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2016年6月

2016年6月30日 (木)

東京ビッグサイト(東京国際展示場) 「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて大規模に拡張 総展示面積約100,000㎡に!

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-東京ビッグサイト(東京国際展示場)-

 「東京都財務局」は、江東区有明にある「東京ビッグサイト(東京国際展示場)」で、総延床面積66,495.10㎡の増築棟の建設に着手します。
 2016年6月24日に予定価格321億9000万円の「東京国際展示場(28)増築工事」の一般競争入札(WTO対象)を公告しました。

 引用資料 東京都・公式ホームページ(PDF)
 東京ビッグサイトの計画の目的及び内容 

 日刊建設工業新聞([2016/06/24)
 東京都財務局/東京国際展示場増築(江東区)WTO入札公告/10月5日開札

 2016年10月5日に開札して落札予定者を決め、12月の定例都議会で契約締結の承認を得ます。2017年1月以降に着工し、2019年6月の完工を目指します。

 増築後の「東京ビッグサイト」は、2020年東京大会において「IBC(国際放送センター)、MPC(メインプレスセンター)」として利用される計画となっています。

● 規模の小さい日本の国際展示場
 東京ビッグサイトは国内最大となる約80,000㎡の総展示面積を有する展示会場です。増築棟が完成すると展示面積約20,000㎡が追加されて、総展示面積約100,000㎡となります。

 世界標準とも言われる「展示面積100,000㎡」が一つの指標となっています。増築が完成すると世界標準の最低ラインである100,000㎡になんとか到達します。

 しかし、世界は遥かに先を行っています。将来的には最低でも展示面積200,000㎡無いと展示会の国際的な誘致合戦を勝ち抜く事は出来ないと言われています。

東京ビッグサイト増築棟の概要
◆ 計画名-東京国際展示場増築工事
◆ 所在地-東京都江東区有明三丁目11-1ほか
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-最高部約40m
◆ 敷地面積-131314.85㎡(施設全体)、約33,000㎡(増築棟)
◆ 建築面積-26,069.37㎡(増築棟)
◆ 延床面積-66,495.10㎡(増築棟)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-鋼管杭、既製コンクリート杭
◆ 用途-展示場
◆ 建築主-東京都
◆ 設計者-佐藤総合計画
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2017年01月01日予定
◆ 竣工-2019年06月30日予定


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「東京ビッグサイト増築棟」の予定地です。


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「位置図」です。


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「緑地計画図」です。


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2016年6月29日 (水)

JR東海 東海道・山陽新幹線 デュアルスプリームウィング形の次期新幹線車両「N700S」 確認試験車の製作!

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-次期新幹線車両・N700S-

 「JR東海」は、「N700系」以来のフルモデルチェンジとなる次期新幹線車両に向けた確認試験車(16両)の製作を決定しました。確認試験車では、次期営業車両に反映する新技術の最終確認を行います。

 次期新幹線車両の名称は、海道・山陽新幹線車両として定着した、「N700」の名称に「S」を付けて、「N700S」とします。「S」は、N700系シリーズ中、最高の新幹線車両を意味する「Supreme(スプリーム/最高の)」を表しています。

 引用資料 JR東海(PDF:2016/06/24)
 東海道・山陽新幹線 次期新幹線車両N700S確認試験車の製作について

 先頭形状は、「N700系」の形状を踏襲しつつ、三次元形状を考慮したシミュレーション技術を活用して進化させた「デュアル スプリーム ウィング形」の採用により、トンネル突入時の騒音を低減し、更に車体の平滑化や形状見直しにより走行抵抗の低減も図ります。

 完成時期は、2018年3月を予定しています。次期営業車両(量産車)は、2020年度を目途に投入する方向で検討を進めています。「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」までには、量産車を見る事が出来そうです!


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編成両数の自由度アップで海外展開を視野に!

 「N700S」は、新開発「デュアルスプリームウィング形」の先頭形状に目が生きますが、編成両数の自由度アップが最大の特徴です。

 「N700A」までの床下機器配置を見直し、モジュールの小型化・軽量化を図り、再配置します。これまで8種類あった床下機器設置パターンを、東京方先頭1種、中間車2種、新大阪方1種の合計4種類とシンプル化して、連結パターンに柔軟性を持たせます。

 これにより、東海道新幹線の現状16両に加え、九州や山陽で走る8両や12両といった編成にも対応します。編成両数に自由度をもたせ、「世界最軽量」をうたって世界へ打って出ます。


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「N700A」の先頭形状は、「エアロダブルウィング形」です。


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「N700」です。「N700」と「N700A」の外観はほとんど同じです。


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別角度から見た「N700」です。「N700S」のイメージには「標識灯」が描かれていませんが、「N700、N700A」の面構えとはかなり変わるので、営業運転開始が今から楽しみです!


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2016年6月28日 (火)

葛飾区 「東金町一丁目西地区市街地再開事業」は、地上37階、高さ約140m、延床面積約15方㎡の大規模プロジェクトと判明!

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-東金町一丁目西地区市街地再開事業-

 昨日(6月27日)は、ブログのシステム障害で、午前1時頃~12時18分まで、管理画面にアクセス出来ない状態だったため更新出来ませんでした。このような事態を避けるために「ココログ」に毎月1,512円支払っているのに・・・

 本題に戻って、大きなニュースが入って来ました。本日の「建設通信新聞、日刊建設工業新聞」によると東京都葛飾区で市街地再開発事業を検討している「東金町一丁目西地区市街地再開発準備組合」は、6月23日の通常総会で「三菱地所レジデンス、三井不動産レジデンシャルJV」を事業協力者に選定したそうです。

 対象区域図引用 建設通信新聞(2016/06/28)
 15万㎡高層複合施設/事業協力者に地所レジ、三井不レジ/東金町一丁目西地区再開発 

 日刊建設工業新聞(2016/06/28)
 東金町一丁目西地区再開発(東京都葛飾区)/事業協力者は三菱地所レジJV/準備組合 

 「東金町一丁目西地区市街地再開発準備組合」がまとめた基本構想によると、再開発の計画対象区域は約30,000㎡、再開発ビルの規模は、地上37階、地下2階、高さ約140m、延床面積約150,000㎡の超高層複合施設を検討しています

 低層階に商業施設(専有面積約30,000㎡)や業務サービス施設、自動車教習所、その上の階に共同住宅(約450戸)を配置します。

 計画が順調に進めば、2018年8月頃に都市計画決定、2019年度の組合設立認可、2020年8月の権利変換計画認可、2020年度の着工、2026年度の完成を見込んでいます。

東金町一丁目西地区市街地再開事の概要
◆ 所在地-東京都葛飾区東金町一丁目2136~2169の一部   
◆ 階数-地上37階、地下2階
◆ 高さ-約140m
◆ 対象区域面積-約30,000㎡
◆ 延床面積-約150,000㎡
◆ 用途-共同住宅、商業施設(専有面積約30,000㎡)、業務サービス施設、自動車教習所など
◆ 総戸数-約450戸
◆ 建築主-東金町一丁目西地区市街地再開発準備組合(事業協力者 三菱地所レジデンス、三井不動産レジデンシャルJV)
◆ コンサルタント業務-佐藤総合計画
◆ 都市計画決定-2018年08月頃予定
◆ 組合設立認可-2019年度予定
◆ 権利変換計画認可-2020年08月予定
◆ 着工-2020年度予定
◆ 竣工-2026年度予定


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「東金町一丁目西地区再開発事業」の対象区域です。


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「東金町一丁目西地区再開発事業」の予定地の西側部分です。絶対ここは再開発されると思っていたので事前に撮影しておきました。予想が当たると本当に気持ちがいいです! 


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「東金町一丁目西地区再開発事業」の予定地の東側部分です。予想外だったのが、奥(東側)の「金町自動車教習所」も対象区域に含まれる事です。

● 金町自動車教習所 & イトーヨーカドー金町店
 「金町自動車教習所」は屋上にあり、下は「イトーヨーカドー金町店」となっています。用途に自動車教習があるので、「金町自動車教習所」はどのような配置になるか分かりませんが継続します。

 商業施設は、専有面積約30,000㎡となる予定です。ただし、「イトーヨーカドー」は店舗を次々と閉店しているので、「イトーヨーカドー金町店」が継続するかは不明です。


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更地部分の中央北側は「駐輪場」として使用されています。


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更地部分の東側は「駐車場」として使用されています。


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東京理科大学葛飾キャンパス & 葛飾にいじゅくみらい公園
 JR金駅(かなまちえき)の西側で、「中川」の東側一帯に「三菱製紙中川工場」がありました。工場は閉鎖され、工場跡地が大規模に再開発されています。

 敷地面積約182,000㎡のと広大です。葛飾区は「まちづくり方針」に基づき、住宅、大学、福祉、商業施設、公園などの整備を進めています。

 「A街区」の一部の敷地面積41,069.88㎡には、2013年4月に東京理科大学「葛飾キャンパス」が開校しました。南側には広大な「葛飾にいじゅくみらい公園」が整備されています。

 「C街区」の22,173.12㎡には、「住友不動産」が、地上37階、塔屋1階、地下1階、高さ127.66mの「シティタワー金町」を建設しました。


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JR金町駅(かなまちえき)

 最寄り駅となる「JR金町駅(かなまちえき)」です。写真は北口ですが、北口から「東京理科大学葛飾キャンパス」や「シティタワー金町」までは、「イトーヨーカドー金町店」を北側に遠回りしないと行けません。

 歩道も狭く不便でしたが、「東金町一丁目西地区市街地再開事業」が完成するとJR線沿いをショートカットで歩けるようになると思われるのでかなり便利になります。


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2016年6月26日 (日)

JR東日本 新橋駅改良工事 大屋根の設置工事にで使用した「構台」が本設化? 用途はまだ未発表

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-JR新橋駅-

 「新橋駅」では、ほぼ駅の造り替えに相当する大規模な改良工事が行われています。ホームを覆う巨大なシステムトラスの大屋根の設置も行われました。作業スペースを確保するため、ホーム中央部分の上空には「構台」が設置されました。

 巨大なシステムトラスの大屋根の設置は終わりましたが、「構台」は残ったままです。更に「構台」を支える巨大な柱が構築されました。

 「構台」は通常は仮設ですが、構造を見るとどう見ても「本設」です。しかし、JR東日本の資料を見ても 新橋駅改良工事の項目には一切載っていません。この構造物は何に使用するのでしょうか?

