JR川崎駅 全く別の駅に生まれ変わる「川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事」 コンコースが一部が通行可能に!
-川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事-
JR川崎駅では大規模な駅の改良工事が行われています。「川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事」です。
引用資料 川崎市 → 川崎駅北口自由通路等整備事業
JR川崎駅には、現在は幅員約25mの「東西自由通路」がありますが、北側の「東京方跨線橋(こせんきょう)」がある部分に、東口駅前広場と西口北広場を結ぶ「北口自由通路」を新設します。
「北口自由通路」は幅員10mで、「北口自由通路」の南側には「北改札(10機)」を新設します。
更に、「東西自由通路」と「北口自由通路」の間を橋上駅舎化して改札内コンコースと大規模なエキナカ商業施設を新設します。
「北口自由通路」の北側も橋上駅舎化してエキナカ商業施設を新設します。エキナカ商業施設は合計で延床面積約8,600㎡を予定しています。
● 全面開業時期が7ヶ月程度遅れる
全面開業時期が予定より7ヶ月程度遅れ、2018年10月頃になる見込です。北口自由通路予定地の地下25m付近から大量の直径約15cm~30cmの玉石が見つかり、基礎杭の施工の障害になっているためです。
川崎駅から北に1kmも離れていない場所に「多摩川」が流れていることから、川崎市では「駅の敷地の一部が、かつては多摩川かその支流の河原だったのではないか」と推定しています。
東西自由通路に面した「中央北改札」は2017年7月頃、新設される「北口自由通路」と、この通路沿いの「北改札」などは2018年3月頃に供用開始する予定です。
川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事の概要
◆ 計画名-(仮称)JR川崎駅増築工事
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区駅前本町26-1 外40筆
◆ 階数-地上5階(既存駅ビル部は地上8階)
◆ 高さ-44.98m(既存駅ビル部)
◆ 敷地面積-29,997.00㎡(施設全体)
◆ 建築面積-増床部分5,556.52㎡(既存駅・駅ビル9,613.32㎡)
◆ 延床面積-増床部分14,237.21㎡(既存駅・駅ビル52,846.16㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-店舗、その他(駅舎)
◆ 北口自由通路-有効幅員10m、延長約115m(両デッキ部含むと延長約230m)
◆ 駅施設等-コンコース・改札(北・中央北)整備、既存(中央南)改札改修、エレベーター(3基)・エスカレーター(6基)整備、ベビー休憩室整備、等
◆ 店舗等-約8,600㎡(増床部分)
◆ 建築主-JR東日本、川崎市
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツJV
◆ 施工者-川崎駅北口自由通路新設・駅改良共同企業体(鉄建建設、大林組JV)
◆ 着工-2013年05月24日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2018年10月頃予定(施設全体)
◆ 総事業費-約190億円(川崎市負担約94億円、JR東日本負担約96億円)
配置図です。「北口自由通路」が新設される場所は、北側の「東京方跨線橋(こせんきょう)」がある部分です。
「北口自由通路西側」のイメージです。新設される「北口自由通路」と既存の「東西自由通路」の間にかまぼこ型の巨大な橋上駅舎が建設されます。
「北口自由通路東側」のイメージです。
「東口駅前広場から」のイメージです。
「北改札付近」のイメージです。
北側(ラゾーナ川崎プラザ側)から見た工事現場です。巨大なクローラークレーン2台で建設しています。
北側の「東京方跨線橋(こせんきょう)」があった部分に、東口駅前広場と西口北広場を結ぶ「北口自由通路」を新設します。すでに「東京方跨線橋」は解体され、内部に仮設の乗換通路が確保されています。
もう少し近づいて見た様子です。
西側から見た様子です。工事は遅れていますが、鉄骨建方は少しずつ行われています。
「東京方跨線橋(こせんきょう)」が解体されたため、使用開始された仮設の「改札内コンコース(乗換通路)」です。
まだ存在が知られていないためか? ほとんど利用者がありませんでした。
「1番線・2番線(東海道線)」ホームへの階段です。
「3番線・4番線(京浜東北線)」ホームへの階段です。
「5番線・6番線(南武線)」ホームへの階段です。
ホームの上に人工地盤の杭を打設して、かまぼこ型の巨大な橋上駅舎が建設されます。
「東西自由通路」の北側にあった「旧:びゅうプラザ」は解体されています。「旧:びゅうプラザ」があった部分の線路上空の「床スラブ」も解体されるようです。
ホームがゴムマットで覆われています。ホーム上にも人工地盤の柱を支える「場所打ちコンクリート杭」を構築します。
「1番線(東海道本線)」東側の工事の様子です。「場所打ちコンクリート杭」を構築しています。
この部分に「場所打ちコンクリート杭」を構築します。
このマシンで「場所打ちコンクリート杭」を構築していると思われます。狭隘(きょうあい)な場所での工事になるので、ビルの建設現場で一般的な「アースドリル掘削機」とは違ったマシンが使用されています。
工事が遅れている原因は、河原にあるような丸みを帯びた玉石が大量に出現し、「杭打ち機」の排泥管(管径200mm)が詰まるなどのトラブルが生じたためです。この「杭打ち機」と同機種もしくは類する機種が該当すると思われます。
「場所打ちコンクリート杭」の構築が終わった場所から順次柱が建てられています。
「ラゾーナ川崎プラザ」側と接続する「ペデストリアンデッキ」の工事も始まっています。
「(仮称)JR川崎駅増築工事」の事業計画のお知らせです。数値が変更されていました。
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