成田空港の更なる機能強化 C滑走路(第3滑走路)の新設 & B滑走路の延伸 環境アセスメント「計画段階環境配慮書」を公表!
-成田空港の更なる機能強化-
「成田空港」の第3滑走路を第2滑走路の延伸と一体整備する原案が、千葉県と国、地元9市町、成田国際空港会社(NAA)が2015年11月27日開いた4者協議会で示され、具体策の検討に入ることが決まりました。
「成田国際空港会社」は、成田空港の機能強化に向けた計画段階環境配慮書をまとめ、2016年6月13日から縦覧を開始しました。
引用資料 成田国際空港株式会社(2016/06/13)
環境アセスメント「計画段階環境配慮書」を公表しました 。
「C滑走路(第3滑走路)」を新設し、既存の「B滑走路」を延長2500mから3500mに1000m延伸する計画です。
今回の「計画段階環境配慮書」では、周辺への影響が大きい「C滑走路」の新設について集中的に調査・比較するため、「B滑走路」の延伸方向は不問としています。
成田空港の更なる機能強化の概要
◆ 事業予定者の名称-成田国際空港株式会社
◆ 主たる事務所の所在地-千葉県成田市成田国際空港内(成田市古込字古込1-1)
◆ 事業の名称-成田空港の更なる機能強化
◆ 事業の種類-滑走路の新設を伴う飛行場及びその施設の変更の事業、滑走路の延長を伴う飛行場及びその施設の変更の事業
◆ 事業の規模-滑走路の新設(2,700mまたは3,500m)、滑走路の延長(延長する長さ1,000m、延長後の滑走路長3,500m)
◆ 事業の目的-成田空港の更なる機能強化を図ることにより、2020年代前半にはほぼ限界に達すると見込まれる首都圏空港の航空需要に対応し、首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅行者の更なる増加への対応、国内各地への経済効果の波及等につなげることを目的とする
想定した複数案
「想定した複数案」です。「案1-1、案1-2、案2」の3案の中で、「案1-1」は拡大効果が小さいと判断され、計画段階環境配慮書では対象としませんでした。
案1-2の配置
「案1-2の配置」です。「B滑走路」との滑走路間隔760m以上とした「セミオープンパラレル」です。C滑走路の長さは2,700mで、「B滑走路」を出発専用、「C滑走路」を到着専用とします。
案2の配置
「案2の配置」です。「B滑走路」との滑走路間隔300m以上とした「セミオープンパラレル」です。C滑走路の長さは3,500mで、「B滑走路」を出発用(北風時)、到着用(南風時)、「C滑走路」を到着用(北風時)、出発用(南風時)とします。
| 固定リンク
« 東京メトロ 「銀座線」の全19駅を大規模リニューアル 上野駅リニューアル工事のデザインコンセプトは「美術館のある街」 | トップページ | JR東日本 東京2020オリンピック・パラリンピックを見据えて「信濃町駅」を改良 ホームドアを新たに設置! »
「233 千葉県・成田市(成田空港)」カテゴリの記事
- 成田空港の機能強化の計画概要をまとめ 延長3,500m(幅員45m)の「C滑走路」を新設 2023年度ころ準備工事に着手!(2021.12.31)
- 成田空港の機能強化の計画概要をまとめ 「B滑走路」を延長2,500mから3,500m(幅員60m)に延伸 2022年秋頃から準備工事に着手!(2021.12.29)
- 国家戦略特区 成田国際空港近くにアジアを代表する世界的なハブ病院となる「国際医療福祉大学成田病院」が開院!(2020.05.26)
- 京成電鉄の「成田空港駅」 ホームドアを2020年5月から順次使用開始 一部に大開口を確保できる「伸縮式のホームドア」を設置!(2020.03.15)
- 成田空港の更なる機能強化 3,500mの「C滑走路」を新設、「B滑走路」の1,000m延伸 2029年3月31日の完成予定に前倒し!(2019.11.08)