 私は「構台」を本設の構造物として残してホームの上に乗り換え用の「跨線橋(こせんきょう)」のようなものを設置すると妄想しています。「新橋駅」に行くたびに謎が解明出来なくてモヤモヤしているので早く発表して欲しいです。


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巨大なシステムトラスの大屋根の設置は終わりましたが、「構台」は残ったままです。


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別角度から見た様子です。


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別角度から見た様子です。


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東側(1番のりば・2番のりば側)です。


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2番のりば(東海道本線・上野東京ライン)にある「構台」を支える巨大な柱です。


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この柱はどうみても「本設」です。


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丸い柱は1階の改札内コンコースを貫通しています。


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西側(5番のりば・6番のりば側)です。


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6番のりば(京浜東北線〉)にある「構台」を支える柱です。


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西口側の「構台」を南側から見た様子です。


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「構台」を見上げた様子です。


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北西側から「構台」を見た様子です。


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2016年6月25日 (土)

港区 JR新橋駅前 「SL広場、ニュー新橋ビル」を含む新橋駅西口地区約2.8haの「新橋駅西口地区市街地再開発事業」 

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-新橋駅西口地区市街地再開発事業-
 イギリスの欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票が行われ、離脱支持票が残留支持票を上回り、離脱支持が勝利しました。

 私は、日本の国益ためにも残留支持が勝つ事を願っていたのでショックでした。予想通り、6月24日(金)は急激な円高と日経平均の暴落が同時に日本を襲いました。

 伊勢志摩サミットの時に安倍首相は、「リーマンショック前の状況に似ている」と発言しました。ネットでは予言が当たったと評判になっていますが、「リーマンショック」のような悪夢だけはなんとか回避して欲しいです・・・

 本題に戻って、東京都港区のJR新橋駅前にある「ニュー新橋ビル」周辺一帯で再開発を計画している権利者らが、「新橋駅西口地区市街地再開発準備組合」を設立しています。

 事業協力者として「野村不動産」と「NTT都市開発」の2社を選定し、市街地再開発事業の実施に向けて権利者の意向確認や各種調査・検討等、具体的な計画策定を行います。

 引用資料 NTT都市開発(PDF:2016/03/28)
 新橋駅西口地区約2.8haの駅前再開発事業『新橋駅西口地区市街地再開発準備組合』の設立 ~事業協力者に野村不動産・NTT都市開発の2社選定~

 「新橋駅西口地区市街地再開発事業」の検討区域は、JR新橋駅西口に位置する「SL広場」、1971年2月竣工の「ニュー新橋ビル」、及び隣接する新橋三丁目・四丁目の一部エリアを含む約2.8haを想定しており、今後、関係機関と協議を進めていきます。


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「新橋駅西口地区市街地再開発事業 検討区域」です。


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「SL広場」も含みます。


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「SL広場」は、定番の待ち合わせスポットとなっています。「C11形蒸気機関車」が屋外展示されています。


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JR新橋駅のホームから見た「SL広場」です。


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JR新橋駅のホームから見た「ニュー新橋ビル」です。


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2016年6月24日 (金)

中央区 日本橋室町地区 「(仮称)JPビルディング建替計画」が2016年7月1日着工!

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-(仮称)JPビルディング建替計画-

 「日本紙パルプ商事」は、中央区日本橋室町三丁目において他の権利者と所有する「JPビル」の建替計画を進めています。計画名は「(仮称)JPビルディング建替計画」で、2016年7月1日に着工します。JPビルのJPは、「JAPAN PULP」のJPです。

 引用資料 三井不動産(2016/06/23)
 「(仮称)JPビルディング建替計画」着工 2018年秋にホテル開業予定  

 「(仮称)JPビルディング建替計画」は、オフィス、ホテル、商業施設からなる複合施設で、「三井不動産」がプロジェクトマネジメントを受託し事業を推進しています。

 竣工後の「日本紙パルプ商事」所有建物部分のうちオフィス・商業施設部分については、「三井不動産」がマスターリース(一括賃貸ならびに転貸事業)および運営管理業務を行う予定です。

 ホテルは、三井不動産グループが運営する三井ガーデンホテルズが「(仮称)三井ガーデンホテル日本橋プレミア(客室数約260室)」として初めて日本橋室町地区に出店し、2018年秋の開業を予定しています。

(仮称)JPビルディング建替計画の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋室町三丁目4番他
◆ 交通-東京メトロ銀座・半蔵門線「三越前」駅地下直結、JR横須賀・総武快速「新日本橋」駅地下直結、JR中央・山手・京浜東北線「神田」駅徒歩6分、JR各線「東京」駅徒歩10分 
◆ 階数-地上15階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約68m、軒高約56m
◆ 敷地面積-約2,341㎡
◆ 建築面積-約2,000㎡
◆ 延床面積-約約28,500㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業施設
◆ 客室数-約260室
◆ 建築主-日本紙パルプ商事(プロジェクトマネジメント 三井不動産)
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2016年07月01日
◆ 竣工-2018年06月末予定
◆ 開業-2018年秋予定(ホテル)


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「低層階のイメージ」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)JPビルディング建替計画」の建設予定地を北西側から見た様子です。


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「(仮称)JPビルディング建替計画」の建築計画のお知らせです。「建築計画のお知らせ」通りの2016年7月1日に着工します。


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2016年6月23日 (木)

JR東日本 新橋駅改良工事 ほぼ駅の造り替えに相当する「新橋駅」の耐震補強工事が凄い!

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-JR新橋駅の耐震補強工事-

 「新橋駅」は、地上の「東海道線・山手線・京浜東北線」の3面6線のホームと地下の「横須賀線」の1面2線のホームがあります。

 しかし、駅構造物の老朽化が進んでおり、レンガアーチ高架橋(烏森町 高架橋)は明治41年~大正3年頃の完成で100年以上が経過、また、東海道線鉄筋コンクリート高架橋についても、昭和11年~17年頃の施工で70年以上経過しています。

 「京浜東北線(北行)、山手線(内回り・外回り)、京浜東北線(南行)」の4線が、「レンガアーチ高架橋」となっています。

● 耐震補強工事
 人通りが多い「SL広場」に面した部分の京浜東北線(北行)については、レンガアーチ高架橋に「内巻きコンクリート」による耐震補強を行い、耐震性の向上を図ると共に、景観に配慮し歴史的構造物である「レンガアーチ高架橋」の保存を図ります。

 内側の3線については、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行います。柱が山手線(内回り・外回り)は2線2柱、京浜東北線(南行)については1線2柱の「鉄骨造(S造)」で、梁が「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」のラーメン高架橋へ大改築を行い、耐震性能の向上を図ります。 

 「東海道線鉄筋コンクリート高架橋」については、「鋼板巻き立て工法」及び一面耐震補強による補強を行い、耐震性能の向上を図ります。
 


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ほぼ駅の造り替えに相当する凄い工事
 内側の3線については、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行います。柱が山手線(内回り・外回り)は2線2柱、京浜東北線(南行)については1線2柱の「鉄骨造(S造)」で、梁が「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」のラーメン高架橋へ大改築を行い、耐震性能の向上を図ります。ほぼ駅の造り替えに相当する凄い工事が行われています。

 引用資料 土木学会第66回年次学術講演会(PDF)
 新橋駅改良における課題と改良計画 


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「SL広場」に面した部分の京浜東北線(北行)については、レンガアーチ高架橋に「内巻きコンクリート」による耐震補強を行い、耐震性の向上を図ると共に、景観に配慮し歴史的構造物である「レンガアーチ高架橋」の保存を図ります。


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「内巻きコンクリート」による耐震補強が終わった部分です。


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北側の「日比谷改札口」の改札内コンコースから見た「レンガアーチ高架橋に」です。「SL広場」に面した部分の京浜東北線(北行)については、レンガアーチ高架橋に「内巻きコンクリート」による耐震補強を行います。


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内側の3線については、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行います。


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仮囲いの内部では、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行い、柱が「鉄骨造(S造)」で、梁が「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」のラーメン高架橋へ大改築を行っています。内部で、そんな凄い工事を行っているなんて想像出来ません。


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「東海道線鉄筋コンクリート高架橋」については、「鋼板巻き立て工法」及び一面耐震補強による補強を行い、耐震性能の向上を図ります。


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「鋼板巻き立て工法」により耐震補強が終わった橋脚を南側から見た様子です。「東海道線上り」直下の改札内コンコースにはこのように柱が林立しています。


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一部丸い柱があります。


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丸い柱は、ホーム上空にある謎の構造物(現在は大屋根設置工事の構台として使用)を支える柱が、1階の改札内コンコースを貫通しているのだと思われます。


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南側の「鳥森改札口」の改札内コンコースの耐震補強工事の様子です。


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南側の「鳥森改札口」の改札外コンコースの「東海道線」の部分です。耐震補強が終わった4本の橋脚が見えますが。手前の2本が「東海道線下り」、奥の2本が「東海道線上り」の橋脚です。


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南側の「鳥森改札口」の改札外コンコースの「レンガアーチ高架橋」の部分です。両側が仮囲いで囲まれ、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行い、柱が「鉄骨造(S造)」で、梁が「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」のラーメン高架橋へ大改築を行っています。


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2016年6月22日 (水)

大和ハウス工業 「豊洲新市場」の隣接街区にホテル、医療、スポーツ施設の複合ビルを建設!

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-TOYOSU22・4-1B街区-

 「大和ハウス工業」は、江東区に建設中の「豊洲新市場」の隣接街区に、地上16階、地下1階、高さ約70m、延床面積約27,500㎡のホテル、医療、スポーツ施設で構成する複合ビルを建設します。

 完成イメージ引用 建設通信新聞(2016/06/22)
 豊洲市場隣接地に複合ビル/2.8万㎡ 17年10月着工/大和ハウス工業 

 日刊建設工業新聞(2016/06/22)
 大和ハウス工業/豊洲埠頭地区(東京都江東区)で複合施設開発/19年5月竣工・開業 

 建設予定地は、東京ガスの所有地である「TOYOSU22」エリア内にある豊洲六丁目の「4-1B街区」です。大和ハウス工業は東京ガスから土地を借り受けて複合ビルを建設します。

 ホテルは330室程度で、国内外の観光客や市場関係者の宿泊を見込みます。地上5階までの低層部には、医療機関やスポーツ施設、飲食・店舗を配置し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関連したニーズを取り込みたい考えです。

 隣接する「4-1A街区」には、2016年5月に東京ガスの「豊洲スマートエネルギーセンター」が完成しています。周辺では東京都が「新中央卸売市場」の整備を進めています。

 それにしても、ここ最近の「大和ハウス工業」の投資意欲は凄まじいですね! 「大和ハウス工業」は、「豊洲新市場」内に整備予定の観光拠点「千客万来施設」についは辞退しましたが、豊洲には拠点を設けるあたりは抜け目ないですね。「千客万来施設」に関しては、辞職した某都知事と相性が合わなかったのでしょうか?(笑)

大和ハウス工業 TOYOSU22・4-1B街区の概要
◆ 所在地-東京都江東区豊洲六丁目(4-1B街区)
◆ 階数-地上16階、地下1階
◆ 高さ-約70m
◆ 敷地面積-約7,420㎡
◆ 延床面積-約27,500㎡
◆ 構造-鉄骨造 
◆ 用途-ホテル、医療、スポーツ施設
◆ 客室数-約330室
◆ 建築主-大和ハウス工業 
◆ 設計者-伊藤喜三郎建築研究所
◆ 施工者-未定
◆ 着工-2017年10月予定
◆ 竣工・開業-2019年05月定


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OYOSU22
 土地区画整理事業により新たに生まれた「TOYOSU22」は、 約20haの広大な開発エリアにおいて、住宅・業務・商業などによる複合市街地の形成を目指しています。

