデン」です。総戸数363戸、平均面積100㎡超(37.12㎡~143.51㎡)となっています。その下の23階は「構造フロア」です。


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南東側から見た様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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「戸山公園」の南側から見た様子です。


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西側から見た様子です。「SKY FOREST RESIDENCE TOWER & SUITE(スカイフォレストレジデンス)」と面するオフィスフロアの南西側壁面は、窓の無い「PCカーテンウォール」で外側が見えないようになっています。


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「基準階フロア」です。四角形では無く、変則的な六角形となっています。基準階面積約820坪、室内に柱型の出ない整形無柱空間を実現しています。


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スカイフォレストレジデンス
 敷地の南側の「A-2街区」には、地上26階、地下2階、高さ約100m(軒高92.24m)、総戸数361戸のタワーマンション「(仮称)大久保三丁目西地区開発計画(A-2棟)」が建設されました。

 正式名称は「SKY FOREST RESIDENCE TOWER & SUITE(スカイフォレストレジデンス)」となっています。2014年12月26日に竣工し、2015年3月中旬から入居開始されています。


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(おまけ)
 「Perfume(パフューム)」のオリジナルアルバムとして通算6枚目となる、NEW ALBUM「COSMIC EXPLORER」 が、2016年4月6日にリリースされました。前日の4月5日に、「初回限定盤A(CD+CD+Blu-ray)」を受け取ってきました。

 映画「ちはやふる」の主題歌となっている「FLASH」のミュージックビデオが初回限定盤特典として付いていました。「FLASH」のミュージックビデオを全編始めて見ました。
 スター・ウォーズの「ダース・モール」が使用していたような「ダブルブレイドライトセーバー」を3人が器用に使いこなしていてカッコ良かったです。

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2016年4月 5日 (火)

港区 地上22階、高さ約129mの「(仮称)芝公園1丁目ビル計画」 2016年2月下旬の建設状況

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-(仮称)芝公園1丁目ビル計画-

 「パナソニック」は、2013年3月期に巨額赤字を計上する見込みとなったため、財務体質改善のために地下鉄御成門駅前にあった「東京パナソニックビル1号館、東京パナソニックビル2号館、東京パナソニックビル3号館」を売却しました。

 東京タワー東側の日比谷通りの「御成門交差点」の南東側に「東京パナソニックビル1号館」がありました。
 「東京パナソニックビル1号館」は解体され、跡地には「住友不動産」により、地上22階、塔屋2階、地下2階、高さ129.00mの超高層オフィスビル「(仮称)芝公園1丁目ビル計画」が建設中です。

(仮称)芝公園1丁目ビル計画の概要
◆ 所在地-東京都港区芝公園一丁目2番2他
◆ 階数-地上22階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部129.00m
◆ 事業区域面積-10,521.57㎡
◆ 敷地面積-3,710.24㎡
◆ 建築面積-1,770.86㎡
◆ 延床面積-32,695.44㎡(容積対象面積27,978.16㎡)
◆ 構造-鉄造骨、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ち鋼管コンクリート杭
◆ 用途-オフィス、集会所、駐車場
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2015年06月01日(地下解体も含む)、2015年10月10日(新築工事開始)
◆ 竣工-2018年02月28日予定(工事完了)


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「外観イメージ」です。

● 都市再生特別措置法
 都市再生特別措置法第20条第1項に基づき、2015年10月9日付けで「住友不動産」から申請のあった民間都市再生事業計画について、同法第21条第1項の規定により認定しました。

 引用資料 国土交通省・記者発表資料(2015/11/20)
 都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について((仮称)芝公園1丁目ビル計画) 


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「概要図」です。下層階が「エントランス、カンファレンス」、上層階が「オフィス」となります。


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「周辺状況」です。敷地面積は3,710.24㎡ですが、事業区域面積は10,521.57㎡と広いです。「日比谷通り」側に、公園①663.46㎡、公園②1,649.06㎡が整備されます。


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東京タワーの「特別展望台」から見た様子です。


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アップです。「アースドリル掘削機」が見えます。「場所打ち鋼管コンクリート杭」を構築しています。


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北東側から見た様子です。「アースドリル掘削機」が見えます。


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北西側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。

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2016年4月 4日 (月)

文京区 総事業費約1,180億円の「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」 解体工事が始まり本格的に動き出す!

