JR東日本 上野駅の「公園口改札」を歩行者動線に合わせて北側に移設 & 東京都と台東区が公園口周辺を再整備
-JR上野駅-
「JR東日本、東京都、台東区」は、JR上野駅・公園口周辺の再整備を計画しています。今後、国内外からの観光客の増加が見込まれるため、公園口から「上野公園(上野恩賜公園)」までの歩行アクセスを改善するのが狙いです。
スムーズな動線を確保するため公「公園口改札」を北側に移設するほか、公園入り口広場の整備や園路のロータリー化、駅前を走る区道の相互通行化などを予定しています。
「上野公園のメーンエントランス」として、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年7月の全体完成を目指します。
建設通信新聞(2016/07/14)
動線円滑化へ改札移設/上野駅・公園口周辺を再整備/JR東日本、東京都、台東区
現在の「公園口改札」は、「東京文化会館」前の中途半端な場所にあります。それを「東京文化会館」と「国立西洋美術館」との間の歩行者動線の延長上に移設します。
これにより「上野公園(上野恩賜公園)」の西側にある「上野動物園」まで、改札からほぼ一直線でアクセスできるようになります。
東京都は、「上野公園(上野恩賜公園)」の入り口部分に駅前広場を整備するほか、園路をロータリー化して人の流れを円滑化させます。
公園と駅の間には、特別区道台第58号線が通っているものの、現在は一方通行となっています。そのため台東区は、区道の相互通行化に向けた工事を進めます。
JR上野駅を東側から見た様子です。
「公園口改札」を「東京文化会館」と「国立西洋美術館」との間の歩行者動線の延長上に移設します。現在はこの部分に「大連絡橋通路(跨線橋)」がありますが、これを大幅に拡幅すると思われます。
移設された「公園口改札」の正面に駅前広場を整備するほか、園路をロータリー化して人の流れを円滑化させます。
JR上野駅のホームです。
JR上野駅は、駅の南側上空に「上野駅東西自由通路(愛称:パンダ橋)」があるため東西の連絡は不便ではありません。
「上野駅東西自由通路(愛称:パンダ橋)」は、オープンスペースが少ないJR線の東側の人々が、大災害時に「上野公園」に避難しやすいように建設された「跨線橋(こせんきょう)」です。
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