 引用資料 東京ガス → TOYOSU22 


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2015年5月の撮影ですが、大和ハウス工業の複合ビルが建設される「4-1B街区」を南側から見た様子です。


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「4-1B街区」を南東側から見た様子です。


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最寄りの駅は、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)の「市場前駅(しじょうまええき)」となります。


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(仮称)ダイワロイヤル有明南K区画計画

 「ゆりかもめ」で2駅先の「有明駅」の隣接地では、大和ハウス工業により、「(仮称)ダイワロイヤル有明南K区画計画」が建設中です。

 地上17階、地下1階、高さ64.49m、延床面積約22,500㎡です。ホテルは、「ダイワロイネットホテル (仮称)」になる予定です。

● 遂に3兆円企業となった大和ハウス工業
 「大和ハウス工業」は、2016年3月期の売上高3,192,900百万円(連結決算)、営業利益243,100百万円(連結決算)と遂に売上高が3兆円を超えました。

 数年前までは、ライバルである「積水ハウス」と、売上高で毎年のように抜きつ抜かれつの凄まじい競争を演じていましたが、ここ数年は「大和ハウス工業」がM&A攻勢により売上高を急速に伸ばして、2016年3月期では売上高で1.5倍以上の差がついています。


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2016年6月21日 (火)

小金井市 延床面積約110,000㎡の大規模プロジェクト「武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業」の建設予定地

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-武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業-

 東京都小金井市のJR武蔵小金井駅の南口で、「武蔵小金井駅南口第2地区再開発準備組合」が「武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業」を計画しています。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2015/08/20)
 武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発組合の設立認可について

 「A棟」と「B棟」の2棟が建設され、は「A棟」は地上27階、高さ95.0m、「B棟」は地上22階、総戸数は合計で約690戸を予定しています。

武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都小金井市本町六丁目、前原町三丁目各地内
◆ 交通-中央本線「武蔵小金井」駅徒歩3分
◆ 階数-(A棟)地上27階、塔屋1階、地下3階、(B棟)地上22階、塔屋1階、地下3階
◆ 建物高さ-(A棟)95.0m、(B棟)80.0m
◆ 施行地区面積-約18,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約14,200㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約9,900㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約110,000㎡(施設全体)
◆ 構造- 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、店舗、子育て支援施設等
◆ 総戸数-約690戸(施設全体)
◆ 建築主-武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発組合(参加組合員 野村不動産)
◆ コンサルタント業務・基本設計-佐藤総合計画
◆ 事業協力者-清水建設
◆ 着工-2017年01月予定
◆ 竣工-2020年03月予定
◆ 総事業費-約478.5億円


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「武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業」の位置図です。JR武蔵小金井駅の南側になります。 


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「武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業」の配置イメージ図です。共同住宅の「A棟」と「B棟」および商業施設で構成されています。

 隣接する「フェスティバルコート」や周囲の道路と連続するように、広場や敷地内通路を整備することで、地区全体の回遊性の向上やにぎわいの創出を図ります。


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「武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業」の断面イメージ図です。「A棟」の高さ95.0mと「B棟」の高さ80.0mは、建築物もしくは軒高の高さのようです。

 断面イメージ図から推測すると塔屋を含めた最高部は、「A棟」が高さ約100m、「B棟」が高さ約85mくらいありそうです。


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「武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業」の予定地を北側から見た様子です。予定地の多くの部分が民家です。民間の活力を生かし、建物の不燃化と土地の高度利用を図ります。


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予定地を北西側から見た様子です。


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予定地を南西側から見た様子です。


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予定地を南東側から見た様子です。南東側の2棟のマンションは、再開発に参加しません


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予定地を北東側から見た様子です。北東側の建物群も再開発に参加しません。


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プラウドタワー武蔵小金井

 北側には、「武蔵小金井駅南口第1地区(再)1‐Ⅱ街区 住宅・専門店棟特定業務代行建設工事」として建設された地上25階、地下2階、高さ94.82mの「プラウドタワー武蔵小金井」があります。

プラウドタワー武蔵小金井の概要
◆ 計画名-武蔵小金井駅南口第1地区(再)1‐Ⅱ街区 住宅・専門店棟特定業務代行建設工事
◆ 所在地-東京都小金井市本町六丁目1901
◆ 交通-中央本線「武蔵小金井」駅徒歩1分
◆ 階数-地上25階、地下2階
◆ 高さ-最高部94.82m
◆ 敷地面積-3,666.05㎡
◆ 建築面積-2,566.04㎡
◆ 延床面積-30,123.49㎡
◆ 構造- 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途- 共同住宅(分譲)、店舗
◆ 総戸数-187戸
◆ 事業主-独立行政法人都市再生機構(売主 野村不動産)
◆ 設計者・監理者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2006年12月16日
◆ 竣工-2009年02月16日(工事完了)


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JR武蔵小金井駅

 「JR武蔵小金井駅」は、JR中央本線(三鷹~立川間)他連続立体交差事業により、2012年5月20日に上り線の4番線が高架に移行してすべてのホームで高架移行が完了して、島式2面4線の高架駅となりました。


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2016年6月20日 (月)

墨田区 「両国国技館」の隣接地 地上31階、高さ約108mの「アパホテル」建設予定地

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-両国駅北口地区地区計画-
 「ル・マンには魔物が住んでいる」と言いますが本当ですね。2016ル・マン24時間レースで、ゴール直前まで首位を走行していた「トヨタ(5号車)」がトラブルにより初優勝を逃しました。あと少しだったのに・・・

 本題に戻って、両国地区は、副都心錦糸町とともに商業・業務の集積が高く、にぎわいのあるまちです。墨田区では、「副都心ゾーンの広域総合拠点」として位置づけ、新しいまちづくりを進めています。

 この地区は、江戸時代から栄え下町人情の色濃い江戸文化の発祥地でもあり、歴史や伝統ある歴史的資産も多く残っており、「両国国技館、江戸東京博物館」を中心として、江戸・東京文化の拠点整備を進めています。

● アパホテル両国駅前(仮称)
 テレビCMなどでお馴染みの「アパホテル」ですが、ホテル業界の風雲児と呼ばれおり、客室数を猛烈な勢いで増やしています。

 「アパホテル」が両国国技館の隣接地に地上31階、地下2階、高さ約108m、延床面積約25,000㎡、総客室数1,065室のホテルを建設する予定です。

アパホテル両国駅前(仮称)の概要
◆ 所在地-東京都墨田区横網一丁目地内
◆ 階数-地上31階、地下2階
◆ 高さ-最高部約108m
◆ 敷地面積-約3,090㎡
◆ 延床面積-約25,000㎡
◆ 用途-ホテル
◆ 総客室数-1,065室
◆ 建築主-アパグループ
◆ 設計者-新居千秋都市建築設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2017年04月予定
◆ 竣工-2019年02月予定


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「両国駅北口地区地区計画」の「地区の計画図」です。

 引用資料 墨田区・公式ホームページ(PDF)
 両国駅北口地区地区計画


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東側の「東京都江戸東京博物館」から見た「アパホテル両国駅前(仮称)」の建設予定地です。


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北東側から見た様子です。建設予定地は「両国国技館」の北側になります。


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北側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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現在は「タイムズ」の駐車場として使用されています。「タイムズ」のホームページを見てもまだ駐車場は稼働中です。


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西側の細長い敷地も対象のようです。


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「東京都江戸東京博物館」です。


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最寄り駅となる「JR両国駅」です。


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2016年6月19日 (日)

さいたま市 竣工した地上32階の超高層タワーマンションを含む大規模プロジェクト「武蔵浦和 SKY&GARDEN」

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-武蔵浦和 SKY&GARDEN-

 「JR武蔵浦和駅」周辺は、さいたま市の副都心として位置づけられています。第1街区~第9街区までの9街区(同一街区は更に細分化)に分けて再開発が行われています。
 3街区には「武蔵浦和駅第3街区第一種市街地再開発事業」が建設されました。正式名称は「武蔵浦和 SKY&GARDEN」で、2016年3月11日に竣工し、3月28日から入居開始しています。

 「武蔵浦和 SKY&GARDEN」は、「GATE RESIDENCE(A棟)、GARDEN RESIDENCE(B棟)、SKY TOWER(C棟)、AVENUE RESIDENCE(D棟)」の4棟で構成されています。
 その中で一番高いのが、南端に建設された地上32階、地下1階、高さは99.87mの「SKY TOWER(C棟)」です。

 総戸数は住宅776戸(A棟79戸、B棟94戸、C棟350戸、D棟78戸、他事業者分譲予定住戸160戸、非分譲住戸15戸含む)となっています。

 引用資料 公式HP → 武蔵浦和 SKY&GARDEN  

武蔵浦和 SKY&GARDENの概要
◆ 計画名-武蔵浦和駅第3街区第一種市街地再開発事業 
◆ 所在地-埼玉県さいたま市南区沼影一丁目710他(地番)
◆ 交通-JR埼京線・武蔵野線「武蔵浦和」駅より(A棟)エントランスまで徒歩3分、(B棟・C棟・D棟)エントランスまで徒歩4分
◆ 階数-地上32階、地下1階(C棟:SKY TOWER)、地上14階、地下1階(B棟:GARDEN RESIDENC)、地上14階、地下1階(D棟:AVENUE RESIDENCE)、地上13階、地下1階(A棟:GATE RESIDENCE) 
◆ 高さ-99.87m(C棟)
◆ 敷地面積-19,085.12㎡(施設全体) 
◆ 建築面積-13,238.75㎡(施設全体)
◆ 延床面積-95,453.95㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(施設全体で約300本)
◆ 地震対策-耐震構造 
◆ 用途-共同住宅、商業業務、コミュニティ施設
◆ 総戸数-住宅776戸(他事業者分譲予定住戸160戸、非分譲住戸15戸含む)、非住宅13区画(店舗9区画、オフィス1棟、オフィス棟用ゴミ置場1区画、外部貸駐車場1区画、外部貸駐輪場1区画)  
◆ 建築主-武蔵浦和駅第3街区市街地再開発組合(売主 新日鉄興和不動産、三菱商事、三菱地所レジデンス)
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年02月(除去工事含む)、2013年07月25日(起工祝賀会)
◆ 竣工-2016年03月11日
◆ 入居開始-2016年03月28日


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GATE RESIDENCE(A棟) & GARDEN RESIDENC(B棟)

 北東側から見た様子です。手前(北側)が、地上13階、地下1階、79戸の「GATE RESIDENCE(A棟)」、奥(南側)が、地上14階、地下1階、94戸の「GARDEN RESIDENC(B棟)」となっています。


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オフィス棟

 北側の中央に「オフィス棟」があります。


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高田製薬の本社

 「オフィス棟」には、ジェネリック医薬品の「高田製薬」が入っています。「高田製薬」は、東京都台東区から本社を移転し、2016年3月28日から業務を開始しています。


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グランコスモ武蔵浦和 & AVENUE RESIDENCE(D棟)

 北西側から見た様子です。手前(北側)が、「コスモスイニシア」により分譲されている地上13階、地下1階、160戸のアクティブシニア棟「グランコスモ武蔵浦和(武蔵浦和SKY&GARDEN E棟)」、奥(南側)が、地上14階、地下1階、78戸の「AVENUE RESIDENCE(D棟)」となっています。