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-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業-
 
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、南側に「文京シビックセンター」が隣接し、更に南側には「東京ドーム」が立地しています。地下鉄4路線が周辺で交差、更に街区の4周を幹線道路が囲むという好立地です。

 再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。「南街区、北街区、西街区」の3街区に分けて再開発が行われます。

 引用資料 → 春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合 

● 本格的に動き出す!
 再開発は当初計画よりも大幅に遅れていますが、既存建物の解体工事が始まって本格的に動き出しています。
 本体工事の施工者も、南街区は「大成建設」、北街区は「清水建設」、西街区は「東洋建設」に決まりました。本体工事は、解体工事と並行して段階的に進めます。

 日刊建設工業新聞(2016/03/22)
 春日・後楽園駅前地区再開発(東京都文京区)/本体工事の施工者決定/組合 

 建設通信新聞(2016/03/22)
 南工区を大成、北は清水/西工区が東洋建設/春日・後楽園駅前再開発組合 

 参加組合員には、「三井不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、新日鉄興和不動産」、事業協力者として「清水建設、大成建設」が参画しています。

 総事業費は、当初754億円を見込んでいましたが、資材・労務費の高騰などを受けて約1100億円と増加していました。その後更に増えて、現時点では総事業費は1180億円程度を見込んでいます。


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「施設建築物イメージ」です。


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「配置図」です。再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。


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「断面図」です。


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「文京シビックセンター」の展望台から見た「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地です。このように中小のビルが密集しています。


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南街区
 「南街区」の建設予定地です。

南街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 南街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上23階、地下2階
◆ 高さ-最高部109.08m、軒高100.23m
◆ 敷地面積-9,315.59㎡
◆ 建築面積-5,113.21㎡
◆ 延床面積-94,166.32㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、CFT造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、変電所
◆ 総戸数-157戸(うちワンルーム43戸)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2016年03月末日予定
◆ 竣工-2019年12月31日予定


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「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 南街区」の建築計画のお知らせです。数値が変更されていました。

 高さ(最高部110.70m、軒高104.49m)→(最高部109.08m、軒高100.23m)、建築面積5,360.80㎡→5,113.21㎡、延床面積94,920.84㎡→94,166.32㎡に変更になっていました。


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北街区
 「住友不動産後楽園ビル」の東側が、「北街区」の建設予定地です。

北街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上40階、地下2階
◆ 高さ-最高部151.10m、軒高140.83m
◆ 敷地面積-6,208.90㎡
◆ 建築面積-4,101.18㎡
◆ 延床面積-84,956.87㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭、直接基礎
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-578戸
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2015年09月末日予定(当初計画)
◆ 竣工-2019年12月31日予定(当初計画)


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解体工事が本格的に始まっていました。


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地上から見た解体工事の様子です。


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「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区」の建築計画のお知らせです。


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西街区

 地上20階、塔屋1階、地下2階の「住友不動産後楽園ビル」の南側が、「西街区」の建設予定地です。「住友不動産後楽園ビル」は、1998年8月竣工と新しいため、今回の再開発には参加しません。

西街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 西街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上13階、地下1階
◆ 高さ-最高部48.80m、軒高45.30m
◆ 敷地面積-463.14㎡
◆ 建築面積-235.69㎡
◆ 延床面積-3,259.68㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-28戸(うちワンルーム28戸)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-東洋建設
◆ 着工-2015年09月末日予定(当初計画)
◆ 竣工-2019年12月31日予定(当初計画)


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「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 西街区」の建築計画のお知らせです。前回探しても見つける事が出来ませんでしたが、今回やっと掲示場所を見つけました。

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2016年4月 3日 (日)

祝! 新宿駅に直結した国内最大規模の高速バスターミナル 「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」が2016年4月4日(月)にオープン!

