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2016年5月18日 (水)

台東区 日立グループの一棟借り 竣工した地上25階、高さ約113mの「上野イーストタワー(Ueno East Tower)」

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-上野イーストタワー(Ueno East Tower)-

 「(仮称)東上野二丁目計画」が建設された敷地には、かつては「タカラホテル」が建っていました。地権者だった倉庫会社の「寶組(たからぐみ)」がホテルを核にした地上29階、高さ約150mの超高層ビルを建設する計画でした。

 その後、2008年に不動産ファンドの「リサ・パートナーズ」に土地が売却されます。リサパートナーズは、高さ120m程度の「上野ゲートタワー」の建設を計画していましたが、この計画も進むことはありませんでした。

 その後、「リサ・パートナーズ」」は、2012年9月に「ナエバ・プロパティーズ特定目的会社」と「清水建設」に土地を売却しました。

 ナエバ・プロパティーズと清水建設は、リサ・パートナーズの開発基本方針を引き継ぎ、オフィスやホテル、集会施設などを備えた、地上25階、塔屋1階、地下1階、高さ113.00mの超高層ビルを建設しました。正式名称は「上野イーストタワー(Ueno East Tower)」となっています。

● 日立グループの一棟借り
 「上野イーストタワー」の20階~24階は、日立ライフ系列のホテル「ホテルライフツリー上野」となっており、先行して2016年2月2日にオープンしています。

 オフィスフロアは、「日立グループ」の一棟借りとなっています。建設機械で「小松製作所」とライバルである「日立建機」も2016年3月下旬より本社を移転しています。「日立建機」は、12階~16階に入っています。

 何故このような場所に日立グループの拠点が? とも思いましたが、日立グループの製造拠点と「JR常磐線」により直結しているからではないでしょうか? 茨城県北部には、日立グループの拠点となる工場がたくさんあります。

上野イーストタワー(Ueno East Tower)の概要
◆ 計画名-(仮称)東上野二丁目計画
◆ 所在地-東京都台東区東上野二丁目16番1号
◆ 交通-JR山手線「上野駅・御徒町駅」徒歩5分、都営大江戸線「上野御徒町駅」徒歩5分、東京メトロ日比谷線「上野駅・仲御徒町駅」徒歩5分、東京メトロ銀座線「上野駅・上野広小路駅」」徒歩5分、つくばエクスプレス「新御徒町駅」徒歩8分
◆ 階数- 地上25階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-113.00m
◆ 敷地面積-3,508.82㎡
◆ 建築面積-1,970.90㎡
◆ 延床面積-41,607.20㎡
◆ 構造-鉄骨造(柱CFT造)、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-オフィス、ホテル、集会施設、店舗
◆ 客室数-137室(ホテルライフツリー上野)
◆ 建築主-ナエバ・プロパティーズ特定目的会社、清水建設
◆ 設計者・監理者-清水建設、日立建設設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年09月21日
◆ 竣工-2015年12月09日(工事完了)
◆ オープン-2016年02月02日(ホテルライフツリー上野)、2016年04月01日(施設全体)


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「上野恩賜公園」から見た様子です。


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高層部のホテル部分は、セットバックしています。20階~24階は、日立ライフ系列のホテル「ホテルライフツリー上野」となっています。

 20階がロビー及びラウンジで、21階~24階が客室(客室数137室)です。階高が高くて窓が無い25階は「機械室(高圧電気室)」となっています。


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北西側から見た様子です。


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北西側から見た下層階の様子です。


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西側の「昭和通」側の1階部分です。


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南西側から見上げた様子です。


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南西側から見た下層階の様子です。

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