グランコスモ武蔵浦和(武蔵浦和SKY&GARDEN E棟)の概要
◆ 計画名-(仮称)武蔵浦和駅前シニア分譲マンションプロジェクト
◆ 所在地-埼玉県さいたま市南区沼影一丁目710他1筆(地番) 
◆ 交通-JR埼京線・武蔵野線「武蔵浦和」駅より徒歩4分
◆ 階数-地上13階、地下1階 
◆ 敷地面積-19,085.12㎡(施設全体) 
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-耐震構造 
◆ 用途-共同住宅(アクティブシニア棟)
◆ 総戸数-160戸(販売戸数159戸)他に他事業者分譲住戸601戸、非分譲住戸15戸、非住宅13区画(店舗9区画、オフィス1棟、オフィス棟用ゴミ置場1区画、外部貸駐車場1区画、外部貸駐輪場1区画)  
◆ 建築主-武蔵浦和駅第3街区市街地再開発組合(売主 コスモスイニシア)
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年02月(除去工事含む)、2013年07月25日(起工祝賀会)
◆ 竣工-2016年03月11日
◆ 入居開始-2016年03月28日


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SKY TOWER(C棟)

 敷地南側の「SKY TOWER(C棟)」を南西側から見た様子です。「SKY TOWER(C棟)」は、地上32階、地下1階、高さ99.87m、総戸数350戸となっています。

 「SKY TOWER(C棟)」は、真上から見ると「E字型タワー」で、板状マンションの短辺方向の抵抗力を高めています。地震や強風時の揺れが軽減されます。


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2016年6月18日 (土)

横浜市 相鉄・東急直通線の「新綱島駅(仮称)」 新駅の建設に合わせて行われる地上28階、高さ約100mの「新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業」

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-新綱島駅周辺地区における区画整理事業と再開発事業-

 「相鉄・東急直通線」は、JR東海道貨物線「横浜羽沢駅」付近と東急東横線・目黒線「日吉駅」間に連絡線(約10.0km)を新設し、この連絡線を利用して相鉄線と東急線が相互直通運転を行うものです。

 「新綱島駅(仮称)」は、「相鉄・東急直通線」の「日吉駅」と「新横浜駅(仮称)」の間に建設されます。場所は、東急東横線「綱島駅」の100mくらい東側の地下になります。

 「新綱島駅(仮称)」の建設に合わせて、「新綱島駅周辺地区における区画整理事業と再開発事業の一体的施行」が実施されます。

● 新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業
 
横浜市による土地区画整理事業が大規模に行われますが、南西側の区域の一部では、建物の共同化を図るため「組合施行による「新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業」を実施します。

 引用資料 横浜市・建設局(詳細はPDF)
 都市計画市素案説明会の開催 

 地上28階、地下1階、高さ99.8m、総戸数約240戸の超高層タワーマンションが建設されます。他にも商業・業務施設、公益施設(区民文化センター)等が整備されます。

新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市港北区綱島東一丁目
◆ 階数-地上28階、地下1階
◆ 高さ-最高部99.8m *建築物もしくは軒高の可能性あり
◆ 敷地面積-約3,900㎡
◆ 建築面積-約2,600㎡
◆ 延床面積-約35,900㎡(容積対象床面積27,000㎡)
◆ 用途-共同住宅、商業施設、業務施設、公益施設(区民文化センター)、駐車場等
◆ 総戸数-約240戸
◆ 建築主-新綱島駅前地区市街地再開発準備組合
◆ 着工-2018年度予定
◆ 竣工-2020年度予定


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「土地区画整理事業」と「市街地再開発事業」の範囲です。


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「新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。写真中央の「リビオ綱島」は、2007年9月竣工と新しいので、今回の再開発には参加しません。


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街区西側の「綱島街道の拡幅整備」が行われます。


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街区南側の「綱島日吉線の拡幅整備」が行われます。


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「新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南東側から見た様子です。


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「将来のまちづくりの方向性」です。「相鉄・東急直通線」の「新綱島駅(仮称)」が中央に建設されます。「古民家の保全・活用」も行われます。

 引用資料 横浜市・都市整備局(PDF:2015/07/07)
 新綱島駅周辺地区のまちづくりの進捗状況について 


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新綱島駅(仮称)
 大規模に行われている「相鉄・東急直通線」の「新綱島駅(仮称)」の建設現場です。


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「古民家の保全・活用」が行われます。


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綱島駅
 
東京急行東横線の「綱島駅(つなしまえき)」です。相対式2面2線の高架駅です。「新綱島駅(仮称)」が完成すると2つの駅が近距離で並列する非常に便利な場所となります。


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2016年6月17日 (金)

横浜市 国家戦略特区 地上44階、高さ約190m「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地

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-横浜駅きた西口鶴屋地区-
 「Perfume(パフューム)」は、全国アリーナツアー ”Perfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」” を行っていますが、昨日追加公演が発表されました。

 なんと、「京セラドーム大阪」×2公演、「ナゴヤドーム」×2公演、「福岡 ヤフオク!ドーム」×1公演のビッグスケールです。ある程度予想はされていましたが、追加公演の方が規模が大きいとはどうゆうこと?(笑)

 本題に戻って、「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」は、JR東日本が建設している「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」と一体的に整備されます。

 引用資料 首相官邸(2015/11/26) 資料4の部分
 (東京圏、関西圏、新潟市)国家戦略特別区域法第8条第3項及び第4項に基づく公表及び申出について 

 横浜市環境創造局
 (仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業 環境影響評価の手続 
 
 概要は、地上44階、塔屋2階、地下2階、高約190m、延床面積約80,000㎡で、共同住宅、宿泊施設、複合施設で構成される超高層ビルが建設されます。

横浜駅きた西口鶴屋地区の概要
◆ 計画名-(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目の一部
◆ 階数-地上44階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約190m、軒高約180m
◆ 敷地面積-約6,650㎡
◆ 建築面積-約4,980㎡
◆ 延床面積-約80,000㎡(容積対象床面積約55,000㎡)
◆ 用途-共同住宅、宿泊施設、複合施設
◆ 建築主-横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発準備組合
◆ 着工-2018年度予定
◆ 竣工-2021年度予定
◆ 供用開始-2022年春予定


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「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」のイメージです。


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配置図です。「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」で整備されるペデストリアンデッキにより、「駅前棟」と「鶴屋町棟」に接続されます。


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「施設断面図」です。高さは、最高部約190m、軒高約180mです。1階~4階までが「複合施設」、7階~13階までが「ホテル」、14階~43階までが「共同住宅」、最上階の44階が「グローバルスカイコモンズ」となっています。


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「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。


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北西角の「神奈川県遊技場協同組合」のビルは、再開発には参加しません。


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面白い外観の建物が「神奈川県遊技場協同組合」のビルです。「神奈川県遊技場協同組合」は、神奈川県内で営業しているほとんどのパチンコ・パチスロホールが加盟している組合です。


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南側から見た予定地です。再開発予定地のかなりの部分がすでに更地化されています。


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「(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」の南端は、「新田間川」に接します。上を走っているのは「首都高速道路神奈川2号線」です。「新田間川」には、ペデストリアンデッキが架けられます。


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2016年6月16日 (木)

横浜市 トリプル超高層タワーマンション「(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画」 階数と高さが変更され、着工は3年先送り!

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-(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画-

 「横浜市」は、神奈川区の東高島駅北地区の一部水域を埋め立てて、新たなまちづくりを検討しています。街区は「A地区」~「E地区」まで計画されています。

 しばらく新しい情報がありませんでしたが、横浜市から環境影響評価方法書の縦覧が開始されました。工期が、当初計画の2018年~2022年予定から、2021年度~2025年度と3年間先送りされています。

 中心となる「C地区(C-1地区、C-2地区)」には、地上49階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約185mのトリプル超高層タワーマンションが建設される予定でしたが、概要も変更になっています。

 (C-1地区)地上49階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約180m、(C-2地区A棟)地上41階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約165m、(C-2地区B棟)地上50階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約195mに変更になりました。

● 計画段階配慮書の縦覧
 2016年6月3日(金)~2016年7月19日(火)まで、横浜市環境影響評価条例に基づき、「(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画」に係る環境影響評価方法書の縦覧が行われており、下記の電子縦覧で詳細を見る事が出来ます。

 縦覧期間を過ぎると見られなくなるので、興味のある方はPDFデータをパソコンに保存しておく事をお勧めします。

 引用資料 横浜市環境創造局(2016/06/03)
 (仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画に係る環境影響評価方法書の提出について

(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計の概要
◆ 所在地-横浜市神奈川区星野町及び神奈川一丁目地内
◆ 階数-(C-1地区)地上49階、塔屋2階、地下2階、(C-2地区A棟)地上41階、塔屋2階、地下2階、(C-2地区B棟)地上50階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(C-1地区)最高部約180m、軒高約165m(C-2地区A棟)最高部約165m、軒高約150m(C-2地区B棟)最高部約195m、軒高約180m
◆ 敷地面積-(C地区全体)約28,200㎡、(C-1地区)約11,900㎡、 (C-2地区)約16,300㎡
◆ 建築面積-(C地区全体)約11,600㎡、(C-1地区)約4,300㎡ 、(C-2地区)約7,300㎡
◆ 延床面積-(C地区全体)約225,000㎡、(C-1地区)約93,000㎡、(C-2地区)約132,000㎡
◆ 容積対象床面積-(C地区全体)約169,200㎡、(C-1地区)約71,400㎡、(C-2地区)約97,800㎡
◆ 用途-共同住宅、商業施設、公益的施設等
◆ 建築主-日本貨物鉄道(JR貨物)、三井不動産レジデンシャル
◆ コンサルタント-パシフィックコンサルタンツ
◆ 着工-2021年度予定
◆ 竣工-2025年度予定
◆ 供用開始-2025年度予定


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「東高島駅北地区まちづくり土地利用方針図」です。「点線部分の運河は埋め立てられます。


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「施設配置計画図」です。合計3棟の超高層タワーマンションが建設されます。


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「断面図」です。


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横浜ランドマークタワーの展望フロア「スカイガーデン」から見た「東高島駅北地区」です。


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「東高島駅」の北西側の運河は埋め立てられます。運河の部分は「C-1地区」と「C-2地区」になります。合計3棟の超高層タワーマンションが建設されます。


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運河の北西側の陸地の一部も「C-1地区」と「C-2地区」となります。


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2016年6月15日 (水)

JR東日本 東京2020オリンピック・パラリンピックを見据えて「信濃町駅」を改良 ホームドアを新たに設置!    