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-バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)-

 新宿駅周辺の「高速バス乗降場」から発着している高速バスは、2016年4月4日(月)から「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」4階の新しい新宿高速バスターミナルに移行します(一部の便は除く)。

 引用資料 国土交通省(PDF:2016/02/08)
 バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)が4月4日(月)にオープンします。 

 「新宿駅」は、都内でも有数の高速バスの発着拠点ですが、高速バスの「乗降場」が運行会社毎に駅周辺に点在しているため、鉄道やタクシー等の交通機関相互の乗り換えが不便な状況でした。

 そのため、国土交通省東京国道事務所では、「新宿駅南口地区基盤整備事業」として「国道20号新宿跨線橋」の架け替えに合わせて、地下歩道やバスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)の整備に取り組んでいました。

● バスタ新宿は日本一の規模
 「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」は、新宿駅に直結した国内最大規模の高速バスターミナルとなります。

◆ 高速路線バスの発着便数-1,625便
◆ 高速路線バスの停車場数-15バース
◆ 高速路線バスの運行事業者数-118社


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バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)

 「新宿駅南口地区基盤整備事業」の中の1つである「新宿交通結節点整備工事」は、JR東日本の線路上に東西約127m×南北約120m、面積約1.47haの人工地盤を創出し、駅施設、歩行者広場、タクシーや一般車の乗降場、高速路線バス関連施設などの機能を持った建物を建設するプロジェクトです。

バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目24番55号
◆ 施設面積-約14,700㎡(2階の人工地盤範囲)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリートト造
◇ 4階-高速路線バス関連施設
◇ 3階-タクシー乗降場等
◇ 2階-歩行者空間


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4階が「高速路線バス関連施設」となっています。2016年4月4日(月)にオープンします。


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「“バスタ新宿”(新宿南口交通ターミナル)の施設概要」です。


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新宿駅周辺の主な高速バス乗降場(現況)

 これまで新宿駅西口周辺に分散していた19ヶ所の「高速バス乗降場」が南口に集約され、利用者にもわかりやすく、利便性の高い施設が誕生します。


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新宿高速バスターミナル(京王電鉄バス)
 「MY新宿第2ビル(旧:安田生命第2ビル)」の西側には、京王電鉄バスが運営するバスターミナル「新宿高速バスターミナル」があります。1階にサービスカウンター、地下1階には「地下待合室」があります。

 私は、東京(首都圏)に撮影に行った時の帰りは、「新宿高速バスターミナル」にほぼ毎回お世話になっています。

MY新宿第2ビル(旧:安田生命第2ビル)
 「MY新宿第2ビル(旧:安田生命第2ビル)」は、「ヨドバシカメラ」が、2010年7月に取得しています。「MY新宿第2ビル(旧:安田生命第2ビル)」を取り壊し、跡地に高層店舗を開業する予定です。階数は20階程度の見通しです。

 新店は道路を挟んだ再開発ビル2棟を一体運営し、売場面積は現在の2倍の約40,000㎡と国内最大級の家電量販店となる予定です。

 再開発の障害となっていた「新宿高速バスターミナル」も「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」に移転します。これにより「ヨドバシカメラ」による再開発は一気に動き出すと思われます。


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「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」を北西側から見た様子です。北側の「甲州街道」側は、ガラス張りの美しい外観となっています。


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終日駐停車禁止エリア
 「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」のオープンに伴い、新宿駅南口前のタクシー乗降場所が変わります。「バスタ新宿」内の3階に移転します。

 これに伴い、「甲州街道」沿いの「西新宿1丁目間交差点~新宿4丁目交差点」の延長約0.5kmは、「終日駐停車禁止エリア」となり、路上でのタクシー乗降が出来なくなります。


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JR新宿ミライナタワー

 「新宿駅新南口ビル(仮称)」は、「新宿駅南口地区基盤整備事業」の中の1つで、「高島屋タイムズスクエア」の北側にあった旧新南口駅舎跡に建設された超高層ビルです。

 正式名称は「JR新宿ミライナタワー」で、オフィスを主用途とし、低層部の商業施設、線路上空部の文化施設等(多目的ホール、保育所等)から構成されています。

 JR東日本(PDF:2016/03/18)
 新宿の新ランドマーク「JR新宿ミライナタワー」が3月25日いよいよ開業 線路上空には「トレインビュー」が楽しめる約2,000㎡の広場が出現 オープンを記念してさまざまなイベントを開催します!!

