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2016年6月13日 (月)

東京メトロ 「銀座線」の全19駅を大規模リニューアル 上野駅リニューアル工事のデザインコンセプトは「美術館のある街」

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-東京メトロ銀座線-

 「東京メトロ」は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、東京メトロ銀座線(浅草駅~渋谷駅間)全19駅の大規模リニューアルを進めています。

 東京メトロ銀座線は、日本最古の地下鉄です。「伝統×先端の融合」を路線コンセプトとした上で、下町エリア(浅草駅~神田駅)、商業エリア(三越前駅~京橋駅)、銀座エリア(銀座駅)、ビジネスエリア(新橋駅~赤坂見附駅)、トレンドエリア(青山一丁目駅~渋谷駅)の5つのエリアコンセプトに分けて改装を実施します。

 銀座線全駅のリニューアルを進めるため、銀座線の魅力向上に寄与する様々なアイデアを公募するデザインコンペを実施しています。

● 上野駅
 デザインコンペにより選ばれた「上野駅」のステーション デザインコンセプトは「美術館のある街」です。工期は2015年6月29日~2017年12月下旬(予定)となっています。

 引用資料 東京メトロ(PDF:2015/02/23)
 東京メトロ銀座線・駅デザインコンペ 下町エリアのデザインが決定しました。

上野駅のデザイン
◆ 上野の街の背景となる、美術館のある街、桜を駅で表現
◆ ホームは、復刻版車両(1000系)をはじめとした銀座線の歴史にフォーカスしたメイン展示室とし開業時のクラシカルな雰囲気を醸し出す演出
◆ コンコースは、文化的施設や華やかな街をやさしく包む、桜の舞う木立や並木を柱や天井で表現するとともに、古くから残る構造躯体を遺構ディスプレイとして間接照明で演出


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「石造りの美術館をイメージしたプラットホーム」です。

 デザインコンペ前の2013年4月に発表されたイメージでは、「上野駅」のホームドアは天井まで覆われる「フルスクリーンタイプ」になっていましたが、「可動式ホーム柵タイプ」に変更になりました。

 ちなみに東京メトロでは、天井近くまでスクリーンで覆われたものを「フルハイトタイプ」、可動式ホーム柵タイプを「ハーフハイトタイプ」と呼んでいます。


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「桜の木立をイメージしたコンコース(渋谷方)」です。


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現地に掲示てある「上野駅リニューアル工事のお知らせ」です。工期は2015年6月29日~2017年12月下旬(予定)となっています。


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先行して、「上野駅1番ホーム(渋谷方面)」にホームドアを設置しました。2016年3月12日(土)から使用開始しています。

 このほか、列車の到着時にホームの床面から張り出す「可動ステップ」も設置し、車両とホームの隙間を減らして利用者の転落を防止しています。


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透過型ハーフハイトタイプのホームドア

 「上野駅」に設置したホームドアは、「透過型ハーフハイトタイプ」のホームドアとなっています。このタイプのプのホームドアを本格導入するのは東京メトロ初となります。

 私はホームドア大好き人間で、このブログでも頻繁に特集していますが、戸袋が透過型のホームドアは初めて見ました。


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戸袋の連結部も透過型になっています。


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「上野駅2番ホーム(浅草方面)」には、まだホームドアを設置していません。


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