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-JR信濃町駅-

 「JR東日本」は、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を見据えて、「千駄ケ谷駅、信濃町駅」及び「原宿駅」の3駅を大規模に改良します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2016/06/08)
 駅改良の工事計画について 

 3駅ともに、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」前の供用を目指します。3駅の総工事費は約250億円で、設計は3駅ともに「ジェイアール東日本建築設計事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツ」らが担当します。

 新宿区にある「信濃町駅」は、ホームドアを新たに設置して安全性の向上を図ります。エレベーターの増設やトイレの拡張を行います。

 「信濃町駅」は、「千駄ケ谷駅」と共に「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」のメインスタジアムとなる「新国立競技場」の玄関口になりますが、「信濃町駅」は駅施設が比較的新しく、改良工事は「千駄ケ谷駅」と比べると小規模になります。
 
JR信濃町駅改良工事の概要
◆ ホームドアを新たに設置して安全性の向上を図る
◆ エレベーターの増設やトイレの拡張を行う


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「信濃町駅」は、島式1面2線の地上駅ですが、ホームの上に駅ビルの「JR信濃町ビル」があり、駅ビル1階部分が「改札口」となっています。


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南側の明治神宮外苑側にも「信濃町駅」の入口がありますが、単なる「通用路」で、歩道橋と横断歩道を渡って、「JR信濃町ビル」1階の「改札口」から入る必要があります。


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「信濃町駅」は、島式1面2線の地上駅です。「JR信濃町ビル」の下は、ホーム床がタイルで美装化されています。

 ホームドアを新たに設置して安全性の向上を図ります。山手線のホームドア設置に目途がついたので、これから「中央・総武線(各駅停車)」のホームドア設置が本格化する可能性があります。


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「JR信濃町ビル」の下を過ぎるとホーム床がアスファルトになります。


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「1番線(御茶ノ水・千葉・東京方面 )ホーム」の北側には、「中央線(快速)」の軌道があります。


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「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を見据えて、「中央線(快速)」のホームを設置すると私は妄想していましたが、流石にそれはありませんでした(笑)。スペース的にも難しそうですね。


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「信濃町駅」のホーム東端から西側を見た様子です。


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2016年6月14日 (火)

成田空港の更なる機能強化 C滑走路(第3滑走路)の新設 & B滑走路の延伸 環境アセスメント「計画段階環境配慮書」を公表!

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-成田空港の更なる機能強化-

 「成田空港」の第3滑走路を第2滑走路の延伸と一体整備する原案が、千葉県と国、地元9市町、成田国際空港会社(NAA)が2015年11月27日開いた4者協議会で示され、具体策の検討に入ることが決まりました。

 「成田国際空港会社」は、成田空港の機能強化に向けた計画段階環境配慮書をまとめ、2016年6月13日から縦覧を開始しました。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2016/06/13)
 環境アセスメント「計画段階環境配慮書」を公表しました 。 

 「C滑走路(第3滑走路)」を新設し、既存の「B滑走路」を延長2500mから3500mに1000m延伸する計画です。

 今回の「計画段階環境配慮書」では、周辺への影響が大きい「C滑走路」の新設について集中的に調査・比較するため、「B滑走路」の延伸方向は不問としています。

成田空港の更なる機能強化の概要
◆ 事業予定者の名称-成田国際空港株式会社
◆ 主たる事務所の所在地-千葉県成田市成田国際空港内(成田市古込字古込1-1)
◆ 事業の名称-成田空港の更なる機能強化
◆ 事業の種類-滑走路の新設を伴う飛行場及びその施設の変更の事業、滑走路の延長を伴う飛行場及びその施設の変更の事業
◆ 事業の規模-滑走路の新設(2,700mまたは3,500m)、滑走路の延長(延長する長さ1,000m、延長後の滑走路長3,500m)
◆ 事業の目的-成田空港の更なる機能強化を図ることにより、2020年代前半にはほぼ限界に達すると見込まれる首都圏空港の航空需要に対応し、首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅行者の更なる増加への対応、国内各地への経済効果の波及等につなげることを目的とする


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想定した複数案

 「想定した複数案」です。「案1-1、案1-2、案2」の3案の中で、「案1-1」は拡大効果が小さいと判断され、計画段階環境配慮書では対象としませんでした。


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案1-2の配置
 「案1-2の配置」です。「B滑走路」との滑走路間隔760m以上とした「セミオープンパラレル」です。C滑走路の長さは2,700mで、「B滑走路」を出発専用、「C滑走路」を到着専用とします。


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案2の配置
 「案2の配置」です。「B滑走路」との滑走路間隔300m以上とした「セミオープンパラレル」です。C滑走路の長さは3,500mで、「B滑走路」を出発用(北風時)、到着用(南風時)、「C滑走路」を到着用(北風時)、出発用(南風時)とします。


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2016年6月13日 (月)

東京メトロ 「銀座線」の全19駅を大規模リニューアル 上野駅リニューアル工事のデザインコンセプトは「美術館のある街」

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-東京メトロ銀座線-

 「東京メトロ」は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、東京メトロ銀座線(浅草駅~渋谷駅間)全19駅の大規模リニューアルを進めています。

 東京メトロ銀座線は、日本最古の地下鉄です。「伝統×先端の融合」を路線コンセプトとした上で、下町エリア(浅草駅~神田駅)、商業エリア(三越前駅~京橋駅)、銀座エリア(銀座駅)、ビジネスエリア(新橋駅~赤坂見附駅)、トレンドエリア(青山一丁目駅~渋谷駅)の5つのエリアコンセプトに分けて改装を実施します。

 銀座線全駅のリニューアルを進めるため、銀座線の魅力向上に寄与する様々なアイデアを公募するデザインコンペを実施しています。

● 上野駅
 デザインコンペにより選ばれた「上野駅」のステーション デザインコンセプトは「美術館のある街」です。工期は2015年6月29日~2017年12月下旬(予定)となっています。

 引用資料 東京メトロ(PDF:2015/02/23)
 東京メトロ銀座線・駅デザインコンペ 下町エリアのデザインが決定しました。

上野駅のデザイン
◆ 上野の街の背景となる、美術館のある街、桜を駅で表現
◆ ホームは、復刻版車両(1000系)をはじめとした銀座線の歴史にフォーカスしたメイン展示室とし開業時のクラシカルな雰囲気を醸し出す演出
◆ コンコースは、文化的施設や華やかな街をやさしく包む、桜の舞う木立や並木を柱や天井で表現するとともに、古くから残る構造躯体を遺構ディスプレイとして間接照明で演出


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「石造りの美術館をイメージしたプラットホーム」です。

 デザインコンペ前の2013年4月に発表されたイメージでは、「上野駅」のホームドアは天井まで覆われる「フルスクリーンタイプ」になっていましたが、「可動式ホーム柵タイプ」に変更になりました。

 ちなみに東京メトロでは、天井近くまでスクリーンで覆われたものを「フルハイトタイプ」、可動式ホーム柵タイプを「ハーフハイトタイプ」と呼んでいます。


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「桜の木立をイメージしたコンコース(渋谷方)」です。


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現地に掲示てある「上野駅リニューアル工事のお知らせ」です。工期は2015年6月29日~2017年12月下旬(予定)となっています。


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先行して、「上野駅1番ホーム(渋谷方面)」にホームドアを設置しました。2016年3月12日(土)から使用開始しています。

 このほか、列車の到着時にホームの床面から張り出す「可動ステップ」も設置し、車両とホームの隙間を減らして利用者の転落を防止しています。


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透過型ハーフハイトタイプのホームドア

 「上野駅」に設置したホームドアは、「透過型ハーフハイトタイプ」のホームドアとなっています。このタイプのプのホームドアを本格導入するのは東京メトロ初となります。

 私はホームドア大好き人間で、このブログでも頻繁に特集していますが、戸袋が透過型のホームドアは初めて見ました。


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戸袋の連結部も透過型になっています。


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「上野駅2番ホーム(浅草方面)」には、まだホームドアを設置していません。


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2016年6月12日 (日)

神宮外苑地区 新たなスポーツクラスターを形成「日本体育協会・日本オリンピック委員会新会館(仮称) & 日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」 

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-神宮外苑地区-

 「新国立競技場」の建設に合わせて、神宮外苑地区の整備が行われています。建設中の「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」に続いて、「日本体育協会・日本オリンピック委員会新会館(仮称)」が建設されます。

 引用資料 第59回新宿区景観まちづくり審議会(PDF)
 日本体育協会・日本オリンピック委員会新会館(仮称) 建設計画 

● 外苑ハウスも建て替え
 更に、「外苑ハウス」も建て替えられます。外苑ハウスの建て替え規模は、地上22階、地下2階、高さ約80m、延床面積模約60,000㎡を予定しています。

 共同住宅を始め、商業施設、子育て支援施設、駐車場などを計画しています。「三井不動産レジデンシャル」が参画し、設計は「日建ハウジングシステム」が担当します。


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「案内図」です。


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「配置図」です。


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日本体育協会・日本オリンピック委員会新会館(仮称)

 「日本体育協会、日本オリンピック委員会(JOC)」は、老朽化が進む「岸記念体育会館」を神宮外苑地区に移転新築します。新会館の名称は「日本体育協会・日本オリンピック委員会新会館(仮称)」です。

 現会館敷地を東京都に売却し、新国立競技場の南側に建設中の「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」の北側の「都立明治公園こもれびテラス」と民有地を東京都が土地区画整理した敷地約3,317㎡に建設します。

 概要は、地上14階、地下1階、高さ約65m、延床面積約19,500㎡で、1階・2階階に「ミュージアム」を設けるほか、3階に「会議室」、4階~13階に「事務所」を配置し、14階に「大会議室」を計画しています。地下1階には「駐車場」を設置します。

日本体育協会・日本オリンピック委員会新会館(仮称)の概要
◆ 所在地-東京都新宿区霞ヶ丘町16番地8号ほか
◆ 階数-地上14階、地下1階
◆ 高さ-最高部約65m、軒高60m
◆ 敷地面積-約3,317㎡
◆ 建築面積-約1,325㎡
◆ 延床面積-約19,500㎡
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-事務所、ミュージアム、会議室、駐車場
◆ 建築主-日本体育協会、日本オリンピック委員会(JOC)
◆ 着工-2017年半ば予定
◆ 竣工-2019年半ば予定


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「日本体育協会・日本オリンピック委員会新会館(仮称)」の建設予定地を北西側から見た様子です。


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「日本体育協会・日本オリンピック委員会新会館(仮称)」の建設予定地を南東側から見た様子です。


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岸記念体育会館

 日本スポーツ界の“総本山”である現在の「岸記念体育会館」は、「国立代々木競技場(第一体育館・第二体育館)」の近くにあります。前回の東京オリンピックがあった1964年に完成しました。


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日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟
 「新国立競技場(仮称)」の整備に伴い、別の場所に建っている「日本スポーツ振興センター(JSC)本部」の事務機能や「日本青年館」の宿泊施設・ホールなどの機能を集約した施設を整備します。

 建設現場は、解体が終わった国立競技場周辺にある「国立競技場西テニス場」の跡地の敷地面積6,671.16㎡です。

 引用資料 第56回新宿区景観まちづくり審議会(PDF)
 日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟について  

日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟の概要
◆ 所在地-東京都新宿区霞ヶ丘町16番8号
◆ 階数-地上16階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部71.74m、軒高69.60m
◆ 敷地面積-6,671.16㎡
◆ 建築面積-2,637.56㎡
◆ 延床面積-31,844.03㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-劇場(1,250席)、ホテル(220室)、オフィス、駐車場
◆ 建築主-日本青年館、日本スポーツ振興センター
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-安藤ハザマ
◆ 着工-2015年07月01日
◆ 竣工-2017年06月08日予定


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「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」の建設現場を北側から見た様子です。


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「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」の建設現場を南東側から見た様子です。


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霞ケ丘アパート

 「都立明治公園こもれびテラス」の西隣には、閉鎖された都営団地「霞ケ丘アパート」があります。「霞ケ丘アパート」は解体されて新しい「明治公園」になる予定です。


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(おまけ)
 昨日(6月11日)、「大阪城ホール」で行われた「E-girls LIVE TOUR 2016 ~E.G. SMILE~」に行ってきました。「E-girls」は、全国アリーナツアー「E-girls LIVE TOUR 2016 ~E.G. SMILE~」を行っています。


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(おまけ)
 「大阪城ホール」周辺は、ほとんどお祭り状態でした。ファン層は10代を中心に20代前半までがほとんどです。私くらいの年齢のオッサンはかなり少ないです。


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2016年6月11日 (土)

JR東日本 「原宿駅」を大規模に改良 線路及びホーム上に2層の駅舎を新設、臨時ホームを外回り専用ホームに改良!

