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2016年7月11日 (月)

東京都港湾局 青海地区に世界最大規模のクルーズ客船に対応する新客船埠頭を整備 沖合に新客船ふ頭を建設中!

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-クルーズ客船の客船ふ埠頭備-
 世界的に大型クルーズ客船による観光が大ブームとなっています。アジアでも中国を中心として大型クルーズ客船による観光が急増しています。

 博多港のクルーズ船寄港回数(国内航路を含む)は、2015年の259回は2位に2倍近い差をつけてダントツで日本一です。海外からの観光客は、飛行機でやって来るイメージですが、福岡市では「大型クルーズ船」でやって来ます。

 2015年(1月~12月)、外国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の国内港湾への寄港回数は、1位は「博多港」の259回(前年115回)、2位は「長崎港」の131回(前年75回)、3位は「横浜港」の125回(前年146回)となっています。

 引用資料 国土交通省(2016/01/19)
 2015年のクルーズ船の寄港実績等について(速報値) ~訪日クルーズ旅客数は、前年比2.7倍の112万人となりました~  

 首都圏の港は、大型クルーズ客船に対して後手に回っています。というのも首都圏の拠点である横浜港の「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」と東京港の「晴海ふ頭」が共に超大型クルーズ客船が接岸出来ないためです。

 世界最大のクルーズ客船は、同型の3隻「オアシス・オブ・ザ・シーズ」、「アルーア・オブ・ザ・シーズ」、「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」です。全長361.0m×幅64.9m×高さ72.0m、総トン数225,282トンと桁違いの巨大さです。

 「横浜ベイブリッジ」の桁下高制限55m、「レインボーブリッジ」の桁下高制限52mがあるため航行出来ません。
 
● 青海地区に新客船ふ埠頭の整備
 そこで東京都港湾局は、「レインボーブリッジ」の手前に新客船埠頭の整備に乗り出しています。世界最大級のクルーズ客船にも対応できるよう、2020年オリンピック・パラリンピック大会までに、新たな客船ふ頭の整備を進めています。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2015/12/25)
 新客船ふ頭ターミナルビルの概要について

 整備されるターミナルビルは、地上4階、高さ約35m×奥行約40m×幅約130m、計画面積約15,000㎡となっています。

 ここ最近の円高や熊本地震により、「インバウンド(訪日外国人旅行)」の前年対比の伸びは急速に鈍っています。中国人による高級品の爆買いバブルもほぼ終了しました。
 しかし、このようなインフラは目先では無く、長期的視点を持って整備する必要があります。整備しないと何も始まりません。


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新客船ふ頭の整備位置です。


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「ターミナルビルの外観イメージ」です。


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「ゆりかもめ」の車窓から見た「新客船ふ頭」の建設の様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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アップです。


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