 2016年3月からオフィスの入居開始、2016年3月25日に商業施設「ニュウマン」の第1期がオープンしています。2016年4月15日には商業施設「ニュウマン」の第2期がオープンを予定しています。

JR新宿ミライナタワーの概要
◆ 計画名-新宿駅南口地区基盤整備事業 新宿駅新南口開発ビル
◆ 所在地-東京都新宿区新宿四丁目1番6号、渋谷区千駄ヶ谷五丁目24番55号
◆ 階数-地上32階(建築基準法上33階)、地下2階
◆ 高さ-最高部168.16m、軒高167.31m
◆ 敷地面積-17,860.96㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-18,416.18㎡(施設全体)
◆ 延床面積-136,541.88㎡(施設全体)、約111,000㎡(ビル本体)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス(5階~32階)、商業施設(1階~4階、M2階、7階含む)、文化施設等(線路上空部5階~7階)、駐車場(地下1階~地下2階)
◆ 建築主-国土交通省、東日本旅客鉄道(JR東日本)
◆ 設計者・監理者-東日本旅客鉄道(JR東日本)、ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 施工者-<オフィス・商業施設>大林・大成・鉄建建設共同企業体(大林組、大成建設、鉄建建設JV)、<文化施設等>大林・鉄建・大成・フジタ建設共同企業体(大林組、鉄建建設、大成建設、フジタJV)
◆ 着工-2013年09月(本体工事)
◆ 竣工-2016年03月
◆ オープン-2016年03月(オフィス)、2016年03月25日(商業施設/ニュウマン第1期)、2016年04月15日(商業施設/ニュウマン第2期)


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JR新宿ミライナタワーの「断面図」です。地上32階(建築基準法上33階)、地下2階となっています。「新宿跨線橋(しんじゅくこせんきょう)」の路面レベルの高さを2階床にするために、「M2階」を設けて階数調整をしています。

 引用資料 JR東日本(PDF:2015/09/02)
 新宿駅が生まれ変わります~新たなランドマークとなる複合施設が誕生します~


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西隣には、4階までの「新宿交通結節点」の上部5階~7階部分に「文化施設等」が建設されました。超高層棟本体から少し離れていますが、この部分も「JR新宿ミライナタワー」に含まれます。

 多目的ホール・スタジオ(5階)、保育所(5階)、屋外広場(5階/回廊空間)、カフェ(6階)、屋外広場(6階/イベント広場)、屋外広場(7階/芝生広場)が整備されています。


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甲州街道沿いの路面が2階床の高さ
 「JR新宿ミライナタワー」を西側から見た様子です。「甲州街道」沿いの路面が2階床の高さとなります。地上5階~32階がオフィスフロアです。総貸室面積約55,000㎡、天井高3,000mm、1フロア基準階面積約2,100㎡の整形・無柱空間となっています。


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東側の道路が1階床の高さ
 「JR新宿ミライナタワー」の下層階を南東側から見た様子です。「JR新宿ミライナタワー」の東側に面する道路が1階床の高さとなります。

 「新宿跨線橋(しんじゅくこせんきょう)」の路面レベルの高さを2階床にするために、1階と2階の間に「M2階」を設けて階数を調整をしています。

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2016年4月 2日 (土)

JR川崎駅 全く別の駅に生まれ変わる「川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事」 コンコースが一部が通行可能に!