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-JR原宿駅-

 「JR東日本」は、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を見据えて、「千駄ケ谷駅、信濃町駅」及び「原宿駅」の3駅を大規模に改良します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2016/06/08)
 駅改良の工事計画について 

 3駅ともに、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」前の供用を目指します。3駅の総工事費は約250億円で、設計は3駅ともに「ジェイアール東日本建築設計事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツ」らが担当します。

 渋谷区にある「原宿駅」は、線路及びホーム上に、2層の「橋上駅舎」を新設します。コンコースや改札口、トイレも拡張して混雑緩和を図るとともに、エレベーターやエスカレーターなどを増設します。

 年始のみ使用している明治神宮側の「臨時ホーム」は、「山手線外回り専用ホーム」に改良します。2面2線対応のホームにすることで内回り・外回りの乗降客の動線を分離して混雑緩和を図ります。

 神宮橋方面には、既存の「表参道口」のほかに「明治神宮口」を新設します。新設する外回り専用ホームは、地下通路で「竹下口改札」にも接続します。
 
JR原宿駅改良工事の概要
◆ 現在、年始のみ使用している臨時ホームを外回り専用ホームにする
◆ 線路及びホーム上に2層の駅舎を新設し、コンコース、改札口、トイレを拡張して混雑緩和を図るほか、エレベーターを増設する
◆ 明治神宮側に新たに出入口を設置する
◆ 今回新設する外回り専用ホームは、通路で竹下口改札にも接続する


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駅改良工事後の「原宿駅」の配置図です。


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「駅外観(明治神宮側)」です。


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「改札内コンコース」です。


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大規模に改良される「原宿駅」です。線路及びホーム上に2層の駅舎を新設します。


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ホームドアで見えませんが、草が生い茂っている側に年始のみ使用している「臨時ホーム」があります。「臨時ホーム」を「外回り専用ホーム」に改良します。


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室専用ホーム
 「原宿駅」の代々木駅寄りの駅北側に貨物線線路から分岐する形で「皇室専用ホーム」が設置されています。「財務省」と「JR東日本」の共同所有となっています。


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2016年6月10日 (金)

JR東日本 東京2020オリンピック・パラリンピックを見据えて「千駄ケ谷駅」を大規模に改良 新宿方面の専用ホームを設置!

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-JR千駄ケ谷駅-

 「JR東日本」は、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を見据えて、「千駄ケ谷駅、信濃町駅」及び「原宿駅」の3駅を大規模に改良します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2016/06/08)
 駅改良の工事計画について 

 3駅ともに、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」前の供用を目指します。3駅の総工事費は約250億円で、設計は3駅ともに「ジェイアール東日本建築設計事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツ」らが担当します。

 渋谷区にある「千駄ヶ谷駅」は、2面あるホームのうち、現在、使用していない「臨時ホーム」を「中央・総武線(各駅停車)」の新宿方面専用ホームに改良します。

 改札口やコンコースを拡張するほか、新宿寄りに改札口を移設します。安全性を向上させるためホームドアを新設し、エレベーターを増設してバリアフリー設備を拡充するほか、トイレも拡充します。

JR千駄ケ谷駅改良工事の概要
◆ 現在、使用していない臨時ホームを新宿方面の専用ホームに改良する
◆ 改札口やコンコースを拡張し、混雑緩和を図る
◆ 乗降客の動線がスムーズになるよう、新宿寄りに改札口を移設する
◆ ホームドアを新たに設置し、安全性の向上を図る
◆ エレベーターの増設等、バリアフリー設備を拡充するほか、トイレを拡張する


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駅改良工事後の「千駄ケ谷駅」の配置図です。


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「駅外観」です。


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「改札内コンコース」です。


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大規模に改良される「千駄ヶ谷駅」です。2020年のオリンピックに備えて大規模に改良されるのは間違いないと予想して事前に撮影しておきました。

 近くに、新宿区と渋谷区の境界線があります。「千駄ヶ谷駅」は新宿区にあるようなイメージがありますが、駅施設のすべてが「渋谷区」内にあります。


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臨時ホーム
 「1番線(新宿・三鷹・高尾方面)ホーム」の南側には1964年の東京オリンピック開催時に設置された「臨時ホーム」があります。現在は使用していません。

 2020年のオリンピックに備えて復活するのは間違いないと思って事前に撮影しておきました。「中央・総武線(各駅停車)」の新宿方面専用ホームに改良して復活する事が決まりました。私の予想はあまり当たりませんが、今回は珍しく当たりました(笑)。


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「臨時ホーム」を反対側から見た様子です。「臨時ホーム」はかなりボロボロなので解体して新たに造り替えると思われます。


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「2番線(御茶ノ水・千葉・東京方面 )ホーム」の北側には、「中央線(快速)」の軌道があります。


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2016年6月 9日 (木)

千代田区 「三井物産ビル、大手町パルビル、大手町一丁目三井ビルディング」の再開発 地上39階、高さ約200mの「(仮称)OH-1計画」着工!

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(仮称)OH-1計画-
 「三井物産」と「三井不動産」は、大手町一丁目2番地区の開発事業を進めています。「三井物産ビル、大手町パルビル、大手町一丁目三井ビルディング」の3棟が解体され、一体的に再開発されます。

 大手町一丁目2番地区で推進中の一体開発事業である「(仮称)OH-1計画」は、2016年5月18日に着工し、6月8日に起工式を行いました。ちなみに「OH-1」は、「オーエイチワン」ではなく「オーワン」と読みます。

 引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2016/06/08)
 大手町における大規模複合開発「(仮称)OH-1計画」着工 

 皇居の「大手濠」側の「三井物産ビル」跡地に、地上31階、地下5階、高さ約160mの「A棟」が、「日比谷通」側の「大手町一丁目三井ビルディング、大手町パルビル」の跡地に、地上39階、地下5階、高さ約200mの「B棟」が建設されます。

 計画名は「(仮称)大手町一丁目2地区計画」と「(仮称)OH-1計画」の2つありましたが、「(仮称)OH-1計画」になりました。「三井物産」の本店事務所は、竣工後に本建物への移転を予定しています。

● 鹿島建設が施工
 3棟の解体は、「鹿島建設」が行いましたが、本体工事も「鹿島建設」が行います。「鹿島建設」は、ここ最近「三井不動産」の超高層オフィスビル建設を次々と受注していますが、新世代制震オイルダンパー「HiDAX-R (Revolution)」が決め手になっているのでしょうか?

(仮称)OH-1計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目2番
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線「大手町駅」、  都営三田線「大手町駅」直結
◆ 階数-(B棟)地上39階、地下5階、(A棟)地上31階、地下5階
◆ 高さ-(B棟)最高部約200m、軒高約200m、(A棟)最高部約160m、軒高約150m
◆ 敷地面積-20,864.32㎡(施設全体)
◆ 建築面積-11,915.30㎡(施設全体)
◆ 延床面積-357,705.58㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎+直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(新世代制震オイルダンパー HiDAX-R 等)
◆ 用途-オフィス、店舗、多目的ホール、ホテル、駐車場、地域冷暖房施設
◆ 建築主-三井物産、三井不動産
◆ 設計者・監理者-日建設計・鹿島建設 設計共同企業体(日建設計、鹿島建設)
◆ デザインアーキテクト-Skidmore, Owings & Merrill LLP(SOM)
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2015年01月05日~2016年09月30日予定(地下躯体含む)
◆ 着工-2016年05月18日(着工)、2016年06月08日(起工式)
◆ 建物竣工-2020年02月末予定
◆ 全体竣工-2021年03月末予定(建物竣工後に外構整備)


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「B棟鳥瞰パース」です。


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「平面図」です。


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「断面図」です。


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「(仮称)OH-1計画」の建設予定地を南西側から見た様子です。


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「A棟」の建設予定地を南東側から見た様子です。「三井物産ビル」の跡地に建設されます。


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「B棟」の建設予定地を南東側から見た様子です。手前の「大手町パルビル」と奥の「大手町一丁目三井ビルディング」の跡地に建設されます。


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平将門の首塚

 敷地南側に食い込むように、東京都指定の文化財で、東京都所有の「平将門の首塚(たいらのまさかどのくびづか)」がありますが、この部分は再開発の対象外なので残ります。


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「(仮称)OH-1計画」の建築計画のお知らせです。


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「HiDAX-R」を「(仮称)OH-1計画」で採用
 「鹿島建設」は、建物用制震ダンパーとして、世界初となる振動エネルギー回生システムVERS (Vibration Energy Recovery System)を搭載した新世代制震オイルダンパー「HiDAX-R (Revolution)」を開発しました。

 引用資料 鹿島建設(2015/07/27)
 世界初、地震エネルギーで揺れを止める新世代制震装置 「HiDAX-R 【Revolution】」を開発

 地震による建物の振動エネルギーを一時的に補助タンクに蓄え、それをダンパーの制震効率を高めるアシスト力として利用することにより、従来型装置の限界を大幅に超えた世界最高の制震効率を達成しました。

 風揺れから震度7の大地震までカバーするのはもちろんのこと、頻度の高い震度4~5クラスの地震や長周期地震動に特に高い効果を発揮し、一般的な制震構造と比較して揺れ幅を半減、揺れが収まるまでの時間を劇的に短縮することが可能です。

 「HiDAX-R (Revolution)」は、建設中の「(仮称)新日比谷プロジェクト」を第1号に、「(仮称)日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業(C街区)」、「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区新築工事」でも採用が決定しています。


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「HiDAX-Rの内部機構概念図」です。自動車のブレーキ制御などで用いられているエネルギー回生システムの原理を初めて建物に応用したということです。


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2016年6月 8日 (水)

真打登場! 「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、地上46階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡の超巨大な超高層複合ビル!

