ホームドアはここまで進化した! デジタルサイネージ一体型のマルチメディアホームドア 東京急行電鉄が実証実験を開始!
-デジタルサイネージ一体型のマルチメディアホームドア-
私はホームドア大好き人間なのでこのブログでも頻繁に特集しています。前からホームドアの戸袋部分に「デジタルサイネージ」を設置すればいいのにと思っていましたが、遂に登場しました。まさに究極のホームドアです!
「東京急行電鉄、日本信号、三菱電機、旭硝子」は、共同で「デジタルサイネージ一体型のマルチメディアホームドア」を開発し、2016年6月27日より東横線「武蔵小杉駅」で実証実験を開始しました。7月以降大井町線「溝の口駅でも実証実験を開始します。
引用資料 東京急行電鉄(2016/06/23)
デジタルサイネージ一体型のマルチメディアホームドアを共同開発
旭硝子が開発したガラス一体型デジタルサイネージ「infoverre®(インフォベール)」を三菱電機および日本信号が制作するホームドアの戸袋部分に設置し、東急電鉄がコンテンツ配信の仕組みと運用モデルを構築します。
今回の実証実験では、鉄道業界では最大規模となる55インチサイズの「デジタルサイネージ」を組み込んだホームドアを設置し、屋外環境での技術的課題を検証します。
「マルチメディアホームドアイメージ」 です。
ホームドア(東京急行電鉄)
東急大岡山駅(おおおかやまえき)に設置されている東京急行電鉄の従来のタイプのホームドアです。
戸袋移動型ホーム柵の実証実験(西武鉄道)
扉の数や位置が異なる電車に対応し、柵が自在に移動してドアが開閉する「ドラえもんの”どこでもドア”」のようなホームドアの実証実験が、埼玉県所沢市の西武鉄道「新所沢駅」で行われました。実証実験の期間は、2013年8月31日~2014年2月下旬まででした。
従来のホームドアは、ドアの数はもちろんですが、車両の長さやドアの位置がほぼ同じでないと導入出来ません。
これに対して、「戸袋移動型ホーム柵」は、電車の扉の位置にあわせて、ホームドアを収納する戸袋も一緒に移動するのが最大の特徴です。
大開口ホームドア(東京メトロ)
「東京メトロ」は、ドアの位置や幅が異なる車両が混在している路線へのホームドアの早期設置を目指し、二重引き戸による大開口ホームドアの実証実験を行いました。
東京メトロ東西線の「妙典駅(千葉県市川市)」の1番線ホームに、1開口分だけ設置しました。2015年3月7日~2015年9月頃まで、機器運用及び通過列車による風圧の影響等について実証試験を実施しました。
昇降式ホーム柵(JR東日本)
「JR東日本」は、2015年3月28日から、拝島駅の八高線拝島駅上りホーム(5番線)で「昇降式ホーム柵」の試験運用を開始しています。
「ホームドア(可動式ホーム柵)」は、高額な設置コストが、さらなる普及の妨げとなっています。「昇降式ホーム柵」は、安全を確保する「仕切り」が左右にではなく上下に動くものです。
昇降式ホーム柵(JR西日本)
JR西日本の「昇降式ホーム柵」は、ホームドアの代わりにワイヤーロープを設置し、列車のドアが開く際にワイヤーロープを上昇させる方式のホーム柵です。これまでのホームドアとは異なり、車両のドアの位置や数が変わっても対応出来ます。
JR西日本は、神戸線の「六甲道駅」の上り線3番のりばに「昇降式ホーム柵」を設置し、2014年12月13日~2015年3月末まで試行運用を行っていましたが、実用化の目処が立ったため、2015年4月以降も継続設置されています。JR京都線の「高槻駅」にも導入されています。
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