西武鉄道所沢駅 線路上空および東口に巨大な駅ビルを建設する「所沢駅東口駅ビル計画」 2016年7月15日に起工式を実施!
-西武鉄道所沢駅-
西武鉄道の「所沢駅」は、単式ホーム1面1線+島式ホーム2面4線、計3面5線を有する地上駅です。「所沢駅」は、西武鉄道の拠点駅ですが、お世辞にも使い勝手のいい駅とは言えませんでした。
そこで、2009年12月から約3年半にわたって「所沢駅改良工事」が行われました。ホーム中央の線路上空に新しい橋上駅舎を建設、2013年6月末にはすべての工事が完了しました。
● 所沢駅東口駅ビル計画
次の段階として「所沢駅東口駅ビル計画」の建設を行います。将来の西口開発計画も見据えながら、利便性が高い「コミュニティ型の商業施設を中心とした駅ビルの開発」を進めます。
2016年8月の新築工事着工に先立ち、2016年7月15日に起工式を執り行いました。合わせて、「特設Webサイト」を開設しました。
引用資料 西武プロパティーズ
所沢駅東口駅ビル計画(特設Webサイト)
「所沢駅東口駅ビル計画」は、既存の駅舎・駅ナカ商業施設「エミオ所沢」を活かしつつ、新たに線路上空と東口社有地に加え、既存の店舗などを解体した敷地を活用し、線路上空には地上3階、東口には地上5階建(店舗1~4階、駐車場4・5・屋上階)の鉄道施設を挟んだ東西を一体化した駅舎と商業施設からなる複合施設の開発を行います。
所沢駅東口駅ビル計画の概要
◆ 所在地-埼玉県所沢市くすのき台一丁目1番1他
◆ 階数-地上5階、地下2階
◆ 高さ-29.65m
◆ 敷地面積-約39,400㎡(西武鉄道ビル敷地を含む)
◆ 延床面積-約116,000㎡(増築約66,400㎡、既存約49,600㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 店舗面積-約18,500㎡(店舗数 約120店舗)
◆ 事業主-西武鉄道(運営・管理 西武プロパティーズ、住友商事グループ)
◆ 設計者-東急設計コンサルタント
◆ 施工者-西武・前田 建設共同企業体(西武建設、前田建設工業JV)
◆ 着工-2016年07月15日(起工式)、2016年08月(新築工事着工)
◆ 竣工-2020年06月予定
◆ 開業-(Ⅰ期)2018年春予定、(Ⅱ期)2020年夏予定
◆ 事業費-268億円
「改札前吹抜」のイメージです。
「2階(改札階)平面図」です。「Ⅰ期工事」と「Ⅱ期工事」に分けて工事を行います。
「所沢エリアの開発スケジュール」です。東口の敷地を中心としたエリアで開発する「Ⅰ期工事」と既存駅舎や西口の既存商業施設敷地を含むエリアの「Ⅱ期工事」の2つの計画から成り立っています。
「Ⅰ期工事」では、東口側の商業店舗と、商業施設へ直接出入りできる新たな改札を2018年春頃、「Ⅱ期工事」では、線路上空の商業店舗等と南側の新改札を2020年夏頃の開業を予定しています。
● 西口開発計画
「Ⅱ期工事」の完了後に「西口開発計画」を行います。所沢駅の南西側にある「所沢車両工場」の跡地が対象となります。広域集客型の商業を核とした大規模開発を計画しています。
「所沢駅改良工事」により誕生した橋上駅舎です。
「とこてらす」から見た改札内コンコースです。
改札外の「中央自由通路」です。この南側に「所沢駅東口駅ビル計画」が建設されます。
改札口です。「所沢駅改良工事」で、西口・橋上改札が統合されたので、改札口はこの1ヶ所のみです。「所沢駅東口駅ビル計画」の「Ⅰ期工事」で、商業施設へ直接出入りできる新たな改札口、「Ⅱ期工事」で、南側に改札口が新設されます。
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