JR東日本 新橋駅改良工事 ほぼ駅の造り替えに相当する「新橋駅」の耐震補強工事が凄い!
-JR新橋駅の耐震補強工事-
「新橋駅」は、地上の「東海道線・山手線・京浜東北線」の3面6線のホームと地下の「横須賀線」の1面2線のホームがあります。
しかし、駅構造物の老朽化が進んでおり、レンガアーチ高架橋(烏森町 高架橋)は明治41年~大正3年頃の完成で100年以上が経過、また、東海道線鉄筋コンクリート高架橋についても、昭和11年~17年頃の施工で70年以上経過しています。
「京浜東北線(北行)、山手線(内回り・外回り)、京浜東北線(南行)」の4線が、「レンガアーチ高架橋」となっています。
● 耐震補強工事
人通りが多い「SL広場」に面した部分の京浜東北線(北行)については、レンガアーチ高架橋に「内巻きコンクリート」による耐震補強を行い、耐震性の向上を図ると共に、景観に配慮し歴史的構造物である「レンガアーチ高架橋」の保存を図ります。
内側の3線については、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行います。柱が山手線(内回り・外回り)は2線2柱、京浜東北線(南行)については1線2柱の「鉄骨造(S造)」で、梁が「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」のラーメン高架橋へ大改築を行い、耐震性能の向上を図ります。
「東海道線鉄筋コンクリート高架橋」については、「鋼板巻き立て工法」及び一面耐震補強による補強を行い、耐震性能の向上を図ります。
ほぼ駅の造り替えに相当する凄い工事
内側の3線については、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行います。柱が山手線(内回り・外回り)は2線2柱、京浜東北線(南行)については1線2柱の「鉄骨造(S造)」で、梁が「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」のラーメン高架橋へ大改築を行い、耐震性能の向上を図ります。ほぼ駅の造り替えに相当する凄い工事が行われています。
引用資料 土木学会第66回年次学術講演会(PDF)
新橋駅改良における課題と改良計画
「SL広場」に面した部分の京浜東北線(北行)については、レンガアーチ高架橋に「内巻きコンクリート」による耐震補強を行い、耐震性の向上を図ると共に、景観に配慮し歴史的構造物である「レンガアーチ高架橋」の保存を図ります。
「内巻きコンクリート」による耐震補強が終わった部分です。
北側の「日比谷改札口」の改札内コンコースから見た「レンガアーチ高架橋に」です。「SL広場」に面した部分の京浜東北線(北行)については、レンガアーチ高架橋に「内巻きコンクリート」による耐震補強を行います。
内側の3線については、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行います。
仮囲いの内部では、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行い、柱が「鉄骨造(S造)」で、梁が「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」のラーメン高架橋へ大改築を行っています。内部で、そんな凄い工事を行っているなんて想像出来ません。
「東海道線鉄筋コンクリート高架橋」については、「鋼板巻き立て工法」及び一面耐震補強による補強を行い、耐震性能の向上を図ります。
「鋼板巻き立て工法」により耐震補強が終わった橋脚を南側から見た様子です。「東海道線上り」直下の改札内コンコースにはこのように柱が林立しています。
一部丸い柱があります。
丸い柱は、ホーム上空にある謎の構造物(現在は大屋根設置工事の構台として使用)を支える柱が、1階の改札内コンコースを貫通しているのだと思われます。
南側の「鳥森改札口」の改札内コンコースの耐震補強工事の様子です。
南側の「鳥森改札口」の改札外コンコースの「東海道線」の部分です。耐震補強が終わった4本の橋脚が見えますが。手前の2本が「東海道線下り」、奥の2本が「東海道線上り」の橋脚です。
南側の「鳥森改札口」の改札外コンコースの「レンガアーチ高架橋」の部分です。両側が仮囲いで囲まれ、「レンガアーチ高架橋」の撤去を行い、柱が「鉄骨造(S造)」で、梁が「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」のラーメン高架橋へ大改築を行っています。
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