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2016年6月 7日 (火)

国家戦略特区 西新宿二丁目地区(新宿住友ビル改修計画) 「新宿住友ビル」の低層部を囲む形でウェーブ状の巨大なアトリウムを整備!

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-西新宿二丁目地区(新宿住友ビル改修計画)

 「新宿住友ビル」は、新宿副都心の超高層ビルの第2号として「京王プラザホテル」の次に建設されました。竣工は1974年3月で、新宿副都心の超高層ビル群の草分けとなるビルです。

 地上52階、塔屋2階、地下4階、高さ210.3mと日本の超高層ビルでは初めて高さ200mを超えました。形状がプリズムのような三角柱なので「住友三角ビル」とも呼ばれています。

 「新宿住友ビル」は、低層部を囲む形でウェーブ状の巨大なアトリウムを整備します。公開空地一体にガラス素材の大屋根を整備し、全天候型の広場を創出します。

 2017年春の本格着工、2019年度完成を目指します。アトリウムだけでも工事費は100億円を超えるなど、「住友不動産」が手掛ける過去最大規模のビル改修プロジェクトになります。このプロジェクトは「国家戦略特区」に指定されています。

 引用資料 第59回新宿区景観まちづくり審議会(PDF)
 新宿住友ビル改修計画 

 建設通信新聞(2016/06/07)
 100億超でアトリウム広場/新宿住友ビル改修来春に本格着工


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低層部を囲む形で巨大なアトリウムを整備

 全天候型スペース「アトリウム広場」は、約6,700㎡です。大屋根は高さは約30mで、高層部とメリハリをつけた曲線のデザインが特徴です。設計は「日建設計」が担当しています。


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「現況」と「改修後」の比較です。


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東京都庁の展望室から見た「新宿住友ビル」です。アトリウムだけでなくビル本体では、「既存ビルの更新と耐震性能の強化」も行われます。

 東隣りの「新宿三井ビルディングは」、鹿島建設の施工により長周期地震動対策を実施しました。塔屋横の箱状の部分です。
 長周期地震動が発生した場合の揺れを大幅に低減させるため、超大型制震装置「TMD(チューンド・マス・ダンパー)」を屋上に設置しました。


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「新宿住友ビル」の低層部を囲む形でウェーブ状の巨大なアトリウムを整備します。


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地上から見た「新宿住友ビル」です。1974年3月竣工なので、竣工後42年以上経過しましたが、今でも新宿副都心で存在感を放っています。デザイン的にも古さを全く感じません。

 私が超高層ビルヲタになったのは、小学校の時に見た新宿住友ビル建設のNHKニュースがきっかけです。だから「新宿住友ビル」には物凄く思い入れがあります。


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「新宿住友ビル」の低層部です。低層部を囲む形でウェーブ状の巨大なアトリウムを整備します。


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南側(写真手前)の「新宿副都心4号腺(中央通り)」が1階レベルの高さとなります。東側(写真右)の「新宿副都心10号腺(議事堂通り)」が2階レベルの高さとなります。


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