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-川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事-

 JR川崎駅では大規模な駅の改良工事が行われています。「川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事」です。

 引用資料 川崎市 → 川崎駅北口自由通路等整備事業 

 JR川崎駅には、現在は幅員約25mの「東西自由通路」がありますが、北側の「東京方跨線橋(こせんきょう)」がある部分に、東口駅前広場と西口北広場を結ぶ「北口自由通路」を新設します。
 「北口自由通路」は幅員10mで、「北口自由通路」の南側には「北改札(10機)」を新設します。

 更に、「東西自由通路」と「北口自由通路」の間を橋上駅舎化して改札内コンコースと大規模なエキナカ商業施設を新設します。
 「北口自由通路」の北側も橋上駅舎化してエキナカ商業施設を新設します。エキナカ商業施設は合計で延床面積約8,600㎡を予定しています。

● 全面開業時期が7ヶ月程度遅れる
 全面開業時期が予定より7ヶ月程度遅れ、2018年10月頃になる見込です。北口自由通路予定地の地下25m付近から大量の直径約15cm~30cmの玉石が見つかり、基礎杭の施工の障害になっているためです。

 川崎駅から北に1kmも離れていない場所に「多摩川」が流れていることから、川崎市では「駅の敷地の一部が、かつては多摩川かその支流の河原だったのではないか」と推定しています。

 東西自由通路に面した「中央北改札」は2017年7月頃、新設される「北口自由通路」と、この通路沿いの「北改札」などは2018年3月頃に供用開始する予定です。

川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事の概要
◆ 計画名-(仮称)JR川崎駅増築工事
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区駅前本町26-1 外40筆
◆ 階数-地上5階(既存駅ビル部は地上8階)
◆ 高さ-44.98m(既存駅ビル部)
◆ 敷地面積-29,997.00㎡(施設全体)
◆ 建築面積-増床部分5,556.52㎡(既存駅・駅ビル9,613.32㎡)
◆ 延床面積-増床部分14,237.21㎡(既存駅・駅ビル52,846.16㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-店舗、その他(駅舎)
◆ 北口自由通路-有効幅員10m、延長約115m(両デッキ部含むと延長約230m)
◆ 駅施設等-コンコース・改札(北・中央北)整備、既存(中央南)改札改修、エレベーター(3基)・エスカレーター(6基)整備、ベビー休憩室整備、等
◆ 店舗等-約8,600㎡(増床部分)
◆ 建築主-JR東日本、川崎市
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツJV
◆ 施工者-川崎駅北口自由通路新設・駅改良共同企業体(鉄建建設、大林組JV)
◆ 着工-2013年05月24日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2018年10月頃予定(施設全体)
◆ 総事業費-約190億円(川崎市負担約94億円、JR東日本負担約96億円)


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配置図です。「北口自由通路」が新設される場所は、北側の「東京方跨線橋(こせんきょう)」がある部分です。


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「北口自由通路西側」のイメージです。新設される「北口自由通路」と既存の「東西自由通路」の間にかまぼこ型の巨大な橋上駅舎が建設されます。


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「北口自由通路東側」のイメージです。


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「東口駅前広場から」のイメージです。


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「北改札付近」のイメージです。


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北側(ラゾーナ川崎プラザ側)から見た工事現場です。巨大なクローラークレーン2台で建設しています。


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北側の「東京方跨線橋(こせんきょう)」があった部分に、東口駅前広場と西口北広場を結ぶ「北口自由通路」を新設します。すでに「東京方跨線橋」は解体され、内部に仮設の乗換通路が確保されています。


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もう少し近づいて見た様子です。


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西側から見た様子です。工事は遅れていますが、鉄骨建方は少しずつ行われています。


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「東京方跨線橋(こせんきょう)」が解体されたため、使用開始された仮設の「改札内コンコース(乗換通路)」です。


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まだ存在が知られていないためか? ほとんど利用者がありませんでした。


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「1番線・2番線(東海道線)」ホームへの階段です。


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「3番線・4番線(京浜東北線)」ホームへの階段です。


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「5番線・6番線(南武線)」ホームへの階段です。


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ホームの上に人工地盤の杭を打設して、かまぼこ型の巨大な橋上駅舎が建設されます。


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「東西自由通路」の北側にあった「旧:びゅうプラザ」は解体されています。「旧:びゅうプラザ」があった部分の線路上空の「床スラブ」も解体されるようです。


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ホームがゴムマットで覆われています。ホーム上にも人工地盤の柱を支える「場所打ちコンクリート杭」を構築します。