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、大規模な再開発が3ヶ所で計画されています。北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」と「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」は概要が判明していましたが、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、延床面積約380,000㎡以外の概要が不明でした。

 遂に3ヶ所で最大規模の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の概要が判明しました。落語に例えると最後に真打登場!です(笑)。

 「建設通信新聞」と「日刊建設工業新聞」によると、「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、地上46階、地下4階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡の超巨大な超高層複合ビルになります。

 完成イメージ引用 建設通信新聞(2016/06/08)
 延べ42万㎡、高さ240m/18年度解体、23年度竣工/八重洲二丁目中地区再開発

 日刊建設工業新聞(2016/06/08)
 八重洲二丁目中地区再開発(東京都中央区)/延べ42万平米事務所ビル計画/準備組合 

 私は、敷地面積が広いので超高層ツインタワーになると予想していましたが、見事に外れました(笑)。延床面積は、当初言われていた約380,000㎡より更に拡大して約418,000㎡となりました。

 再開発施設には、低層部に「店舗」や「インターナショナルスクール」が入り、中層階に「オフィス」、高層階には「サービスアパートメント」が入ります。地下には「バスターミナル」や「駐車場」、地下通路を整備し、東京駅前の交通結節機能を強化します。

(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 階数-地上46階、地下4階
◆ 高さ-約240m
◆ 施行面積-約22,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約19,500㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約418,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、サービスアパートメント、店舗、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場、他
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発準備組合(事業協力者 三井不動産、鹿島建設)
◆ 再開発コンサルタント業務-日建設計
◆ 都市計画決定-2017年03月予定
◆ 解体着工-2018年度予定
◆ 竣工-2023年度予定


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東京駅の八重洲口では、大規模な再開発が3ヶ所で計画されています。北側から「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。

 引用資料  東京都都市整備局(PDF)
 東京都心・臨海地域(八重洲地区)整備計画


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「八重洲二丁目中地区」を南西側から見た様子です。


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「外堀通」沿いには、鹿島建設グループの「八重洲ブックセンター本店」があります。「鹿島建設」は、事業協力者として参画しています。


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「八重洲二丁目中地区」を北西側から見た様子です。


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「八重洲二丁目中地区」を北東側から見た様子です。


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「八重洲二丁目中地区」を南東側から見た様子です。


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2016年6月 7日 (火)

国家戦略特区 西新宿二丁目地区(新宿住友ビル改修計画) 「新宿住友ビル」の低層部を囲む形でウェーブ状の巨大なアトリウムを整備!

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-西新宿二丁目地区(新宿住友ビル改修計画)

 「新宿住友ビル」は、新宿副都心の超高層ビルの第2号として「京王プラザホテル」の次に建設されました。竣工は1974年3月で、新宿副都心の超高層ビル群の草分けとなるビルです。

 地上52階、塔屋2階、地下4階、高さ210.3mと日本の超高層ビルでは初めて高さ200mを超えました。形状がプリズムのような三角柱なので「住友三角ビル」とも呼ばれています。

 「新宿住友ビル」は、低層部を囲む形でウェーブ状の巨大なアトリウムを整備します。公開空地一体にガラス素材の大屋根を整備し、全天候型の広場を創出します。

 2017年春の本格着工、2019年度完成を目指します。アトリウムだけでも工事費は100億円を超えるなど、「住友不動産」が手掛ける過去最大規模のビル改修プロジェクトになります。このプロジェクトは「国家戦略特区」に指定されています。

 引用資料 第59回新宿区景観まちづくり審議会(PDF)
 新宿住友ビル改修計画 

 建設通信新聞(2016/06/07)
 100億超でアトリウム広場/新宿住友ビル改修来春に本格着工


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低層部を囲む形で巨大なアトリウムを整備

 全天候型スペース「アトリウム広場」は、約6,700㎡です。大屋根は高さは約30mで、高層部とメリハリをつけた曲線のデザインが特徴です。設計は「日建設計」が担当しています。


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「現況」と「改修後」の比較です。


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東京都庁の展望室から見た「新宿住友ビル」です。アトリウムだけでなくビル本体では、「既存ビルの更新と耐震性能の強化」も行われます。

 東隣りの「新宿三井ビルディングは」、鹿島建設の施工により長周期地震動対策を実施しました。塔屋横の箱状の部分です。
 長周期地震動が発生した場合の揺れを大幅に低減させるため、超大型制震装置「TMD(チューンド・マス・ダンパー)」を屋上に設置しました。


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「新宿住友ビル」の低層部を囲む形でウェーブ状の巨大なアトリウムを整備します。


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地上から見た「新宿住友ビル」です。1974年3月竣工なので、竣工後42年以上経過しましたが、今でも新宿副都心で存在感を放っています。デザイン的にも古さを全く感じません。

 私が超高層ビルヲタになったのは、小学校の時に見た新宿住友ビル建設のNHKニュースがきっかけです。だから「新宿住友ビル」には物凄く思い入れがあります。


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「新宿住友ビル」の低層部です。低層部を囲む形でウェーブ状の巨大なアトリウムを整備します。


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南側(写真手前)の「新宿副都心4号腺(中央通り)」が1階レベルの高さとなります。東側(写真右)の「新宿副都心10号腺(議事堂通り)」が2階レベルの高さとなります。


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2016年6月 6日 (月)

JR東日本 大規模に行われている「中央線御茶ノ水駅付近耐震補強工事」

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-中央線御茶ノ水駅付近耐震補強工事-

 JR東日本は、災害に強い鉄道づくりを掲げており、2012年度からの約5年間を重点的な整備期間として、総額約3,000億円の耐震補強対策などに取り組んでいます。

 JR東日本は、首都直下地震に備えた中央線御茶ノ水駅付近の耐震補強工事を行っています。耐震補強工事が行わているのは、御茶ノ水駅付近の「昌平橋(しょうへいばし)~水道橋」間の約1.2kmです。

 引用資料 JR東日本(PDF:2013/07/02)
 中央線御茶ノ水駅付近耐震補強工事の着手について 

 線路下の土中に長さ約15m、直径約20cmの「棒状補強材」を埋め込み、のり面の表面に設置したのり枠工や既設の構造物と一体化させて、大規模地震による崩壊を防止します。

 中央線の茶ノ水駅付近の線路は、神田川に沿って構築された盛土上にあり、神田川と台地側切土に挟まれた地形上に位置しています。
 大げさに言えば山岳鉄道のような構造になっているので、東京都内でも地震対策が最も急がれる場所の1つです。


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「お茶の水橋」の西側部分です。


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このあたりの「補強方法(標準)」です。


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北側に突き出たあたりです。この部分には「のり枠工」が設置され、線路下の土中に「棒状補強材」を埋め込み、大規模地震による崩壊を防止します。


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対岸の北側から見た様子です。「のり面」の表面に鉄筋コンクリートの「枠工」が設置されています。。


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「お茶の水橋」のすぐ西側部分です。


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「聖橋(ひじりばし)」の東側部分です。


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このあたりの「補強方法(標準)」です。


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「東京メトロ丸ノ内線」の西側部分です。


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パッと見は変化が無いように見えますが、新旧のコンクリートの色が違うので、かなりコンクリートが厚く打設されて「壁面補強」されている様子が分かります。


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「東京メトロ丸ノ内線」です。


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「東京メトロ丸ノ内線」の東側部分です。「中央線(快速)」と「中央・総武線(各駅停車)」が立体交差しています。


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アップです。遠目に見ても難工事だと分かります。


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2016年6月 5日 (日)

品川区 「SONY」創業の地である御殿山エリア 住友不動産が再開発予定している「ソニー旧本社ビル(NSビル)、ソニー御殿山テクノロジーセンター 4号館」の跡地

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-ソニー創業の地である御殿山エリア-

 ソニーは、大規模なリストラを実施した事により危機を脱しました。一時期はリストラに聖域を設けず、資産売却を加速していました。

 ソニー創業の地である品川区の御殿山エリアに保有していた「ソニー旧本社ビル(NSビル)、ソニー御殿山テクノロジーセンター 4号館」も住友不動産に売却しました。

 「ソニー」は、1946年に「東京通信工業」として設立されました。翌年に御殿山エリアに移転し、ラジオ、テレビ、ウォークマン、ハンディカムなど次々と画期的な製品を発売して大成功を収めました。
 御殿山エリアは「創業の地」とされ、「NSビル」は2007年に品川の新本社ビルが稼働するまで「ソニー」の本社でした。

● 住友不動産は何を建設するのか?
 取得した「住友不動産」は、2014年11月19日~2015年9月12日の工期で、地上躯体の解体を行い、現在は更地になっています。「住友不動産」は何を建設するのでしょうか?

 ちなみに、北側の「(仮称)御殿山プロジェクト」は、いずれの棟も周辺の景観に配慮して低層となっています。南側の「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」は、超高層ビル街に生まれ変わりました。低層? 超高層? どちらになるのでしょうか?


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北西側から見た様子です。敷地は「直角二等辺三角形」のような形状です。「住友不動産」の看板が掲げられています。


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北西角です。


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「仮囲い」の一部が透明のアクリル板になっているので覗いてみました。地上躯体はすっかり解体されています。


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地下躯体はそのまま残っています。


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南西側から見た様子です。


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敷地西側の道路です。


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敷地南側の道路です。道路の南側は。「品川区立御殿山小学校」です。
 

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(仮称)御殿山プロジェクト
 すぐ北側で行われた「(仮称)御殿山プロジェクト」は、ソニー創業の地である品川区の御殿山エリアを「積水ハウス」が再開発したプロジェクトです。

 Aブロックの「ガーデンシティ品川御殿山」、Bブロックの「プライムメゾン御殿山EAST」、Cブロックの「御殿山SHビル」、Dブロックの「プライムメゾン御殿山WEST」で構成されています。いずれの棟も周辺の景観に配慮して低層となっています。


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北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業
 すぐ南側で行われた「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」は、「パークシティ大崎」として竣工しましたが、「大崎ブライトタワー」などを中心に合計7棟のビルが建設されました。こちらは超高層ビル街に生まれ変わりました。

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2016年6月 4日 (土)

千代田区 飯田橋駅周辺では再開発構想が目白押し 「飯田橋駅東地区市街地再開発(飯田橋三丁目6、7)」の予定地

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-JR飯田橋駅周辺-
 JR飯田橋駅周辺は、2000年代前半まで拠点となる施設がほとんどありませんでしたが、「飯田橋プラーノ」に続き、「飯田橋サクラパーク」と再開発が続き、都心の北西側の玄関口として急速に整備が進んでします。

 「飯田橋駅」は、JR総武線・中央線、東京メトロ東西線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線とJR線、地下鉄×4線が集まる鉄道交通の要衝でもあります。

 その飯田橋駅周辺ですが、判明しているだけで4件の再開発構想が浮上しています。「飯田橋プラーノ」、「飯田橋サクラパーク」に続く再開発プロジェクトになります。

(1) 飯田橋駅中央地区市街地再開発事業
(2) 富士見二丁目3番街区市街地再開発(日本歯科大学付属病院周辺)
(3) 飯田橋3-9周辺地区再開発(アイガーデン・エアの隣接地)
(4) 飯田橋駅東地区市街地再開発(飯田橋三丁目6、7)

飯田橋駅東地区市街地再開発(飯田橋三丁目6、7)
 「飯田橋駅東地区市街地再開発」は、「目白通り」の北側の飯田橋三丁目6番、7番の再開発構想です。地区面積約7,000㎡で、事業協力者として「清水建設」、コンサルタントとして「タカハ都市科学研究所」が参画しています。

 市街地再開発準備組合が検討を進めており、街区の中央が「タワー飯田橋通り」で分断されているため、虎ノ門ヒルズのような立体道路制度導入の話題も出ているようです。


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「飯田橋駅東地区市街地再開発(飯田橋三丁目6、7)」の予定地を南西側から見た様子です。


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「飯田橋駅東地区市街地再開発(飯田橋三丁目6、7)」の予定地を西側から見た様子です。街区の中央が「タワー飯田橋通り」で分断されているため、虎ノ門ヒルズのような立体道路制度導入の話題も出ているようです。


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飯田橋駅周辺では、判明しているだけで4件の再開発構想が浮上していますが、一番進んでいるのが「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」です。

 引用資料 野村不動産(PDF:2015/11/30)
 飯田橋駅中央地区再開発事業 本格始動 ~事業協力者に野村不動産選定~ 駅中央地区再開発準備組合、野村不動産) 

 「飯田橋駅東地区市街地再開発(飯田橋三丁目6、7)」の予定地は、「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」の予定地から目白通りを挟んだ北側になります。


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2016年6月 3日 (金)

千代田区 飯田橋駅中央地区再開発事業 事業協力者として新たに「大成建設」を選定!

