国家戦略特区 野村不動産ホールディングスが「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」周辺の再開発 延床面積は最大50万㎡、総事業費は約3500億円!
-芝浦一丁目建替え(国家戦略特区指定案件)-
「野村不動産ホールディングス」のIR資料や首相官邸の「国家戦略特区」の資料を見ていると「芝浦一丁目建替え」とか「芝浦一丁目地区」が出てきます。
「芝浦一丁目建替え」もしくは「芝浦一丁目地区」は、「野村不動産ホールディングス」が所有する「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」周辺の再開発事業です。「国家戦略特区指定案件」となっています。
● 延床面積は最大50万㎡、総事業費は約3500億円!
昨日(8月9日)の「日本経済新聞」が、「野村不動産ホールディングス」が、浜松町周辺で大規規模な再開発に乗り出すと報じました。
日本経済新聞(2016/08/09)
野村不動産、東京・浜松町で3500億円再開発 2020年にもビル着工
総事業費は約3,500億円、2020年にも着工し、2030年の完成を目指します。オフィス中心の超高層ビル2棟を建て、総延床面積は最大50万㎡の超ビッグプロジェクトになるようです。
浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mのオフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。
現在は、「NREG東芝不動産(野村不動産ホールディングス95%、東芝5%)」が所有し、ビル名は「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」となっています。
「耐震補強・長周期地震動対策工事」が行われ、地震による水平方向の揺れを吸収する「ダイナミックスクリュー」と「オイルダンパー」を、低層階を中心に102ヶ所設置しました。
浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月
(備考) 高さは、最高部166.65m、軒高165.8mという資料もあります。
世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の横アングルです。
「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の大規模な再開発が始ったら ”世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から定点観測しよう!” と思ったのですが、よく考えたら「世界貿易センタービル」も再開発により解体されます・・・
「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を芝浦運河越しの南東側から見た様子です。東芝の本社機能が集中しているようなイメージがありますが、本社機能のかなりの部分が川崎市の「スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)」に移転しています。
現在、東芝の本社機能は、東京都港区の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」と川崎市の「スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)」にあります。
今年の初めまで、東京都江東区の「NBF豊洲ガーデンフロント」にも東芝の本社機能がありましたが、今朝見ると東芝の公式ホームページから消えていました。
東芝は、「不適切会計問題」により、リストラによる事業部や子会社の売却を行いました。「NBF豊洲ガーデンフロント」からも撤退したようです。
「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を芝浦運河越しの南側から見た様子です。このビルを解体するのはもったいないような気もしますが・・・
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