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「1番線(東海道本線)」東側の工事の様子です。「場所打ちコンクリート杭」を構築しています。


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この部分に「場所打ちコンクリート杭」を構築します。


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このマシンで「場所打ちコンクリート杭」を構築していると思われます。狭隘(きょうあい)な場所での工事になるので、ビルの建設現場で一般的な「アースドリル掘削機」とは違ったマシンが使用されています。

 工事が遅れている原因は、河原にあるような丸みを帯びた玉石が大量に出現し、「杭打ち機」の排泥管(管径200mm)が詰まるなどのトラブルが生じたためです。この「杭打ち機」と同機種もしくは類する機種が該当すると思われます。


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「場所打ちコンクリート杭」の構築が終わった場所から順次柱が建てられています。


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「ラゾーナ川崎プラザ」側と接続する「ペデストリアンデッキ」の工事も始まっています。


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「(仮称)JR川崎駅増築工事」の事業計画のお知らせです。数値が変更されていました。

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2016年4月 1日 (金)

港区 「三井物産」が約450億円投じて西新橋一丁目に地上27階、延床面積約100,000㎡の超高層複合オフィスビルを建設!

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-新橋田村町地区市街地再開発-
 「三井物産株」が100%出資する連結子会社である「三井物産都市開発」は、東京都港区西新橋一丁目にて、一部周辺地権者と共同で、超高層複合オフィスビルの開発を推進することを合意し、基本合意書を締結しました。

 引用資料 三井物産(2016/03/31)
 西新橋1丁目における共同建替え事業に係る基本合意、及び複合用途ビル建設について

 港区西新橋一丁目にある三井物産都市開発所有地他、周辺敷地を含めた敷地面積計約8,000㎡一体開発する共同建替え事業であり、計画建物は、最先端のオフィス機能、環境性能、防災機能を備え、業務用途と商業用途等を兼ね備えた複合用途ビルにて、今後、関係行政機関及び地域関係者とも協議の上、本事業の具体的な計画検討を進めます。

 「三井物産都市開発」を中心に「新橋田村町地区市街地再開発準備組合」が既に設立されています。2018年に着工し、2021年頃の完成を予定し、「三井物産都市開発」にて今後約450億円の投資規模を見込みます。

新橋田村町地区市街地再開発の概要
◆ 所在地-東京都港区西新橋一丁目
◆ 階数-地上27階、地下2階
◆ 高さー不明
◆ 敷地面積-約8,000㎡
◆ 延床面積-約100,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場他
◆ 事業主体-新橋田村町地区市街地再開発準備組合(三井物産都市開発、当該地周辺地権者)
◆ 着工-2018年予定
◆ 竣工-2021年予定
◆ 投資規模-約450億円


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「三井物産」から西新橋一丁目というだけで範囲が公表されていないのであくまでも私(管理人)の推測になります。そのため範囲が間違っている可能性があります。この範囲が再開発されるだろう? と予測して事前に撮影しておきました。

 写真は、「三井物産都市開発」の本社が入っている「物産ビル別館」を南西側から見た様子ですが、「物産ビル別館」は間違いなく含まれると思われます。


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「物産ビル別館」を北西側から見た様子です。


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「物産ビル別館」の西隣にあったJRAの「ウインズ新橋」は解体されて更地になっています。この敷地も含まれると思われます。

 JRAの「ウインズ新橋」跡地の北側には、「旧:日本長期信用銀行本店ビル」の再開発プロジェクトである地上21階、地下4階、高さ108.965mの「(仮称)内幸町二丁目プロジェクト」が建設中です。


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道路を隔てた南側にあった複数のビルはすでに解体されて更地になっています。暫定的に駐車場として使用されています。


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駐車場を北西側から見た様子です。


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駐車場と超高層ビル「西新橋スクエア」の間の複数のビルも含まれると思われます。この中には「物産ビル」もあります。


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西側の幹線道路との間には、「日本酒造会館、東京桜田ビル、トクヤマビル本館、トクヤマ別館」などがあります。これらのビルの一部もしくは全部が含まれると思われます。

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