工事が延々と続く横浜駅は「日本のサグラダ・ファミリア」 JR東日本 地上29階、高さ約132mの「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」が本格着工!
-(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事-
横浜駅周辺は、絶えず工事が続いることから、スペインの世界遺産である「サグラダ・ファミリア教会」を連想させるとして、「日本のサグラダ・ファミリア」と揶揄されています(笑)。
横浜駅西口の「横浜シァル」と「横浜エクセルホテル東急」跡地に計画している超高層複合ビル「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」は、2015年10月19日に着工(準備工事)されました。「建築計画のお知らせ」通りなら2016年4月1日に本格着工していると思われます。
引用資料 JR東日本(PDF:2014/03/04)
(仮称)横浜駅西口駅ビル計画について
当初は、地上33階、地下3階、最高高さ約180m、延床面積約182,000㎡で計画されていましたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、従来以上に安全性を重視した構造に改めるために計画が見直されました。
更に、「JR東日本、東急電鉄」が共同で計画していた事業主体を「JR東日本」に一本化しました。当初計画からすると規模は大幅に縮小されています。
(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区南幸一丁目1番2他
◆ 階数-地上29階(建築基準法上30階)、地下3階(駅前棟)、地上9階(鶴屋町棟)
◆ 高さ-最高部132.264m(駅前棟)、最高部約31m(鶴屋町棟)
◆ 敷地面積-8,675.17㎡(駅前棟)、約5,000㎡(鶴屋町棟)
◆ 建築面積-7,251.14㎡(駅前棟)
◆ 延床面積-97,454.82㎡(駅前棟)、約24,000㎡(鶴屋町棟)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(駅前棟)商業施設、オフィス等、(鶴屋町棟)駐車場、保育所等
◆ 事業主体-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2015年10月19日(駅前棟・準備工事)、2016年04月01日(駅前棟・本体工事)、2018年予定(鶴屋町棟)
◆ 竣工-2020年03月31日予定
(注意) 「建築計画のお知らせ」では、地上29階(建築基準法上30階)となっていますが、JR東日本の2015年9月3日のPDF資料では、地上26階(建築基準法上30階)となっているので、運用上は従来通りの地上26階だと思われます。
JR東日本(PDF:2015/09/03)
(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事の着手について
「配置図、断面図」です。「駅前棟」と「鶴屋町棟」の2棟で構成されています。
(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事
地上29階(建築基準法上30階)、地下3階(駅前棟)、高さ132.264mの「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」の建設現場です。
「横浜シァル」跡地です。
「横浜エクセルホテル東急」跡地です。
きた西口(きた通路)
横浜駅の「きた西口」です。「きた西口」の手前が「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」の北端になります。この部分には「きた西口広場」が整備されます。
この先は東西自由通路の「きた通路」となっています。「きた通路」沿いにJRと京浜急行の改札口があります。
横浜駅には、東西自由通路が北から「きた通路、中央通路、みなみ通路」の3本あります。影が薄かった「きた通路」ですが、「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」が完成すると状況が一変しそうです。
「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」の「建築計画のお知らせ」です。計画通りなら2016年4月1日に本格着工していると思われます。
新田間川
「新田間川」を北側に越えて「鶴屋町棟」まで歩行者デッキが整備されます。上を走っているのは「首都高速道路神奈川2号線」です。
鶴屋町棟
「鶴屋町棟」の建設予定地を南西側から見た様子です。地上9階、高さ約31mの「鶴屋町棟」には、立体駐車場、保育所等が整備されます。「鶴屋町棟」は、2018年着工予定です。
「鶴屋町棟」の建設予定地を北側から見た様子です。
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