総事業費約4000億円 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3棟の超高層タワーの大規模プロジェクトが一気に加速 Part1・「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の建設予定地
-虎ノ門ヒルズが拡大・進化-
昨日(4月13日)、「森ビル」からドッカーンと特大の花火が打ち上がりました。私はニュースリリースを見て思わず狂喜乱舞してしまいました(笑)。
森ビルは、「虎ノ門ヒルズ」の両側にオフィスを中心とした「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(2019年度竣工予定)」と、住宅を中心とした「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー(2019年度竣工予定)」の2つのプロジェクトを進めています。
さらに、「桜田通り」を挟んだ西側には、「東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)」と一体開発する「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(2022年度竣工目標)」を計画しています。
引用資料 森ビル(2016/04/13)
国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3つの大規模プロジェクトと地下鉄新駅の一体的都市づくりを一気に加速
新たな3棟の超高層タワーが加わることで、「虎ノ門ヒルズ」は区域面積7.5ha、延床面積80万㎡に拡大し、「六本木ヒルズ」に匹敵するインパクトを与える真の国際新都心へと進化します。3棟の超高層タワーの事業費は4000億円程度を見込みます。
● (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
今回の最大のニュースは、「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」です。他の2棟はすでに詳細が判明していました。
「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、「虎ノ門一丁目・二丁目地区」として2015年6月に、「国家戦略特区」に認定されています。事業主体は「森ビル、UR都市機構」です。
大規模な超高層ビルになるとは思っていましたが、まさかここまで規模が大きいとは私は予想していませんでした。「虎ノ門ヒルズと同規模程度」とはビックリ仰天です! 以下はニュースリリースの引用です。
”ステーションタワーは、東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)と一体的に開発する、これからの都市再生モデルとなるプロジェクトです。
現在の虎ノ門ヒルズと同規模程度のオフィスやホテルなどを複合させたタワーを検討しており、最上部には大企業やベンチャー企業、起業家から広く一般の方にも開かれた交流施設を設置、新たなビジネスやイノベーションの発信拠点を目指します。現在、虎ノ門一丁目・二丁目地区市街地再開発準備組合が事業を推進しています。”
概要
◆ 事業名称-虎ノ門一丁目・二丁目地区市街地再開発事業
◆ 所在地-港区虎ノ門一丁目、二丁目の一部
◆ 準備組合設立-2016年02月予定
◆ 竣工-2022年度(目標)
拡大・進化する「虎ノ門ヒルズ」の街区図です。
「虎ノ門ヒルズ」が、区域面積7.5ha、延床面積80万㎡に拡大し、「六本木ヒルズ」に匹敵するインパクトを与える真の国際新都心へと進化します。
東京タワーの「特別展望台」から見た「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の建設予定地です。
桜田通りを挟んで一体開発
「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の街区は、驚いた事に「桜田通り」を挟んで「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の西側に隣接するビル群にまで及びます。これにはビックリ仰天しました。
「桜田通り」のような大きな幹線道路を挟んで一体的な再開発が認められるとは「国家戦略特区」の規制緩和恐るべしです。
桜田通りの上に巨大な歩行者デッキ
「桜田通り」です。「桜田通り」をオーバーパスする巨大なデッキが「虎ノ門ヒルズ 森タワー」2階の人工地盤から伸びます。
● 東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)
「虎の門二丁目交差点」南側の地下には、「東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅(仮称)」が建設されます。2016年2月8日に起工式が行われ、2020年供用開始(予定)、2022年度最終完成(予定)となっています。
「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の低層部を東側から見た様子です。「桜田通り」の上は、このように広場のようなデッキになります。これはもう凄いを通り越して驚愕です(笑)。
「虎ノ門ヒルズ 森タワー」2階の人工地盤から「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」まで、「桜田通り」をオーバーパスして人工地盤が一体的に整備されます。
北側から見た様子です。奥が「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の街区となります。手前にある駐車場と写真左側の「住友不動産虎ノ門ビル」は含まれません。
「虎の門二丁目交差点」から南西方向を見た様子です。写真左側の「虎ノ門11森ビル」から南側が「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の街区となります。この部分が「桜田通り」西側の北東端になります。写真右側が「住友不動産虎ノ門ビル」は含まれません。
「虎の門三丁目交差点」から北西方向を見た様子です。この部分が「桜田通り」西側の南東端になります。
この道路から北側(写真左側)が「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の街区となります。
虎ノ門36森ビル・虎ノ門37森ビルは含まれない
私は、写真左側の「虎ノ門36森ビル」と写真右側が「虎ノ門37森ビル」までが、「虎ノ門一丁目・二丁目地区市街地再開発事業」の範囲に含まれると予想していましたが、今回は含まれませんでした。このブロックもいずれ再開発されると思われます。
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