JR東日本 before and after 新橋駅の「レンガアーチ高架橋耐震補強工事」
-レンガアーチ高架橋の耐震補強工事-
JR新橋駅の「レンガアーチ高架橋(烏森町 高架橋)」は、明治41年~大正3年頃の完成で約100年が経過しています。
JR東日本は、「レンガアーチ高架橋耐震補強工事」を進めています。繁華街に近く、仮設スペースの確保が困難なほか、一般歩行者が多いなどの厳しい施工条件下で、安全確保や創意工夫を凝らしながら首都直下地震から歴史的建造物を守るための工事が行われています。
● 内巻き鉄筋コンクリートの覆工
レンガアーチ高架橋の耐震補強は、人力、小型重機により既存レンガの基礎部まで掘削し、アーチ内側に厚さ40cm~70cmの鉄筋コンクリートアーチを新たに構築します。
アーチ部は、レンガと鋼製型枠に囲まれた閉塞空間へコンクリートを充填することから、品質を確保するために「高流動コンクリート」を使用しています。
土木学会第57回年次学術講演会(PDF)
高流動コンクリートによるレンガアーチ高架橋の耐震補強
JR新橋駅近くを歩いているとたまたま「レンガアーチ高架橋耐震補強工事」の現場に遭遇しました。このような現場はめったに見られないので大急ぎで撮影しました。私以外にも数人が撮影していました。
閉塞空間での難しい工事です。
人力、小型重機により既存レンガの基礎部まで掘削します。
アーチ部は、レンガと鋼製型枠に囲まれた閉塞空間へコンクリートを充填することから、品質を確保するために「高流動コンクリート」を使用します。
既存のアーチ部に「アンカーボルト」を打ち込んでいるようです。
「レンガアーチ高架橋耐震補強工事」のBeforeです。
「レンガアーチ高架橋耐震補強工事」のAfterです。レンガアーチ高架橋の店は、この狭い空間で飲食店を営業しているんですね。
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