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-JR飯田橋駅周辺-

 JR飯田橋駅周辺は、2000年代前半まで拠点となる施設がほとんどありませんでしたが、「飯田橋プラーノ」に続き、「飯田橋サクラパーク」と再開発が続き、都心の北西側の玄関口として急速に整備が進んでします。

 「飯田橋駅」は、JR総武線・中央線、東京メトロ東西線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線とJR線、地下鉄×4線が集まる鉄道交通の要衝でもあります。

● 飯田橋駅中央地区市街地再開発事業
 「飯田橋駅中央地区再開発準備組合」は、千代田区飯田橋四丁目及び富士見二丁目の一部他の再開発計画につき、事業協力者として「野村不動産」を選定しました。

 「建設通信新聞」によると「飯田橋駅中央地区再開発準備組合」は、事業協力者として野村不動産のほかに新たに「大成建設」を選定したそうです。 

 建設通信新聞(2016/06/03)
 大成建設が参画/飯田橋駅中央再開発/準備組合

 街づくりの目標を「駅前広場一体型複合都市拠点の形成」と設定し、JR中央本線と東京メトロ東西線の両飯田橋駅をつなぐように立体的な駅前広場を整備するほか、ゆとりある歩道状空地も設けます。これらの歩行者動線に沿って店舗を配置します。
 
飯田橋駅中央地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都千代田区飯田橋四丁目8番及び9番、富士見二丁目6番の一部
◆ 施行区域面積-約10,000㎡
◆ 従前権利者数-53名(うち、土地所有者41名、借地権者12名)
◆ 従前建物棟数-35棟(登記簿情報による)
◆ 地域地区-商業地域(700%、500%)、第二種住居地域(400%)
◆ 計画建物用途-オフィス、商業、住宅、その他(予定)
◆ スケジュール
 2015年09月-飯田橋駅中央地区再開発準備組合設立
 2016年度-都市計画決定(予定)
 2017年度-組合設立認可(予定)
 2018年度-権利変換計画認可(予定)
 2019年度-除却・本体工事着工(予定)
 2022年度-工事完了・竣工(予定)


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「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」の位置図です。少し前までは「飯田橋四丁目8番・9番街区」と呼ばれていました。まちづくり協議会が発足して、長期に渡って検討を進めていました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2015/11/30)
 飯田橋駅中央地区再開発事業 本格始動 ~事業協力者に野村不動産選定~ 駅中央地区再開発準備組合、野村不動産) 


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「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」の予定地を北西側から見た様子です。手前の道路は「目白通り」です。地下には東京メトロ東西線「飯田橋駅」があります。


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JR線と「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」予定地の間の道路です。


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「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」の予定地を西側から見た様子です。「飯田橋プラーノ」の北東側に位置しますが、このように雑居ビルが密集しています。


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「飯田橋プラーノ」と「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」予定地の間の道路です。道路挟んだ、写真右側奥も再開発対象区域です。


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2016年6月 2日 (木)

ホテルオークラ東京本館建替計画 地上38階、高さ約188mの「(仮称)虎ノ門2-10計画」 2016年6月1日に本体工事着手!

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-ホテルオークラ東京本館建替計画-

 53年間の歴史を刻んだ「ホテルオークラ東京本館」は、建替え工事のために2015年8月31日(月)を持って閉館しました。2015年9月から既存建物の解体工事が行われていました。

● 2016年6月1日に
本体工事に着手!
 ホテルオークラ東京本館建替計画である「(仮称)虎ノ門2-10計画」は、
当初計画通り2016年6月1日に本体工事に着手しました。

 引用資料 新日鉄興和不動産(2016/06/01)
 「ホテルオークラ東京本館建替計画」 オフィス事業の取り組みについて ~2019年の完成を目指し、2016年6月1日着工~  

 主要用途はホテルですが、「高層棟」の地上5階~22階(運用呼称は地上8階~25階)は、延床面積約64,000㎡のオフィスフロアとなります。

 オフィス床は、「ホテルオークラ、大成建設、新日鉄興和不動産」などが出資する「SPC(特別目的会社)」が建物完成後に取得する予定です。
 「大成建設」と「新日鉄興和不動産」がSPCからオフィスの企画やテナント募集、運営管理業務などオフィス賃貸事業全般を受託します。

ホテルオークラ東京本館建替計画の概要
◆ 計画名-(仮称)虎ノ門2-10計画
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目10番4号
◆ 階数-<高層棟>地上38階、地下4階(運用呼称 地上41階、地下1階)、<中層棟>地上13階、地下4階
◆ 高さ-建物高さ188.65m(高層棟)、最高部約85m(中層棟)
◆ 敷地面積-約20,442㎡(本館全体)
◆ 建築面積-約13,263㎡(本館全体)
◆ 延床面積-約180,097㎡(本館全体)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎及び杭基礎
◆ 用途-ホテル、オフィス、飲食店舗、駐車場
◆ 客室数-約550室(高層棟約400室+中層棟約150室)
◆ 建築主-ホテルオークラ
◆ 設計者-(仮称)虎ノ門2-10計画設計共同体(大成建設、谷口建築設計研究所、観光企画設計、日本設計、森村設計、NTTファシリティーズ)
◆ 施工者-大成建設
◆ 本館閉館-2015年08月31日
◆ 解体工事-2015年09月01日
◆ 着工-2016年06月01日
◆ 竣工-2019年06月末予定

(備考) 高さが約195mから建物高さ188.65mに変更になっています。最高部の高さが低くなったのか? 高さ188.65mが建築物もしくは軒高の高さなのか? 現時点では不明です。


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「施設構成図」です。「高層棟」と「中層棟」は、地下で一体化します。「高層棟」の地上5階~22階(運用呼称は地上8階~25階)は、延床面積約64,000㎡のオフィスフロアとなります。

 引用資料 大成建設(2016/06/01)
 
「ホテルオークラ東京本館建替計画」オフィス事業の取り組みについて 


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「秋の芝生広場イメージ」です。


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ホテルオークラ東京本館建替計画である「(仮称)虎ノ門2-10計画」の建設予定地です。現在は地上躯体の解体はほぼ終わっているようです。


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大倉集古館

 美術館の「大倉集古館」は、2014年4月1日より施設改修工事のため休館しています。


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ホテルオークラ東京・別館

 ホテルオークラ東京の「別館(サウスウイング)」は、1973年12月1日に開業しました。地上13階、地下4階、延床面積約60,000㎡となっています。

 「本館」の建て替え期間中も「別館」は営業を続けます。2015年9月1日~新しい本館の開業までの間は、「別館(サウスウイング)」のみの営業になります。


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2016年6月 1日 (水)

文京区 順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業(仮称)B棟建設工事 & 順天堂大学新研究棟

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-順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業-

 順天堂大学は、創立175周年事業の一環で「順天堂大学医学部附属順天堂医院」の老朽化した「2号館」と「5号館」を順次取り壊して、跡地に地上21階、地下3階、高さ99.720mの高層棟と地上7階の低層棟を建設中です。

 付属病院には外来患者が1日約4,000人が訪れるため、新しい病棟を建設中に診療態勢を縮小すると、地域医療などに影響が出るため、工期を複数に分割し、既存病棟を活用しながら診療が途切れないよう配慮します。

 最初に「5号館」を取り壊して、跡地に地上21階、地下3階の建物を建設し、2号館病棟を移転します。次に「2号館」を取り壊して跡地に地上7階の低層棟を建設します。2016年6月30日に竣工予定です。
 
順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業(仮称)B棟建設工事の概要
◆ 所在地-東京都文京区本郷二丁目201-1他
◆ 階数-地上21階、地下3階
◆ 高さ-最高部99.720m、軒高99.720m
◆ 敷地面積-5,156.48㎡
◆ 建築面積-3,008.80㎡
◆ 延床面積-45,338.06㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-病院
◆ 建築主-学校法人順天堂
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2011年10月28日(起工式)、2012年02月15日(着工)
◆ 竣工-2013年12月(第1期)、2016年06月30日予定(全体完成)


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順天堂大学の「本郷・お茶の水キャンパス(本部)」のキャンパスマップです。周辺のビルを少しずつ買収して当初よりキャンパスがかなり広くなっています。

 引用資料 順天堂大学(PDF)
 本郷・お茶の水キャンパス(本部) 


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2013年12月に完成した「第1期」に続き「第2期」が行われています。


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「第2期」は、「2号館」を取り壊た跡地に地上7階の低層棟を増築します。


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「第2期」を含め病棟全体の完成は、2016年3月31日の予定でしたが、2016年6月30日の予定と3ヶ月伸びています。


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架けられた歩行者デッキです。


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順天堂大学新研究棟
 
「順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業(仮称)B棟建設工事」の完成後に、「7号館、8号館A、8号館B、9号館」を解体して、「順天堂大学新研究棟」を建設します。

 引用資料 → 学校法人順天堂

順天堂大学新研究棟の概要
◆ 所在地-東京都文京区本郷二丁目13番1、13、14
◆ 階数-地上13階、地下2階
◆ 高さ-最高部67.00m
◆ 敷地面積-5,715.67㎡
◆ 建築面積-3,200.00㎡(3,916.52㎡)
◆ 延床面積-29,100.00㎡(37,788.96㎡)
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法- 既成杭
◆ 用途-大学
◆ 建築主-学校法人順天堂
◆ 設計者・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2016年08月15日予定
◆ 竣工-2020年10月31日予定


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「順天堂大学新研究棟」の建築計画のお知らせです。


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「9号館」も解体されます。


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「9号館」は、「ブレース」を取り付けて耐震補強が行われていますが、解体されます。


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「解体工事のお知らせ」です。「7号館、8号館A、8号館B、9号館」の4棟を解体します。解体工事の工期は、2016年2月16日~2019年9月15日(予定)となっています。


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